JPH031197Y2 - - Google Patents

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JPH031197Y2
JPH031197Y2 JP1983050559U JP5055983U JPH031197Y2 JP H031197 Y2 JPH031197 Y2 JP H031197Y2 JP 1983050559 U JP1983050559 U JP 1983050559U JP 5055983 U JP5055983 U JP 5055983U JP H031197 Y2 JPH031197 Y2 JP H031197Y2
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JP
Japan
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support member
arm
free end
cables
industrial robot
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JP1983050559U
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JPS59156796U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、アームの先端部に塗装用スプレーガ
ンや溶接用トーチなどの操作要素を適宜に可動に
構成すると共に該アームの基部側から操作要素に
適宜のケーブル類を連結したものであつて、少な
くとも操作要素の位置を適宜に制御する産業用ロ
ボツトに関するものである。
従来技術 一般にこの種の産業用ロボツトにおいては、ア
ームに対して操作要素の位置を適宜に制御してい
るが、操作要素の位置の変化に伴つて、アームの
基部側から操作要素に至るケーブル類のなす形状
も複雑に変化する。この場合、ケーブル類が極端
な曲折部を形成せずかつケーブル類と他の部材と
の当接状態が生起しないようにケーブル類を支持
する必要がある。
これに対処するため、従来、例えば第1図に示
される多関節アーム式産業ロボツトが用いられて
いた。図示の構造については後述するが、上側ア
ーム6の基部側、即ちY2方向側の端部に逆L字
状の支持部材21を取付け、このオーバーバンド
した支持部材21の自由端部に引張バネ22を支
持し、この引張りバネ22の自由端部に配設した
筒状部23によりケーブル類13の略中間部を支
持していた。このようにすれば、ケーブル類の支
持は良好に行なわれるが、上側アーム6と支持部
材21とのなす間隔:Hが大きく、従つて装置と
してのデツトスペースが大きくなるため好ましく
なかつた。しかも、第1図に示される産業用ロボ
ツトにおいては、上側アーム6が自在に上下方向
に傾動されると共に水平方向にも適宜に旋回され
るため、上記支持部材21の配設によるデツドス
ペースが拡大され、設備空間の有効利用を図るこ
とができなかつた。勿論、他種の産業用ロボツト
においても、支持部材21を取付けたアーム6の
位置が自在に制御されることが多いため、支持部
材21の配設に伴なうデツドスペースの拡大は避
けられなかつた。
本考案の目的 本考案は、かかる問題に鑑みてなされたもので
あつて、操作要素に連結されるケーブル類を良好
に支持すると共に、装置としてのデツドスペース
を可及的に小さくして、設備空間の有効利用を図
ることのできる産業用ロボツトを提供することを
目的としている。
実施例 以下、図示の実施例を参照して本考案を詳細に
説明する。
第2図および第3図において、1は固定部材2
に対して図示しない駆動機により水平方向に旋回
自在に支持された台枠、3および4は台枠1に対
して夫々回動自在に支持された下側アームおよび
リンクレバー、5はリンクレバー4に回転的に支
持された後側アーム、6は下側アーム3と後側ア
ーム5とに夫々回転自在に支持された上側アーム
で、この上側アーム6、下側アーム3、リンクレ
バー4および後側アーム5により平行リンク機構
が形成されている。7は上側アーム6の自由端部
に配設された可動部材で、この可動部材7には操
作要素7、例えば溶接用トーチが直接に又は適宜
の駆動機構などを介して間接に支持されている。
9および10は台枠1に支持された第1および第
2の回転駆動機で、下側アーム3は減速機を介し
て第1の回転駆動機9により上下方向に旋回さ
れ、上側アーム6は減速機を介して第2の回転駆
動機10により回動されるリンクレバー4および
後側アーム5を介して下側アーム3と上側アーム
6との軸支点を中心として上下方向に旋回され
る。
11はバネ性を有する支持部材で、この支持部
材11は、例えば一端部110が螺旋状に巻回さ
れて取付具12により上側アーム6の基部側に取
付けられ、かつ自由端には上側アーム6の軸線方
向に巻回された筒状部111が形成されている。
またこの支持部材11は、基部側から自由端に向
つて上側アーム6から直線状で離間するように形
成されている。なお支持部材11の基部側の端部
は上側アーム6に穿設された孔に係入して、上側
アーム6に対する支持部材11の回転方向の位置
決めが行なわれている。
上記構成において、上側アーム6の基部側に取
付具12を用いて支持部材11を取付けた状態
で、支持部材11の自由端部の筒状部111にケ
ーブル類13を挿通して、支持部材11によりケ
ーブル類13を支持させる。
この状態で、回転駆動機9,10および図示し
ない駆動機を適宜に制御しつつ、溶接用トーチ8
によりX,YおよびZ方向の適宜の溶接が行われ
る。なお図示の場合、溶接用ワイヤは送給ローラ
20により適宜に送給される。
溶接作業時には、上側アーム6に対する溶接用
トーチ8の位置が適宜に変位する。この場合、自
由端部にケーブル類13を挿通した支持部材11
は、それ自体バネ性を有しているため、支持部材
11の自由端部は上側アーム6の基部側の支持部
を支点として適宜に位置変位し、これによりケー
ブル類13は滑らかな曲線を形成しつつ支持部材
11により支持される。しかも支持部材11のバ
ネ性により初期状態に復元され易く、このためケ
ーブル類13のなす形状は溶接用トーチ8の位置
に相応した略定状の状態となる。
なお、線材を螺旋状に巻回した円筒状の支持部
材とした場合、弾力性がよすぎるため、斜上方に
位置すべき自由端部が垂れ下がり、しかも自由端
部を基部側に対して上下方向および水平方向に復
元さすためのバネ力が弱いため好ましくない。
第4図は、本考案の他の実施例の要部図であつ
て、支持部材11の一端部がアーム6に穿設され
た孔に係入して、クランプ具12を介してアーム
6に締着されている。また支持部材11の自由端
部には筒状体が固着されて筒状部111が形成さ
れている。
上記のごとく、支持部材11の自由端部に形成
される筒状部111が線条体を複数回巻回したも
のであれば、極端に断面が変化しない限り、種々
の径のケーブル類に適用することができる。また
第3図に示されるごとく、支持部材11の取付部
110に螺旋状の巻回部を形成すれば、支持部材
11は取付部110にもバネ機構を有することに
なり、従つて支持部材11自体がバネ性を有する
ことと相俟つて、ケーブル類の位置変位が円滑に
行なわれる。なお、これにも拘わらず、支持部材
11の一端部を固着した取付具を介して、支持部
材11の端部をアームの基部に取付けることもで
きる。さらに支持部材11は断面が円状のバネ鋼
とすれば入手し易くかつ支持部材11の曲りに対
する方向性がないので有利であるが、これにも拘
わらず断面非円状のバネ鋼とすることができる。
なお操作要素としては、溶接用トーチ、塗装用ス
プレーガン、組立工具、溶断・切断具あるいはつ
かみ工具などが適用される。さらに本考案を直交
座標式円筒座標式あるいは極座標式などの適宜の
ロボツトに適用することができる。勿論、ケーブ
ル類とは操作要素に連結される適宜のホースやケ
ーブル類を称している。
考案の効果 上記実施例に詳記した如く、本考案は、バネ性
を有する単一線条の支持部材の一端部をアームの
基部に支持し、該支持部材の基部側から自由端部
に向つてアームから離間した支持部材の自由端部
の筒状部にケーブル類を挿通してケーブル類を支
持したので、ケーブル類は、操作要素の位置変位
に伴なつて操作要素の位置に相応した、滑らかな
曲線をなす略定状の状態に支持され、しかもアー
ムと支持部材の自由端部とのなす間隔:hは、第
1図に示される従来の装置の間隔:Hに比して充
分小さくなるため、装置としてのデツドスペース
が可及的に小さくなり、このため設備空間の有効
利用を図ることのできる産業用ロボツトを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例を示す斜視図、第2図は、本
考案の実施例を示す斜視図、第3図は第2図の要
部側面図、第4図は本考案の他の実施例の要部図
であつて第3図に相当する図である。 6……アーム、8……操作要素、11……支持
部材、111……筒状部、13……ケーブル類。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 アームの先端部に操作要素を適宜に可動に構
    成すると共に該アームの基部側から操作要素に
    連結される適宜のケーブル類を支持する支持部
    材を配設してなる産業用ロボツトにおいて、前
    記支持部材は、一端部が前記アームの基部側に
    支持されると共に自由端部が前記ケーブル類を
    挿通するための筒状部が形成され、かつバネ性
    を有する単一線条材により基部側から自由端部
    に向つて前記アームから漸次離間するよう形成
    されてなる産業用ロボツト。 2 前記支持部材は、断面が円状である実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の産業用ロボツ
    ト。 3 前記支持部材は、自由端部に形成される筒状
    部が線条体を複数回巻回して一体形をなす実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    産業用ロボツト。 4 前記支持部材は、基部側から自由端部に向つ
    て前記アームから直線状で離間する実用新案登
    録請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに
    記載の産業用ロボツト。
JP5055983U 1983-04-04 1983-04-04 産業用ロボツト Granted JPS59156796U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5055983U JPS59156796U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 産業用ロボツト

Applications Claiming Priority (1)

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JP5055983U JPS59156796U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 産業用ロボツト

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Publication Number Publication Date
JPS59156796U JPS59156796U (ja) 1984-10-20
JPH031197Y2 true JPH031197Y2 (ja) 1991-01-16

Family

ID=30181017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5055983U Granted JPS59156796U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 産業用ロボツト

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6084294U (ja) * 1983-11-14 1985-06-11 株式会社神戸製鋼所 ロボツトのケ−ブル支持機構

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57170016A (en) * 1981-04-13 1982-10-20 Yaskawa Denki Seisakusho Kk Cable supporting device
JPS5831993B2 (ja) * 1977-11-01 1983-07-09 財団法人工業開発研究所 ボイラ化学洗滌廃液の処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831993U (ja) * 1981-08-20 1983-03-02 トキコ株式会社 ケ−ブル保持装置

Patent Citations (2)

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