JP2515627Y2 - 小型作業機 - Google Patents
小型作業機Info
- Publication number
- JP2515627Y2 JP2515627Y2 JP1988046915U JP4691588U JP2515627Y2 JP 2515627 Y2 JP2515627 Y2 JP 2515627Y2 JP 1988046915 U JP1988046915 U JP 1988046915U JP 4691588 U JP4691588 U JP 4691588U JP 2515627 Y2 JP2515627 Y2 JP 2515627Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- working machine
- lip
- pipe
- small working
- drive shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、小型作業機に関するものであり、一層詳
細には、小型エンジンなどを駆動機構として背負式ある
いは手持ち式などで作業を行えるようにした小型作業機
の改良に関するものである。
細には、小型エンジンなどを駆動機構として背負式ある
いは手持ち式などで作業を行えるようにした小型作業機
の改良に関するものである。
従来より、ドライブシャフトパイプの先端部に配設し
た作業手段をドライブシャフトおよびフレキシブルシャ
フトを介してエンジンなどの駆動機構に接続することに
より構成した小型作業機は、作業性が良好なことから軽
便な背負式あるいは手持ち式などの作業機として広範に
採用されている。
た作業手段をドライブシャフトおよびフレキシブルシャ
フトを介してエンジンなどの駆動機構に接続することに
より構成した小型作業機は、作業性が良好なことから軽
便な背負式あるいは手持ち式などの作業機として広範に
採用されている。
ところで、この形式の小型作業機は、第３図に示すよ
うに、作業者が把持するドライブシャフトパイプ１の端
部とフレキシブルシャフト３のライナ５端部とは弾性グ
リップ部材７で被覆したジョイントパイプ９を介して接
続されているが、ライナ５の端部金具11に周設した凹溝
13にボルト部材15を装着することによりドライブシャフ
トパイプ１をある程度回動し得るように構成しているた
め、ライナ５とフレキシブルシャフト３との間に充填し
たグリスなどの潤滑油が作業時におけるフレキシブルシ
ャフトの温度上昇により軟化しジョイントパイプ９と端
部金具11との間から漏洩して作業者の衣服を汚してしま
うことがある。
うに、作業者が把持するドライブシャフトパイプ１の端
部とフレキシブルシャフト３のライナ５端部とは弾性グ
リップ部材７で被覆したジョイントパイプ９を介して接
続されているが、ライナ５の端部金具11に周設した凹溝
13にボルト部材15を装着することによりドライブシャフ
トパイプ１をある程度回動し得るように構成しているた
め、ライナ５とフレキシブルシャフト３との間に充填し
たグリスなどの潤滑油が作業時におけるフレキシブルシ
ャフトの温度上昇により軟化しジョイントパイプ９と端
部金具11との間から漏洩して作業者の衣服を汚してしま
うことがある。
しかるに、このような潤滑油漏れを回避する手段とし
て、端部金具11の所定箇所にＯリング17を装着したり、
あるいはジョイントパイプ端部に別体のカバー部材19を
装着するなどの工夫がなされているが、Ｏリングの場合
は端部金具への溝付け加工が必要になるため製造コスト
が上昇しまたカバー部材の場合は潤滑油漏れを確実に阻
止できないという問題もあった。
て、端部金具11の所定箇所にＯリング17を装着したり、
あるいはジョイントパイプ端部に別体のカバー部材19を
装着するなどの工夫がなされているが、Ｏリングの場合
は端部金具への溝付け加工が必要になるため製造コスト
が上昇しまたカバー部材の場合は潤滑油漏れを確実に阻
止できないという問題もあった。
一方、このジョイントパイプの外周に装着した弾性グ
リップ部材の端部をライナの端部金具外周に延設してこ
の延設端部の外周をリング部材で緊締することも行われ
ているが、ドライブシャフトパイプがある程度回動し得
るような構成であるため、前述と同様に潤滑油漏れを確
実に阻止できないという問題があった。
リップ部材の端部をライナの端部金具外周に延設してこ
の延設端部の外周をリング部材で緊締することも行われ
ているが、ドライブシャフトパイプがある程度回動し得
るような構成であるため、前述と同様に潤滑油漏れを確
実に阻止できないという問題があった。
そこで、この考案では、このような小型作業機におけ
るジョイントパイプの外周に装着した弾性グリップ部材
延設端部の内周面に複数のリップ状部を突設してこれら
のリップ状部の離間部に対応する延設端部外周をリング
部材で緊締することにより、潤滑油漏れを確実にを阻止
できるようにしたものである。
るジョイントパイプの外周に装着した弾性グリップ部材
延設端部の内周面に複数のリップ状部を突設してこれら
のリップ状部の離間部に対応する延設端部外周をリング
部材で緊締することにより、潤滑油漏れを確実にを阻止
できるようにしたものである。
この考案に係る小型作業機では、フレキシブルシャフ
トの温度上昇などにより軟化した潤滑油の漏洩は、グリ
ップ部材の延設端部内周面に突設された複数のリップ状
部と、これらのリップ状部の離間部に対応する延設端部
外周を緊締したリング部材との相乗効果により確実に阻
止されるものである。
トの温度上昇などにより軟化した潤滑油の漏洩は、グリ
ップ部材の延設端部内周面に突設された複数のリップ状
部と、これらのリップ状部の離間部に対応する延設端部
外周を緊締したリング部材との相乗効果により確実に阻
止されるものである。
次に、本考案に係る小型作業機の好適な実施例につき
添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、説
明の都合上、従来と同様の構成部品については同一の符
号を使用するものとする。
添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、説
明の都合上、従来と同様の構成部品については同一の符
号を使用するものとする。
第１図および第２図において、本考案に係る小型作業
機は、ドライブシャフトパイプ１端部をジョイントパイ
プ９を介してフレキシブルシャフトライナ５の端部金具
11に接続するが、前記ジョイントパイプ９外周にはゴム
などの弾性部材を素材とするグリップ部材７を装着す
る。そしてこのグリップ部材７の端部20を前記端部金具
11外周に延設するとともにこの延設端部20の内周面に複
数のリップ状部22、22を突設し、さらにこれらのリップ
状部22、22を端部金具11に密着保持させる。
機は、ドライブシャフトパイプ１端部をジョイントパイ
プ９を介してフレキシブルシャフトライナ５の端部金具
11に接続するが、前記ジョイントパイプ９外周にはゴム
などの弾性部材を素材とするグリップ部材７を装着す
る。そしてこのグリップ部材７の端部20を前記端部金具
11外周に延設するとともにこの延設端部20の内周面に複
数のリップ状部22、22を突設し、さらにこれらのリップ
状部22、22を端部金具11に密着保持させる。
そしてこの場合、前記リップ状部22、22の離間部に対
応する延設端部外周には緊締用のリング部材24を装着
し、このリング部材24によってリップ状部22、22の端部
金具11外周に対する密着圧力を補強するとともに潤滑油
の漏洩に対するシール手段が複数段となるように構成す
る。
応する延設端部外周には緊締用のリング部材24を装着
し、このリング部材24によってリップ状部22、22の端部
金具11外周に対する密着圧力を補強するとともに潤滑油
の漏洩に対するシール手段が複数段となるように構成す
る。
なお、添付図面において、参照符号26はグリップ部材
７の軸方向に開設されたスロットルワイヤなどの挿通孔
である。
７の軸方向に開設されたスロットルワイヤなどの挿通孔
である。
このように構成される本考案に係る小型作業機は、ラ
イナ５とフレキシブルシャフト３との間に充填された潤
滑油がフレキシブルシャフト３の温度上昇により軟化し
ても、グリップ部材７の延設端部20内周面に突設された
複数のリップ状部22、22はこれらのリップ状部22、22の
離間部に対応する延設端部外周に装着した緊締用リング
部材24によって夫々が端部金具11外周に対して確実に密
着保持されており、しかも実質的に複数段のシール手段
として構成されるのでその漏洩等の不都合を確実に阻止
することができるものである。
イナ５とフレキシブルシャフト３との間に充填された潤
滑油がフレキシブルシャフト３の温度上昇により軟化し
ても、グリップ部材７の延設端部20内周面に突設された
複数のリップ状部22、22はこれらのリップ状部22、22の
離間部に対応する延設端部外周に装着した緊締用リング
部材24によって夫々が端部金具11外周に対して確実に密
着保持されており、しかも実質的に複数段のシール手段
として構成されるのでその漏洩等の不都合を確実に阻止
することができるものである。
先に述べたように、本考案に係る小型作業機によれ
ば、新たな加工や新部材を追加することなく従来から使
用している弾性グリップ部材の構造を一部改変して複数
のリップ状部を設け、これらのリップ状部の離間部に対
応する延設端部外周をリング部材で緊締するので潤滑油
の漏洩を確実に阻止することができ、従って、製造コス
トなどの上昇を阻止できる利点を有しその実用的効果は
極めて大きい。
ば、新たな加工や新部材を追加することなく従来から使
用している弾性グリップ部材の構造を一部改変して複数
のリップ状部を設け、これらのリップ状部の離間部に対
応する延設端部外周をリング部材で緊締するので潤滑油
の漏洩を確実に阻止することができ、従って、製造コス
トなどの上昇を阻止できる利点を有しその実用的効果は
極めて大きい。
以上、本考案に係る小型作業機の好適な実施例につき
説明したが、本考案はこの実施例に限定されるものでは
なく、本考案の精神を逸脱しない範囲内において種々の
改変をなし得ることは勿論である。
説明したが、本考案はこの実施例に限定されるものでは
なく、本考案の精神を逸脱しない範囲内において種々の
改変をなし得ることは勿論である。
第１図は、本考案に係る小型作業機の好適な実施例にお
けるドライブシャフトパイプ端部とフレキシブルシャフ
トとの接続部分の断面説明図、第２図は第１図のII-II
線断面説明図、第３図は従来の小型作業機におけるドラ
イブシャフトパイプ端部とフレキシブルシャフトとの接
続部分の断面説明図である。 １……ドライブシャフトパイプ、３……フレキシブルシ
ャフト、５……ライナ、７……弾性グリップ部材、９…
…ジョイントパイプ、11……端部金具、13……凹溝、15
……ボルト部材、17……Ｏリング、19……カバー部材、
20……延設端部、22……リップ状部、24……リング部
材、26……挿通孔、
けるドライブシャフトパイプ端部とフレキシブルシャフ
トとの接続部分の断面説明図、第２図は第１図のII-II
線断面説明図、第３図は従来の小型作業機におけるドラ
イブシャフトパイプ端部とフレキシブルシャフトとの接
続部分の断面説明図である。 １……ドライブシャフトパイプ、３……フレキシブルシ
ャフト、５……ライナ、７……弾性グリップ部材、９…
…ジョイントパイプ、11……端部金具、13……凹溝、15
……ボルト部材、17……Ｏリング、19……カバー部材、
20……延設端部、22……リップ状部、24……リング部
材、26……挿通孔、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−147990（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−181004（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−160291（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−137015（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−172820（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−52711（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】ドライブシャフトパイプの先端部に配設し
た作業手段をドライブシャフトおよびフレキシブルシャ
フトを介して駆動機構に連結するとともにこのドライブ
シャフトパイプの端部とフレキシブルシャフトライナの
端部金具とをジョイントパイプを介して接続し、さらに
ジョイントパイプの外周に装着した弾性グリップ部材の
端部を前記端部金具外周に延設してなる小型作業機にお
いて、前記弾性グリップ部材における延設端部の内周面
に複数のリップ状部を突設し、これらのリップ状部の離
間部に対応する延設端部外周をリング部材で緊締するこ
とを特徴とする小型作業機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988046915U JP2515627Y2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 小型作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988046915U JP2515627Y2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 小型作業機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01150215U JPH01150215U (ja) | 1989-10-17 |
| JP2515627Y2 true JP2515627Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=31273156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988046915U Expired - Lifetime JP2515627Y2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 小型作業機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515627Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5830790Y2 (ja) * | 1979-04-11 | 1983-07-07 | スズキ株式会社 | オ−トバイのスロツトルグリツプ |
-
1988
- 1988-04-08 JP JP1988046915U patent/JP2515627Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01150215U (ja) | 1989-10-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3583244A (en) | Device for sealing the interior space of a homokinetic universal joint | |
| JP2912622B2 (ja) | センディング・ユニット用シール | |
| JPH0247766Y2 (ja) | ||
| JP2515627Y2 (ja) | 小型作業機 | |
| JPH06185532A (ja) | 機械軸継手用ブーツ | |
| JPH0632527Y2 (ja) | メカニカルシール | |
| JP2569650Y2 (ja) | 管継手 | |
| JP3617694B2 (ja) | 密封装置 | |
| JPS5942502Y2 (ja) | 自在継手 | |
| JPH0650656Y2 (ja) | 等速自在継手用ブーツの装着部構造 | |
| JPS6224870Y2 (ja) | ||
| JP2599818Y2 (ja) | カップリング | |
| JP3910762B2 (ja) | ラックピニオン式ステアリング装置 | |
| JPS6244210Y2 (ja) | ||
| JPH02180330A (ja) | テンショナのシール構造 | |
| JPS6245547Y2 (ja) | ||
| KR950009135Y1 (ko) | 자동차용 추진축 조인트 하우징 체결구조 | |
| JP2551687Y2 (ja) | 自在継手用ブーツ | |
| JPH0130693Y2 (ja) | ||
| JPS5913181Y2 (ja) | ステアリングギヤの防塵、防水装置 | |
| JPS624769Y2 (ja) | ||
| JPS596310Y2 (ja) | ホ−ス中間保持部品 | |
| JPH0711550Y2 (ja) | 動力刈払機の防振装置 | |
| JP2536455Y2 (ja) | 操向装置のホールカバー | |
| JP2557116Y2 (ja) | 打込機の可変排気カバー装置 |