JP2514493B2 - 糸の巻取り装置 - Google Patents

糸の巻取り装置

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JP2514493B2 JP3206814A JP20681491A JP2514493B2 JP 2514493 B2 JP2514493 B2 JP 2514493B2 JP 3206814 A JP3206814 A JP 3206814A JP 20681491 A JP20681491 A JP 20681491A JP 2514493 B2 JP2514493 B2 JP 2514493B2
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ビルツ アルミン
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    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はフィラメント材料をパッケージに
巻取るための装置に関する。フィラメント材料はたとえ
ばポリエステル、ポリアミド又はポリプロピレンなどの
合成プラスチック材料であってもよい。このフィラメン
ト材料はモノフィラメント又はマルチフィラメント構造
のいずれでもよく、これらを今後“糸”と称する。
【0002】
【先行技術】回転自在なボビンホルダ上に糸パッケージ
を形成することは最近普通に行われていることであり、
たとえば米国特許第3907217号に見られるよう
に、パッケージは、パッケージの表面に接触するフリク
ション駆動ロールによって駆動されている。パッケージ
の回転速度は、糸がパッケージに引取れらる速度の決定
要因であり、これは紡糸作業に重大な影響を及ぼす。な
ぜならば、これは紡糸口金の領域での紡糸状態を決定
し、この状態は、更に糸の特性を決定するからである。
しかしながら、5000m/minを越す高速において
は、フリクション駆動ロールとパッケージとの間の接触
領域で生ずるスリップが受容し難い程大きくなる。従っ
て、巻取り作業の間、ホルダを直接に駆動する多くの提
案がなされ、またこれらの提案のいくつかは、たとえば
米国特許第4146376号、第4069985号、英
国特許第944552号、第995185号及び日本特
許出願公告51−49026号にみるように、なおパッ
ケージ表面上の摩擦駆動を保持している。
【0003】先行技術においては最初にフリクション駆
動ロールとパッケージの間で接触が行なわれる巻取り作
業の初期段階に適当な注意が払われていなかった。これ
らのパーツの回転速度は非常に高いことに留意すべきで
ある。
【0004】
【発明の構成】本発明は糸をパッケージに巻取る巻取装
置であって、巻取操作の間パッケージが形成されるホル
ダ,該ホルダをその長手方向軸のまわりに回転せしめる
ための手段を含んでなる。普通、パッケージへの糸の巻
取りはホルダに着脱自在に取付けられたボビンチューブ
上に形成される。この明細書においては、“パッケー
ジ”なる用語はボビンチューブが用いられる場合にはこ
れを含む。巻取装置は更に巻取り操作の間パッケージの
表面に接触するフリクションロール及び該ロールをその
長手方向軸のまわりに回転せしめる駆動手段を含んでな
る。ホルダとロールとの間の両者の軸を横断する径路に
沿う遠近方向の相対運動を生ぜしめる手段が設けられて
いる。しかしホルダとフリクションロールの接近方向の
相対運動の終末において該フリクションロールとパッケ
ージの間に空間が残されているように構成されている。
かくしてパッケージとフリクションロールとの初期の接
触はパッケージの成長によるものであって、ホルダとフ
リクションロールの接近方向の相対運動によるものでは
ない。ホルダとフリクションロールの接近方向の相対運
動を制限するためにたとえば突起などの手段を設けても
よく、これによってこの運動の終末において前記空間が
用意される。
【0005】フリクションロールとホルダの夫々の回転
速度を制御するための制御手段を設けてもよい。この制
御手段はホルダの駆動手段を制御するのに用いるために
フリクションロールからフイードバック信号が提供され
る正常巻取り状態と、そのような信号が提供されない始
動状態とのいずれかの条件を選択し得る。この制御シス
テムはパッケージのフリクションロールに対する最初の
接触を感知することに応じて条件付けられる。たとえば
そのような接触に応ずるスイッチ手段が制御システムを
始動状態から正常巻取り状態へ変更せしめるために具え
られている。
【0006】 制御手段は、フリクションロールとその
ロールに接触するパッケージとの間に働く周方向力を制
御するように作動し得る。好ましくは、制御手段は、そ
のような周方向力を選択的に調節し得るように調整可能
である。たとえばフリクションロールが非同期モータに
よって駆動されるならば、該モータは、フリクションロ
ールの速度に無関係に(モータの設計による制限以内
の)制御された駆動モーメントを出すように規制され、
該制御手段が正常巻取り状態にセットされているときに
は、フリクションロールとパッケージとの間の接触を包
含するフィードバックループによって別個に規制される
であろう。
【0007】パッケージとロールの間で最初に接触が生
じたときに制御システムはホルダの駆動手段をパッケー
ジの回転速度がフリクションロールの回転速度に合致す
るように制御する。該制御システムはパッケージがフリ
クションロールと接触するに先立ってパッケージの形成
中に所定の方法でホルダの回転速度を変更するようにな
すこともできる。普通、ホルダの回転速度はパッケージ
の表面速度を糸の線速度と等しいか又は僅かに高い速度
に保持するように変更する。
【0008】フリクションロールからホルダの駆動手段
を制御するに発せられるフイードバツク信号はロールの
表面速度を代表する信号であることが好ましい。ロール
は巻取り工程を通じて一定の直径を有しているので、ロ
ールの回転速度は一定の係数と表面速度との積に関係す
る。該信号はフリクションロールに関係するタコゼネレ
ータから発せられる。パッケージはホルダの駆動手段及
びフリクションロールの駆動手段の両者から駆動される
のでロールとパッケージの間のスリップは解消しフリク
ションロールの表面速度を代表するフイードバツク信号
は同時にパッケージの表面速度を代表する。
【0009】巻取り装置は公知のトラバース機構を有し
ており、糸をホルダ軸に沿って往復動させパッケージを
形成する。該装置は最初の糸を回転するホルダに巻き付
けるための公知の糸掛け機構をも含んでいる。ホルダは
普通、公知の構造のものでよく、糸を把持し前記糸掛け
手段から糸を切断するための手段を具えている。
【0010】
【実施例】実施例によって本発明の具体的構成を添付の
図面を参照して説明する。図1及び図2に示す装置は合
成プラスチックフィラメント糸用の高速ワインダであ
る。説明及び図示を容易になすため該装置は一本の糸通
路に関してのみ述べられるであろう。しかしこの技術分
野において周知の如く、装置は同時に複数の糸通路を取
扱えるように工夫されている。図1は巻取り動作中の装
置を示し、一方図2においては装置は不作動である。
【0011】 装置は、フレーム及びハウジング構造
(“フレーム”)10を含み、この上又は中に他の部品
が取付けられている。ハウジングのサイドプレートは、
図2においては取外され内部が見えるようにされてい
る。ホルダ12はキャリッジ14に取付けられ、フレー
ム10の前面から片持方式に延在している。該ホルダ1
2は、その長手方向軸16のまわりにホルダの回転を許
すようにそのキャリッジ14に取付けられ、同じキャリ
ッジ14上に取付けられたモータ18によって回転せし
められる。モータ18は非同期型のものである。
【0012】 キャリッジ14は、ピストン−シリンダ
ユニット(図示しない)のような圧力流体によって作動
する手段の伸長/収縮に対応して、ガイド15に沿って
動くようにフレーム10上に取付けられている。キャリ
ッジ14は、このようにホルダ12をフリクションロー
ル20の方へ及びこれから離れるように動かす。後者
(フリクションロール20)はフレームに取付けられ、
フレームに固定されたそのロール軸22のまわりに回転
する。軸22のまわりのロール20の回転は、フレーム
に取付けられドライブシャフト23を介してロールに作
用する非同期モータ24によって生じる。図4及び図5
に概略示されているもう一つの変形によれば、ロール2
0はフレームに固定された固定子と該固定子を取巻く回
転子とを有する外部回転子モータとして構成されてい
る。このようなモータはこの技術分野において周知であ
る。
【0013】ホルダ12のロール20へ対する遠近方向
の運動は図1に示す経路26に沿う軸16の動きを含
む。ロール20から最も遠い経路26の一端において、
ホルダは(図2に示す如く)休止位置をとる。この位置
において、公知の構造の、ホルダ機構12内に組込まれ
た(図示しない)ボビン把持装置が作動してパッケージ
形成のための巻取り操作の間糸の巻層30が形成される
ボビン28を把持し/解放する。
【0014】 図1に示すように、巻取装置は、周知の
接圧摩擦タイプのものであり、糸32は、ロールから糸
の巻層30まで移送される前に、フリクションロール2
0の外周の一部のまわりを通過する。ホルダ12が経路
26の上端に到達する前に、作業員がロール20のまわ
りに糸32を通過させる。ホルダ12が経路26の上端
に達し所望の速度で回転すると、作業員はホルダ12上
に糸を載せ、糸は公知の捕捉/切断機構34(図2)に
よって捕えられ、ボビン28に移送され、その上に糸の
巻層の形成が開始される。糸の巻層30の形成の間に、
糸は、フリクションロール20の上流に設けられた公知
のトラバース機構36(図1)によってホルダの軸16
に沿って往復動する。図面には示されていないが、装置
は、たとえば米国特許第4136834号に示されたよ
うな、ホルダ12上に糸を自動的に載せるための公知の
糸掛機構を含んでもよい。主たる糸の巻層30の開始に
先立って、ボビン28上にテール巻きを形成するための
公知の機構を備えてもよい。該テール巻きは糸の使用の
際に、一つのパッケージから次のパッケージへ糸結びを
するのに役立つ。
【0015】糸掛け操作が終ると直ちにホルダ12はフ
リクションロール20に最も近い経路26の端部に保持
される。これは図3に実線で示される状態であり、これ
からボビン28上にすでに形成された巻き層30の外周
とフリクションロール20の外周との間になお空間Sが
残存していることが判る。巻き取り操作のこの段階にお
ける巻き層30の半径方向の厚さは図3においてははっ
きりと図示するために誇張されている。空間Sはキャリ
ッジ14がガイド15の端末において衝突するストッパ
40(図2)の位置によって決められる。空間Sのため
に糸Lは巻取り操作のこの段階においてはフリクション
ロール20と巻き層30の間に自由に延在する。フリク
ションロール20はこの時にはモータ24によって回転
せしめられるのでロールの表面速度は糸が生産されるの
に必要な糸の線速度に等しい。
【0016】ホルダ12は回転しながらパッケージが空
間Sを満たしそれによって(図3に点線で示す如く)フ
リクションロールの外周に接触するまで充分に大きくな
るまで図3に示す如くその経路26の上端に止ったまゝ
でいる。この段階から更にパッケージの成長するときホ
ルダはその経路26に沿って図2に示す休止位置の方へ
復帰運動しなければならない。このような動きは業界で
公知の如く、パッケージの表面とロールの表面の間に制
御された接触圧が保持されるようにキャリッジ移動手段
の制御下に実施される。
【0017】巻取り速度を制御するための制御システム
の正常巻取り状態におけるものが図4に、始動状態のも
のが図5に示されている。この始動状態はホルダ上に糸
が最初に巻かれた時から巻き層30とフリクションロー
ル20の間の接触が生ずるまで維持される。制御システ
ムは次いで図4に示される状態に移行し巻き層30が所
望の直径に達するまで維持され、そこで巻取り糸長を感
知する自動手段(たとえばパッケージ直径を参照するこ
とによる)に応じるか、又は押ボタンの手動操作に応じ
るかのいずれかによって巻取り作業は中止される。その
後キャリッジ14は急速にホルダ12を休止位置に戻
し、そこでホルダの回転は停止し、把持手段は解放され
満パッケージの取外し及び空ボビンへの取替えがなされ
る。この巻取りサイクルはその後繰返えされる。
【0018】先ず制御システムの正常巻取り状態を図4
に実線で示された回路構成を参照して説明する。この状
態においては巻き層30とフリクションロール20とは
接触しており従って駆動力はその間に伝達され得る。次
の説明で明らかになる如く駆動力はフリクションロール
からパッケージに又はその逆のいずれによっても伝達さ
れる。こゝではフリクションロールがパッケージに駆動
力を及ぼすと仮定しよう。
【0019】制御システムは回転子又はロール20のド
ライブシャフト23(図2)に結合されたタコジェネレ
ータ42,ホルダ12のドライブシャフトに結合された
タコジェネレータ44,フリクションロールのモータ2
4に供給するためのインバータ46,ホルダのモータ1
8に供給するためのインバータ48,インバータ46の
出力を調制するレギュレータ50,インバータ48の出
力を調制するレギュレータ52,インバータ46の出力
を設定する機能を有する設定器54,レギュレータ52
に設定値を供給するための設定器56,補助設定器58
及び説明される目的のためのタイマ60を含んでなる。
【0020】図4に示される回路構成においては、レギ
ュレータ52はその設定器56の出力及びタコゼネレー
タ42の出力を受けている。レギュレータ52は設定器
56とゼネレータ42からの入力を比較し、この比較に
応じてインバータ48に出力を提供する。インバータ4
8はモータ18に対応する入力を供給し後者の回転速度
を制御する。巻き層30とロール20の間の接触領域に
何等のスリップも生じないと仮定すると、接触域におけ
る巻き層の接線速度はロール20の接線速度に等しいで
あろう。巻取り作業を通じてロール20の直径は一定に
保たれているので、この接線速度はタコゼネレータ42
の出力によって直接的に代表される。レギュレータ52
はインバータ48を介してゼネレータ42からの出力を
設定器56によって設定された値に一定に保持する。即
ち、レギュレータ52は図4の回路が有効な巻取り工程
の部分全体を通じてフリクションロール20の回転速度
を効果的に一定に保持する。パッケージの直径は巻取り
作業を通じて一定量づつ増加するので、このことは巻取
り作業を通じてモータ18とホルダ12の回転速度を徐
々に減少せしめることを必要とするであろう。この回路
構成においては、タコゼネレータ44,設定器58及び
タイマ60は制御作業に加わっていない。
【0021】一方モータ24はそれ自身のインバータ4
6からの入力を受ける。この入力は設定器54によって
直接に決定され、該設定器54はこの目的のためにレギ
ュレータ50をバイパスしてインバータ46に直接接続
されている。設定器54の設定を変えることの効果は図
6の図表から明らかである。この図においては説明の目
的のためにのみ用意されたもので必ずしも後述するよう
な好適実施例を表現していない。
【0022】 図6に実線で示された線は、モータの出
力速度N(タテ軸)対駆動モーメントM(ヨコ軸)の特
性曲線を表わす。設定器54は、特性曲線がタテ軸と交
わる同期速度を決定する。“無負荷”状態において、即
ち、図4に示すように、もしモータ24がインバータ4
6によって駆動され、ロール20とパッケージとが接触
していないならば、モータ24は、駆動モーメントMA
をもってロールを速度NAで駆動するであろう。所定の
負荷状態においては、即ち、ロール20とパッケージと
が接触している時には、モータ24の速度をNBとすれ
駆動モーメントはMBとなるであろう。速度NBは、
タコゼネレータ42、レギュレータ52、インバータ4
8、モータ18及びホルダ12上で成長しているパッケ
ージを含むフィードバックループによって決定される速
度である。
【0023】 駆動モーメントMB−MAは、ロールに
よってパッケージに付与されそして設定器54に依拠し
ている。したがって、もし設定器54がモータ24の同
期速度を上昇するように調節された場合には、モータの
特性曲線は上方へ変位し、たとえば図6の点線のように
なる。“無負荷”駆動モーメントMAはそのまま残存す
るが、所望の回転速度NBが変わらないとすれば、モー
タ24の負荷時駆動モーメントはMBまで上昇し、そ
れによって、モータ24はパッケージの外周に追加の接
線方向力を作用する。モータ24の電気的スリップはそ
の分変化せしめられる。
【0024】 設定器54は、パッケージの外周に対し
て或る物理的限界以内の所望の接線方向力を提供するこ
とができることが判るであろう。これらの限界は、一部
には接触域の状態によってもたらされ、たとえばロール
からパッケージに付与される非常に高い周方向力が、単
にこれらの部品間のスリップを招くことがあり、これに
よってフィードバックループの目的が損なわれる。この
限界は、実際上その装置のために選定されたモータ24
の構造によってももたらされる。与えられたモータにお
いて許される電気的スリップはモータ構造によってお
り、モータから得られる駆動モーメントの範囲を制限す
る。与えられた限界内において、設定器54の設定は実
用条件に合わせて調節することができる。設定器54
は、モータ24がパッケージに対して実質的な接線方向
力を与えないように設定することができる。設定器54
は、ロール20がパッケージを制動するように、また正
常巻取り作業の全体にわたって所定の態様で変化する
方向(接線方向)力を作用するようにも調節し得る。
【0025】図5に示す回路構成を参照して説明する。
この制御システムは巻取りサイクルの始動から(即ちホ
ルダがその休止位置を離れる時から)糸の巻き層30と
ロール20の間に空間Sが存在する期間を通じて巻き層
30とロールとが接触するまでこの状態にある。図5の
構成から図4の構成までの状態の変化のステップは後に
更に詳しく説明する。図5において、インバータ46は
レギュレータ50からその駆動入力を受け、設定器54
は何等機能しない。タコゼネレータ42の出力はレギュ
レータ50に転送され、レギュレータ50は更に設定器
56からの設定入力をも受ける。ロール20は従って設
定器56によって設定された速度でモータ24によって
回転せしめられる。
【0026】勿論モータ18の回転速度はゼネレータ4
2からの出力を参照して制御されることはできない。何
故ならばパッケージとロール20は物理的に接触してい
ないからである。それ故レギュレータ52はモータ18
の回転速度を直接に計測するタコゼネレータ44からの
入力を受ける。図7の図表によって説明される理由によ
ってレギュレータ52のための設定入力は設定器56か
ら直接には発せられない。この図表はパッケージの外周
の接線速度(タテ軸)とパッケージ直径(ヨコ軸)の関
係を述べている。タテ軸はボビン28の外径に実質的に
等しいパッケージ直径dに設定されている。パッケージ
とロール20の外周とが接触するパッケージ直径Dの所
の図表上にタテ線が表われている。ロール20の外周速
度は設定器56によって設定され且つタコゼネレータ4
2によって制御されるにつれてヨコ線SRによって示さ
れる。
【0027】さてパッケージ直径がdからDまで成長す
る間のパッケージの外周速度について考察しよう。この
速度は設定器56からレギュレータ52へ適宜な一定の
設定値を供給することによって得られる線SP1に従う
ように構成されている。もしこの構成が採用されるなら
ばパッケージとロールの外周速度は両者が相互に接触し
ているとき(パッケージ直径Dにおける線SP1とSR
の交差点)等しくなるであろう。しかし直径dにおける
パッケージの外周速度はSRの値よりも差D−d及びパ
ッケージ直径Dにおける外周速度SRを生ずるためにモ
ータ18に対して設定されるべき角速度に対応する或る
量Xだけ少なくなる。フリクションロールに対する速度
SRは糸の直線速度に等しくなければならない。従って
パッケージ直径dにおけるパッケージの低い外周速度は
図3におけるフリクションロール20と糸の巻き層30
との間の糸長Lにおける糸張力の損失に関係することに
なる。もしこの張力損失が、大き過ぎるならば、パッケ
ージの巻き始めの部分において貧弱な巻き層をもたら
す。このことは更に後次工程においてパッケージから糸
を引出す際に困難を生ずるであろう。
【0028】別の例においては、パッケージの外周速度
はこの始動期にモータ18の制御回路に一定の設定値を
供給することによって線SP2に従うように構成される
こともできる。この場合にはパッケージの外周速度はす
でにパッケージ直径dにおける糸の線速度に等しくなっ
ている。しかしパッケージの外周速度はパッケージ直径
Dにおいては或る量Yだけ糸の線速度を上廻わるであろ
う。もし量Yが大き過ぎると、糸の巻き層がロール20
に接触する時にシステムに衝撃を与える結果となるであ
ろう。糸に対する損傷の他に、衝撃によって生ずるゼネ
レータ42の出力の変化及び図4に示す正常巻取り状態
へのシステムの切替わりのために図4及び図5に示すフ
ィードバックループの一つ又は両方に過渡現象をもたら
す。これらの過渡現象は制御ループ内に少なくともハン
チングを生じ、更にその不安定性をもたらすこともあ
る。
【0029】パッケージの外周速度の好適な特性線図は
点線でSP3に示されている。パッケージ速度はパッケ
ージ直径dにおいては糸の線速度よりも僅かに高いが、
パッケージ直径Dにおいては糸の線速度及びロールの外
周速度に実質的に等しくなるように下傾している。パッ
ケージ直径dにおける比較的高いパッケージ外周速度に
よって生じる図3に示された自由長L内の僅かに増加し
た張力はこの始動期のパッケージの形成によい影響を与
える。パッケージ直径Dにおいてパッケージ外周速度を
ロールの外周速度に合致させることによって叙上の衝撃
の問題は回避される。
【0030】特性線図SP3は、しかしながら、一定の
設定値をレギュレータ52に供給することによっては得
られない。この値はパッケージ直径がdからDへ増加す
る期間にわたって連続的に変化させられなければなら
ず、この目的のために補助設定器58が用いられる。設
定器58は入力62に信号を受けて始動し“減数”を開
始するタイマを制御する。この始動信号はボビン28上
に糸が巻かれ始めた時に、即ちパッケージ直径dにおい
て供給され、たとえば糸掛けシステムからホルダへの糸
の移転を示しつつ糸掛けシステムから発せられる。タイ
マ60はパッケージが直径dから直径Dまで成長するの
に必要な時間に等しい期間にわたって所定の割合で減数
するように設定される。この時間は糸の線速度、パッケ
ージとロール20の間の初期空間、糸の番手及びパッケ
ージ長を含む作業条件によって決められねばならない。
タイマ60はレギュレータ52のための設定値のシーケ
ンスを表わす蓄積データを含有する設定器58に出力を
提供する。設定器58はタイマ60からの減数信号の受
信に応じてシーケンスの一連の値を出力する。
【0031】レギュレータ52に供給された設定値モー
タ18の回転速度を効果的に制御し、パッケージ直径が
増加するにつれて徐々に速度を減少する。設定器58に
蓄積されたシーケンスの最終設定値はパッケージ直径D
におけるSRに等しいか又は殆んど等しいパッケージの
外周速度を与えるモータ18の回転速度を生じなければ
ならない。この値は従って、図5に示す如く設定器58
に結合することのできる設定器56によって提供される
設定値に関係する。設定器58はその範囲の一部のみが
与えられた場合のために必要なデータの範囲を包含して
おり、この範囲から選択されたシーケンスのデータは設
定器56に挿入された設定による。
【0032】設定器58に蓄積されたデータは異なった
始動直径“d”を取扱う能力を有するべきである。なぜ
ならばボビンとホルダの直径は種々の場合で変化するか
らである。このシーケンスの始動点は従ってレギュレー
タ56及びタイマ60に無関係に設定し得る。しかしな
がら図7に示す特性線図は理想化された作動状態を表し
ている。パッケージの外周からの何らのフィードバック
もなく直接的な制御がモータ18の回転速度に対して加
えられているのみなのでパッケージは実際上この始動期
の間所望の方式で成長しつつあるものと仮定しなければ
ならない。従ってパッケージ外周からのフィードバック
ループが合理的にできるだけ早急に形成されるようにこ
の始動期は短かいことが好ましく、即ち初期に設定され
る空間Sは小さいことが好ましい。
【0033】図7に示す特性線図SP3の理想化された
形状に従う必要はないことも理解されるであろう。パッ
ケージの外周速度は前述の不当な衝撃効果を避けるのに
適当な程度にロール20の外周速度に適合していること
が重要である。適合の程度は従ってシステムに許容され
得る衝撃効果によることが必要であろう。最適な場合に
は、パッケージとロールの外周速度は接触状態において
全く等しくなる。更に直径dにおけるパッケージ外周速
度は自由長Lにおける張力損失のためにパッケージ形成
が不良になることを避けるのに充分な程度に高いことが
重要である。この目的のために必要な実際の速度は多く
の要因によって変動し、個々のケースについて経験的に
決めることができる。たとえばいくつかの例において
は、糸の線速度よりも低いパッケージの外周速度が許容
され、この場合には点線で示された特性線図SP4が完
全に受入れ可能である。如何なる場合にも、移動期間中
の速度調節は図表に示される如く連続的でなく不連続的
に行なわれてもよい。
【0034】 特に、フリクションロールの外周速度
は、始動から巻取り作業の終わりまで、図4、図5の両
方の制御手段によって一定に(所望の糸線速度に)保た
れることに注意すべきである。このことは、モータ24
が図6に関して前に述べたように、負荷状態(図4)及
び“無負荷”状態(図5)の両方において同一速度で回
転しなければならないこと、即ちNA=NBを意味して
いる。モータ24の構造は、インバータ46からの供給
によって適当なセッティングがなされるようになってい
ることを要する。電気用語でいえば、モータは設計され
た負荷と無負荷状態をカバーするように、電気的スリッ
プの充分に広い範囲にわたって作動可能でなければなら
ない。
【0035】勿論パッケージとフリクションロールの接
触時の“速度衝撃”を回避することばかりでなく、始動
状態から正常運転状態への制御回路の切替え時における
“駆動衝撃”を避けることもまた望ましい。切替え時に
は、パッケージとロールの間の接触は終っているであろ
う。この接触が起るとインバータ46の出力はパッケー
ジとロールの接触によって生ずる動作条件の変化にかゝ
わらずタコゼネレータ42の出力を一定(ロール20の
一定速度)に保持するように変化する。設定器54はイ
ンバータ46の出力を切替えが生ずる以前に採用された
値に一定に保持するように構成されている。これは通常
経験的に決められ、設定器54の設定はこれに従ってな
されなければならない。
【0036】設定器54は所定の修正因子のみを設定器
56に挿入された設定に適用するように設計されてもよ
い。この構成は図4に点線での接続によって模式的に図
示されている。一方、設定器56が図5に示す如く設定
器58に連結されることは本質的なことではない。この
二つの設定器は独立に設定することができる。タイマ6
0は減数割合及び減数期間を変えることができるように
調節可能であることが好ましい。設定器58は使用する
因子の変化とは無関係に変数のシーケンスの調節が可能
であるようにプログラムされている。
【0037】制御システムはホルダ12がその休止位置
に到達したときにたとえば位置センサ62(図2)の作
動に対応して自動的に始動状態を採用するように構成さ
れている。制御システムは従って経路26にホルダの動
きの間及び糸掛け前にその“始動”速度にまでモータ1
8が加速される間始動状態にある。図示の回路はレギュ
レータ52をしてモータ18を所望の“始動”速度即ち
パッケージの直径dによって選択された速度になす公知
の始動制御回路(図示しない)と結合することができ
る。制御装置はホルダの軸が経路26(図1)の上端に
動かずに保持されている期間の全部を通じて(図5の回
路構成の)始動状態に止どまっている。ホルダがこの位
置に連続して現われていることはキャリッジ14(図
2)に係合するべきストッパ40に内蔵された第二の位
置センサ64によって記録される。センサ64はロール
との接触に追随してパッケージが成長するためにフリク
ションロール20からホルダ軸16が開離する動きを記
録する。切替手段(図示しない)が位置センサ64によ
るこの復帰運動の開始の記録に応じて図5の回路構成を
図4のそれに変えるために設けられている。センサ64
はたとえばキャリッジ14の復帰方向の極く小さい動き
に応じて作動しこれによって回路構成の変更をもたらす
リレーを作動せしめる電気スイッチである。パッケージ
とロールとの接触が確立するのと制御手段の構成の切替
えとの間に不可避の短い遅れがある。この遅れはできる
だけ短いことが望ましい。
【0038】 初期空間S(図3)は、圧力流体シリン
ダ手段の作動に応じて、パッケージとロールの間の接触
危険を避けつつ、実際上可能な限り小さいことが望ま
しい。実用上、約1mmの空間が、通常は適当であるこ
とが判っているが、図3においては、図示を明らかにす
るためにかなり誇張されている。ホルダ軸16は、経路
26の端部に固定して支持されることが好ましく、一
方、パッケージの成長はこの初期空間Sを吸収する。
【0039】本発明はタコゼネレータによるフィードバ
ック信号の発生に限定されるものではない。駆動される
パッケージと接触するローラの外周速度を表わすフィー
ドバック信号を得るためには他のシステムも知られてい
る。しかしながら、タコゼネレータが所望の信号を発生
する便利な且つ経済的な方法を代表する。タイマ60と
設定器58の説明はタイマがデジタルカウンタであり設
定器58に蓄積されるデータが不連続な設定値のシーケ
ンスの形であると仮定したものであった。このことは必
ずしも必要事項ではない。該設定器はアナログ形式、た
とえばその出力電圧がレギュレータ52に対する設定入
力を表わすポテンショメータの調節によって作動するよ
うに構成してもよい。入力62(図5)によって供給さ
れるタイマ60に対する始動信号は糸掛けシステムから
発せられることが最も好ましい。このシステムは通常ホ
ルダ上に糸を巻くためにホルダ外周のまわりに所定の運
動を行なうように配設された一又はそれ以上の糸ガイド
を持っている。このような運動を生ぜしめる起動パワは
人手により又は自動的にコントロールされている。いず
れの場合でも始動信号はガイドの動きの予定された段階
でたとえば運動が終了した時に自動的に発生せしめるこ
とができる。
【0040】 このシステムは“接圧摩擦タイプ”のワ
インダについて説明された。これは、同様に糸が直接に
パッケージに受け渡されるワインダ、即ち、フリクショ
ンロールのまわりに巻付け角のない又は認知し得ない程
度のワインダについても適用し得る。この場合には、フ
リクションロールの速度は、接圧フリクションロールの
速度と同様の糸の線速度に直接影響しない。しかしなが
ら、制御システムが不安定になることを避けるために速
度合わせの必要性はなお存続する。
【0041】該システムは単一のホルダ12を有しホル
ダが休止位置にある間に一時的に巻取り作業を終了し、
満パッケージを玉揚げし、新ボビンチューブを取付ける
装置について説明された。本発明はこのタイプの機械に
限定されるものではない。複数のホルダを有し、順次に
巻取り位置に運ばれて実質的に“屑糸なし”の巻取りを
可能にする装置が知られており、本発明はこれらの装置
にも同様に適用し得る。特に本発明は係属ヨーロッパ特
許出願第82107022.4号(1982年8月4日
出願)に記載された自動ワインダに適用し得る。
【0042】このシステムはホルダとフリクションロー
ルの相対運動が固定のロールに対するホルダの動きによ
って得られる装置に関して説明された。このこともまた
本質的なことではない。図8は極端に模式的にではある
がフリクションロールが固定ホルダに対して可動となっ
ている装置を示す。図8に用いられている符号は図1に
使用されたものと可能な限り対応している。ロール20
Aとトラバース機構36Aはホルダ12Aに対して遠近
方向に垂直に往復動するキャリッジ62上に取付けられ
ている。ホルダ12Aの軸16Aはフレーム10Aに対
して固定されている。図2のストッパ40に対応するス
トッパ(図示しない)はロール20Aとホルダ12Aに
取付けられたボビンとの間に空間が残るような位置にキ
ャリッジ62を停止せしめる。電気回路には何等の変更
も要しないのでこれ以上の説明は不要であると信ずる。
【0043】図4及び図5に示された制御要素42から
62まではパッケージとフリクションロールとの間の接
触によって切替えられるように条件付け得る単一の“制
御手段”として集合的に取扱われた。図4,5に示す如
く、該二つの制御“モード”は共通の制御要素42,4
6,48,52−多分56も−を採用している。しかし
二つの制御モードに共通の制御要素がなくてもよいこと
は明らかである。別個の“ブロック”が準備され、シス
テムはモードを変えて一方のブロックから他方へ切替わ
ることができる。そのような場合、該二つのブロックは
なお単一の“制御手段”の一部でありその“条件付け”
は一つのブロックから他方へ切替わるステップを含んで
いるものと考えられる。
【0044】この明細書及び特許請求の範囲においては
一部品の“回転速度”即ち一部品の“外周速度”の制御
について述べられている。このような制御は制御される
量に直接的に関連する諸量を参照することによって及び
制御される量と因果関係を以って結合されたパラメータ
に対する作用によって行なうことができる。明細書及び
特許請求の範囲は従って制御される量の直接の感知又は
影響を受ける部品に対する直接作用による制御に限定さ
れる如く読まれてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる装置の概略正面図。
【図2】各部品が異なった相対位置をとっている同じ装
置の概略側面図。
【図3】巻取り作業の初期位相の間のパッケージとフリ
クションロールとの関係を説明するのに使用される図
表。
【図4】装置の制御システムの説明のための回路図。
【図5】装置の制御システムの説明のための回路図。
【図6】図4の回路の説明のための図表。
【図7】図5の回路の説明のための図表。
【図8】本発明にかゝる他の装置の概略正面図である。
【符号の説明】
10…フレーム 12…ホルダ 14…キャリッジ 18,24…モータ 20…フリクションロール 28…ボビン 32…糸 30…巻き層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭49−40342(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸を巻取ってパッケージとなす巻取り装
    置であって、 パッケージを支持する少なくとも一つのホルダ; ホルダの長手方向軸のまわりにホルダを回転せしめるた
    めの手段; パッケージの外周に接触するフリクションロール;フリクションロールをロールの長手方向軸のまわりに回
    転せしめるための手段; パッケージの形成中に、軸方向に前進後退する糸を移動
    させるためのトラバース装置であって、パッケージへの
    糸の移動方向に対してフリクションロールの上流に配設
    されているトラバース装置 ; フリクションロールがフリクションロールから発せられ
    るフィードバック信号を参照することによって、フリク
    ションロールがホルダに取り付けられたパッケージと接
    触するときに、ホルダの回転速度を、従ってフリクショ
    ンロールの回転速度を制御し、かつフリクションロール
    とパッケージとの間に加わる周方向力を選択的に調整可
    能とするための制御手段を含む巻取り装置。
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