JP2992840B2 - 糸パッケージ巻替方法ならびにタレット型多軸巻取装置 - Google Patents
糸パッケージ巻替方法ならびにタレット型多軸巻取装置Info
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Description
びに高分子繊維等の製造において得られた糸パッケージ
を仮撚を生じさせることなく巻替える方法並びに大容量
の糸パッケージから複数のボビンを自動的に交換させつ
つ玉揚げ操作の手間を要することなくノンストップで小
容量のパッケージに連続小割巻替えを行なうタレット型
多軸巻取装置に関する。
においては、通常原糸パッケージとして大容量のパッケ
ージを生産してユーザーに供給しているが、ユーザー側
としてはこれを織機等に掛けて使用する場合や、それ以
外の取扱いの便宜を図るために小容量のパッケージに巻
き分けて使用している。
型の一対のローラを互いにねじれの位置関係に配置した
ネルソンローラと称される積極糸送り装置が使用され、
これを用いて給糸パッケージに巻かれた糸を綾振支点ロ
ーラを介して軸線と直角方向に強制的に解舒し、これを
綾振装置でトラバースさせつつ単錘駆動されるボビンホ
ルダ上のボビンに巻取っている。
ボビンに小割巻替えする場合は、巻取り側のボビンが満
巻状態即ち規定の巻量となった時点で、小割パッケージ
を、ボビンホルダから取外し、空ボビンをセットして次
の巻替えを再スタートさせる方式が採られている。
うな巻替作業においては、通常給糸パッケージから解舒
された糸を案内する解舒支点ローラが給糸パッケージと
軸線を平行させて配置されるため、給糸パッケージ表面
で解舒される糸はトラバースにより解舒支点ローラの鍔
部に接触して撚れ力が加って所謂仮撚りの状態となる不
都合があり、またこの仮撚り現象は巻取り側における綾
振支点ローラの糸出口でも同様に生ずる。しかも、従来
の巻替え作業では単錘型の巻取機を用いているため玉揚
げの作業間隔が短かく非能率的である。
して、満巻ボビンと空ボビンとを自動的に交換して連続
巻取りを行うタレット型巻取機を巻替えに使用すること
も考えられるが、従来のタレット型巻取機は一対のボビ
ンホルダをタレット盤の回転により180°位置転換さ
せるため、複数本の満巻ボビンを貯溜する部分が無く大
容量のパッケージから3本以上の小割パッケージに巻替
えるには必らず1サイクル毎にボビンの交換操作、所
謂、玉揚げ作業が必要となり、作業効率向上の妨げとな
る。
え作業における不都合な諸問題点に着目してなされたも
ので、糸の仮撚りを防止することを第1の目的として、
積極糸送り装置としてのネルソンローラを挟んで給糸経
路を入口側と出口側に二分割し、ネルソンローラの入口
接点および解舒支点ローラを、給糸パッケージから該解
舒支点ローラに向う糸のトラバース面と略同一仮想平面
内に位置させると共に前記ネルソンローラの出口接点と
綾振接点ローラの糸誘導面を、該綾振接点ローラからボ
ビンに向う糸のトラバース面と略同一仮想平面内に位置
させたことを特徴とし、更に大容量の給糸パッケージか
ら三本以上の複数のボビンに対する小割巻替え作業にお
いて満巻となる各ボビン毎に玉揚げ操作を不要として作
業効率を向上させることを第2目的として、タレット盤
の回転によって順次連続して他のボビンホルダ上のボビ
ンを巻取開始位置に移動させ、満巻ボビンに連なる糸を
空ボビンの端部近傍に設けられた糸端把持手段に連行
し、満巻ボビンから空ボビンに亘る連糸をカッターによ
り切断する切替え動作を繰返えし、満巻ボビンを順次ボ
ビンの公転軌跡上に設けた満巻ボビン貯溜区間に位置さ
せて糸の連続小割巻取りを行うことを特徴とする。
ンに対する小割巻替手段とを実施したタレット型多軸巻
替装置を、添付の図面によって次に説明する。
ビンホルダ2上の大容量給糸パッケージPからタレット
盤23に配設したボビンホルダ24a〜24eに夫々装
着した5本のボビンSに小割巻替えを行うもので、その
始動に際しては、先ず給糸パッケージPから手で引出し
た糸Yを各ローラに巻掛けた後、先端を巻取開始位置A
のボビンホルダ24aに巻付けて巻取りを開始する。
Pから解舒される糸Yは、図4で示すように解舒側トラ
バース面R1内を進み、解舒支点ローラ7により方向転
換してネルソンローラの上流側フィードローラ11の入
口接点Q1で該ローラの母線L1と直交して巻付くため、
この間に糸Yの転びによる仮撚りを生ずることがない。
またフィードローラ11、12間では公知のように両ロ
ーラのねじれ角に相当するリード長さで糸が巻付けられ
下流側フィードローラ12の出口接点Q2からガイドロ
ーラ14に向って母線L2に直交する方向に引出され
る。ガイドローラ14により転向した糸Yは同一平面内
に位置する綾振支点ローラとしてのダンシングローラ1
7に巻掛けられ巻取側トラバース面R2に沿ってボビン
Sに巻取られるため糸Yは一平面内を移行することとな
り仮撚りが防止される。
図6で示すように該位置にダンシングローラ17を位置
させて、下流側フィードローラ12から引出した糸Yを
直接該ダンシングローラ17に巻掛けてもよく、この場
合も下流側フィードローラ12の出口接点Q2 と該ダン
シングローラ17の誘導面とを巻取側トラバース面R2
と同一仮想平面内に配設させる。
ングローラ17を経た糸Yは、巻取開始位置Aにおける
ボビンホルダ24a上のボビンSに、綾振ガイド20に
より前記ダンシングローラ17を綾振支点としてトラバ
ースされつつ巻取られ、タレット盤23は、巻径の増大
に伴なってステッピングモータ29による間欠的な回動
で歩進公転するようボビンSのパッケージ面に接するロ
ーラ26で制御される。
定した長さの糸が巻取られた時点で、該ボルダ24aは
満巻位置に達し、これを検知して制御装置37からステ
ッピングモータ29に連続パルスが送られ、満巻ボビン
を糸切り替え対応位置Cまで連続公転させて、前記歩進
速度よりも速やかに移動させる。
るが、糸切替位置Fに到達した後方のボビンホルダ24
bに対して綾振ガイド20が糸Yを捕捉したまま通常の
トラバース領域を越えて糸を糸端把持手段36まで連行
すると共に、該糸端把持手段36が糸Yを捕捉して、こ
れを巻始め糸端としてボビンホルダ24b上のボビンに
巻付ける。
ホルダ24aは糸切替対応位置Cにあって、その自転作
動用クラッチが半クラッチ状態となり、巻取り時のトル
ク以下の回動トルクで巻取方向に付勢されるため満巻ボ
ビンから空ボビンに亘る連糸に適度の緊張力が付与され
ると共にボビンボルダ24bの糸端把持手段36に捕捉
された連糸の糸端がタレット盤23の半径方向内方に引
寄せられるため連糸がカッター38に接触して切断され
る。
糸切替えが行われると共に綾振ガイド20が通常のトラ
バース領域に復帰し、タレット盤23がステッピングモ
ータ29への連続パルスによって僅かな角度公転して満
巻のボビンホルダ24aを停止位置Dに、また次のボビ
ンホルダ24bを巻取開始位置Aに夫々移動し停止させ
る。
は綾振ガイド20による通常のトラバース範囲での巻取
りが開始されると共に、満巻となったボビンホルダ24
aは自転作動用クラッチが非結合状態となって回転は停
止する。
4eの各空ボビンSに順次連続して糸切替えを行いなが
ら設定量の糸Yを巻取らせて大容量の給糸パッケージP
からタレット盤23に配設された全部の複数ボビンに小
割巻替えを終った時点で装置を停止させて次の巻取作業
に待機させ、満巻ボビン貯溜区間中の全満巻ボビンを一
斉に玉揚げして空ボビンと交換する。
る。図示の実施例は本発明による糸パッケージ巻替方法
を実施してタレット型多軸巻替装置により小割巻替えを
行う装置の実施例である。
に回転自在に軸支した給糸ボビンホルダで、該ホルダ2
はそのスピンドル3に吊下した重錘4により適度のブレ
ーキを作用させて、大容量の給糸パッケージPの解舒時
の自由回転に制動を付与した。
設けた積極糸送り装置で、該装置5は前記給糸パッケー
ジPから軸線に対し直角方向に引出した糸Yを案内する
解舒支点となるローラ7と、モータ8によりタイミング
ベルト9,10を介して同一方向に定速回転する一対の
円筒状フィードローラ11,12を互にねじれの位置関
係に配設した一般に呼称されるネルソンローラと、該フ
ィードローラ11,12に複数回巻付けて引出した糸を
支柱6の上端に設けた公知のテンション装置13に導入
するガイドローラ14とで構成される。
5により張力付与方向に付勢したダンサアーム16先端
のダンシングローラ17に糸Yを巻掛けて使用するもの
で、パッケージPの巻径増加による巻取糸速度と給糸速
度との差をダンシングローラ17の上下位置変化、すな
わち、ダンサアーム16の変傾量として可変抵抗器18
により検出し、後述する巻取部のスピンドル回転数を前
記速度差の修正方向に増減して、前巻取糸速度を実質的
に給糸速度に同調させると共に、ダンサアーム16に対
して、その傾き角の変化に応じた張力付与方向のモーメ
ントを作用させ、パッケージPの巻径増加に従って糸の
張力を漸次減少させる。
を示し、該綾振装置19は機台1内に装備した往復螺旋
状のカム溝を有するトラバースカム(図示せず)によっ
て往復駆動される公知の円錐ローラ形綾振ガイド20を
有する。
り装置5の解舒支点ローラ7に向ってトラバースされつ
つ軸線と直角方向に解舒される糸Yは、フィードローラ
11,12に複数回巻付けて下流側フィードローラ12
の下部から一定の速さで送出され、ガイドローラ14で
転向して綾振支点ローラとしてのダンシングローラ17
に巻付けられ、綾振装置19の綾振ガイド20でトラバ
ースされつつ、自転駆動する巻替えボビンSに巻装され
る。
に至る給糸経路に設けられるローラの配置関係は図4に
示されるが、同図中のガイドローラ14は、これを省略
して図6で示すように該ガイドローラ14の位置に綾振
支点ローラとしてのダンシングローラ17を位置させて
もよい。
入口側において、解舒支点ローラ7および該ローラ7か
ら離れた糸Yが給糸方向の上流側のフィードローラ11
の母線L1 と直交して接する点Q1 は、給糸パッケージ
Pの表面から解舒支点ローラ7に向う糸Yのトラバース
面R1 と略同一仮想平面に配置され、従って解舒支点ロ
ーラ7の軸線とフィードローラ11の軸線は互いに平行
となる。
いて下流側フィードローラ12から母線L2 と直交して
糸Yが離れる点Q2 と、ガイドローラ14および綾振支
点ローラとなるダンシングローラ17の糸誘導面は、ダ
ンシングローラ17から巻替えボビンSに向かう糸Yの
トラバース面R2 と同一仮想平面に配置され、従って下
流側フィードローラ12とガイドローラ14およびダン
シングローラ17の軸線は互いに平行する。
Yは給糸パッケージPの巻径変化に伴なって該ローラ7
の軸線との傾きが僅かに変化するため図5イで示すよう
にローラの溝底半径の大きなローラを使用し、または図
5ロで示すように糸の放出方向と等しい軸線の回りで旋
回可能のキャスタ型式のローラを用いて、解舒側トラバ
ース面R1の傾き変化による誤差を吸収させることが仮
撚り防止上好ましい。
割巻替えを行うタレット型多軸巻替装置の実施例に付い
て説明する。機台1の前面パネル21の円形透孔21a
内に、周縁を4個の小転子22で回転自在に支承させた
タレット盤23を設け、該タレット盤23の同一円周上
に等間隔位置で複数本(図示例では5本)のボビンホル
ダ24a、24b、24c、24d、24eが夫々スピ
ンドル25a、25b、25c、25d、25eにより
回転自在に軸支され、かつ各スピンドル25a〜25e
は後述するようにタレット盤23上で適時に自転と停止
を行うようにした。
向するボビンに糸Yを巻取るとき、巻糸層の増加に伴い
該ボビンの表面に接圧させたローラベール26が外方に
押出される変位を、ばねで付勢した移動アーム27の変
傾量として近接スイッチ28で検出し、該スイッチ28
の信号にもとづいてステッピングモータ29を歩進させ
て巻糸中のボビンを該巻取位置から隔離させる方向即ち
図1に矢示Xで示す反時計方向に回転させるようにし
た。
Aにおいて糸Yを巻取り、その巻太りに応じた速度でタ
レット盤23を徐々に公転させて巻取ボビンを移動させ
つつ、その巻量が所定量に達して満巻位置Bとなったと
きステッピングモータ29の連続回転によって、満巻位
置Bから糸切替対応位置Cまで急速に公転移動させ、こ
こで後続のボビンホルダのボビンとの糸切替作動時間だ
け公転を停止し、糸切替完了時点で後続の空ボビンが糸
切替位置Fから巻取開始位置Aに到達するまでの僅かの
時間連続公転させて、以後は空ボビンに対する歩進運転
による糸の巻取りを行うようにした。
eは、各スピンドル25a〜25eの後端に設けたタイ
ミングプーリ30と、タレット盤23の軸線に沿って設
けた中間軸31に固着したタイミングプーリ31aと、
テンションプーリ32とに巻掛けたタイミングベルト3
3及び前記中間軸31の後端のタイミングプーリ31b
に巻掛けたタイミングベルト34を介して1台のモータ
35により同一方向に一斉に駆動自転する。
3の作用により自動的に速度調整されるモータを使用す
るか、または原理的に略一定の巻取り張力を得られるト
ルクモータが使用される。
振カム(図示せず)を同時に駆動し、従ってボビンホル
ダ24a〜24eのスピンドル25a〜25eと綾振カ
ムとは一定の回転比を保って回転する。
部端に設けたタイミングプーリ30との連結部には夫々
タレット盤23の回転に伴なう公転位置の変化により完
全嵌合、半クラッチ、非嵌合の三段階に切換え可能のク
ラッチ(図示せず)が内蔵され、該クラッチは図3で示
すように、空ボビンを保持したボビンホルダが満巻ボビ
ン貯溜区間の最終位置Eから糸切替位置Fに至るまでの
空ボビンの助走区間には完全嵌合となり、この状態が、
巻取開始位置Aおよび満巻位置Bを過ぎ糸切替対応位置
Cに至るまで継続すると共に、糸切替対応位置Cからボ
ビン停止位置Dの直前までは半クラッチとし、更に該ボ
ビン停止位置Dで始まる満巻ボビン貯溜区間の全区間に
おいては非嵌合状態としてボビンホルダを、この区間で
休止させる。
タイミングプーリ30の移動軌跡の外側に沿って設けた
円弧状カムプレートに、スピンドル側に設けたカムフォ
ロアを適時に係合させ、該カムフォロアのスピンドル軸
線方向の変位によって自動的に制御し得る。
端側即ちタレット盤23に近い側には夫々満巻ボビンか
ら空ボビンへの糸切替え動作時に、巻糸の端部を把持す
る糸端把持手段36が設けられ、これが図3で示す糸切
替え位置Fにおいて綾振ガイド20が通常のトラバース
範囲を越えてボビンホルダの基端側に連行されたとき一
時的に把持部分を開放して糸Yを受入れ捕捉し、巻取開
始位置Aから満巻位置Bを経てボビン停止位置Dに至る
まで巻糸始端を保持すると共に、満巻ボビン貯溜区間で
はホルダの回転を停止させて巻糸始端を釈放し、玉揚げ
を可能にする。上記糸端把持手段36の開閉動作は、例
えばパネル21の背後においてスピンドル25a〜25
eの公転軌跡に沿って設けた円弧状カムに、リンク等を
介して糸端把持手段36に連結したカムフォロアを係合
させ、該カムフォロアをスピンドルの軸線方向に移動さ
せて自動制御できる。
ローラ11、12のスピードコントロール、送り出され
る糸の定長管理、或いはボビンホルダの回転数制御並び
に満巻ボビンの本数をカウントする等の機能を有する制
御装置で、前面のコントロールパネルによって巻糸速度
の設定、巻糸長さの設定、巻本数の設定を行うようにし
た。
隔位置においてタレツト盤23の前面に取付け、満巻ボ
ビンから次の空ボビンに亘る連糸を自動的に切断するカ
ッターを示す。
割巻替えを行うタレット型多軸巻取装置を示したが、こ
の巻取装置は前工程から連続して送出される糸を、順次
数個のボビンに巻取る装置としたり、又は、大容量のパ
ッケージから引き出した糸にディッピング処理やサイジ
ング処理等の加工を施しつつ、小容量のパッケージに巻
取る場合の巻取装置としてもよく、その実施例を図7お
よび図8で示す。同図では巻取りユニットを多段多列に
配設した場合を示し、図中図1乃至図6と同一符号を付
した個所は夫々同一部材、同一部分を示すもので、この
場合給糸速度に合せて各ボビンに糸を巻取る。なお、例
示した多段多列の様式は前記大容量パッケージからの小
割巻替えにも適用でき、この場合は単位面積当りの装置
スペースを減少させ得る利点がある。
るときは、積極糸送り装置の前後において、糸がトラバ
ース面と同一の仮想平面内に配置した解舒支点ローラと
綾振支点ローラとなるダンシングローラに巻掛けられて
同一仮想平面内を移行するためローラ表面での転びによ
る仮撚りの生じることを防止でき、また請求項2に記載
のタレット型多軸巻取装置では、上記方法を実施でき、
且つ3本以上のボビンホルダを互いに軸線を平行させて
タレット盤の同一円周上に等間隔位置で配設し、綾振装
置と対向する巻取開始位置のボビンホルダのボビンに糸
の巻取りを行い、タレット盤の公転によって順次連続し
て次のボビンホルダを巻取開始位置に移動させ、先に満
巻となったボビンと次の空ボビン間で糸の切替えを行う
ことを繰返して連続的に小割巻替えを行い、タレット盤
上の全ボビンに対し、小割巻替えを終るまで一切の玉揚
げ操作を必要とせず、全ボビンの巻取りを行った後、一
斉に玉揚げを行うことにより作業能率を著しく向上し、
作業員1人当りの巻取管理可能台数も増大し、人件費も
大幅に削減し得る。また請求項3記載のタレット型多軸
巻取装置では、3本以上のボビンホルダを互いに軸線を
平行させてタレット盤の同一円周上に等間隔位置で配置
し、綾振装置と対向する巻取開始位置のボビンホルダの
ボビンに糸の巻取りを行い、タレット盤の公転によって
順次連続して次のボビンホルダを巻取開始位置に移動さ
せ、先に満巻となったボビンと次の空ボビン間で糸の切
替えを行うことを繰返して連続的な巻取を行い、タレッ
ト盤上の全ボビンに対し、巻取りを終るまで一切の玉揚
げ操作を必要とせず、全ボビンの巻取りを行った後、一
斉に玉揚げを行うことにより作業能率を著しく向上し、
作業員1人当りの巻取管理可能台数を増大し、人件費も
大幅に削減し得る。
ット型多軸巻取装置の実施例を示す正面図
す正面図
母線 Q1 入口接点 Q2 出口接点 13 テンション装置 14 ガイドローラ 17 ダンシングローラ 19 綾振装置 23 タレット盤 24a、24b、24c、24d、24e ボビンホル
ダ P 給糸パッケージ Y 糸 S ボビン
Claims (3)
- 【請求項1】 回転可能に軸支された給糸パッケージ
の表面から解舒支点ローラに向ってトラバースしつつ解
舒される糸を、円筒状の2本のフィードローラを互いに
ねじれの位置関係をなして配設したネルソンローラに、
少なくとも一回巻掛けて前記フィードローラ表面から母
線に対し直交する方向に引出し、綾振支点ローラを介し
て綾振装置によりトラバースさせつつボビン上に巻取る
ことにより前記給糸パッケージからボビンに巻替えを行
ない、前記ネルソンローラの入口接点および解舒支点ロ
ーラの糸誘導面を、給糸パッケージから該解舒支点ロー
ラに向う糸のトラバース面と略同一仮想平面内に位置さ
せると共に前記ネルソンローラの出口接点と綾振支点ロ
ーラの糸誘導面を、該綾振支点ローラからボビンに向う
糸のトラバース面と同一仮想平面内に位置させたことを
特徴とする糸パッケージ巻替方法。 - 【請求項2】 所要の制動力を付与した大容量の給糸
パッケージから糸を綾振させつつ引き出す積極糸送り装
置と、該積極糸送り装置によって引き出された糸を綾振
ガイドで綾振させつつ、タレット盤上に設けたボビンホ
ルダに支持させたボビンに小容量のパッケージとして小
割して巻取るタレット型多軸巻取装置において、積極糸
送り装置を、給糸パッケージの軸線に対し軸線を直交さ
せて糸誘導面を解舒側トラバース面と略同一仮想平面内
に設けた綾振支点ローラと、積極駆動回転する一対のフ
イードローラを互いにねじれの位置関係に配設され且つ
給糸側の糸が接触する入口側接点を前記解舒側トラバー
ス面と略同一仮想平面内に臨ませたネルソンローラとで
構成し、該ネルソンローラの後方に綾振支点ローラを設
け、該ネルソンローラ出口側接点と該綾振支点ローラの
糸誘導面とを前記巻取側のトラバース面と同一の仮想平
面内に設け、更に前記ボビンホルダを、三本以上の適数
本を軸線を互いに平行させてタレット盤の同一円周上の
等間隔位置に配設し、前記綾振ガイドと対向する巻取開
始位置のボビンホルダ上のボビンに糸の巻取を行い、タ
レット盤の回転によって順次連続して他のボビンホルダ
上のボビンを巻取開始位置に移動させ、満巻ボビンに連
なる糸を空ボビンの端部近傍に設けられた糸端把持手段
に連行し、満巻ボビンから空ボビンに亘る連糸をカッタ
ーにより切断する切替え動作を繰返えし、満巻ボビンを
順次ボビンの公転軌跡上に設けた満巻ボビン貯溜区間に
位置させて糸の連続小割巻替えを行うことを特徴とする
タレット型多軸巻取装置。 - 【請求項3】 糸を綾振装置によって駆動される綾振
ガイドによりトラバースさせ、ボビンホルダに保持した
ボビンに巻取る巻取装置であって、三本以上適数本のボ
ビンホルダを軸線を互いに平行させてタレット盤の同一
円周上の等間隔位置に配置し、前記綾振ガイドと対向す
る巻取開始位置のボビンホルダ上のボビンに糸の巻取を
行い、タレット盤の回転によって順次連続して他のボビ
ンホルダ上のボビンを巻取開始位置に移動させ、満巻ボ
ビンに連なる糸を空ボビンの端部近傍に設けられた糸端
把持手段に連行し、満巻ボビンから空ボビンに亘る連糸
をカッターにより切断する切替え動作を繰返えし、満巻
ボビンを順次ボビンの公転軌跡上に設けた満巻ボビン貯
溜空間に位置させ、該区間にて満巻ボビンと空ボビンと
の交換を行いつつ連続巻取を行うことを特徴とするタレ
ット型多軸巻取装置。
Priority Applications (1)
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JPH04313564A JPH04313564A (ja) | 1992-11-05 |
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JP3076509A Expired - Fee Related JP2992840B2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | 糸パッケージ巻替方法ならびにタレット型多軸巻取装置 |
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Families Citing this family (2)
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1991
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