JPH0748761Y2 - 油圧ショベルの操作装置 - Google Patents

油圧ショベルの操作装置

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JPH0748761Y2
JPH0748761Y2 JP1989072237U JP7223789U JPH0748761Y2 JP H0748761 Y2 JPH0748761 Y2 JP H0748761Y2 JP 1989072237 U JP1989072237 U JP 1989072237U JP 7223789 U JP7223789 U JP 7223789U JP H0748761 Y2 JPH0748761 Y2 JP H0748761Y2
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JP
Japan
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pilot
rotary
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ports
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諭 宮岡
和人 藤山
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、油圧ショベルの限られた複数通りの操作方
式を変換できる操作装置に対して、さらに別の操作方式
を付加できる操作装置に関する。
従来の技術 第3図は、油圧ショベルの側面図である。図において、
1は下部走行体、2は上部旋回体、3はブーム、4はア
ーム、5はバケットであり、これらは走行モータ(図示
はない)、旋回モータ6、ブームシリンダ7、アームシ
リンダ8、バケットシリンダ9によって作動される。ま
た、10は上部旋回体2にそなえられている運転室であ
る。第4図は、第3図内の運転室10の内部を示す斜視図
である。図において、11,12は左右の走行用操作レバ
ー、13,14は左右の作業機用操作レバー、15は運転席、6
0は従来技術の操作方式切替弁、61は切替弁60のケーシ
ング、62はロータリスプール、63は切替レバーである。
第5図は、従来技術操作装置を示す油圧回路図である。
図において、21,22はそれぞれ油圧ポンプ、23,24はそれ
ぞれ左右の走行用制御弁、25はブーム用制御弁、26はア
ーム用制御弁、27はバケット用制御弁、28は旋回用制御
弁、20は油タンクである。第6図は、切替弁60の内部を
示すたて断面図である。
ところで、この種の油圧ショベルは数社で製造されてい
るが、その操作方法、とくに左右の作業機用操作レバー
13,14の操作方向A,〜,Hと、それによって操作される上
記各シリンダ7,8,9および旋回モータ6との対応関係が
メーカ毎に異なっている。このためたとえば甲社の操作
方式に慣れた運転者が他社の操作方式で操作する場合、
不慣れのために操作が円滑にできず、作業能率が低下す
ることがある。
因みに油圧ショベルにおいて、現在汎用されている代表
的な操作方式として4通りのものが挙げられる。そのた
めに1台の機械において、簡単な切替操作で数通り(代
表的な4通り)の操作方式を任意に選択できるものが使
用されている。
ここで、従来技術操作装置の機能を第3図〜第6図につ
いて述べる。操作方式切替弁60は、作業機用操作レバー
13,14によってそれぞれ操作される複数のパイロツト弁3
1,〜,38と、複数の油圧アクチュエータ6,〜,9を制御す
る各方向制御弁25,〜,28のそれぞれパイロットポート25
a,25b,26a,26b,27a,27b,28a,28bとを接続するパイロッ
ト配管の途中に設けられている。そして、表面が横断面
八角形を呈するケーシング61内にロータリスプール62が
所定の角度範囲(たとえば45°ずつ)で4ポジションa,
〜,bに回転変位自在に挿入されて構成されている。ケー
シング61の表面に形成された8個の面にはそれぞれ入力
ポートR1,〜,R8が順次軸方向ならびに周方向に一定ピ
ッチずつずらした配置で設けられ、かつ、これら8個の
入力ポートR1,〜,R8に対して直径方向に対向する配置
(図示なし)で8個の出力ポートC1,〜,C8が設けられ
ている。
それで、入力ポートR1と出力ポートC1について説明す
ると、ロータリスプール62がポジションbおよびdの時
に入力ポートR1と出力ポートC1とが互いに連通され、
ポジションaの時に入力ポートR1および出力ポートC1
がそれぞれ他のセクションの出力ポートC5および入力
ポートR5に連通され、ポジションCの時に入力ポート
1がさらに他のセクションの出力ポートC6に連通され
るとともに、出力ポートC1が入力ポートR5に連通され
る。
すなわち操作方式切替弁60は4通りの各ポジションa,
〜,cにおける各入力ポートR1,〜,R8と、各出力ポート
1,〜,C8との関係を示せば、下記の表1の如くなる。
考案が解決しようとする課題 従来技術の操作方式切替弁は、最大限として代表的な4
通りの操作方式を任意に選択できるように構成されてい
る。ところが実際に使用されている操作方式では、上記
4通り以外にさらに複数通りの他の操作方式が存在す
る。そこで従来技術の操作装置にさらに他の複数操作方
式を追加する手段として、たとえば前記切替弁用ケーシ
ングの横断面八角形を十角形以上に形成して、他のポジ
ションを追加すると、その切替弁の形状が全体的に過大
となり、油圧ショベルに配置するとき空間占有容量に問
題があった。また切替弁製作時に、内部油路の形成が複
雑となり加工困難となっていた。
この考案は上記の課題を解決し、切替弁用ロータリスプ
ールの回転操作に加えて、軸方向のストローク操作を行
うことにより切替弁の過大化を防ぐとともに、さらに別
の操作方式を追加可能とした操作装置を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 イ.本考案の操作装置では、ロータリスプールを所定の
角度範囲で回転変位させて複数ポジションに切換えるよ
うにしている操作方式切換弁のロータリスプールをさら
に軸方向に所定のストローク量だけ移動可能に形成し、 ロ.上記ロータリスプールの軸方向ストローク変位位置
に、ロータリスプール回転操作時の複数操作方式と異な
る別の操作方式を設定し、 ハ.スプールの回転変位操作によって得られるポジショ
ンと、軸方向ストローク変位操作によって得られるポジ
ションのうち、所要のポジションを選択するように構成
した。
作用 イ.ロータリスプールをストローク操作しない基準位置
にて、この考案の切替弁を単に回転操作すると、従来技
術同様の代表的な複数の操作方式を発揮することができ
る。
ロ.上記イ項の基準位置にあるロータリスプールを所定
の角度変位位置に決め、その状態のまま上記ロータリス
プールを軸方向に、距離Sだけストローク操作する。そ
れにより上記ロータリスプールは、切替弁内の一部接続
変換位置に切り替わるので、ロータリスプール回転操作
時の複数操作方式と異なる別の操作方式を追加設定でき
る。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図は、この考案にかかる操作装置を示す油圧回
路図である。図において、従来技術と同一構成要素を使
用するものに対しては同符号を付す。64は切替弁であ
る。第2図は、この考案にかかる切替弁64の内部を示す
たて断面図である。図において、65は切替弁64のケーシ
ング、66はロータリスプール、67は切替レバー、イ,
〜,ヘはそれぞれケーシング65に設けた入力ポートまた
は出力ポート、ト,〜,ルはそれぞれロータリスプール
66に穿設した通路(油路)である。
次に、この考案にかかる操作装置の構成を第1図および
第2図について述べる。所定の角度範囲(たとえば45°
ずつ)で複数ポジションa,〜,dに回転変位可能にロータ
リスプールをそなえている操作方式切替弁64のロータリ
スプール66を、さらに軸方向に所定のストローク量Sだ
け移動可能に形成した。また、切替弁64用ケーシング65
のポジションe相当位置の入力ポートをすべてそれぞれ
入力ポートR1,〜,R8に連通、かつ出力ポートのうち一
部をそれぞれC1,C2,C5,C6に連通せしめ、出力ポートQ
3,Q4,Q7,Q8を追加して設けた。また、ロータリスプール
66には上記ケーシング65に追加して設けた出力ポートQ
3,Q4,Q7,Q8と入力ポートR7,R8,R3,R4との接続関係を設
定可能に通路を穿設した。そして、上記ロータリスプー
ル66を軸方向に距離Sだけストローク操作させたとき前
記代表的(4通り)操作方式と異なる別の操作方式を追
加設定できるように構成した。
次に、この考案にかかる操作装置の作用機能について述
べる。ロータリスプール66をストローク操作しない切替
レバー67の基準位置オにて、その切替レバー67を単に回
転操作すると、従来技術同様の代表的な複数の操作方式
を発揮することができる。たとえばパイロット弁38から
導出されるパイロット圧は、油路68、入力ポートR3
ポジションaにおけるロータリスプール66内油路69,出
力ポートC7、油路71を経て、制御弁28のパイロットポ
ート28aに作用する。上記基準位置(第2図におけるオ
位置の状態)にあるロータリスプール66を所定の角度変
位位置(特に図示はない)に決め、その状態のまま軸方
向に(距離Sだけ)ストローク操作する。それにより切
替弁64は一部接続変換位置(ポジションe)に切替わ
る。そこでたとえばパイロット弁38から導出されるパイ
ロット圧は、油路68、入力ポートR3、ロータリスプー
ル66内油路72、出力ポートQ7、油路74を経て制御弁27
のパイロットポート27aに作用するようになる。上記の
ようにロータリスプール66とストローク操作することに
より、ロータリスプール回転操作時の代表的複数操作方
式と異なる別の操作方式を追加設定できる。
考案の効果 従来技術の操作方式に配置されている操作方式切替弁
は、油圧ショベルに対する配置上の問題や製作時の加工
問題などにより、最大限として代表的な4通りの操作方
式にしか変換できなかった。ところが実際に使用されて
いる操作方式では、上記4通り以外にさらに複数通りの
他の操作方式が存在する。上記の課題に対してこの考案
にかかる操作装置では、所定の角度範囲で複数ポジショ
ンに回転変位可能にロータリスプールをそなえている切
替弁のロータリスプールをさらに軸方向に所定のストロ
ーク量だけ移動できるように形成した。それにより、ロ
ータリスプール回転操作時の代表的複数操作方式と異な
る別の操作方式を追加設定できるようになった。
したがって本考案の操作装置をそなえた油圧ショベルで
は、操作装置を大形化することなく、多数種の相異なる
油圧ショベルの運転操作方式に対して、対応することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる操作装置を示す油圧回路図、
第2図はこの考案の切替弁内部を示すたて断面図、第3
図は油圧ショベルの側面図、第4図は第3図内運転室の
内部を示す斜視図、第5図は従来技術操作装置を示す油
圧回路図、第6図は従来技術の切替弁内部を示すたて断
面図である。 6……旋回モータ 7……ブームシリンダ 8……アームシリンダ 9……バケットシリンダ 13,14……左,右操作レバー 23,〜,28……制御弁 60,64……切替弁 61,65……ケーシング 62,66……ロータリスプール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ショベルにおけるブームシリンダ、ア
    ームシリンダ、バケットシリンダ、旋回モータの各作業
    機用アクチュエータの作動を制御する所要数のパイロッ
    ト式制御弁と、これら各制御弁のパイロットポートに対
    応する所要数のパイロット弁と、これらのパイロット弁
    を操作する複数の操作レバーと、上記各制御弁のパイロ
    ットポートと各パイロット弁とを接続する1個の操作方
    式切換弁を具備し、その切換弁用ケーシング内にロータ
    リスプールが所定の角度範囲で複数ポジションに回転変
    位自在に挿入されて構成され、上記ケーシングに各パイ
    ロット弁に別個に接続される所要数の入力ポートと、上
    記各パイロットポートに別個に接続される所要数の出力
    ポートとが軸方向ならびに周方向に所定の間隔で設けら
    れ、ロータリスプールには複数の径方向の穴と複数の軸
    方式の穴とを連通させてなる複数の通路が各ポジション
    毎に各入力ポートと出力ポートの接続関係を変換する配
    置で設定構成されている操作装置において、上記操作方
    式切換弁のロータリスプールをさらに軸方向に所定のス
    トローク量だけ移動可能に形成し、上記ロータリスプー
    ルの軸方向ストローク変位位置に、ロータリスプール回
    転操作時の複数操作方式と異なる別の操作方式を設定
    し、スプールの回転変位操作によって得られるポジショ
    ンと、軸方向ストローク変位操作によって得られるポジ
    ションのうち、所要のポジションを選択するようにした
    ことを特徴とする油圧ショベルの操作装置。
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