JP2515247Y2 - 溶接ロボット用コンジットハンガー切換装置 - Google Patents

溶接ロボット用コンジットハンガー切換装置

Info

Publication number
JP2515247Y2
JP2515247Y2 JP5055391U JP5055391U JP2515247Y2 JP 2515247 Y2 JP2515247 Y2 JP 2515247Y2 JP 5055391 U JP5055391 U JP 5055391U JP 5055391 U JP5055391 U JP 5055391U JP 2515247 Y2 JP2515247 Y2 JP 2515247Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
conduit
hanger
robot
hangers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5055391U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH055271U (ja
Inventor
敏實 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP5055391U priority Critical patent/JP2515247Y2/ja
Publication of JPH055271U publication Critical patent/JPH055271U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2515247Y2 publication Critical patent/JP2515247Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の溶接トーチを用
い選択的に溶接作業を行う産業用溶接ロボットにおい
て、各溶接トーチのケーブルを吊持するコンジットハン
ガーの切換えを行うコンジットハンガー切換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接ロボットを複数種類の溶接作
業に対応させるため、ロボットアームの両側方にそれぞ
れ異種の溶接トーチが待機状態で配設され、各溶接トー
チ毎にそのケーブルを吊持するコンジットハンガーが設
けられた装置がある。この装置において、各コンジット
ハンガーは、トーチの移動に従い上記待機位置とロボッ
トアームの作業領域との間の広い範囲で自在に動けるよ
う、ロボットアームの据付箇所に近い一端側を支点とし
て水平揺動自在に支持されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の装置
は、各コンジットハンガーが上記待機位置とアーム作業
領域との間の往復移動時以外においても自由に揺動して
互いに干渉し合うため、ケーブル同士の絡まりによって
溶接ワイヤの送給に支障をきたしたりアームに保持され
たトーチが外れたりするため、ロボットの溶接作業を妨
げるという問題がある。また、ハンガー同士の接触によ
って騒音が発生する問題もある。
【0004】本考案はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、コンジットハンガ
ー同士が干渉し合うことなく、ロボットの溶接作業を円
滑に進行させ得る溶接ロボット用コンジットハンガー切
換装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、ロボットアームと脱着可能に接続する複
数個の溶接トーチを上記ロボットアーム両側方の各待機
位置に配設し、上記各溶接トーチに接続するケーブルを
それぞれコンジットハンガーに吊持し、これらコンジッ
トハンガーをそれぞれ対応する溶接トーチの移動に従い
この溶接トーチの待機位置とロボットアームの作業領域
との間で水平方向に揺動可能に設けた溶接ロボット用コ
ンジットハンガー切換装置において、上記各ハンガーを
水平揺動させるアクチュエータと、一つの溶接トーチを
使用するとき他の溶接トーチのコンジットハンガーをそ
れ以外のコンジットハンガーと干渉しない位置に待機さ
せるよう上記アクチュエータの作動を制御する制御手段
とを備える構成としたものである。
【0006】
【作用】上記の構成により、本考案では、溶接ロボット
がそのアームに一つの溶接トーチを持って溶接作業を行
うとき、制御手段の制御によりアクチュエータが作動
し、他の溶接トーチのコンジットハンガーがそれ以外の
コンジットハンガーと干渉しない位置に待機させられ
る。それにより、コンジットハンガー同士の干渉が避け
られる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1および図2は本考案の一実施例に係る
溶接ロボット用コンジットハンガー切換装置を示す。こ
のコンジットハンガー切換装置Aは、溶接ロボットBに
添設されており、この溶接ロボットBのアーム1の左右
両側方にはそれぞれ、その場所を非溶接時の待機位置と
する溶接トーチ2,3が配設されている。上記各待機位
置には、上記ロボットBの支柱4から両側方に延設され
たレストハンガー5,5の各先端が来ており、これら各
先端に立設されたトーチレスト6,6に上記溶接トーチ
2,3が係止されている。この溶接トーチ2,3は、そ
の側方に連設されたジョイント2a,3aを備え、この
ジョイント2a,3aが上記アーム1の先端部1aとエ
アチャックにより脱着可能に接続されるようになってい
る。また、上記溶接トーチ2,3のうち、一方のトーチ
2はTIG溶接用、他方のトーチ3はMAG溶接用であ
り、両トーチ2,3はともに電極やシールドガス等のコ
ンジットとなるケーブル7に接続されている。上記各ケ
ーブル7は、それぞれトーチ2または3の上方において
棒状のコンジットハンガー8または9に、バンド26,
26と引張りばね25とからなる2個のバランサ24,
24を介して吊持されている。上記コンジットハンガー
8,9は、その一端が上記アーム1の固定肢1b上に添
設された箱体19に支持され、この箱体19上を支点と
してトーチ待機位置(トーチレスト6近傍)とアーム1
の作業領域との間を水平方向に揺動可能に設けられてい
る。
【0009】上記各コンジットハンガー8,9は、図3
に拡大詳示するように、その支点側直立部8a,9aの
上下2か所に、ハンガー8,9の延出方向に向かって突
出する上部ストッパピン14と、上記延出方向に沿って
両側に突出する下部ストッパピン15とを有しており、
上記上部ストッパピン14よりも下方の直立部8a,9
aは、上記箱体19上においてシャフト16内に回動可
能に収められている。上記上部ストッパピン14は、上
記箱体19上に立設されたストッパ17,17に当接す
ることにより、ハンガー8,9の過度の揺動を抑止する
よう働く。一方、上記下部ストッパピン15は、図4に
も示すように、上記シャフト16の周壁に設けられた所
定範囲のスリット18,18内で移動する。このスリッ
ト18の所定範囲とは、ハンガー8,9を左右両方向に
約45°まで揺動させ得る範囲(図1に2点鎖線で図
示)であり、ハンガー8,9は、上記範囲において溶接
トーチ2,3の動きに従い自在に揺動する。また、上記
下部ストッパピン15は、ハンガー8,9が待機位置か
らアーム1作業領域に向かって揺動するとき、上記スリ
ット18の側端に当接してハンガー8,9の過度の揺動
を抑止する。
【0010】上記シャフト16は、上記箱体19上に立
設された筒状スタンド20内に収められているととも
に、上記箱体19内に収められたロータリーアクチュエ
ータ10または11の駆動軸22にキー21を介して接
続されており、上記アクチュエータ10,11の駆動に
従い回動する。上記アクチュエータ10,11は、上記
シャフト16の回動を、上記スリット18内に位置する
下部ストッパピン15を介してコンジットハンガー8,
9に伝達することにより、ハンガー8,9に対してトー
チ待機位置とロボットアーム1との間の広範囲の揺動を
させる駆動源として働く。
【0011】さらに、上記両ロータリーアクチュエータ
10,11には、その作動時期を制御する制御手段12
が接続されている。
【0012】本実施例のMAG溶接トーチ3には、接続
するケーブル7を介して溶接ワイヤW(電極ワイヤ)が
挿通されており、この溶接ワイヤWは図外のワイヤリー
ルから供給され、ロボット支柱4の側方に設置されたワ
イヤ送給装置13によりワイヤWの消耗に応じて自動的
に送給される。図中、23は上記ワイヤ送給装置13が
載置された載置台である。
【0013】次に、本実施例の作動について説明する。
ロボットBがアーム1に保持している一方の溶接トーチ
3を使用し終えると、アーム1は使用後の溶接トーチ3
の吸着を解除する。この時、溶接トーチ3側のコンジッ
トハンガー9はアーム1近くの上方に在り、直ちに制御
手段12が一方のアクチュエータ11を作動させて、上
記ハンガー9をトーチ待機位置(図1に実線で示す位
置)まで回動させる。引き続いて他方の溶接トーチ2を
用いて作業を行いたい場合には、制御手段12が他方の
アクチュエータ10に始動信号を送り、溶接トーチ2側
のコンジットハンガー8をアーム1の位置(図1に1点
鎖線で示す位置)まで回動させる。この時、もう一方の
アクチュエータ11には始動信号は送られていないた
め、ハンガー9はトーチ待機位置で待機することにな
る。この結果、ハンガー8,9同士の干渉を避けること
ができ、衝突音の発生を防止することができる。また、
このようにハンガー8,9同士が常に離れているので、
ケーブル7,7同士が絡まることもなく、これに起因す
る溶接ワイヤWの供給停止やアーム1からのトーチ解除
を防止することができ、ロボットBの溶接作業を円滑に
進行させることができる。このようなアクチュエータ1
0,11に対する制御は、溶接トーチ2,3を交換する
たびに行われる。
【0014】なお、上記実施例では、コンジットハンガ
ーを、ロボットアームの左右両側を待機位置として2本
設けたが、ハンガーを設ける数やその待機位置は上記の
ものに限られるものではなく、増設する溶接トーチの数
に合わせてハンガーを設け、ハンガー同士が干渉しない
よう待機位置を設定しても良い。
【0015】上記実施例では、ハンガーに対して、水平
方向左右に約45°ずつ自在に揺動可能な範囲を設定し
ていたが、この範囲に特別の制限はなく、アームの作業
に支障を与えない程度にハンガーを揺動自在にすれば良
い。
【0016】また、上記実施例では、ハンガーを揺動さ
せるアクチュエータとして、ロータリーアクチュエータ
を用いたが、これに限られるものではなく、ピストンの
往復運動を利用した揺動アクチュエータ等その他のアク
チュエータを用いても良い。
【0017】
【考案の効果】以上のように、本考案の溶接ロボット用
コンジットハンガー切換装置によれば、溶接ロボットが
そのアームに一つの溶接トーチを持って溶接作業を行う
時には、他の溶接トーチのコンジットハンガーは、アク
チュエータによってそれ以外のコンジットハンガーと干
渉しない位置に回動待機させられるので、コンジットハ
ンガー同士の衝突に因る騒音の発生を防止できるととも
に、ケーブルの絡まりに起因する溶接ワイヤの供給停止
およびアームからのトーチ解除を防止でき、ロボットの
溶接作業を円滑に進行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すコンジットハンガー切換
装置の平面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】上記コンジットハンガー切換装置の一部を拡大
した断面図である。
【図4】図3におけるI−I線矢視図である。
【符号の説明】
1 ロボットアーム 2,3 溶接トーチ 7 ケーブル 8,9 コンジットハンガー 10,11 ロータリーアクチュエータ 12 制御手段 A コンジットハンガー切換装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットアームと脱着可能に接続される
    複数個の溶接トーチが上記ロボットアーム両側方の各待
    機位置に配設されており、上記各溶接トーチに接続され
    たケーブルはそれぞれコンジットハンガーに吊持され、
    これらコンジットハンガーはそれぞれ対応する溶接トー
    チの移動に従いこの溶接トーチの待機位置とロボットア
    ームの作業領域との間を水平方向に揺動可能に設けられ
    ている溶接ロボット用コンジットハンガー切換装置にお
    いて、上記各コンジットハンガーを水平揺動させるアク
    チュエータと、一つの溶接トーチが使用されるとき他の
    溶接トーチのコンジットハンガーをそれ以外のコンジッ
    トハンガーと干渉しない位置に待機させるよう上記アク
    チュエータの作動を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする溶接ロボット用コンジットハンガー切換装
    置。
JP5055391U 1991-07-01 1991-07-01 溶接ロボット用コンジットハンガー切換装置 Expired - Lifetime JP2515247Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5055391U JP2515247Y2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 溶接ロボット用コンジットハンガー切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5055391U JP2515247Y2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 溶接ロボット用コンジットハンガー切換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH055271U JPH055271U (ja) 1993-01-26
JP2515247Y2 true JP2515247Y2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=12862213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5055391U Expired - Lifetime JP2515247Y2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 溶接ロボット用コンジットハンガー切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2515247Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100817228B1 (ko) * 2007-03-30 2008-03-27 유정식 조립식 레일을 갖는 창호틀

Also Published As

Publication number Publication date
JPH055271U (ja) 1993-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1574302B1 (en) Manipulator with an umbilical-member managing system
JPH0760679A (ja) マニピュレータ
ITMI20011867A1 (it) Dispositivo automatico per la riformatura di elettrodi in pinze di saldatura
JP2515247Y2 (ja) 溶接ロボット用コンジットハンガー切換装置
JP2006150496A (ja) ロボットの線条体支持装置及び線条体支持装置を備えたロボット
JP7095980B2 (ja) ロボットシステム
JP2003117878A (ja) ロボットのケーブル類保持構造
JP2005118457A5 (ja)
JP2008238178A (ja) 天吊り溶接ロボットのケーブル処理装置及び方法
JP2579028B2 (ja) ロボツトのハンド装置
JP4855067B2 (ja) 溶接機用吊下装置
JPH10180456A (ja) 可動ジョイント
JPH035436Y2 (ja)
JPH047867Y2 (ja)
JPH071787Y2 (ja) 巻線機のノズル装置
JPH0670967U (ja) 溶接ロボット
JPS5936392Y2 (ja) 自動ロ−付用工業用ロボツト
JP2565191Y2 (ja) 溶接用ロボット等のケーブル支持装置
JPH0775983A (ja) 複腕組立装置
SU680834A1 (ru) Устройство дл электродуговой сварки с колебани ми электрода
JPH031197Y2 (ja)
JPH034448Y2 (ja)
JPS61138483U (ja)
JPH0634055Y2 (ja) 自動溶接装置
JPH0649590Y2 (ja) 作業車の吊り上げ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960430

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250