JP2515756Y2 - スライド操作型電気部品 - Google Patents

スライド操作型電気部品

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JP2515756Y2
JP2515756Y2 JP7508492U JP7508492U JP2515756Y2 JP 2515756 Y2 JP2515756 Y2 JP 2515756Y2 JP 7508492 U JP7508492 U JP 7508492U JP 7508492 U JP7508492 U JP 7508492U JP 2515756 Y2 JP2515756 Y2 JP 2515756Y2
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JP
Japan
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strip
sliding body
shaped projection
metal cover
case
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JP7508492U
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JPH0638134U (ja
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伸之 二宮
学 島岡
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、摺動体を収納したケー
スの開口を金属カバーにて蓋閉し、該金属カバーのばね
性を利用してクリック機構を実現したスライドスイッチ
等のスライド操作型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】スライドスイッチのオン・オフ切換えを
操作者が手指で知覚できるようにするためのクリック機
構は、従来より種々提案されているが、小型のスライド
スイッチで適度なクリック感(切換え節度感)を生起さ
せたい場合には、摺動体を収納するケースに取り付けて
該ケースの開口を蓋閉する金属カバーに、一対の切れ込
みを入れて帯状突起を形成し、この帯状突起を板ばねと
して摺動体のクリック用段部と係脱させるという構造が
広く採用されている。
【0003】図4は、このようなクリック機構を採用し
た従来のスライドスイッチを示す外観図で、内底面に固
定接点(図示せず)を設けて外方へ端子1aを突設した
有底箱形のケース(ウェハ)1と、上記固定接点に接離
させるための可動接点(図示せず)を付設し、ケース1
内にスライド可能に収納されてケース1外へ操作子2a
を突設した摺動体2と、一対の切れ込み3a,3bの間
に帯状突起3cを形成し、上記内底面を臨むケース1の
開口1bを蓋閉する金属カバー3とによって構成されて
いるこのスライドスイッチは、操作子2aを介して摺動
体2をスライド操作すると、この摺動体2に設けたクリ
ック用段部(図示せず)が金属カバー3の帯状突起3c
に係脱してクリック感が生起されるようになっており、
かかる摺動体2のスライド操作が円滑に行えるようにす
るため、帯状突起3cには適度なばね性が付与されてい
る。また、金属カバー3は幅寸法が無視できる切れ込み
3a,3bを入れることによって帯状突起3cを形成し
ており、この帯状突起3cの周縁部に大きな隙間を設け
る必要がないので、ケース1内への塵埃の侵入を防止す
る防塵効果が高く、よって塵埃の付着に起因する導通不
良が起こりにくくなっている。そして、このようなクリ
ック機構は、クリック用の板ばねを別途付設する必要が
なく、構成も簡単なので、スライドスイッチ以外の他の
スライド操作型電気部品においても、小型薄型化やコス
トダウンを図るうえで好敵とされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のクリック機構は、帯状突起3cの幅寸法がプレ
ス成形時に僅かに増大して切れ込み3aや切れ込み3b
の破断面どうしが引っ掛かりやすく、そのため帯状突起
3cの両端部(基部)において、切れ込み3a,3bの
破断面に帯状突起3cが食い込んでばね性が失われ、摺
動体2が円滑にスライド操作できなくなる虞があった。
また、切れ込み3a,3bの破断面に帯状突起3cが食
い込むと、摺動体2が帯状突起3cを押し上げたときに
金属カバー3全体が押し上げられるので、上述した従来
のクリック機構は金属カバー3の天面側にクリアランス
を確保しておかなければならないが、その場合、プリン
ト基板に実装したスライドスイッチをフレーム等の他の
部材と該プリント基板とで挟持して取付強度を高めるこ
とができなくなるなど、取付構造が制約されるという不
具合があった。
【0005】本考案はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、クリック機構が操作性や取
付構造に悪影響を及ぼさないスライド操作型電気部品を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した本考案の目的
は、内底面を臨む開口を有する有底箱形のケースと、該
ケース内にスライド可能に収納された摺動体と、一対の
切れ込みの間に上記摺動体に弾接可能な帯状突起を有し
て上記ケースの上記開口を蓋閉する金属カバーとを備
え、上記摺動体がスライド操作時に上記帯状突起に係脱
してクリック感が生起されるスライド操作型電気部品に
おいて、上記金属カバーに、上記帯状突起の一側縁を形
成する短寸な第1の切れ込みと、該帯状突起の他側縁を
形成しつつ該他側縁の両端を延長してなる長寸な第2の
切れ込みと、該第2の切れ込みから見て上記帯状突起側
とは反対側に位置し上記摺動体から離間する向きに突出
するリブとを設けることによって達成される。
【0007】
【作用】上記手段によれば、金属カバーのうち第2の切
れ込みに隣接する部分にばね性が付与され、かつ当該部
分は短寸な帯状突起を除いてプレス成形が不要なので第
2の切れ込みの破断面どうしが引っ掛かる心配もなく、
そのため摺動体が帯状突起に係脱すると、該帯状突起側
で第2の切れ込みに隣接する部分を確実に弾性変形させ
ることができる。また、該金属カバーにはリブが突設し
てあるので、このスライド操作型電気部品をプリント基
板上に押えつけるために該リブにフレーム等の他の部材
を当接させても、該金属カバーの上記弾性変形は阻害さ
れない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。ここで、図1は実施例たるスライドス
イッチの外観図、図2は該スライドスイッチに用いた金
属カバーの動作説明図、図3は該スライドスイッチをプ
リント基板とフレームとで挟持した状態を示す側面図で
ある。
【0009】これらの図に示すスライドスイッチ4は、
内底面に固定接点(図示せず)を設けて外方へ端子5a
を突設した有底箱形のケース(ウェハ)5と、上記固定
接点に接離させるための可動接点(図示せず)を付設
し、ケース5内にスライド可能に収納されてケース5外
へ操作子6aを突設した摺動体6と、上記内底面を臨む
ケース5の開口5bを蓋閉する金属カバー7とによって
構成されており、この金属カバー7には、短寸な第1の
切れ込み7aと、長寸な第2の切れ込み7bと、両切れ
込み7a,7bによって両側縁が形成されている帯状突
起7cと、第2の切れ込み7bから見て帯状突起7c側
とは反対側に位置し摺動体6から離間する向きに突出す
るリブ7dとが設けてある。
【0010】このように構成されたスライドスイッチ4
は、短寸な帯状突起7cを単独で弾性変形させることは
困難であるが、金属カバー7のうち第2の切れ込み7b
に隣接する部分に適度なばね性が付与されているので、
操作子6aを介して摺動体6をスライド操作し、この摺
動体6に設けたクリック用段部(図示せず)を帯状突起
7cに係脱させると、金属カバー7は帯状突起7c側で
第2の切れ込み7bに隣接する板ばね部7eが図2
(a),(b)に示すように弾性変形する。また、短寸
な帯状突起7cを除いて、金属カバー7は第2の切れ込
み7bに隣接する部分をプレス成形する必要がないの
で、第2の切れ込み7bの破断面どうしが引っ掛かる心
配はなく、そのため板ばね部7dが第2の切れ込み7b
の破断面に食い込んでばね性が失われる虞はない。した
がって、摺動体6の上記クリック用段部を帯状突起7c
に係脱させると、金属カバー7の板ばね部7eは確実に
弾性変形し、摺動体6を常に円滑にスライド操作するこ
とができる。
【0011】しかも、金属カバー7には第2の切れ込み
7bの反帯状突起7c側にリブ7dが突設してあるの
で、図3に示すように、このスライドスイッチ4をプリ
ント基板8上に実装した後、リブ7dにフレーム9を当
接させてスライドスイッチ4をプリント基板8に向けて
押しつけても、金属カバー7の板ばね部7eの上方には
クリアランス10が確保でき、よって板ばね部7eの弾
性変形は阻害されない。すなわち、このスライドスイッ
チ4は、単にプリント基板8上に搭載して取り付けても
良いが、プリント基板8とフレーム9とで挟持して取付
強度を高めても良いので、信頼性の高い取付構造が採用
できるという利点がある。
【0012】なお、上記実施例ではスライドスイッチに
ついて例示したが、スライド型可変抵抗器等の他のスラ
イド操作型電気部品についても本考案は適用可能であ
る。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、摺動体を収納した
ケースの開口を蓋閉する金属カバーに長寸な切れ込みを
入れて、該切れ込みの片側にクリック感を生起するため
の短寸な帯状突起を設けるとともに、他側にクリアラン
スを確保するためのリブを突設した本考案によれば、金
属カバーのうち該切れ込みに隣接する部分にばね性が付
与され、かつ該切れ込みの破断面どうしが引っ掛かる心
配もないので、摺動体が帯状突起に係脱すると、該帯状
突起側で上記切れ込みに隣接する部分を確実に弾性変形
させることができ、よって摺動体を常に円滑にスライド
操作させることができて操作性が向上するという優れた
効果を奏し、また、このスライド操作型電気部品をプリ
ント基板上に押えつけるために金属カバーのリブにフレ
ーム等の他の部材を当接させても、該金属カバーの上記
弾性変形は阻害されないので、取付強度の高い取付構造
が採用できて設計自由度も広がるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例たるスライドスイッチの外観図である。
【図2】該スライドスイッチに用いた金属カバーの動作
説明図である。
【図3】該スライドスイッチをプリント基板とフレーム
とで挟持した状態を示す側面図である。
【図4】従来例を示す外観図である。
【符号の説明】
4 スライドスイッチ 5 ケース(ウェハ) 5b 開口 6 摺動体 7 金属カバー 7a 第1の切れ込み 7b 第2の切れ込み 7c 帯状突起 7d リブ 7e 板ばね部 8 プリント基板 9 フレーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内底面を臨む開口を有する有底箱形のケ
    ースと、該ケース内にスライド可能に収納された摺動体
    と、一対の切れ込みの間に上記摺動体に弾接可能な帯状
    突起を有して上記ケースの上記開口を蓋閉する金属カバ
    ーとを備え、上記摺動体がスライド操作時に上記帯状突
    起に係脱してクリック感が生起されるスライド操作型電
    気部品において、上記金属カバーに、上記帯状突起の一
    側縁を形成する短寸な第1の切れ込みと、該帯状突起の
    他側縁を形成しつつ該他側縁の両端を延長してなる長寸
    な第2の切れ込みと、該第2の切れ込みから見て上記帯
    状突起側とは反対側に位置し上記摺動体から離間する向
    きに突出するリブとを設けたことを特徴とするスライド
    操作型電気部品。
JP7508492U 1992-10-28 1992-10-28 スライド操作型電気部品 Expired - Lifetime JP2515756Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7508492U JP2515756Y2 (ja) 1992-10-28 1992-10-28 スライド操作型電気部品
CN 93119436 CN1037554C (zh) 1992-10-28 1993-10-28 滑动型电气部件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7508492U JP2515756Y2 (ja) 1992-10-28 1992-10-28 スライド操作型電気部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0638134U JPH0638134U (ja) 1994-05-20
JP2515756Y2 true JP2515756Y2 (ja) 1996-10-30

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CN (1) CN1037554C (ja)

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CN1087201A (zh) 1994-05-25
JPH0638134U (ja) 1994-05-20
CN1037554C (zh) 1998-02-25

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