JP2515486B2 - 置換ジ−t−ブチルシクロヘキサジエノン類 - Google Patents

置換ジ−t−ブチルシクロヘキサジエノン類

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JP2515486B2
JP2515486B2 JP6041142A JP4114294A JP2515486B2 JP 2515486 B2 JP2515486 B2 JP 2515486B2 JP 6041142 A JP6041142 A JP 6041142A JP 4114294 A JP4114294 A JP 4114294A JP 2515486 B2 JP2515486 B2 JP 2515486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗アレルギー薬である置
換ジ−t−ブチルフェノール類の合成中間体に関する。
【0002】
【従来技術】ロイコトリエン類またはリポキシゲナーゼ
酵素系の作用によるアラキドン酸から誘導される生物活
性媒介物質の一群である。普通の不安定な前駆物質ロイ
コトリエンA4 から誘導される2群のロイコトリエンが
存在する。この第1はペプチド−脂質ロイコトリエン類
であり、ロイコトリエンC4 およびD4 が最も重要であ
る。これらの化合物は全体として過敏症の遅い反応物質
として知られる生物活性物質と考えられる。ロイコトリ
エン類は、殊に呼吸平滑筋に対する、またさらに他の組
織に対する有力な平滑筋収縮薬である。さらに、それは
粘液産生を促進し、脈管透過性の変化を調節し、人の皮
膚における有力な炎症媒介物質である。ロイコトリエン
の第2の群中の最も重要な化合物、すなわちジヒドロキ
シ脂肪酸類はロイコトリエンB4 である。この化合物は
好中球および好酸球に対する有力な化学走化剤であり、
さらにこれらの細胞の他の多くの機能を調節することが
できる。それはまた他の細胞型例えばリンパ球に影響を
及ぼし、例えば抑制細胞および天然キラー細胞の作用を
調節することができる。生体内に注射すると白血球の蓄
積の促進に加えて、ロイコトリエンB4 はまた有力な痛
覚過敏薬であり、好中球依存機構により脈管透過性の変
化を調節することができる。両群のロイコトリエンはリ
ポキシゲナーゼ酵素の作用によるアラキドン酸の酸素化
後に形成される。例えばベイリー(D.M.Bailey) ほ
か、アニュアル・レポーツ・イン・メディシナル・ケミ
ストリー(Amn. Rpts. Med. Chem.)、17、203(1
982)参照)。
【0003】呼吸状態 喘息 ロイコトリエン類はヒトの気管、気管支および肺実質の
有力な痙攣原物質であり、正常有志にエアゾールとして
投与すると肺活量の30%で空気流における50%低下
の誘発にヒスタミンより3,800倍も強力である。それ
らは動物における脈管透過性の増加を媒介し、ヒト気管
支外植片中の粘液の産生を促進する。さらにロイコトリ
エンB4 はまた粘液の産生を媒介することができ、喘息
肺中の好中球および好酸球の蓄積の重要な媒介物質であ
ることができた。リポキシゲナーゼ産生物はまた肥満細
胞脱顆粒の調整剤である思われ、ヒトの肺肥満細胞によ
る最近の研究はリポキシゲナーゼ抑制物質(しかし、コ
ルチコステロイドでない)が抗原誘発肥満細胞脱顆粒を
抑制できることを示唆した。試験管内研究で、ヒト肺の
抗原投与がロイコトリエン類の放出を生ずること、さら
に、精製ヒト肥満細胞がかなりの量のロイコトリエン類
を産生できることが示された。従って、ロイコトリエン
類が人の喘息の重要な媒介物質であることの適切な証拠
が存在する。リポキシゲナーゼ抑制物質は従って、喘息
の治療に対する新種の薬物であろう。例えばサムエルソ
ン(B.Samuelsson),サイエンス(Science),22
,568〜575(1983)参照。
【0004】皮膚疾患 乾せん 乾せんは人口の2〜6%を冒すヒト皮膚疾患である。乾
せんおよび関連する皮膚状態に対する適当な療法が存在
しない。これらの疾患におけるロイコトリエンの連座に
対する証拠は次のとおりである。前小突起性疾患の発達
中の最も早い結果の一つは皮膚部位に対する白血球の漸
進である。ロイコトリエンB4 をヒトの皮膚中へ注射す
ると著しい好中球の蓄積を生ずる。ヒト乾せん皮膚中の
アラキドン酸代謝に大きな異常がある。殊に、非常に高
濃度の遊離アラキドン酸並びに多量のリポキシゲナーゼ
産生物を測定することができる。ロイコトリエンB4
乾せん障害中に、しかし連座しない皮膚中でなく、生物
学的に有意な量で検出された。
【0005】アレルギー状態 ロイコトリエン類はアレルギー性鼻炎を有する患者から
の鼻の洗液中に測定することができ、抗原投与後非常に
高められる。ロイコトリエン類はこの疾患を、その肥満
細胞脱顆粒を調整し、粘液産生および粘膜毛様体クリア
ランスを調節し、また炎症性白血球の蓄積を媒介する能
力により媒介することができる。ロイコトリエン類はま
た他の疾患を媒介することができる。これにはアトピー
性皮膚炎、尿酸塩調節炎、胆のう痙攣および潰瘍性大腸
炎が含まれる。さらにそれらは、ロイコトリエンC4
よびD4 が冠および大脳動脈血管収縮薬として作用する
ので心血管疾患に役割を有することができ、またこれら
の化合物はまた心筋に対し負の変力効果を有することが
できる。さらに、ロイコトリエン類はそれらの白血球お
よびリンパ球機能を調節する能力により炎症疾患の重要
な媒介物質である。
【0006】多くの置換ジ−t−ブチルフェノール類が
知られている。一般にこれらの化合物は抗酸化薬として
有用であることができる。これらの化合物の若干はまた
活性抗炎症薬であることが知られている。2,6−ジ−
t−ブチルフェノールを4−位置において非置換フェニ
ルまたは一定の簡単な置換フェニルで置換した化合物が
抗炎症薬として知られている。例えば、米国特許第 4,1
72,151号およびその参照文献参照。化合物2,6−ジ
(t−ブチル)−4−(4′−カルボキシフェニルイミ
ノ)−2,5−シクロヘキサンジエン−1−オンはケミ
カル・アブストラクツ(Chemical Abstracts) 67,8
1701nに開示されている。カルボキシ、テトラゾリ
ル、N−メチルテトラゾリル、またはN−トリフルオロ
メチルスルホニルを含む成分により置換されたアニリノ
基により2,6−ジ−t−ブチルフェノールを4−位置
において置換した化合物は知られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カルボキ
シ、テトラゾリル、N−メチルテトラゾリルまたは、N
−トリフルオロメチルスルホニルを含有するアニリノ基
を含む一定のジ−t−ブチルフェノール類の合成中間体
を製造することを目的とする。最終生成物である上記ブ
チルフェノール類は哺乳動物のロイコトリエン生合成の
抑制薬として有用である。従って、これらの化合物はア
レルギー性状態、殊に喘息の処置に有用な治療剤であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、式I、
【0009】
【化2】
【0010】(式中、Rは水素、低級アルキル、低級ア
ルコキシ、低級アルキルチオ、ヒドロキシ、ハロゲン、
アミノまたは低級アシルアミノであり、nは0、1また
は2であって、nが2であるときには結合しているR置
換基は6個を越えない炭素原子を含み;Bは炭素−炭素
結合、低級アルキレン、低級アルケニレン、アルキレン
鎖中に1個のエーテルまたはチオエーテル結合を含む低
級アルキレン、または−C(O)NHCH2 −であっ
て、−BCOOHはBが炭素−炭素結合であるときにフ
ェニル環のオルトまたはメタに結合する。)の化合物に
関するものであり、それらは以下の一般式IIの合成中間
体である。
【0011】
【化3】
【0012】(式中、B及びRは式Iにおいて定義した
とおりである。) Bとしては炭素−炭素結合が現在好ましい。Bがアルキ
レンであるとき、好ましくはメチレンである。Bがアル
ケニレンであるときには、それは好ましくはエチレンで
ある。Rが低級アルキル、低級アルコキシまたは低級ア
ルキルチオであるとき、好ましくはそれぞれメチル、メ
トキシまたはメチルチオであることが現在好ましい。現
在好ましいR基は水素である。
【0013】「アルキル」および「アルキレン」に関し
て用いた「低級」により、そのような基が1〜約4個の
炭素原子を含むことを意味する。最も好ましいアルキル
基は1または2個の炭素原子を含む。「アルケニレン」
に関連して用いた「低級」によりそのような基が2〜約
4個の炭素原子を含むことを意味する。製剤に許容され
る塩例えば製剤的に活性な酸のアルカリ金属、アルカリ
土類、アルミニウムおよび他の金属並びにアミン塩が活
性に関して酸の等価物であり、ある場合には吸収、配合
などに利点を与えることさえできることはよく知られて
いる。カルボキシルを含む本発明の化合物の製剤に許容
されるカルボン酸塩は不活性雰囲気中で酸と塩基とを反
応させ、次いで、好ましくは穏和な条件下に、蒸発乾固
することにより製造される。塩基は有機例えばナトリウ
ムメトキシドまたはアミン、あるいは無機例えば水酸化
ナトリウムであることができる。あるいは、カルボン酸
塩の陽イオン例えばナトリウムを、第2の陽イオンの塩
が選んだ溶媒中で一層不活性であるときに第2の陽イオ
ン例えばカルシウムまたはマグネシウムにより置換する
ことができる。
【0014】カルボキシルを含む本発明の化合物の他の
有用な誘導体にはアルキルエステル、アルキルアミノア
ルキルエステルおよび後者の塩が含まれる。エステル誘
導体において、カルボン酸基の水素部分がアルキルまた
は置換アルキル好ましくはアルキルアミノアルキル基で
置換される。最終化合物IIのエステルは酸化合物の製造
中に中間体として得ることができる。若干の場合には、
エステルは標準合成法を用いて直接製造することができ
る。これらのエステルは抗アレルギー活性を示すことが
できるが、しかしこれらは主に合成中間体として関心が
あるけれども、ある場合には加水分解性または塩形成性
エステルが治療薬として関心のあるものであることがで
きる。好ましいエステルはアルキル基中に1〜4個の炭
素原子を有するアルキルエステルおよびアルキルアミノ
アルキルエステルである。
【0015】殊に好ましいものはアルキルアミノアルキ
ルエステル例えばジメチルアミノエチルエステルであ
り、それは塩、例えば塩酸塩を形成するであろう。エス
テル誘導体はジメチルホルムアミド中の化合物のアルカ
リ金属塩をヨウ化アルキルまたは塩化ジアルキルアミノ
アルキルでアルキル化することにより、または後記の図
式I、段階(1)において酸の代りにエステルで出発す
ることにより得ることができる。本発明の化合物は図式
Iの方法により製造することができる、たゞしRおよび
Bは前記のとおりである。
【0016】
【化4】
【0017】段階(1)の反応は公知化合物2,6−ジ
(t−ブチル)−P−ベンゾキノン(III) と置換芳香族
アミン(IV)とのルイス酸触媒縮合である。式Iの化合物
の製造に適する置換芳香族アミンは公知化合物例えばア
ミノ安息香酸類、例えば3−および4−アミノ安息香
酸、アミノフェニル酢酸、アミノフェニル酪酸、アミノ
フェニルチオ酢酸、アミノフェニルオキシ酢酸、アミノ
フェニル酢酸アルキル、アミノフェニルケイ皮酸などで
ある。適当なルイス酸触媒には三フッ化ホウ素、四塩化
スズ、四塩化チタンなどが含まれる。
【0018】段階(1)の反応は不活性溶媒例えばエー
テル、例えばテトラヒドロフラン、中で反応物を混合
し、必要であれば穏やかに加熱することにより行なわれ
る。式Iの生成物は容易に分離できる極性溶媒から再結
晶できる新規な固体である。式IIの化合物の抗アレルギ
ー活性はリポキシゲナーゼ活性およびロイコトリエン合
成の抑制を測定する試験管内検定および気管支収縮の抑
制に対する生体内試験を含む種々の生物学的検定により
示すことができる。
【0019】より詳しくは、式IIの化合物によるリポキ
シゲナーゼ活性の抑制を示す適当な検定は哺乳動物の肺
組織、例えばモルモットの肺組織から分離したリポキシ
ゲナーゼを用いる。そのような検定の例はベン・アジズ
(Ben Aziz)ほか、アナリテイカル・バイオケミストリー
(Anal.Biochem.) 34,88(1980)、により記載
されたものである。リポキシゲナーゼ活性の抑制は迅速
かつ鋭敏な分光測光法により測定される。本発明の式II
の化合物は約100ミクロモル毎リットル以下のIC
50(酵素活性の50%が抑制される濃度)を示す。好ま
しい化合物は約50ミクロモル毎リットル以下のIC50
示す。最も好ましい化合物は10ミクロモル毎リットル
以下のIC 50を示す。
【0020】式IIの化合物の活性はまたロイコトリエン
生合成抑制に対する一層特定的な試験で示すことができ
る。この試験は均質化したラット好塩基球白血病細胞か
らなるスティンホフ(M. Steinhoff)ほか、バイオシミ
カ・エ・バイオフイジカ・アクタ(Biochim.Biophys.Act
a)、68、28(1980)のロイコトリエン生合成系
不含の細胞を用いる。ロイコトリエン合成はアラキドナ
ートの添加により開始される。溶液は遠心分離し、上澄
液をエリングハウス(Aeringhaus)ほか、FEBSレター
(FEBS.Letter),146、111〜114に記載さ
れたように開発された放射免疫検定を用いて検定する。
薬物はエタノールまたはジメチルスルホキシドに溶解
し、5分間前培養する。フェニドンを陽対照として用い
る。式IIの化合物は100ミクロモル毎リットルまたは
それ以下のIC50を示す。好ましい化合物は25ミクロモ
ル毎リットル以下のIC50を示し、最も好ましい化合物は
10ミクロモル毎リットル以下のIC50を示す。式IIの化
合物はシクロオキシゲナーゼ(cyclooxygenase)の抑制剤
として比較的不活性である。これは良好な生体内抗アレ
ルギー活性であるために重要である。シクロオキシゲナ
ーゼ抑制の便宜な試験管内測定法はトロンボキサンB2
産生量をヒト全血凝固検定において測定する検定であ
る。トロンボキシンB2 産生はパトロノ(Patrono) ほ
か、トロンボシス・リサーチ(Tromb.Res.)、17、31
7(1980)により記載された放射免疫検定により測
定される。式IIの化合物は100ミクロモル毎リットル
の濃度で評価できる活性を示さない。
【0021】抗アレルギー活性を示すために用いた生体
内試験は当業者に知られ任意のものであることができ
る。好ましくは感作したモルモットにおける気管支収縮
を抗原投与後に測定する。この試験はピーシュタ(Piech
uta)ほか、イムノロジー(Immunology)、38、385
(1979)により広範に、より特定的にはハンマーベ
ックほか(Hammerbeck and Swingle)インタナショナル・
アーカイブス・オブ・アレルギー・アンド・アプライド
・イムノロジー(Int.Archs.Allergy Appl.Immun.)
、84〜90(1984)に記載される。それは次の
ように改変形態で使用される。:おすハートレー(Hartl
ey) モルモット(250〜600g)に式IIの化合物を
一般に約1〜40mg/kgの量で投与する。15分後、動
物を水またはオボアルブミンで10mg毎mlの濃度でエア
ゾール投与する。次いで動物を圧縮気源から一定空気流
を室中に入れて低酸素を防いだ倒立デシケータジャー
(18×14cm)の下に置く。室を去る空気流および呼
吸に基く変動をベックマン(Beckman) タイプRダイノグ
ラフ(Dynograph) 〔ベックマン・インスツルメンツ社(B
eckman Instruments Inc, Schiller Psrk, I11.)から入
手可能〕に連結したフライシュ(Fleisch) No.0000 呼吸
気流計(ベックマン・インスツルメンツ社から入手可
能)で別の出口を通してモニターする。第3出口による
エアゾールの適用はNo.40デビルビス(Devilbiss) ネ
ブライザー〔ザ・デビルビス社(The Devilbiss Compan
y,Somerset,PA) から入手可能〕により150mmHgで9
0秒間行なう。観察された特有呼吸パターンは室中に同
時に起る2つの空気交換プロセスの合計である。1交換
プロセスは動物の内外への空気の吸息および呼息に基
き、他の交換プロセスは呼吸運動に基く室の内外への空
気流に基く。得られた記録はこれらの流れの合計の機械
的表示である。記録に重ねられるのは特有のスパイク
(「ノッチング」)であり、それは誇張された呼息運動
のためであると思われ、その頻度は気管支収縮反応の強
さに相関する。エアゾール投与の開始4分後に始まる1
5分間のノッチングの頻度が種々の処置の比較に用いら
れる。t値がP<0.05を達成すれば効果が有意である
とみなされる。式IIの化合物は上記モデルで試験したと
きに100mg毎kgまたはそれ未満の腹腔内ED40を示
す。好ましい化合物は20mg毎kgまたはそれ未満のED
40を示す。本発明の最も好ましい化合物は10mg毎kgま
たはそれ未満のED40を示し、経口的に好ましい。
【0022】本発明の式Iのイミン中間体は抗アレルギ
ー薬として活性であり、生体内で式IIの相当する化合物
に還元されると思われる。殊に4−アミノ−3−(2,
6−ジ−t−ブチルシクロヘキサジエノン−4−イリデ
ンアミノ)安息香酸、4−(2,6−ジ−t−ブチルシ
クロヘキサジエノン−4−イリデンアミノ)安息香酸、
4−(2,6−ジ−t−ブチルシクロヘキサジエノン−
4−イリデンアミノ)馬尿酸、4−(2,6−ジ−t−
ブチルシクロヘキサジエノン−4−イリデンアミノ)ケ
イ皮酸、4−アセトアミド−3−(2,6−ジ−t−ブ
チルシクロヘキサジエノン−4−イリデンアミノ)安息
香酸および3−(2,6−ジ−t−ブチルシクロヘキサ
ジエノン−4−イリデンアミノ)安息香酸が気管支収縮
を含む前記生体内検定において有用な活性を示すことが
認められた。前記の最後の化合物はイヌに生体内投与し
たとき、化合物3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシアニリノ)安息香酸に転化すると認められた。
【0023】式IIの好ましい化合物の1つ、すなわち3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニリ
ノ)安息香酸はダイアモンド(L.Diamond) ほか、ジャー
ナル・オブ・アプライド・フイジオロジー:レスピレタ
リ・エンビロンメンタル・アンド・エクササイズ・フイ
ジオロジー(J.Appl. physiol. :Respirat.Environ.Exer
cise Physiol.), 43(6),942〜948(197
7)に記載の方法を用いて測定したモルモットの小気道
中で気管支拡張薬として活性であると思われる。従って
式IIの化合物は哺乳動物において生体内活性を示す抗ア
レルギー薬である。本発明の製剤組成物は十分な量の式
IIの化合物を哺乳動物のロイコトリエン類生合成の抑制
または所望の処置に適した剤形で含有する。組成物中の
式IIの化合物の有効濃度は投与の方法、剤形並びに所望
の薬理的効果および水準により必要に応じて変動する。
【0024】肺の状態例えば喘息の治療に対する投与の
方法は経口、非経口、吸入投与、坐剤投与などであるこ
とができる。適当な経口剤形は錠剤、エリキシル、乳濁
液、溶液またはカプセルであり、遅延または持続放出剤
形が含まれる。吸入による投与の剤形にはエアゾールお
よびスプレーが含まれ、必要なら規制用量で投与され
る。他のアレルギーまたはアレルギー反応の治療には、
式IIの化合物を任意の普通の方法例えば経口、非経口、
局所、皮下、吸入などにより投与することができる。経
口および非経口剤形は肺治療に記載したとおりである。
局所適用剤形には軟膏薬、スプレー、制御放出貼剤、粉
末、溶液などが含まれる。
【0025】炎症の治療に対する投与の方法は、経口、
非経口、吸入などであることができる。種々の剤形は前
記のとおりである。皮膚疾患例えば乾せん、アトピー性
皮膚炎などの治療には経口、局所または非経口投与が有
用である。疾患領域に対する局所適用には軟膏、貼剤、
制御放出貼剤、乳濁液などが便宜な剤形である。心血管
状態の治療には、任意の投与に適する方法例えば経口ま
たは非経口、を用いることができる。
【0026】前記普通の剤形に加えて、式IIの化合物は
また種々の効用および適用のため、またはロイコトリエ
ン合成の抑制のために、普通の制御放出装置および(ま
たは)供給装置により投与することができる。適当な剤
形の製造において、普通の配合操作および成分、例えば
希釈剤、担体などを用いることができる。適当な固体担
体の例はラクトース、白陶土、スクロース、タルク、ゼ
ラチン、寒天、ペクチン、アカシア、ステアリン酸マグ
ネシウム、ステアリン酸などである。適当な液体担体の
例はシロップ、落花生油、オリブ油、水などである。同
様に、担体または希釈剤は周知の任意の時間延引性物質
例えばグリセリルモノステアラートまたはグリセリルジ
ステアラートを含むことができ、これらは単独で、また
は例えばろうとの組合せで有効である。
【0027】
【実施例】以下の実施例は本発明の例示のために提供さ
れるが、しかし発明を限定する意図ではない。 実施例1 2,6−ジ(t−ブチル)−4−(4′−カルボキシフ
ェニルイミノ)−2,5−シクロヘキサジエン−1−オ
ンの製造 2,6−ジ(t−ブチル)−P−ベンゾキノン22g
(0.10モル)、4−アミノ安息香酸13.7g(0.10
モル)、テトラヒドロフラン175mlおよび三フツ化ホ
ウ素:ジエチルエーテル錯体1mlの混合物を蒸気浴上で
1.25時間加熱した。混合物を窒素雰囲気下に16時間
にわたり約20℃に冷却させた。蒸発させると固体が得
られ、それをヘキサンで洗浄し、エタノールから再結晶
すると橙色固体2,6−ジ(t−ブチル)−4−(4′
−カルボキシフェニルイミノ)−2,5−シクロヘキサ
ジエン−1−オンが得られた。融点305〜309℃、
元素分析:計算値(C2125NO3 ):%C,74.3;
%H,7.4;%N,4.1。測定値:%C,74.2;%
H,7.4;%N4.1。
【0028】実施例2 実施例1の方法を用い、2,6−ジ(t−ブチル)−P
−ベンゾキノンを3−アミノ安息香酸と反応させると
2,6−ジ(t−ブチル)−4−(3′−カルボキシフ
ェニルイミノ)−2,5−シクロヘキサジエン−1−オ
ンが得られた、融点230〜231℃。元素分析:計算
値(C2125NO3 ):%C,74.3;%H,7.4;%
N,4.1。測定値:%C,74.1;%H,7.6;%N,
3.7。 実施例3〜6 実施例1の一般的方法を用い、表Iに示される式IVのア
ミノベンゼン出発物質を2,6−ジ(t−ブチル)−P
−ベンゾキノンと反応させると表Iに示されるイミン生
成物が得られた。
【0029】
【化5】
【0030】
【化6】
【0031】実施例7〜9 実施例1の一般法を用いて次の式IVのアミノベンゼン出
発物質を2,6−ジ(t−ブチル)−P−ベンゾキノン
と反応させると表IIに示すイミノ生成物が得られた。
【0032】
【化7】
【0033】実施例10 2,6−ジ−t−ブチル−P−ベンゾキノン22.5g
(0.105モル)、アントラニロニトリル11.8g(0.
10モル)、テトラヒドロフラン50mlおよび三フツ化
ホウ素:ジエチルエーテル錯体1mlの混合物を2時間穏
やかに加熱還流した。加熱を窒素ガス流下にさらに2時
間続けて混合物を濃縮した。濃縮混合物をエタノール5
0mlで希釈し、加熱して完全に溶解させて冷却した。沈
殿を捕集し、冷4:1のメタノール:水で洗浄し、オー
ブン乾燥すると2,6−ジ−t−ブチル−4−(2′−
シアノフェニルイミノ)−2,5−シクロヘキサジエン
−1−オンの橙色結晶23.6gが得られた、融点109
〜110.5℃。
【0034】実施例11 2,6−ジ−t−ブチル−P−ベンゾキノン22.0g
(0.10モル)、3,4−ジアミノ安息香酸15.2g
(0.10モル)、テトラヒドロフラン50mlおよび三フ
ツ化ホウ素エーテル錯体1mlの混合物を約55℃で45
分間加熱した。反応混合物をエタノール100mlおよび
水40mlで希釈し、次に25℃で一夜放置した。生じた
沈殿を捕集し、乾燥すると深赤色固体4−アミノ−3−
(3,5−ジ−t−ブチルシクロヘキサジエノン−4−
イリデンアミノ)安息香酸31.8gが得られた、融点2
53〜253.5℃。元素分析:計算値(C21262
3 ):%C,71.2;%H,7.4;%N,7.9。測定
値:%C,71.0;%H,7.5;%N,7.8。
【0035】実施例12 2,6−ジ−t−ブチル−4−(3′−カルボキシフェ
ニルイミノ)−2,5−シクロヘキサジエン−1−オン
(実施例2で製造)6.68g(0.0196モル)のベン
ゼン20ml中の懸濁液および塩化チオニル3mlをガス発
生が止むまでかくはんしながら加熱還流した。蒸発させ
ると油状物質が得られ、それを少量のテトラヒドロフラ
ンで希釈し、無水5−アミノテトラゾール3.7gのテト
ラヒドロフラン25ml中のピリジン1.5mlを含む懸濁液
に滴加した。反応混合物を窒素雰囲気下に16時間室温
で放置した。反応混合物をジエチルエーテルで500ml
の体積に希釈し、次いで濾過した。濾過ケークをジエチ
ルエーテルで洗浄し、再びジエチルエーテル300mlに
懸濁し、再び濾過した。濾液を合せて蒸発させると橙色
固体4.7gが得られた、融点241〜244℃。この物
質1gをエタノールから再結晶すると橙色3−(2,6
−ジ−t−ブチルシクロヘキサジエノン−4−イリデン
アミノ−N−(5−テトラゾリル)ベンズアミド0.3g
が得られた、融点271.5℃(分解)。元素分析:計算
値(C22266 2 ):%C,65.0;%H,6.4;
%N,20.7。測定値:%C,65.1;%H,6.4;%
N,20.5。
【0036】実施例13 2,6−ジ−t−ブチル−P−ベンゾキノン5.51g
(0.025モル)、3−(4−アミノフェニル)プロピ
オン酸4.54g(0.027モル)、テトラヒドロフラン
50mlおよび三フツ化ホウ素エーテル錯体0.25mlの混
合物をスチームコーン上で窒素のゆるい流れ下に2時間
加熱した。生じた固体をヘキサンで破砕し、捕集し、ヘ
キサンで洗浄し、酢酸エチルとヘキサンとの混合物から
再結晶すると黄色3−〔4−(2,6−ジ−t−ブチル
シクロヘキサジエノン−4−イリデンアミノ)フェニ
ル〕プロピオン酸5.1gが得られた、融点165〜16
7℃。元素分析:計算値(C2329NO3 ):%C,7
5.2;%H,8.0;%N,3.8。測定値:%C,74.
8;%H,7.9;%N,3.7。
【0037】実施例14 2,6−ジ−t−ブチル−P−ベンゾキノン22.0g
(0.10モル)、m−アミノフェノール10.9g(0.1
0モル)、テトラヒドロフラン50mlおよび三フツ化ホ
ウ素エーテル錯体0.5mlの混合物を室温で約1時間かく
はんした。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、エ
ーテル溶液を10%塩酸で抽出し、硫酸マグネシウム上
で乾燥した。蒸発により橙赤色固体を得た。この物質を
ジエチルエーテルと塩化メチレンとの混合物に溶解し
た。溶液を濾過し、次に蒸発させると橙赤色固体29.1
gが得られた。この物質をベンゼン50mlとヘキサン1
00mlとの混合物から再結晶すると橙赤色結晶17.0g
が得られた、融点162〜169℃。この物質(2.5
g)を初めにベンゼン15mlとヘキサン10mlとの混合
物から、次にイソプロパノール10mlと水7mlとの混合
物から再結晶すると、橙色結晶性の3−(2,6−ジ−
t−ブチルシクロヘキサジエノン−4−イリデンアミ
ノ)−フェノール1.3gが得られた、融点169〜16
9.5℃。元素分析:計算値(C2025NO2 ):%C,
77.1;%H,8.1;%N,4.5。測定値:%C,77.
2;%H,8.0;%N,4.6。
【0038】50%水素化ナトリウム1.36g(0.02
7モル)を3−(2,6−ジ−t−ブチルシクロヘキサ
ジエノン−4−イリデンアミノ)フェノール7.06g
(0.023モル)の1,2−ジメトキシエタン50mlと
ジメチルアセトアミド10mlとの混合物中の溶液に一部
ずつ加えた。次いでブロモ酢酸エチル3ml(0.027モ
ル)を一部ずつ加えた。反応混合物を室温で約1時間か
くはんし、水酸化ナトリウム1.3gの水12ml中の溶液
を加えた。約30分後に反応混合物を塩酸で酸性にな
し、ジエチルエーテルで抽出した。エーテル抽出物を飽
和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、蒸発させると橙色固体
が得られた。この固体をベンゼンとヘキサンとの混合物
から再結晶すると橙色固体6.2gが得られた、融点16
1〜162℃。この物質1gをエタノール10mlと水5
mlとの混合物から再結晶すると橙色結晶性の3−(2,
6−ジ−t−ブチルシクロヘキサジエノン−4−イリデ
ンアミノ)フェノキシ酢酸0.8gが得られた、融点16
3〜165℃。元素分析:計算値(C2227NO4 ):
%C,71.5;%H,7.4;%N,3.8。測定値:%
C,71.8;%H,7.2;%N,3.7。
【0039】実施例15 2,6−ジ−t−ブチル−P−ベンゾキノン6.0g(0.
027モル)、P−アミノシンナミド酸3.3g(0.02
0モル)、テトラヒドロフラン15mlおよび三フツ化ホ
ウ素エーテル錯体0.3mlを1時間加熱還流した。反応混
合物を最小量の塩化メチレンに溶解し、ジエチルエーテ
ルで700mlの最終体積に希釈した。エーテル溶液を初
めに冷10%塩酸で、次にブラインで洗浄し、次に硫酸
マグネシウム上で乾燥し、ほとんど蒸発乾固した。残留
物をヘキサン300mlで希釈し、ほとんど蒸発乾固した
後温ヘキサン500mlで希釈した。混合物を室温に冷却
し、濾過すると鮮赤色粉末5.8gが得られた。この物質
1gをベンゼン15mlとヘキサン3mlとの混合物から再
結晶すると赤色結晶性の4−(2,6−ジ−t−ブチル
シクロヘキサジエノン−4−イリデンアミノ)ケイ皮酸
0.5gが得られた、融点216〜217.5℃。元素分
析:計算値(C2327NO3 ):%C,75.6;%H,
7.4;%N,3.8。測定値:%C,75.9;%H,7.
5;%N,3.8。
【0040】実施例16 3−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸13.2g(0.10
モル)、2,6−ジ−t−ブチル−P−ベンゾキノン2
2.0g(0.10モル)、テトラヒドロフラン25mlおよ
び三フツ化ホウ素エーテル錯体1mlの混合物を約20分
間穏やかに加熱還流し、その時間までに濃沈殿が生じ
た。反応混合物をエタノール50mlで希釈し、濾過する
と橙色固体20.9gが得られた、融点248〜250
℃。この物質6gをエタノール250mlと水70mlとの
混合物から再結晶すると赤色粒状の3−(2,6−ジ−
t−ブチルシクロヘキサジエノン−4−イリデンアミ
ノ)−4−ヒドロキシ安息香酸3.4gが得られた、融点
275〜276℃。元素分析:計算値(C2125
4 ):%C,71.0;%H,7.1;%N,4.0。測定
値:%C,71.4;%H,7.1;%N,3.8。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の一般式(I)により表わされる化
    合物。 【化1】 (式中、Rは水素、低級アルキル、低級アルコキシ、低
    級アルキルチオ、ヒドロキシ、ハロゲンまたはアミノで
    あり、nは0、1または2であって、nが2であるとき
    には結合しているR置換基は6個を越えない炭素原子を
    含み;Bは炭素−炭素結合、低級アルキレン、低級アル
    ケニレン、アルキレン鎖中に1個のエーテルまたはチオ
    エーテル結合を含む低級アルキレン、または−C(O)
    NHCH−であって、−BCOOHはBが炭素−炭素
    結合であるときにフェニル環のオルトまたはメタに結合
    する。)
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