JP2515027B2 - 自動原稿搬送装置付き複写機 - Google Patents

自動原稿搬送装置付き複写機

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JP2515027B2
JP2515027B2 JP1310409A JP31040989A JP2515027B2 JP 2515027 B2 JP2515027 B2 JP 2515027B2 JP 1310409 A JP1310409 A JP 1310409A JP 31040989 A JP31040989 A JP 31040989A JP 2515027 B2 JP2515027 B2 JP 2515027B2
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良樹 吉岡
正 藤岡
孝二 氏野
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Mita Industrial Co Ltd
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複写機、特に、原稿台上に原稿を給紙す
るとともに原稿台上の原稿を排出する自動原稿搬送装置
を有する複写機に関する。
〔従来の技術〕
複写機等においては、その本体上面に自動原稿搬送装
置を有するものがある。この自動原稿搬送装置は、原稿
の積載される原稿載置部と、この原稿載置部の原稿を給
紙すための給紙部と、給紙された原稿を複写機の原稿台
(コンタクトガラス)上の所定位置にセットするための
搬送ベルトと、原稿排出部とを有している。
このような自動原稿搬送装置(以下、DFと記す)を備
えた複写機においては、複写機のプリントキーが押され
ると、複写機本体側の制御部からDF側の制御部に原稿セ
ットを指示するための信号が送出される。DF側の制御部
は、この信号を受けて給紙部のモータを駆動して原稿を
原稿台上の所定位置に搬送する。また、すでに原稿がセ
ットされている場合には、その原稿を排出するととも
に、新しい原稿を原稿台上にセットして原稿の交換を行
う。このとき、給紙される原稿が原稿給紙経路における
最終のジャム検出スイッチを通過したか否かを判断し
て、このジャムスイッチを通過したことが検出される
と、この時点からタイマーのカウントを開始する。そし
て、タイマーのカウントアップを検出して原稿給紙部の
モータを停止する。その後原稿交換完了信号を複写機本
体側の制御部に送出する。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記のようなDFを備えた複写機では、DFからの原稿交
換完了信号を受信した後に、コピー開始の前準備を開始
し、準備が終了すれば原稿のコピー動作に入る。コピー
開始の前準備としては、たとえば光学系の露光装置がホ
ームポジションにあるか否か、また記録紙はレジストロ
ーラに達しているか否か、またトナー濃度は正常か否か
等の判断を行う。
このように、従来のDFを有する複写機においては、原
稿完了信号が出力されてから原稿のコピー動作が開始す
るまでが長く、コピースピードの高速化が妨げとなって
いる。
この発明の目的は、原稿交換時の無駄な時間を無く
し、複数原稿を画像形成する際にその全体の動作時間を
高速化することのできる自動原稿搬送装置付き複写機を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る自動原稿搬送装置付き複写機は、上面
に原稿が載置される原稿台と、原稿搬送機構と、原稿通
過検出手段と、原稿交換完了信号出力手段と、前準備手
段と、複写本体部とを備えている。原稿搬送機構は、原
稿台上に原稿を給紙するとともに原稿台上の原稿を排出
する機構である。原稿通過検出手段は、原稿給紙経路途
中に設けられ、原稿台上に給紙される原稿が通過したこ
とを検出する手段である。原稿交換完了信号出力手段
は、原稿検出手段で原稿の通過が検出された後、当該原
稿が原稿台上の所定位置にセットされる以前に原稿交換
完了信号を出力する手段である。前準備手段は、原稿交
換完了信号を受けて、原稿台上にセットされる原稿の複
写前準備を開始する手段である。複写本体部は、前準備
手段の前準備の終了後、原稿の複写を行うものである。
〔作用〕
この発明では、原稿搬送機構によって原稿台上に原稿
が給紙される。このとき、原稿給紙経路を原稿が通過し
たことが検出され、この検出時点から当該原稿が原稿台
上の所定位置にセットされるより前に原稿交換完了信号
が出力される。この信号を受けて当該原稿を複写するた
めの前準備を開始する。
これにより、原稿の交換が完了した後に原稿交換完了
信号を出力していたものに比較して、画像形成装置側で
前準備等の動作の開始が速くなり、原稿交換時の無駄な
時間が短縮されて複数原稿の画像形成のための時間を短
縮化することができる。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例による自動原稿搬送装置
付き複写機を示している。
第1図において、複写機本体1の上面には原稿台2が
固定されており、原稿台2上にはDF3が設けられてい
る。複写機本体1の図右側には、給紙部4,5が着脱自在
に装着されている。また給紙カセット4,5の上方には、
バイパス給紙部23が設けられている。複写機本体1の図
左側には、複写済の記録紙が排出される排紙トレイ6が
装着されている。
複写機本体1の内部において、その上側には、原稿読
み取りのための光学系7が設けられている。この光学系
7は、光源、ミラー、レンズユニット等から構成されて
いる。光学系7のホームポジションには、光学系7がホ
ームポジションに位置していることを検出するための光
学系ホームポジションスイッチ33が設けられている。ま
た、複写機本体1の中央部には、表面に静電潜像が形成
される感光体ドラム8が配置されている。感光体ドラム
8の周囲には、帯電装置9、現像装置10、転写装置11、
用紙分離装置12及びクリーニング13が順に配置されてい
る。
バイパス給紙部23や給紙カセット4,5と感光体ドラム
8等によって構成される画像形成部との間には、給紙搬
送路14が設けられている。また、画像形成部と排紙トレ
イ6との間には、排紙搬送路15、記録紙上の転写像を定
着するための定着装置16及び排出ローラ17が配置されて
いる。
また、給紙搬送路14の転写装置11側の端部には、画像
形成部に所定タイミングで記録紙を搬送するための1対
のレジストローラ20が配置されている。このレジストロ
ーラ20の記録紙搬送方向上流側近傍には、記録紙がレジ
ストローラ20に到達したことを検出するためのレジスト
スイッチ22が設けられている。また、レジストローラ20
よりも上流側において、給紙搬送路14には搬送ローラ21
が配置されている。
DF3は、ハウジング24の右側部に装着された原稿載置
台25と、ハウジング24の上部中央部の原稿排出部26とを
有している。ハウジング24の原稿排出部26下方には、図
左右方向に間隔を隔ててローラが配置されており、この
ローラに搬送ベルト27がかけ渡されている。搬送ベルト
27の下端面は、複写機1本体の上端に配置された原稿台
2に対向している。ハウジング24内の右側端部には、原
稿載置台25から原稿を1枚ずつ搬送ベルト27側に送るた
めの給紙ローラ部28が設けられ、その搬送方向下流側に
は、レジストローラ31が設けられている。レジストロー
ラ31の搬送方向上流側近傍には、原稿給紙経路中の最終
のジャム検出スイッチ32が配置されている。ハウジング
24内の左側端部には、搬送ベルト27から原稿排出部26に
原稿を搬送するための原稿排出経路29が配置されてい
る。また、原稿載置台25の原稿搬送方向下流側端部で、
給紙ローラ部28の近傍には、原稿台2上に搬送すべき原
稿があるか否かを検出するための原稿検出センサ30が設
けられている。
第2図に示すように、DF3には、CPU、RAM、ROM等を備
えたマイクロコンピュータからなるDF制御部40を有して
いる。DF制御部40には、第1図に示す原稿検出センサ30
と、ジャム検出スイッチ32と、他の入出力部が接続され
ている。また、DF制御部40には、給紙ローラ部28等のDF
駆動部41と、DF駆動部41を停止させるための第1タイマ
ー42と、原稿交換の完了したことを示す信号を出力する
タイミングを設定するための第2タイマー43とが接続さ
れている。なお、第1タイマー42はその設定時間が固定
されており、第2タイマー43は可変となっている。
複写機本体1には、前記DF制御部40同様に、CPU等を
備えたマイクロコンピュータからなる本体制御部50を有
している。本体制御部50と前記DF制御部40とは接続され
ている。本体制御部50には、複写機の上端面に配置され
た操作パネル44と、第1図に示した光学系ホームポジシ
ョンスイッチ33やレジストスイッチ22等のスイッチやセ
ンサ類の他の入力部が接続されている。また、本体制御
部50には、給紙ローラ21等を駆動する給紙駆動部45と、
光学系7の駆動部46と、画像形成部を駆動するための駆
動部等のその他の出力部が接続されている。
次に、第3A図及び第3B図に示すフローチャートにした
がって動作について説明する。
複写機のメインスイッチをオンすれば、第3A図のステ
ップS1において、複写枚数を「1」に設定する等の初期
設定が行われる。次に、ステップS2及びステップS3で操
作パネル上のキーが押されたか否かを判断する。複写枚
数の設定あるいはコピーモードの選択のためのキーが押
された場合には、ステップS3からステップ4に移行し、
押されたキーに応じて処理が行われてステップS2に戻
る。
プリントキーが押された場合には、ステップS2からス
テップS5に移行する。ステップS5では、DF3の原稿載置
台25上に原稿が載置されているか否かを判断する。この
判断は、DF3に設けられた原稿検出センサ30がオンして
いるか否かをDF制御部40によって検出し、このDF制御部
40からその旨の信号が本体制御部50に送出されているか
否かによって判断する。原稿載置台25上に原稿が載置さ
れている場合には、ステップS6に移行する。ステップS6
では、本体制御部50からDF制御部40に対して原稿を給紙
させるための信号を送出する。DF制御部40は、この原稿
給紙信号を受けてDF駆動部41を駆動し、給紙ローラ部28
や搬送ベルト27を駆動して原稿を原稿台2上の所定位置
にセットする。
次に、ステップS7でDF制御部40から原稿交換完了信号
が本体制御部50側に送られてきたか否かを判断する。本
体制御部50は、DF制御部40からの原稿交換完了信号を待
ってステップS8に移行する。ステップS8では、通常のコ
ピー処理が行われ、設定された枚数分の複写動作が行わ
れる。次にステップS9では、DF制御部40から原稿ラスト
信号が送出されてきたか否かを判断する。この原稿ラス
ト信号は、ステップS8でコピー処理している原稿の次に
は原稿がないことを示す信号であり、原稿検出センサ30
によって判断する。ステップS9で原稿ラスト信号がまだ
送出されてきていないと判断された場合には、ステップ
S6に戻り、前述のステップS6〜ステップS9を繰り返し実
行する。
原稿載置台25上に載置された複数原稿のすべてについ
てコピー処理を終了すれば、DF制御部40から本体制御部
50に原稿ラスト信号が送出されてくるので、この場合に
はステップS9でYESと判断されてステップS2に戻る。
前述のような複写機本体側の制御動作に対して、DF3
側では第3B図に示すような制御が行われる。
まずステップS10では、原稿給紙信号が本体制御部50
から送出されてきたか否かを判断する。前記第3A図のス
テップS6が実行されて、DF制御部40側に原稿給紙信号が
送出されてきた場合には、ステップS10からステップS11
に移行する。ステップS11では、原稿載置台25上の原稿
を原稿台2側に搬送すべく原稿交換動作を開始する。す
なわち、駆動モータを回転させて、DF駆動部41を構成す
る給紙ローラ部28や搬送ベルト27等を駆動する。これに
より、原稿載置台25上の原稿は、給紙ローラ部28、レジ
ストローラ31を介して搬送ベルト27と原稿台2との間に
搬送され、搬送ベルト27によって原稿台2上にセットさ
れる。
このとき、ステップS12で、給紙される原稿がジャム
検出スイッチ32を通過したか否かを判断する。原稿がジ
ャム検出スイッチ32を通過すれば、ステップS13に移行
し、第1,第2タイマー42,43をそれぞれスタートさせ
る。次に、ステップS14で第1タイマー43がタイムアッ
プしたか否かを判断する。第2タイマー43がタイムアッ
プすれば、ステップSS15に移行して前記給紙される原稿
が最後の原稿であるか否かを判断する。この判断は、前
述のように原稿検出センサ30のオン,オフによって判断
する。複数原稿が載置されており、まだ原稿が残ってい
る場合にはステップSS15からステップS16に移行する。
そして、ステップS16では原稿交換完了信号がDF制御部4
0から本体制御部50に対して出力される。本体制御部50
には原稿交換完了信号を受け取って、前記第3A図で示し
たように、ステップS8のコピー処理等を実行する。
次に、ステップS17で第1タイマー42がタイムアップ
したか否かを判断する。第1タイマー42がタイムアップ
すれば、ステップS18に移行して原稿を給紙しているDF
駆動部41のモータを停止し、ステップS10に戻る。そし
て、本体制御部50から次の原稿を給紙すべく原稿給紙信
号が送出されてくるのを待つ。本体制御部50から原稿給
紙信号が送出されてくれば、前述のステップS10からス
テップS18の動作を繰り返し実行する。
一方、最後の原稿が給紙された場合には、ステップS1
5からステップS19に移行する。ステップS19では、原稿
交換完了信号とともに、原稿ラスト信号を本体制御部50
に送出する。そして、これ以降は、前述のステップS17
及びステップS18と同様に、ステップS20で第1タイマー
42がタイムアップするのを待ってステップS21に移行
し、このステップS21で原稿を給紙しているモータを停
止させて終了する。
以上のような動作を時系列的に示したのが第4図であ
る。
まず、時刻t1で光学系7のスキャンが開始される。そ
して、時刻2でリターン動作を開始して時刻t3でホーム
ポジションに復帰する。時刻t2では、DF3において原稿
交換動作が開始される。そして、時刻t4でジャム検出ス
イッチ32がオフすると、各タイマー42,43がスタートす
る。第2タイマー43の設定時間T2が経過した時刻t5で
は、DF制御部40から本体制御部50に対して原稿交換完了
信号が出力される。したがって、本体制御部50では、こ
の時刻t5から光学系7のスキャンを開始する。一方、原
稿交換動作はまだ続行されており、第1タイマー42がタ
イムアップする時刻t6で各モータを停止させて原稿交換
動作を終了する。そして、この時刻t6の直後の時刻t7に
おいて、原稿の画像情報の読み取り、すなわち露光が開
始される。
このように、原稿交換完了信号を送出するタイミング
t5を、第2タイマー43によって適宜調整することによ
り、実際の露光開始時刻であるt7の直前に原稿交換動作
が終了するようにする(時刻t6)。これにより、原稿交
換時の無駄な時間は時刻t6から時刻t7までの間の非常に
僅かな時間だけとなり、従来装置に比較して複数原稿の
複写動作が高速となる。
なお、前記実施例では原稿載置台25と原稿排出部26と
をそれぞれ独立して有するDFに本発明を適用したが、原
稿載置部と原稿排出部が同一であり、原稿を循環して搬
送するタイプの自動原稿搬送装置にも本発明を適用する
ことができるのはもちろんである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明では、実際に原稿交換動作が完了
するより前に原稿交換完了信号を画像形成装置本体側に
出力するようにしたので、次の原稿に対する画像形成動
作の開始が速くなり、複数の原稿を画像形成する際に全
体の時間が短くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による自動原稿搬送装置付き
複写機の縦断面概略図、第2図はその制御部のブロック
構成図、第3A図及び第3B図はその制御フローチャート、
第4図は前記実施例の動作を説明するためのタイミング
チャートである。 1…複写機本体、2…原稿台、3…自動原稿搬送装置、
27…搬送ベルト、28…給紙ローラ部、29…原稿排出部、
30…原稿検出センサ、31…レジストローラ、32…ジャム
検出スイッチ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−236136(JP,A) 特開 平2−310230(JP,A) 特開 平2−23146(JP,A) 特開 昭64−81974(JP,A) 実開 昭57−40953(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に原稿が載置される原稿台と、 前記原稿台上に原稿を給紙するとともに原稿台上の原稿
    を排出する原稿搬送機構と、 原稿給紙経路途中に設けられ、前記原稿台上に給紙され
    る原稿が通過したことを検出する原稿通過検出手段と、 前記原稿検出手段で原稿の通過が検出された後、当該原
    稿が原稿台上の所定位置にセットされる以前に原稿交換
    完了信号を出力する原稿交換完了信号出力手段と、 前記原稿交換完了信号を受けて、前記原稿台上にセット
    される原稿の複写前準備を開始する前準備手段と、 前記前準備手段の前準備の終了後、前記原稿の複写を行
    う複写本体部と、 を備えた自動原稿搬送装置付き複写機。
JP1310409A 1989-11-13 1989-11-28 自動原稿搬送装置付き複写機 Expired - Lifetime JP2515027B2 (ja)

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US07/611,054 US5099291A (en) 1989-11-13 1990-11-09 Transporting apparatus for sheets of original and recording-sheet supplying apparatus

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JPH03168656A JPH03168656A (ja) 1991-07-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2637408B2 (ja) * 1987-01-14 1997-08-06 キヤノン株式会社 画像形成装置
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