JP2513616Y2 - エンジンの支持構造 - Google Patents

エンジンの支持構造

Info

Publication number
JP2513616Y2
JP2513616Y2 JP1989133450U JP13345089U JP2513616Y2 JP 2513616 Y2 JP2513616 Y2 JP 2513616Y2 JP 1989133450 U JP1989133450 U JP 1989133450U JP 13345089 U JP13345089 U JP 13345089U JP 2513616 Y2 JP2513616 Y2 JP 2513616Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
engine
side frames
brackets
cross member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989133450U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0370527U (ja
Inventor
和宏 中込
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1989133450U priority Critical patent/JP2513616Y2/ja
Publication of JPH0370527U publication Critical patent/JPH0370527U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2513616Y2 publication Critical patent/JP2513616Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンのリヤ部(フライホイール側)を
サイドフレーム間に架設したサポートブラケットとサポ
ートクロスメンバとからなるサポート部材に支持するエ
ンジンの支持構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、トラックは、第7乃至第8図に示すように、
車体の前後方向に亘って間隔を置いて延設された一対の
サイドフレーム2,4と、このサイドフレーム2,4の車幅方
向に架設された複数のクロスメンバ6,6…とにより梯子
状に形成されたフレーム構造を有している。
そしてエンジン8は、サイドフレーム2,4のフロント
部に、その前部(例えば冷却ファン側)のエンジン側フ
ロントブラケット8a、8aがサイドフレーム2,4にそれぞ
れ防振ゴム10を介して取付けられ、その後部(フライホ
ィール側)のエンジン側リヤブラケット8b,8bが上記サ
イドフレーム2,4に架設されたサポート部材12にそれぞ
れ防振ゴム11を介して取付けられることにより、一対の
サイドフレーム2,4間に支持されている。
さらにサポート部材12は、両端がサイドフレーム2,4
のフランジ部2a,4aに固着された一対のブラケット14,14
にそれぞれ取付けられ、中央部が上記サイドフレーム2,
4の下方へ略U字状に突出するように延設されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記フレーム構造において、仮に、サイドフレーム2,
4間にサポート部材12を設けずエンジン8が取付けられ
た場合、サイドフレーム2,4のエンジン8回りの部分に
は、「八」の字状に拡がり且つ上下方向下方に曲がる変
形が生じる。
そして、このような変形を受けた状態で、走行時にね
じり変形や曲げ変形を受けると、下部フランジ2a,4aに
大きな引っ張り力が作用して、サイドフレーム2,4の小
さなキズやリベットの穴から亀裂を発生する虞があっ
た。
そこで、中央部がサイドフレーム2,4及びエンジン8
の下方へ略U字状に突出するように回り込み延設された
サポート部材12を設け、エンジン8の重量によるサイド
フレーム2,4の変形を防止していた。
ところが、該サポート部材12は、両端がサイドフレー
ム2,4に固着されて、取付部の自由度が小さいため、サ
イドフレーム2,4が、例えば車両の走行中に路面の凹凸
の影響を受けて捩じれ変形を生じたり、またコーナリン
グ時に横曲げ変形を生じると、これらサイドフレーム2,
4の変形に追従することができずに、取付部近傍に高い
応力が集中して作用しサポート部材12に亀裂が生じる虞
があった。さらに、サイドフレーム2,4自体も、サイド
フレーム2,4に固着されたサポート部材12の反力によっ
て、少なからず応力が作用し、耐久性において不十分で
あるという不具合があった。
そして、この対策としてサポート部材12の材厚を厚く
したり、取付部近傍の亀裂の発生し易い箇所に補強材を
追加する等の方法が試みられたが、コストアップや車体
重量の増加を招くのが実情であった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上述の不具合に鑑みて創造されたもので、
車体の前後方向に延設された一対のサイドフレーム間に
エンジンを支持するエンジンの支持構造において、上端
部が上記サイドフレームに固着されかつ下端部が上記サ
イドフレームの下方に延設されると共に上記エンジンの
一部をそれぞれ支持する一対のサポートブラケットと、
上記エンジン下方に位置し上記一対のサポートブラケッ
ト間に架設されると共に両端が上記下端部に揺動自在に
係合され上記一対のサポートブラケットを連結するサポ
ートクロスメンバとを有することを特徴としている。
〔作用〕
本考案は、上端部がサイドフレームに固着されかつ下
端部がサイドフレームの下方に延設されると共にエンジ
ンの一部を支持する一対のサポートブラケットと、この
一対のサポートブラケットの下端部に両端が揺動自在に
係合され両サポートブラケットを連結するサポートクロ
スメンバとを備えたことにより、サイドフレームが、車
両の走行中に路面の凹凸の影響を受けて捩じれ変形を生
じたり、またコーナリング時に横曲げ変形を生じても、
サポートブラケットとサポートクロスメンバとが揺動自
在に係合されてサイドフレームの動きに追従する自由度
があるため、サポートブラケットに高い応力が作用せ
ず、またサイドフレーム自体もサポートブラケット20,2
2からの反力を受けないため、応力が作用しない。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1乃至第6図に基づいて詳細に説
明する。
以下、本考案の第1実施例を第1乃至第2図において
説明する。また従来技術と同一の構成については、同一
符号を付しその説明を省略する。
符号20,22は、第1図に示すように、その上端部20a,2
2aがそれぞれサイドフレーム2,4のウェブ部2b,4bに取付
けられ、かつその下端部20b,22bがサイドフレーム2,4並
びにエンジン8の下方に突出するように形成されたサポ
ートブラケットを示すものであり、防振ゴム11を介して
エンジン8を支持している。
符号24は、第2図に示すように、サポートブラケット
20,22の下端部20b,22b間に架設されたサポートクロスメ
ンバを示すものである。
このサポートクロスメンバ24は、タイロッド24a及び
この両端に螺着されたボールジョイント24b,24bからな
り、このボールジョイント24bに揺動自在に係合された
ボルト部24c,24cがそれぞれ上記下端部20b,22bに螺着さ
れ、上記一対のサポートブラケット20,22を連結してい
る。
次に、第1実施例における作用及びその効果を説明す
る。
サポートブラケット20,22は、その下端部20b,22bに、
サポートクロスメンバ24のボルト部24c,24cが螺着さ
れ、ボールジョイント24b,24bによって互いに揺動自在
に連結されているため、サイドフレーム2,4の捩じり変
形に対しては、サポートブラケット20,22がその変形に
追従して第1図の紙面に沿って左右に揺動すると共にサ
ポートクロスメンバ24が車幅方向に移動されて、サポー
トブラケット20,22に作用する高い応力は緩和される。
また、サイドフレーム2,4の曲げ変形に対しては、サ
ポートブラケット20,22がその変形に追従して第2図の
上下方向に移動すると共にサポートクロスメンバ24両端
のボールジョイント24b,24bが上下方向に移動するよう
に回動されて、サポートブラケット20,22に作用する高
い応力は緩和される。
さらに、サイドフレーム2,4の捩じり変形や曲げ変形
に対して、サイドフレーム2,4自体もサポートブラケッ
ト20,22からの反力を受けないため、ほとんど応力が作
用しない。
従って、第1実施例におけるサポートブラケット20,2
2及びサポートクロスメンバ24は、その下端部20b,22b
に、ボルト部24c,24cが螺着され、互いに揺動自在に連
結されているため、エンジン8の重量によるサイドフレ
ーム2,4の「八」の字状の変形を防止すると共に、サイ
ドフレーム2,4が車両の走行中に路面の凹凸の影響を受
けて捩じれ変形を生じたり、またコーナリング時に横曲
げ変形を生じても、サポートブラケット20,22がその変
形に追従しサポートブラケット20,22に高い応力が作用
せず、またサイドフレーム2,4自体もサポートブラケッ
ト20,22からの反力を受けないため、応力がほとんど作
用せず、これらの耐久性の向上が図れる。
さらに、材料を厚くしたり、補強材を追加する等の従
来の改善策に比べ、コストダウンや重量の軽減が図れ
る。
以下、本考案の第2実施例を第3乃至第4図において
説明する。また従来技術と同一の構成については、第1
実施例同様同一符号を付しその説明を省略する。
サホートブラケット30,32は、第3図に示すように、
その上端部30a,32aがそれぞれサイドフレーム2,4のウェ
ブ部2b,4bに取付けられ、かつその下端部30b,32bがサイ
ドフレーム2,4並びにエンジン8の下方に突出するよう
に延設され防振ゴム11を介してエンジン8を支持してい
る。
サポートクロスメンバ34は、第3乃至第4図に示すよ
うに、サポートブラケット30,32の下端部30b,32b間に架
設されており、両端がL字状に形成された曲折部36a,36
aを有するタイロッド36及びこの曲折部36a,36aと上記下
端部30b,32bとをそれぞれ揺動自在に連結する連結片38,
38から構成されている。
ここで、一方の連結片38を第4図において説明する
と、連結片38は、基端部38aがサポートブラケット32の
下端部32bに軸40により、揺動自在に軸支されると共に
先端部38bに穿設された開孔38cに軸受42及びリテーナ44
を介して上記タイロッド36の曲折部36aが回動自在に螺
着されている。
次に、第2実施例における作用及びその効果を説明す
る。
サポートブラケット30,32は、その下端部30b,32bに軸
支された連結片38及び同連結片38にタイロッド36の曲折
部36aが螺着され、互いに揺動自在に連結されているた
め、サイドフレーム2,4の捩じり変形に対しては、サポ
ートブラケット30,32がその変形に追従して第3図の紙
面に沿って揺動すると共にサポートクロスメンバ34が連
結片38に対して回動しながら車幅方向に移動されて、サ
ポートブラケット30,32に高い応力が作用しない。
また、サイドフレーム2,4の曲げ変形に対しては、サ
ポートブラケット30,32がその変形に追従して第3図の
紙面と垂直な方向に移動すると共に連結片38が揺動され
て、サポートブラケット30,32に高い応力が作用しな
い。
さらに、サイドフレーム2,4の捩じり変形や曲げ変形
に対して、サイドフレーム2,4自体もサポートブラケッ
ト30,32からの反力を受けないため、ほとんど応力が作
用しない。
従って、第2実施例においても第1実施例と同様な効
果を奏する。
以下、本考案の第3実施例を第5乃至第6図において
説明する。また従来技術と同様のものについては、第1
実施例及び第2実施例同様同一符号を付しその説明を省
略する。
サポートブラケット50,52は、第5図に示すように、
その上端部50a,52aがそれぞれサイドフレーム2,4のウェ
ブ部2b,4bに取付けられ、かつその下端部50b,52bがサイ
ドフレーム2,4並びにエンジン8の下方に突出するよう
に延設され防振ゴム11を介してエンジン8を支持してい
る。
サポートクロスメンバ54は、第5乃至第6図に示すよ
うに、断面逆U字状に形成され、サポートブラケット5
0,52の下端部50b,52b間に架設され、その両端部54a,54a
がそれぞれ下端部50b,52bに対して揺動自在に係合され
ている。
ここで、一方の下端部52aとサポートクロスメンバ54
の端部54aとの係合状態を、第6図において説明する。
サポートブラケット52の下端部52bには車幅方向の内
方に延びる突出片52cが設けられ、さらにこの突出片52c
の両側に球面状に陥没された凹部52d,52d及びこの凹部5
2d,52dを貫通する開孔52eが穿設されている。またサポ
ートクロスメンバ54の端部54aには、該凹部52d,52dと対
向する位置に内側に球面状に突出された凸部54b,54bが
形成されかつこの凸部54b,54bの中央に開口54c,54cが穿
設されている。
そして、凹部52d,52dと凸部54b,54bとを係合した後に
半球形状のスペーサ56,56を介して開口54c,54c並びに開
孔52eを貫通するボルト58aにナット58bが螺着されるこ
とにより、サホートブラケット50,52とサポートクロス
メンバ54とが揺動自在に連結される。
従って、第3実施例においても、上述の第1実施例又
は第2実施例と同様な作用およびその効果を奏する。
以上、本実施例においては、サイドフレーム2,4のフ
ロント部にエンジン8を取付けたものについて説明した
が、これに限定されるものではなく、サイドフレーム2,
4のセンター又はリヤ部にエンジン8を取付けたものに
ついても適用できる。
〔効果〕
本考案は、上記の構成によりサイドフレームが、車両
の走行中に路面の凹凸の影響を受けて捩じれ変形を生じ
たり、またコーナリング時に横曲げ変形を生じても、サ
ポートブラケットとサポートクロスメンバとが揺動自在
に係合されているため、サポートブラケット及びサイド
フレームに高い応力が作用せず、耐久性の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示すエンジン8の支持構
造の要部断面図、第2図は第1図のII-II線における矢
視図、第3図は本考案の第2実施例を示す一部省略した
要部断面図、第4図は第3図のIV-IV線における拡大矢
視図、第5図は本考案の第3実施例を示す一部省略した
要部断面図、第6図は第5図のVI-VI線における拡大矢
視図、第7は従来のエンジン8支持構造を示す平面図、
第8図は第7図のVIII-VIII線における矢視図である。 2,4……サイドフレーム、6……クロスメンバ、8……
エンジン、10,11……防振ゴム、20,22……サポートブラ
ケット、24……サポートクロスメンバ、24a……タイロ
ッド、24b……ボールジョイント

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の前後方向に延設された一対のサイド
    フレーム間にエンジンを支持するエンジンの支持構造に
    おいて、上端部が上記サイドフレームに固着されかつ下
    端部が上記サイドフレームの下方に延設されると共に上
    記エンジンの一部をそれぞれ支持する一対のサポートブ
    ラケットと、上記エンジン下方に位置し上記一対のサポ
    ートブラケット間に架設されると共に両端が上記下端部
    に揺動自在に係合され上記一対のサポートブラケットを
    連結するサポートクロスメンバとを有することを特徴と
    するエンジンの支持構造
JP1989133450U 1989-11-16 1989-11-16 エンジンの支持構造 Expired - Fee Related JP2513616Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989133450U JP2513616Y2 (ja) 1989-11-16 1989-11-16 エンジンの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989133450U JP2513616Y2 (ja) 1989-11-16 1989-11-16 エンジンの支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0370527U JPH0370527U (ja) 1991-07-16
JP2513616Y2 true JP2513616Y2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=31680854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989133450U Expired - Fee Related JP2513616Y2 (ja) 1989-11-16 1989-11-16 エンジンの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2513616Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6342154B2 (ja) * 2013-12-20 2018-06-13 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG パワープラントのサポートクロスメンバ
JP6397322B2 (ja) * 2014-12-10 2018-09-26 日立建機株式会社 ダンプトラック

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0315377Y2 (ja) * 1985-01-14 1991-04-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0370527U (ja) 1991-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6126092Y2 (ja)
US6398260B1 (en) Side rail for a vehicle frame assembly
JP2002205520A (ja) サスペンションアーム
JPH08216639A (ja) トレーリングアーム式サスペンションの構造
KR102359711B1 (ko) 차량용 서브프레임 장치
JPS58105815A (ja) 自動車の後輪懸架装置
JPH10258763A (ja) サスペンションサブフレーム構造
KR900007460Y1 (ko) 자동차의 현가장치
JPH0333552B2 (ja)
JP2513616Y2 (ja) エンジンの支持構造
JP3136346B2 (ja) トレーリングアーム式サスペンション
JP3175523B2 (ja) アルミニウム合金製クロスメンバ
JPH07164845A (ja) リヤサスペンションのリンク取付部構造
JP3872719B2 (ja) サスペンション構造のリーフスプリング
JPS61282106A (ja) 自動車のフロントサスペンシヨン
JP3994515B2 (ja) ノンステップバスのフロア構造
JPH10217741A (ja) サスペンションサブフレーム構造
CN217577919U (zh) 一种电梯轿底组件
JPH021129Y2 (ja)
JPS6137527Y2 (ja)
JPH021130Y2 (ja)
JPH0513671Y2 (ja)
JP2827220B2 (ja) コントロールアームの設置構造
JP2636480B2 (ja) スタビライザの取付構造
JPH0439812Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees