JP2513919Y2 - 二液混合容器 - Google Patents

二液混合容器

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JP2513919Y2
JP2513919Y2 JP4435890U JP4435890U JP2513919Y2 JP 2513919 Y2 JP2513919 Y2 JP 2513919Y2 JP 4435890 U JP4435890 U JP 4435890U JP 4435890 U JP4435890 U JP 4435890U JP 2513919 Y2 JP2513919 Y2 JP 2513919Y2
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孝之 後藤
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は二液混合容器に係る。
「従来の技術」 この種容器として第3図のものが知られている。該容
器は、異種液剤を夫々収納させた下部容器30と上部容器
31との組合せからなり、下部容器の胴部から、上端に頂
壁32を有する取付筒部33を起立すると共に、その頂壁上
面に上部容器の底壁を載置させ、かつ該底壁の下面周縁
から上記取付筒部外面に螺合させた継手筒34を垂下する
と共に、上記頂壁中央部に第一連通孔35を、また底壁周
辺部に適当数の第二連通孔36を夫々穿設したもので、上
記継手筒34を取付筒部33外面へ固締めすると、上記第一
連通孔35が上記底壁の下面中央部で、また上記第二連通
孔36が上記頂壁の上面周辺部で夫々液密に閉塞されるこ
とで、下部容器30内と上部容器31内との連通を遮断し、
継手筒34を螺上昇させると、上記両連通孔35,36が開口
し、上記上部容器31内の液体がそれ等連通孔を通って下
部容器30内へ流下し、該容器内の他液体と混合するよう
に設けたものである。
「考案が解決しようとする課題」 上記従来容器は、継手筒の固締めにより下部容器の頂
壁上面に上部容器の底壁を圧接させ、これ等両壁に夫々
穿設した連通孔を液密に閉塞させたから、輸送時の振動
等により上記継手筒の締まりが緩むと、上記両連通孔が
開口して二液の混合を生じ、使用前にその効力が失われ
る欠点がある。
そこで本案は、かかる欠点を解消する為、第1容器体
口頚部に装着した筒状連結部材と、第2容器体底部と
を、液体混合防止手段としての筒状スペーサを介して連
結し、該筒状スペーサを除去して第2容器体底部を上記
筒状連結部材に連結しない限り混合を生じないよう設け
たものである。
「課題を解決するための手段」 第1口頚部3を起立する、第1液体収納用の第1容器
体1と、上記第1口頚部3外面へ離脱不能に下半6aを嵌
着させた連結筒6の中間部から、上記第1口頚部3上端
面へ水密に接して第1内向きフランジ8を突出し、該内
向きフランジ内周縁から連通筒9を起立する筒状連結部
材5と、上記連結筒の上半6bへ着脱自在に嵌合させた第
1周壁11を横壁12の下面から垂設すると共に、その横壁
中央部で上記連通筒9の上端面を密閉し、更に横壁外周
部上面から上記連結筒上半部6bと同径の第2周壁13を起
立する筒状スペーサ10と、上記第2周壁13へ着脱自在に
第2胴部15下部を嵌合させると共に、上記横壁12上方の
第2胴部部分内面を底壁としてのアルミ入りシート16で
密閉し、第2胴部の上部から第2口頚部19を起立する第
2液体収納用の第2容器体14と、上記第2口頚部19に嵌
合させたキャップ20とからなり、上記筒状スペーサ10を
除いて連結筒部6の上半6bに第2胴部15の下部を嵌合し
て締付けたとき、上記連通筒9上端がアルミ入りシート
16を突上げにより破断すると共に、該連通筒外面が第2
胴部15の下部内面をシール可能に形成した。
「作用」 第1図状態より、まず第2容器体14の第2胴部下部15
aを筒状スペーサ10の第2周壁13内から抜脱し、かつそ
の筒状スペーサ第1周壁11を連結筒上半部6b内から螺脱
する。
しかる後上記第2胴部下部15aを連結筒上半部6b内へ
螺合させると、第2容器体14底壁をなすアルミ入りシー
ト16が、連通筒9上端部により突き上げられて破断す
る。該破断により第2液体Bは連通筒9内を通って第1
容器体1内へ流下し、第1液体Aと混合する。
該混合後キャップ20を外せば、第2口頚部19から混合
液体を注出することが出来る。
「実施例」 本案容器は、第1液体収納用の第1容器体と、筒状連
結部材と、筒状スペーサと、第2液体収納用の第2容器
体と、キャップとからなる。
第1容器体1は、第1胴部2上部から第1口頚部3を
起立する。該第1口頚部外面には第1係合突条4を周設
している。
筒状連結部材5は、上記第1口頚部3外面に下半6aを
嵌着させた連結筒6を有する。該連結筒の下端部内面に
は上記第1係合突条4下面に係合させる第2係合突条7
を周設して、連結筒の離脱を防止している。該連結筒の
中間部内面からは第1内向きフランジ8を突出して、該
第1内向きフランジ裏面を上記第1口頚部3上端面に液
密に接合させる。上記第1内向きフランジ8の内周縁か
らは連通筒9を起立する。図示連通筒の上端周縁は、後
述アルミ入りシート破断用の切断刃部9aに形成してい
る。
筒状スペーサ10は、上記連結筒6の上半6b内面に着脱
自在に螺合させた第1周壁11を、横壁12下面外周部から
垂下している。該横壁の中央部12aは上記連通筒上端面
を閉塞する。尚図示例では該横壁中央部を有頂筒状に起
立して、その筒壁部分内面に連通筒の上部外面を嵌着さ
せている。横壁12の外周部上面からは上記連結筒上半6b
と同径の第2周壁13を起立する。
第2容器体14は、上記第2周壁13内へ筒状の第2胴部
15下部15aを嵌合させると共に、上記横壁12上方の第2
胴部部分内面を、第2容器体底壁としてのアルミ入りシ
ート16で密閉している。尚図示例では、上記第2周壁13
内へ嵌合させた第2胴部下部15aを第2胴部上部15bより
も大内径に形成しており、その第2胴部下部内に嵌着さ
せた嵌合筒17上端の第2内向きフランジ18上面と上記第
2胴部下部15a上端の下向き段部とで上記アルミ入りシ
ート16外周部を挟持させている。また上記第2胴部上部
15bからは第2口頚部19を起立している。
該第2口頚部外面には、キャップ20を螺合させる。
既述連通筒9の長さは、既述筒状スペーサ10を除去し
て第2図に示すように第2胴部下部15aを連結筒上半部6
bに嵌合させたとき、連通筒9上端部がアルミ入りシー
ト16を破断して第1容器体1内と第2容器体14内とが連
通するよう設ける。
「考案の効果」 本案容器は、既述の如く筒状スペーサ10を取り外して
第2胴部15下部を連結筒6上半部に嵌合して締付けるこ
とで、連通筒上端がアルミ入りシート16を突上げにより
破断し、第1、第2液体を混合するよう設けたから、既
述従来容器の如く輸送時の振動等により二種の液体の混
合を生じその効力が失われるおそれが全くない。
又本案は、上記連通筒の突上げにより、第2容器体14
底壁としてのアルミ入りシート16を破断除去する構成で
あるから、該破断後瞬時にして第2液体Bが第1容器体
1内へ流下することとなり、よって二種の液体を速やか
に混合させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案容器の半面縦断面図、第2図は二種の収
納液体を混合させた状態を示す説明図、第3図は従来容
器の縦断面図である。 1……第1容器体、5……筒状連結部材 10……筒状スペーサ、14……第2容器体 19……キャップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1口頚部3を起立する、第1液体収納用
    の第1容器体1と、上記第1口頚部3外面へ離脱不能に
    下半6aを嵌着させた連結筒6の中間部から、上記第1口
    頚部3上端面へ水密に接して第1内向きフランジ8を突
    出し、該内向きフランジ内周縁から連通筒9を起立する
    筒状連結部材5と、上記連結筒の上半6bへ着脱自在に嵌
    合させた第1周壁11を横壁12の下面から垂設すると共
    に、その横壁中央部で上記連通筒9の上端面を密閉し、
    更に横壁外周部上面から上記連結筒上半部6bと同径の第
    2周壁13を起立する筒状スペーサ10と、上記第2周壁13
    へ着脱自在に第2胴部15下部を嵌合させると共に、上記
    横壁12上方の第2胴部部分内面を底壁としてのアルミ入
    りシート16で密閉し、第2胴部の上部から第2口頚部19
    を起立する第2液体収納用の第2容器体14と、上記第2
    口頚部19に嵌合させたキャップ20とからなり、上記筒状
    スペーサ10を除いて連結筒部6の上半6bに第2胴部15の
    下部を嵌合して締付けたとき、上記連通筒9上端がアル
    ミ入りシート16を突上げにより破断すると共に、該連通
    筒外面が第2胴部15の下部内面をシール可能に形成した
    ことを特徴とする二液混合容器。
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