JP4879551B2 - 作業機械のブームエネルギの回生装置及びエネルギの回生装置 - Google Patents

作業機械のブームエネルギの回生装置及びエネルギの回生装置 Download PDF

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本発明は、建設機械等の作業機械のエネルギの回生装置、特に、ブームエネルギの回生装置に関する。
図5に、ブームシリンダを駆動するための代表的な油圧回路の要部を示す。ブームシリンダ10は、作業者の操作レバー14の操作に基づき、コントロール弁16を介して制御される。コントロール弁16は、図の2点鎖線で示した部分に相当しており、この例では、2つのスプール18、20を備えている。
第1のスプール18は2位置4ポートの切換弁で、パイロットポートPp1にパイロット圧が掛かったときにスプリング22に抗して図のB位置からA位置に切り換るようになっている。第2のスプール20は、3位置4ポートの切換弁で、パイロットポートPp3側にパイロット圧が掛かったときに図のD位置、パイロットポートPp4にパイロット圧が掛かったときに図のF位置、どちらのパイロットポートPp3、Pp4にもパイロット圧が掛からなかったときに、スプリング24、26によって図のE位置に位置決めされるようになっている。
ブームシリンダ10を伸長させるとき、すなわち図示せぬブームを上昇させるときは、油路L1にパイロット圧が発生することから、第1のスプール18がA位置、第2のスプール20がD位置にそれぞれ切り換り、油圧ポンプ30、32からの圧油がブームシリンダ10のボトム側12に供給される。
ブームシリンダ10を収縮させるとき、すなわちブームを降下させるときには、操作レバー14の操作により油路L2にパイロット圧が発生することから、第1のスプール18がスプリング22の付勢力によりB位置に、第2のスプール20がF位置にそれぞれ切り換り、第2のスプール20を介してブームシリンダ10のボトム側12の戻り油がドレンされるようになっている。
なお、図の符号36は、ポペット36A付きの保持弁を示している。
一方、特許文献1において、メータアウト側(図5のL3相当のボトム側油路)に回生回路が形成され、戻り油によってポンプモータ(図示略)を駆動することによってブームシリンダ10の回生エネルギを回収するように構成した建設機械が開示されている。
この回生回路は、図示せぬ切り換え弁によって切り換られるようになっており、掘削作業等を行う際には、該回生回路が開かれ、戻り油のエネルギが回収される。一方、微操作作業等を行う際には該回生回路は閉じられ、操作性が重視される。
特開2003−329012号公報
上記建設機械においては、切り換え弁の切り換えは、モニタパネルにて選択された作業モードに依存して行われ、この切り換えによって回生運転、又は操作性重視の運転が切り換えられるようになっていた。
そのため、作業が繁雑であり、運転者によっては、切り換えを必ずしも適正に行わないことがあり、意図された回生ができないことがあるという問題があった。
これについては、作業状態を何らかの方法で検知あるいは判断し、この切り換えを自動的に行わせることも考えられるが、この場合には、運転者の意図せぬタイミングで切換がON−OFF的に行われ、却って操作性が悪化することがあるという問題がある。
この本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、操作性の急変を招くことなく、エネルギ回生量の増大と操作性の向上を高度なレベルで両立させることができる作業機械のエネルギ回生装置、特にブームエネルギの回生装置を提供することをその課題としている。
本発明は、ブームを有する作業部を備え、コントロール弁の切り換えによってブームシリンダを伸長・収縮させ、前記ブームを駆動可能とした作業機械のブームエネルギの回生装置において、前記ブームを下げるときにおける前記ブームシリンダからの戻り油油路を2本以上の油路に分流する分岐部と、分流された一方を、回生位置と遮断位置とを切り換える切換弁及び該切換弁の下流に配置された油圧モータを介してタンクに導く回生回路と、分流された他方を、ポンプとシリンダとの間に配置され前記ブームシリンダへの油路を切り換えるスプールを備えた前記コントロール弁を介してタンクに導く回路と、を備え、且つ前記回生回路の中の前記切換弁を、前記コントロール弁の外側に配置したしたことにより、上記課題を解決したものである。
本発明によれば、ブームシリンダからのオイルの流れを2本の油路に分流し、その内の一方が、回生位置と遮断位置とを切り換える切換弁及び該切換弁の下流に配置された油圧モータを介してタンクに導く回生回路に常に連結されている。
この状態で、当該一方の回生回路と他方の回路に流出する戻り油の流量を制御することにより、ブーム降下速度を制御でき、操作性を向上させることができる。また、回生回路側に流出する戻り油の流量を多く設定することにより、エネルギの回生量を増大させることができる。なお、本発明では、分流された他方の回路によって分流の程度を調整することを基本とするが、回生回路側での流量調整を禁止するものではない。
更に、本発明においては、分流後の前記回生回路がコントロール弁の外部に配置されているため、既存の作業機械に対しては、例えばスプールを交換するというような簡単な手当てのみで、ブームエネルギの回生が可能な作業機械にグレードアップすることができる。また、既存、または新規に関わらず、ブームエネルギの回生に関して、その回生の程度などの設計、あるいは設計変更を非常に容易に行うことができるようになる。
本発明には種々のバリエーションが考えられる。
例えば、前記コントロール弁が、ブームシリンダが所定の位置に保持されているときに、その戻り油の流通を阻止する保持弁を備え、且つ前記分岐部が、該保持弁の下流位置で且つ当該コントロール弁のスプールの上流位置に配置されているようにすると良い。これにより、ブームエネルギの回生回路においてブームを保持するための保持弁を省略することができるようになり、回路をより簡素化できる(後述)。
更に、前記コントロール弁内に2以上のスプールが設けられ、且つその内の2以上のスプールにおいて、前記ブームシリンダからの戻り油油路から分岐された他方を流量制御する流量制御回路が設けられるような構成とすると、ブームエネルギの回生回路の容量が小さいような場合であっても、流量制御回路側の分流量の増減可能量を増大でき、また、ブームエネルギの回生回路の異常時の対応として、緊急時にコントロール弁のみでのブーム降下ができるようになる。
なお、本発明は、特にエネルギ回生の大きいブームシリンダに適用した場合に、最も顕著な効果が得られるが、その適用対象が敢えてブームシリンダのみに限定される必要はなく、回生が可能な種々の油圧シリンダの回生装置に適用可能であり、相応の効果が得られる。
単純な構成で、或いは設計変更で、既存、新規に関わらず、操作性の急変を招くことなく、回生量の増大と操作性の向上とを高度なレベルで両立させることができる。
以下図面に基づいて、本発明に係る作業機械のブームエネルギの回生装置の好適な実施形態の一例について詳細に説明する。
図4に本発明が適用された油圧ショベル(作業機械)80の全体構成を示す。
油圧ショベル80は、下部走行体82、上部旋回体84、及び作業部86を備える。
作業部86は、ブーム88、アーム90、バケット92を備え、上部旋回体84の運転室85の横から片持ち状態でせり出している。作業部86のブーム88、アーム90、バケット92には、これら88、90、92を駆動する油圧シリンダとして、それぞれブームシリンダ10、アームシリンダ94、バケットシリンダ96が組み込まれている。本実施形態では、このうち特に、ブーム88に組み込まれたブームシリンダ10を収縮するときの戻り油油路(メータアウト側の油路)に対して本発明が適用されている。
以下、その油圧回路の要部について詳細に説明する。なお、理解を容易にするために、便宜上、図5を用いて説明した部分と同一又は類似する部分については、同一の符号を付すこととし、重複説明は適宜省略する。
この実施形態では、前記ブーム88を下げるときにおけるブームシリンダ10からの戻り油油路L4を分岐部40において2本の油路L5、L6に分流している。分流した一方は油圧モータ41及び発電機42を介してタンク44に導く回生回路REとされ、分流された他方はオリフィス(流量調整手段)48を介してタンク44に導く流量調整回路FLとされている。回生回路REは、コントロール弁16Aの外側に配置されており、回生手段を構成する前記油圧モータ41及び発電機42のほか、保持弁54、2位置切換弁56、及びパイロット切換弁58から主に構成されている。保持弁54は、操作レバー14の下降操作により発生するパイロット圧P1がパイロット切換弁58を介して印加されたときにのみ油路が開かれるようになっている。2位置切換弁56は、同じくパイロット圧P1がパイロットポートPp5に印加されたときに、図のH側に切り換るようになっている。なお、パイロット切換弁58は、操作レバー14の下降操作がなされたときにスプリング60に抗して図の位置に切り換る電磁弁である。なお、更に、定圧油圧源を1次圧とし、指令に応じた2次圧を発生する電磁比例減圧弁とすることで、流量調整機能を加えた2位置切換弁56を制御すれば、発電機が制御不能な場合のフェールセーフ対応やオーバトルクを防止することが可能となる。
コントロール弁16A内は、3位置切換弁の機能を有する第2スプール20AのF位置における構造が、先の従来例と異なっている。すなわち、先の従来例においては、第2スプール20のF位置においては、ブームシリンダ10のボトム側12からの油路L3の戻り油が直接タンク44にドレンされるようになっていたが、この実施形態では、分流後、油路L5、L3を通ってきた戻り油が、第2のスプール20AのF位置に置いてオリフィス48を介してタンク44にドレンされるようになっている。
第2スプール20Aは、完全ブロック状態の中立位置Eを中心として、伸長位置D及び収縮位置Fに向けてアナログ的に(中間位置を含んで徐々に)切換可能である。従って、オリフィス48は、この第2のスプール20Aの機能により、その流量が可変である。流量調整のためのパラメータは、この実施形態では操作レバー14の動きによって発生するパイロット圧をそのまま用いているが、例えばブームシリンダ10のトップ側13の駆動圧を検出する油圧センサ(図示略)を設け、この駆動圧の情報を加味した上で流量調整がなされるようにすると、更にきめ細かな調整が可能である。
なお、図1の符号62、64は第1、第2油圧ポンプである。
次に、この回生装置の作用を説明する。
この図1の実施形態によれば、ブームシリンダ10が伸長されるとき(ブーム88が上げられるとき)は、操作レバー14の動きに依存してパイロット圧が第1、第2スプール18、20AのパイロットポートPp1及びPp3に印加され、該第1、第2スプール18、20Aは、伸長位置A、Dにそれぞれ位置決めされる。このため、第1、第2油圧ポンプ62、64から吐出された圧油はそれぞれ油路L8、L3を介してポペット付保持弁36に至る。ポペット付き保持弁36では、この圧油によってポペット36Aが図の上方に押し上げられ、圧油は油路L5、L4を介してブームシリンダ10のボトム側12に供給されるため、該ブームシリンダ10が伸長する。
なお、ブームシリンダ10が伸長されるときは、油路L7にパイロット圧P1が発生しないため、保持弁54が閉塞状態とされ、油路L6が閉じた状態とされる。従って、回生回路REは、特に機能しない。
操作レバー14が操作されない中立状態にあるときは、各パイロット圧は全てタンク圧となり、第1、第2スプール18、20AのパイロットポートPp1〜Pp4のいずれにもパイロット圧は導出されない。したがって、該第1、第2スプール18、20Aは、スプリング22、24、26の付勢力によりブロック位置B、Eに位置決めされる。このため、第1、第2スプール18、20Aは全てブロック状態となり、オイルの移動が阻止される。
なお、この状態では、ポペット付き保持弁36では、ポペット36Aの裏側に回り込んだ圧油の押圧力が(ポペット36Aの流入側と背面側の面積差のために)流入側よりも大きくなるため、該ポペット36Aがシート面36Bに押し付けられた状態となっている。そのため、ポペット付き保持弁36を介したオイルの移動が完全に阻止され、ブームシリンダ10のそのときのシリンダ位置が保持されるようになっている。また、回生回路REの保持弁54も閉じたままであるため、この場合も回生回路REは機能しない。
ブームシリンダ10が収縮されるとき(ブーム88が下げられるとき)は、操作レバー14の動きに依存してパイロット圧が第2スプール20AのパイロットポートPp4に印加される。そのため、結局、該第1スプール18は、スプリング22の付勢力によってブロック位置Bに、第2スプール20Aは、収縮位置Fに位置決めされることになる。この結果、第2油圧ポンプ64から吐出された圧油が第2スプール20AのF位置を介して油路L9に至り、ブームシリンダ10のトップ側13に流入してブームシリンダ10が収縮する。
ブームシリンダ10の収縮に伴い、ブームシリンダ10のボトム側12に存在していた圧油は、油路L4を介して分岐部40に至り、ここから油路L5及びL6に分流される。また、ブームシリンダ10が収縮するときは、油路L7にパイロット圧P1が発生するようになるため、保持弁54が開かれ、且つ、2位置切換弁56は回生位置H側に切り換えられる。
この結果、油路L6側に分流された戻り油は、保持弁54及び2位置切換弁56の回生位置Hを介して油路L10に流入し、油圧モータ41を回転させる。このため、該油圧モータ41に接続されている発電機42が回転し、回生電力が図示せぬバッテリに蓄積される。
一方、油路L5側に分流された戻り油は、ポペット付き保持弁36に流入し、それまで面積差によってシート面36Bに押し付けられていたポペット36Aを押し上げるようになる。そのため、戻り油はポペット付き保持弁36を通過することができ、油路L3を介して第2スプール20AのF位置におけるオリフィス48を通り、該オリフィス48によってその流量が調整されながらタンク44にドレンされる。
結局、ブーム88を下げるときにおけるブームシリンダ10からの戻り油は、分岐部40において2本の油路L5、L6に分流され、油路L6側に分流された戻り油は、油圧モータ41を介して発電機42を駆動しながらタンク44に導かれると共に、油路L5側に分流された戻り油は、(可変)オリフィス48を介して流量調整されながらタンク44に導かれることになる。
図5、図1を比較すれば明らかなように、この実施形態では、回生回路REをコントロール弁16Aの外側に設けているため、コントロール弁16側では、その第2スプール20を、そのF位置において可変オリフィス48を備えたもの(20A)に変更するだけでよい。そのため、既存、新規のいずれの場合であっても、簡単な設計変更でブームシリンダ10の回生エネルギを回収することができる。
図2に本発明の他の実施形態を示す。
この実施形態が先の実施形態と異なる点は、分岐部70がポペット付保持弁36の下流側(ブームシリンダ10の戻り油の流れという観点で見た場合:第1、第2ポンプ62、64から見た場合は上流側)で、コントロール弁16B内の第2スプール20Aの上流位置(同:第1、第2ポンプ62、64から見た場合は下流位置)に設定されていることである。戻り油はここで2本の油路L11とL12に分流される。また、保持弁54が省略されている。
この結果、分岐部70を挟んだL3→L12の油路では、先の図1の実施形態と全く同様の構成が形成されるため、同様の作用がなされる。一方、L3→L11の油路では、先の図1の実施形態における油路L6上の保持弁54を省略した構成と同様の構成が形成される。保持弁54が省略されても、ポペット付保持弁36がその機能を兼用するため、図1の実施形態における作用とほぼ同等の作用が得られる。
このように、この実施形態に係る作業機械は、図1の実施形態における保持弁54を省略することができ、全体の構成をより簡素化できる利点がある。
図3に本発明の更に他の実施形態を示す。
この実施形態は、図2に示した実施形態をベースとし、コントロール弁16C内の第1スプール18Aを3位置切換弁の機能を有するスプールとした点に特徴がある。このため、該第1スプール18AのパイロットポートPp2には操作レバー14をブーム下降側に操作したときに発生するパイロット圧が導入されている。
この第1スプール18Aは、操作レバー14がブーム上昇側に操作されたときにA位置、操作レバー14がブーム下降側に操作されたときにC位置、操作レバー14がブーム保持の状態(上昇操作も下降操作もなされない状態)に維持されたときに、スプリング21、22によりB位置(ブロック位置)に保持されるようになっている。第2スプール20Aと同様に、この第1スプール18Aも、完全ブロック状態の中立位置Bを中心として、伸長位置A及び収縮位置Cに向けてアナログ的に(中間位置を含んで徐々に)切換可能である。従って、オリフィス74は、この第1のスプール18Aの機能により、その流量が可変である。
そのため、この実施形態では、分岐部が、図2の70のほか、符号72で示す位置にも形成されることになる。即ち、先ず分岐部72によって第1流量調整回路FL1側(油路L13)と回生回路RE側(油路L3)とに分流され、更に分岐部70にて、第2流量調整回路FL2側(油路L12)と回生回路RE側(油路L11)とに分流される構成である。この結果、ブームシリンダ10の収縮時には、第2スプール20AのF位置のほか、第1スプール18AのC位置においてもブームシリンダ10のボトム側12の戻り油を(流量調整しながら)ドレンさせることができるようになり、特に、回生回路REの容量が小さい場合に、流量調整回路FL(FL1+FL2)側に流れる戻り油の量を増大できる。また、回生回路RE側に何らかの異常が発生した場合においても、コントロール弁16C側のみでブーム88を降下させることもできるようになる。
ブームを有する作業部を備え、ブームシリンダの伸長・収縮によって前記ブームを駆動可能な作業機械の回生装置に特に有効に適用可能である。しかしながら、本発明は、その適用対象を敢えてブームシリンダのみに限定する必要はなく、回生が可能な種々の油圧シリンダの回生装置に適用可能であり、相応の効果が得られる。
本発明に係るブームエネルギの回生装置の実施形態の一例の要望構成を示すスケルトン図 他の実施形態の要部構成を示すスケルトン図 更に他の実施形態の要部構成を示すスケルトン図 本発明が適用された油圧ショベル(作業機械)の全体構成を示す正面図 従来の代表的なブーム駆動用の油圧回路の要部構成を示す図スケルトン図
符号の説明
12…ブームシリンダ
16A、16B、16C…コントロール弁
18、18A…第1スプール
36…ポペット付き保持弁
20A…第2スプール
40、70、72…分岐部
80…油圧ショベル
88…ブーム
48、74…オリフィス(流量調整手段)
41…油圧モータ(回生手段)
42…発電機(回生手段)
44…タンク
54…保持弁
RE…回生回路
FL、FL1、FL2…流量調整回路

Claims (6)

  1. ブームを有する作業部を備え、コントロール弁の切り換えによってブームシリンダを伸長・収縮させ、前記ブームを駆動可能とした作業機械のブームエネルギの回生装置において、
    前記ブームを下げるときにおける前記ブームシリンダからの戻り油油路を2本以上の油路に分流する分岐部と、
    分流された一方を、回生位置と遮断位置とを切り換える切換弁及び該切換弁の下流に配置された油圧モータを介してタンクに導く回生回路と、
    分流された他方を、ポンプとシリンダとの間に配置され前記ブームシリンダへの油路を切り換えるスプールを備えた前記コントロール弁を介してタンクに導く回路と、
    を備え、且つ
    前記回生回路の中の前記切換弁を、前記コントロール弁の外側に配置したことを特徴とする作業機械のブームエネルギの回生装置。
  2. 請求項1において、 前記コントロール弁が、ブームシリンダが所定の位置に保持されているときに、その戻り油の流通を阻止する保持弁を備え、且つ
    前記分岐部が、該保持弁の下流位置で且つ当該コントロール弁の前記スプールの上流位置に配置されていることを特徴とする作業機械のブームエネルギの回生装置。
  3. 請求項1または2において、 前記コントロール弁内に2以上の前記スプールが設けられ、且つ その内の2以上のスプールにおいて、前記ブームシリンダからの戻り油油路から分岐された他方を流量制御する流量制御回路が設けられていることを特徴とする作業機械のブームエネルギの回生装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記切換弁は、前記遮断位置に切り換えられると、前記タンクと前記油圧モータとの間で循環回路を形成することを特徴とする作業機械のブームエネルギの回生装置。
  5. 作業部の動きに対応して戻り油を流出させる駆動部を備え、コントロール弁の切り換えによって前記作業部を駆動可能とした作業機械のエネルギの回生装置において、
    前記駆動部からの戻り油油路を2本以上の油路に分流する分岐部と、
    分流された一方を、回生位置と遮断位置とを切り換える切換弁及び該切換弁の下流に配置された油圧モータを介してタンクに導く回生回路と、
    分流された他方を、ポンプとシリンダとの間に配置され前記駆動部への油路を切り換えるコントロール弁を介してタンクに導く回路と、を備え、且つ
    前記回生回路の中の前記切換弁を、前記コントロール弁の外側に配置したことを特徴とする作業機械のエネルギの回生装置。
  6. 請求項5において、
    前記切換弁は、前記遮断位置に切り換えられると、前記タンクと前記油圧モータとの間で循環回路を形成することを特徴とする作業機械のエネルギの回生装置。
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