JPS5830790Y2 - オ−トバイのスロツトルグリツプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、防水と防塵を計ったオートバイのスロット
ルグリップに関する。

オートバイは、ハンドルバーの端部に、グリップ金具に
よって、スロットルグリップの内端を回動自在に支承し
ている。

スロットルグリップは、ボーデンワイヤによってエンジ
ンのスロットルバルブに連結してあって、スロットルグ
リップを手で握って回動操作することによって、スロッ
トルバルブを開閉シてエンジン回転をコントロールする
。

モトクロスタイプのオートバイは荒地や泥地等を主に走
るが、泥や水が、スロットルグリップとグリップ金具の
間へ侵入することがあり、スロットルグリップの動きが
悪くなって、操作が不便になる。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

ハンドルバー１の端部に、ボルト等によって固定するグ
リップ金具２によって、スロットルグリップ３を回動自
在に支承する。

スロットルグリップ３の内端には、スロットルバルブに
連結したボーデンワイヤ４の一端が連結される。

而して本考案は、グリップ金具２の内端面に、円形に突
出した突条５を一体に形成する。

スロットルグリップ３は、芯体６を表皮弾性体７で覆っ
て、手当りを柔かにしてあり、該表皮弾性体７の内端面
に円形に突出した舌条８を設げる。

そして、グリップ金具２の突条５に、舌条８の先端を弾
接させる。

作用について説明する。

スロットルグリップ３を手で握って回動すると、ボーデ
ンワイヤ４が引張られ、エンジンのスロットルレバーを
開閉できてエンジン回転のコントロールができる。

而して本考案は、スロットルグリップ３の表皮弾性体７
に一体に設けた舌条８が、グリップ金具２の突条５に弾
接して、隙間を無くしであるので、グリップ金具２とス
ロットルグリップ３の芯体６との間に、水や塵又は泥等
が入ることが防止できて、軽快なスロットルグリップ３
の回動操作が保てる。

以上説明したように、この考案は、・・ンドルバーの端
部に、グリップ金具によって、スロットルグリップを回
動自在に支承したものに於て、グリップ金具の内端面に
円形の突出した突条を設け、スロットルグリップの表皮
弾性体の内端面に円形に突出した舌条を設け、話舌条の
先端がグリップ金具の突条に弾接するようにしたので、
グリップ金具とスロットルグリップの間の隙間を無くす
ることができて、水や塵又は泥等の侵入を防止できて、
スロットルグリップの軽快な回動操作が保てる。

又、グリップ金具の突条は、グリップ金具の鋳造時に一
体に形成でき、又、舌条もスロットルグリップの表皮弾
性体の型成形時に同時に形成できるので、コストアップ
も少い。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示す一部切断正面図である。 １・・・バンドルバー、２・・・クリップ金具、３・・
・スロットルグリップ、５・・・突条、７・・・表皮弾
性体、８・・・舌条。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハンドルバーの端部に、グリップ金具によって、スロッ
   トルグリップを回動自在に支承したものに於て、グリッ
   プ金具の内端面に円形に突出した突条を設け、スロット
   ルグリップの表皮弾性体の内端面に円形に突出した舌条
   を設け、該舌条の先端がグリップ金具の突条に弾接する
   ようにしたことを特徴とするオートバイのスロットルグ
   リップ。