JPH0332231Y2 - - Google Patents

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JPH0332231Y2
JPH0332231Y2 JP1985000539U JP53985U JPH0332231Y2 JP H0332231 Y2 JPH0332231 Y2 JP H0332231Y2 JP 1985000539 U JP1985000539 U JP 1985000539U JP 53985 U JP53985 U JP 53985U JP H0332231 Y2 JPH0332231 Y2 JP H0332231Y2
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plate
door
magnetic
catch
magnet
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JP1985000539U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、家具等の扉の無用な開動を防止す
るための扉のキヤツチ装置に関し、特に磁力を用
いて扉を閉成位置に保持させるようにしたキヤツ
チ装置に関するものである。
例えば洋服たんすの揺動開閉式扉板の組付構造
には、風や振動の影響で扉が自然に開いたり、ま
た地震時に扉が急激に開いたりすることを防止す
る目的で、マグネツトキヤツチと呼ばれるキヤツ
チ装置が多用されている。
(従来の技術) この種のマグネツトキヤツチの従来の構造にお
いては、扉板の開閉揺動端の裏面に、磁性板を備
えたキヤツチ金具が固設されると共に、同キヤツ
チ金具の閉成位置に対向して、洋服たんすの本体
側に磁石が取付けられた構造が採られていて、扉
板を閉めた状態では、磁力の吸着作用によつてキ
ヤツチ金具が磁石に密着保持されるように構成さ
れていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このような従来のマグネツトキヤツチ
の構成方式によると、扉板に対する保持力を確実
にするために磁力の強い磁石を装備すると、扉を
開く際の操作力が過大になつて、女子や老人など
の力の弱い人が開けにくくなり、一方、扉を開け
易くするために磁力が弱い磁石を装備した場合に
は、子供のいたずら等によつて簡単に開けられて
しまうほか、長期使用によつて磁力が劣化した際
に、十分な保持力が得られなくなる等の矛盾する
問題点があつた。
このため本考案は、強力な磁石を用いて確実な
保持力が得られると共に、わずかな操作力によつ
て容易に扉を開け得るようにした扉のキヤツチ装
置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) その目的を達成するため、本考案の構成におい
ては、 家具等の回動して開閉する扉板の開閉揺動端の
裏面に磁性板11を有するキヤツチ金具2が固設
されると共に、同キヤツチ金具2の閉成位置に対
向して家具等本体には前記磁性板11を磁着させ
るマグネツト4が取付けられて成るキヤツチ装置
において、 前記キヤツチ金具2は、 扉板の裏面に固設されるケース7と、 扉板の開閉操作取手の扉板閉鎖操作位置から扉
板開放操作位置への円周方向の回動操作に連動し
て直線移動し先端が前記ケース7内に挿入される
作動杆9と、 背板11bと該背板11bの前部に突出される
耳板11aとよりなる磁性板11であつて、耳板
11aの中間部は前記作動杆9の移動方向と直交
する方向の枢軸10によつて前記ケース7に回動
自在に枢着され、耳板11aの前端部は前記作動
杆9の先端とその移動方向と直交する方向の係合
軸13によつて枢着される磁性板11と、 を具備し、 前記取手の扉板閉鎖操作位置への回動時には、
前記磁性板11の背板11bの後面が前記マグネ
ツト4に密着して磁着され、前記取手の扉板開放
操作位置への回動時には、前記磁性板11の背板
11bが前記枢軸10を中心として前記マグネツ
ト4から離れる方向に回動する構成になることを
特徴とする扉のキヤツチ装置にある。
(作用) 扉板の閉鎖位置において、図示しない取手を扉
板閉鎖操作位置に半回動操作すると、第6図に示
すように、作動杆9が移動し、係合軸13を介し
て磁性板11の耳板11aが引かれ、これによ
り、枢軸10を中心として磁性板11の背板11
bが前方に回動してマグネツト4から離脱する。
この状態から、取手を前方に引つ張ることによ
り扉体は軽く開放される。
次に、扉の閉鎖位置において、図示しない上記
取付を扉板閉鎖操作位置に半回動操作すると、第
5図に示すように、作動板9がその先端方向に移
動し、上記と反対に背板11bが枢軸10を中心
として後方に回動してマグネツト4に磁着する。
このような本考案の構造によると、扉を開くた
めの操作力として、従来のようにキヤツチ金具を
磁石から引き離すのではなく、キヤツチ金具の磁
性板を、挺子の倍力作用を利用して回動させて磁
石からずらす操作力に替えたので、磁力の反作用
を受けることなしに扉を軽く開けることができ
る。
(実施例) 以下、図の実施例に基づき本考案の構成を具体
的に述べる。
この実施例のキヤツチ装置は、第1図aに示す
ように、両開き式洋服たんすの左半分の上部に付
設されたものであつて、この装置は、左側の扉板
1の揺動端の裏面に取付けられたキヤツチ金具2
と、たんす本体の天板3の中央寄りの下面に取付
けられたマグネツト4とにより構成されており、
しかしてキヤツチ金具2は、長板より成る連結杆
5を介して図示しない下方の取手の作動部に接続
されている。
なお、第1図bは、扉板1が閉められた状態を
示している。
ところで、先ずキヤツチ金具2は、4本の取付
ねじ6で扉板1に固定された甲ら型のケース7
と、同ケース7の底板8と、同底板8に立設され
た左右1対のガイド板8aに挟まれた状態で上下
摺動する作動杆9と、ケース7の上部に横架され
た枢軸10と、両耳板11aが上記枢軸10に枢
着されたフオーク形の鉄板よりなる磁性板11と
により形成されている。
しかして、作動杆9は、その下端が結合ねじ1
2によつて連結杆5の上端に接続されると共に、
作動杆9の上部と中間部の夫々には係合軸13と
掛ピン14とがかんざし状に貫通、固設されてい
て、同係合軸13には、磁性板11の両耳板11
aの揺動端が遊合により軸着されており、かつ同
掛ピン14の両側には、左右1対の各伸張ばね1
5が、枢軸10との間に掛け合わされている。
このような組付け構成により、磁性板11は、
枢軸10(固定軸)の周りに揺動可能であり、か
つ作動杆9が下方に摺動すると、係合軸13の降
下により駆動されて、反時計方向(第2図、第5
図)に揺動するが、作動杆9が伸張ばね15によ
つて常に上昇付勢されているので、磁性板11
は、その背板11bを垂直に立てた姿勢に保持さ
れている。
次に、左右2本の取付ねじ16によつて天板3
に固定された長箱形のマグネツト4の内部には、
上下2枚のヨーク17に挟まれた状態で厚板状の
磁石18が収容されていて、両ヨーク17は、わ
ずかに前方に突出している。
しかして扉板1が閉められた図示の状態では、
磁性板11の背板11bは、伸張ばね15の付勢
により両ヨーク17先端面に圧接しており、な
お、背板11bとヨーク17の横幅はほぼ等し
い。
そのほか図示しないが、扉板1の中間高さに
は、通常の開閉用取手が取付けられていて、取手
を開き方向に回し操作すると、連結杆5が引下げ
付勢されるようになつている。
ここで、上述構成による実施例のキヤツチ装置
の作動について説明する。
先ず、扉板1を閉めた第2図、第5図の状態で
は、磁性板11の背板11bが強力な磁石18の
ヨーク17に吸着されていることから、扉板1は
確実に閉成位置に保持されている。
ところで、扉板1を開くために取手を回し操作
すると、連結杆5と作動杆9とが、伸張ばね15
の弾力に抗して一体に降下し、これにより磁性板
11は反時計回りに揺動するが、その時、第6図
に示すように、背板11b中央の下端の突出部が
下方のヨーク17を押し、その反作用で扉板1が
わずかに開き、これにより、キヤツチ金具2に対
するマグネツト4の吸引力は殆ど消滅するので、
その後は、扉板1の回動摩擦に抗する操作力で容
易に扉板1を引き操作することができる。
なお、背板11bを前倒しするまでの操作力
は、(a)、挺子の作用で倒すこと、(b)、背板1
1bが磁力線に対し交角があること、の両因によ
りわずかの操作力で済む。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案に係る扉のマグネツ
ト構造のキヤツチ装置によれば、扉板開閉操作用
の取手を半回転させることにより、扉板背面の作
動杆9を直線移動させ、この作動杆9の先端によ
り、磁性板11の耳板11aの前端部を引いて固
定の枢軸10を中心として磁性板11の背板11
bを前方に回動させ、この回動により本体側のマ
グネツト4より上記磁性板11の背板11bを離
脱させるようにしたので、強力なマグネツト4を
用いて強い力で磁着閉鎖せしめて、しかも上記磁
性板11の背板11bの枢軸10を中心とする回
動による、挺子の作用と背板11bがマグネツト
4の磁力線に対して交角があることにより、きわ
めてわずかの操作力で一旦磁脱させてから扉板を
軽く開くことが出来、扉板の確実な保持作用と開
扉時の容易な操作とが、併せて得られる優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよび第1図bは、本考案の実施例を
示す扉のキヤツチ装置の斜視図、第2図は、第1
図bの矢視における側面図、第3図および第4
図は、第1図aの矢視および矢視における後
面図と前面図、第5図は、第3図の−線にお
ける側断面図、第6図は、第5図の作動図であ
る。 1……扉板、2……キヤツチ金具、3……本体
の天板、4……マグネツト、11……磁性板、1
8……磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 家具等の回動して開閉する扉板の開閉揺動端の
    裏面に磁性板11を有するキヤツチ金具2が固設
    されると共に、同キヤツチ金具2の閉成位置に対
    向して家具等本体には前記磁性板11を磁着させ
    るマグネツト4が取付けられて成るキヤツチ装置
    において、 前記キヤツチ金具2は、 扉板の裏面に固設されるケース7と、 扉板の開閉操作取手の扉板閉鎖操作位置から扉
    板開放操作位置への円周方向の回動操作に連動し
    て直線移動し先端が前記ケース7内に挿入される
    作動杆9と、 背板11bと該背板11bの前部に突出される
    耳板11aとよりなる磁性板11であつて、耳板
    11aの中間部は前記作動杆9の移動方向と直交
    する方向の枢軸10によつて前記ケース7に回動
    自在に枢着され、耳板11aの前端部は前記作動
    杆9の先端とその移動方向と直交する方向の係合
    軸13によつて枢着される磁性板11と、 を具備し、 前記取手の扉板閉鎖操作位置への回動時には、
    前記磁性板11の背板11bの後面が前記マグネ
    ツト4に密着して磁着され、前記取手の扉板開放
    操作位置への回動時には、前記磁性板11の背板
    11bが前記枢軸10を中心として前記マグネツ
    ト4から離れる方向に回動する構成になることを
    特徴とする扉のキヤツチ装置。
JP1985000539U 1985-01-09 1985-01-09 Expired JPH0332231Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985000539U JPH0332231Y2 (ja) 1985-01-09 1985-01-09

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985000539U JPH0332231Y2 (ja) 1985-01-09 1985-01-09

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Publication Number Publication Date
JPS61117867U JPS61117867U (ja) 1986-07-25
JPH0332231Y2 true JPH0332231Y2 (ja) 1991-07-09

Family

ID=30472476

Family Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101878828B1 (ko) * 2016-02-03 2018-07-16 아주자동차대학 산학협력단 궤도형 직선자

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JPS5841874B2 (ja) * 1977-02-10 1983-09-14 山本電気工業株式会社 ほつれ防止縫い装置付電動ミシン

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JPS61117867U (ja) 1986-07-25

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