JP2515398Y2 - 格納式操作パネルのストッパ構造 - Google Patents

格納式操作パネルのストッパ構造

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JP2515398Y2
JP2515398Y2 JP3134290U JP3134290U JP2515398Y2 JP 2515398 Y2 JP2515398 Y2 JP 2515398Y2 JP 3134290 U JP3134290 U JP 3134290U JP 3134290 U JP3134290 U JP 3134290U JP 2515398 Y2 JP2515398 Y2 JP 2515398Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案は、操作スイッチ類が設けられたパネル面を筺
体の表面に対して必要に応じて出没させることができる
ように構成された格納式操作パネルのストッパ構造に関
する。
〈従来の技術〉 例えばオーディオ機器や電子レンジなどに代表される
電気製品の操作パネルにあっては、外観の繁雑化を避け
るために、筺体Cの表面から出没自在なように筺体Cの
内部に操作パネルBを組込み、使用頻度の比較的少ない
操作スイッチ類Pをこの操作パネルB上に設けるように
することがある(第2図参照)。このような格納式操作
パネルとして、第3図に示すように、操作スイッチ類P
が設けられた可動部材3を、筺体C側に固定された固定
部材2に回動可能なように軸着すると共に、ハートカム
を応用したラッチ装置7を用いて可動部材3の格納位置
の保持を行なうようにしたものが知られている。また、
ラッチ装置7が解除された際に、操作スイッチ類Pの取
付面が自動的に筺体C外に露出するように、可動部材3
を開方向に常時ばね付勢するようにしたものも知られて
いる。
〈考案が解決しようとする課題〉 一方、このように筺体Cの垂直面から出没自在なよう
に構成された操作パネルBにおいては、その下端部を支
点にして可動部材3が回動するように構成されることが
ある。この場合、筺体Cから露出した操作スイッチ類P
の取付面が斜め上向きになると、操作スイッチ類Pを押
す操作力の分力が可動部材3を閉じる向きに作用する
(第3図)ので、操作時に操作パネルBががたついたり
しないようにする必要がある。そのための操作パネルB
の開状態保持手段としては、可動部材3側に形成したノ
ッチNに板ばねSの遊端が弾発係合するようにしたもの
が知られている(第3図)。
しかるに、このような形式の保持手段を、上記した可
動部材3を開方向に常時ばね付勢する形式の操作パネル
Bに適用すると、開状態保持用の板ばねSがノッチNに
係合できる程度に開方向弾発力を大きく設定せねばなら
なくなるので、これに伴う閉操作力の増大による操作性
の悪化を招く不都合がある。開状態保持力を緩くしたの
では、操作スイッチ類Pの操作時に操作パネルBが動き
易くなるので、これも好ましくはない。
本考案は、このような従来技術の不都合を改善するた
めに案出されたものであり、その主な目的は、適切な開
状態保持力が得られ、かつ閉方向操作力を増大させずに
済むように改良された格納式操作パネルのストッパ構造
を提供することにある。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、筺体に一体的に
設けられる固定部材に対して回動自在に可動部材を軸着
すると共に、前記固定部材の適所に設けられたストッパ
部に前記可動部材に設けられた係止片を係止させること
をもって該可動部材の開方向回動限度位置を規定するよ
うにしてなる格納式操作パネルのストッパ構造であっ
て、前記可動部材に開状態保持力を作用させるべく、前
記ストッパ部と前記係止片とのいずれか一方に永久磁石
が設けられ、いずれか他方に磁気吸着片が設けられるこ
とを特徴とする格納式操作パネルのストッパ構造を提供
することにより達成される。
〈作用〉 このような構成によれば、操作パネルの開状態保持力
が磁気吸着力にて得られるので、開方向付勢力に何等影
響を及ぼさずに済むうえ、閉操作力も安定する。
〈実施例〉 以下に第1図を参照して本考案の好適実施例について
詳細に説明する。なお、上記第2図並びに第3図に示し
た従来例と共通の部分には、同一の符号を付すものとす
る。
第1図に示すものは、本考案に基づき構成された操作
パネル支持ブロック1である。この支持ブロック1は、
合成樹脂にて射出成形された固定部材2と、鋼材などの
強磁性体材料にてプレス成形された可動部材3とからな
っている。
固定部材2は、筺体Cの内面に固定される。そして可
動部材3には、操作スイッチ類Pが設けられた操作パネ
ルBが取り付けられる(筺体への固定手段や、パネル面
の構成については、本考案の本質と直接関係せず、第2
図並びに第3図に示した従来構造と何等変わるところは
ないので、第1図においては省略する)。これら固定部
材2と可動部材3とは、1本のシャフト4を介して互い
に係合しており、可動部材3は、このシャフト4を中心
にしてその上端を前方に振り出すように回動し得るよう
になっている。
シャフト4の中間部には、捩りコイルばね5が巻装さ
れている。この捩りコイルばね5は、その一端5aを固定
部材2に、その他端5bを可動部材3にそれぞれ係着して
おり、可動部材3を常時開方向に弾発付勢している。
可動部材3の固定部材2との対向面における上端部に
は、固定部材2側へ向けて突起6が突設されている。そ
して固定部材2には、この突起6に対応する位置にラッ
チ装置7が固定されている。
ラッチ装置7は、公知のハートカムを応用したもので
あり、開状態から可動部材3を押し込むと、ラッチ装置
7に突起6が係合して可動部材3の閉状態を保持する。
そして可動部材3をさらに押し込むと、ラッチ装置7と
突起6との係合が解除され、捩りコイルばね5の弾発力
にて可動部材3が自動的に開かれる。
固定部材2の左右方向両端には、永久磁石8が取り付
けられている。そして可動部材3の側板には、内向きに
係止片9が突設されている。そしてこの係止片9が永久
磁石8に当接して可動部材3の開方向限度位置が規定さ
れるようになっている。
可動部材3の側板には、シャフト4を中心としたセク
タギヤ10が形成されている。そしてこのセクタギヤ10に
噛合するピニオン11を有する公知の回転抵抗付与ダンパ
12が、固定部材2の側板に設けられている。
次に上記実施例の作動要領について説明する。
可動部材3が開いた状態にあっては、係止片9が永久
磁石8に当接・吸着して可動部材3の開位置が規定さ
れ、かつその位置が保持されている。この永久磁石8の
吸着力と捩りコイルばね5の付勢力とに抗して可動部材
3の前面を押すと、永久磁石8から係止片9が離れて磁
気保持力が消滅する。従って、これ以降は捩りコイルば
ね5の付勢力のみが可動部材3に作用する。
この捩りコイルばね5の付勢力に抗して可動部材3を
さらに押し込むと、突起6とラッチ装置7とが係合し、
可動部材3(操作パネル)の閉状態が保持される。
この状態から可動部材3をさらに押すと、ハートカム
の作用にて突起6とラッチ装置7との係合が解除され、
捩りコイルばね5の付勢力にて可動部材3が前方に押し
出される。このとき、セクタギヤ10とピニオン11との噛
合により、ダンパ12の回転抵抗が可動部材3に作用し、
可動部材3の開き速度が適度に制限される。
[考案の効果] このように本考案によれば、可動部材の開位置保持に
永久磁石の磁気吸着力を用いるものとしたので、開位置
保持のための係合力が開方向付勢力に関わりなく定ま
る。そのため、開方向付勢力を比較的小さく設定し得る
ことから、閉操作力を増大させずに済む。しかも可動部
材の開方向限規定ストッパを兼ねられるので、構造の複
雑化を招くこともなく、加えて操作パネルが確実に全開
するようになるので、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に基づき構成された格納式操作パネル
用支持ブロックの全体斜視図であり、第2図は、本考案
が適用される電気製品の一例としての電子レンジの外観
斜視図であり、第3図は、格納式操作パネルの従来構成
を示す模式的な側断面図である。 C……筺体、B……操作パネル P……操作スイッチ類、N……ノッチ S……板ばね、1……支持ブロック 2……固定部材、3……可動部材 4……シャフト、5……捩りコイルばね 6……突起、7……ラッチ装置 8……永久磁石、9……係止片 10……セクタギヤ、11……ピニオン 12……ダンパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体に一体的に設けられる固定部材に対し
    て回動自在に可動部材を軸着すると共に、前記固定部材
    の適所に設けられたストッパ部に前記可動部材に設けら
    れた係止片を係止させることをもって該可動部材の開方
    向回動限度位置を規定するようにしてなる格納式操作パ
    ネルのストッパ構造であって、 前記可動部材に開状態保持力を作用させるべく、前記ス
    トッパ部と前記係止片とのいずれか一方に永久磁石が設
    けられ、いずれか他方に磁気吸着片が設けられることを
    特徴とする格納式操作パネルのストッパ構造。
JP3134290U 1990-03-27 1990-03-27 格納式操作パネルのストッパ構造 Expired - Lifetime JP2515398Y2 (ja)

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JPH03124708U JPH03124708U (ja) 1991-12-17
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