JP2513210B2 - 磁気記録再生装置のテ−プロ−デイング方法 - Google Patents

磁気記録再生装置のテ−プロ−デイング方法

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JP2513210B2
JP2513210B2 JP62052376A JP5237687A JP2513210B2 JP 2513210 B2 JP2513210 B2 JP 2513210B2 JP 62052376 A JP62052376 A JP 62052376A JP 5237687 A JP5237687 A JP 5237687A JP 2513210 B2 JP2513210 B2 JP 2513210B2
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健一 深堀
隆夫 熊谷
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は磁気記録再生装置のテープローディング方
法に関する。
[発明の概要] この発明は、磁気記録再生装置のテープローディング
方法において、磁気記録再生装置のテープ走行系(テー
プパス系)にテープをローディングし、このテープロー
ディング完了直前にキャプスタンとピンチローラとの間
で前記テープを圧接させてテープ緩み方向に該テープを
一定量送り出すようにしたことにより、テープがローデ
ィングされる際にテープの張り過ぎを防止することがで
きるようにしたものである。
[従来の技術] 例えば、磁気記録再生装置としてのビデオテープレコ
ーダ(VTR)には、テープをカセットから引き出して回
転ヘッドドラムに巻き付けるテープローディング装置
と、テープに走行力を与えるためにピンチローラをキャ
プスタンに圧接するピンチローラ圧接装置と、供給側の
走行するテープのテープテンションの強弱の度合を検出
し、これによってバックテンションを適当に調整し、所
謂スキューひずみ等の不都合の発生を抑えるテープテン
ション調整装置と、テープローディング時或いはテープ
の巻き戻し時等にリール台に適当な負荷を与えてリール
台の空回りによる余分なテープの引き出しを防止するリ
ール台のブレーキ装置等が設けられている。これらを、
図面によって説明すると、符号1はヘリカル方式のビデ
オテープレコーダ(以下VTRと略称する)であり、このV
TR1はシャシ2に回転ヘッドドラム3を回転可能に支持
してある。このシャシ2上には、所定の間隔をおいて供
給リール台4と巻き取りリール台5とを回転可能に支持
してある。これら各リール台4,5のギヤ部4a,5aは、後述
するキャプスタンモータ17により駆動されるタイミング
ベルト6に連係された駆動ギヤ7に噛合し、かつこの駆
動ギヤ7の支軸8を中心として図中左右に揺動する首振
りギヤ9に切換え噛合自在にされて、前記各リール台4,
5のいずれか一方を回転駆動可能にしてある。
前記回転ヘッドドラム3の外周側には、例えばMロー
ディングのテープ走行(テープパス)系Aにカセット
(図示しない)内のテープ10を引き出すテープローディ
ング装置11を設けてある。このテープローディング装置
11は、回転ヘッドドラム3の外周に沿ってシャシ2に配
置された円弧状のガイドレール12と、このガイドレール
12上を移動して前記テープ10を回転ヘッドドラム3の周
面に装填する左右一対の引き出しガイドポスト13および
傾斜ガイドポスト14等を有している。
前記回転ヘッドドラム3と巻き取りリール台5との間
の前記Mローディングのテープパス上には、ピンチロー
ラ圧接装置15を設けてある。このピンチローラ圧接装置
15は、前記シャシ2上の回転ヘッドドラム3寄りの位置
に垂直に突出したキャプスタンハウジング16にキャプス
タンモータ17により回転自在にされたキャプスタン18
と、前記シャシ2の巻き取りリール台5寄りの位置にピ
ン枢支されたピンチローラアーム19のキャプスタンハウ
ジング16側の一端側に回転自在に支持され、VTR1の記
録,再生モード時等にテープ10を介してキャプスタン18
に圧接されて該テープ10に走行力を与えるゴム製のピン
チローラ20等を有している。
また、前記回転ヘッドドラム3と供給リール台4との
間の前記Mローディングのテープパス上には、テープテ
ンション調整装置21を設けてある。このテープテンショ
ン装置21は、基部がピン枢支されテープ10のテープテン
ションを検出するテンションアーム22と、このテンショ
ンアーム22の先端部に突設され、前記供給リール台4か
ら回転ヘッドドラム3にテープ10を案内するガイドポス
ト23と、一端側が前記テンションアーム22の中途部に、
他端側が前記シャシ2にそれぞれピン枢支されて、前記
供給リール台4の外周面に接触,離反自在に配設された
バンドブレーキ24とを有している。
尚、前記供給リール台4及び巻き取りリール台5に
は、図示は省略したが、テープ10のローディング時或い
は早送り時や巻き戻し時に、供給リール台4及び巻き取
りリール台5或いは供給リール台4や巻き取りリール台
5にそれぞれ適当な負荷(制動)を与えてリール台の空
回りによる余分なテープ10の引き出しを防止する各リー
ル台4,5のブレーキ装置をそれぞれ設けてある。
そして、テープ走行系Aへのテープ10のローディング
は次に述べる方法により行なわれる。即ち、供給及び巻
き取りの各リール台4,5にカセットホルダー等の手段に
よりカセットを装着し、該カセットの開口部から露出し
たテープ10の内側にテープローディング装置11の左右一
対の各ガイドポスト13,14を挿入する。次に、これら各
ガイドポスト13,14をガイドレール12に沿って移動させ
てテープ走行系Aにテープ10をローディングする。これ
により、回転ヘッドドラム3の周面にテープ10を巻き付
ける。
従来、前記テープ走行系Aにテープ10をローディング
する際に、各リール台4,5が空回りして余分なテープ10
が引き出しガイドポスト13により引き出されないよう
に、ローディング中に各リール台4,5に前記ブレーキ装
置により空回りしないように所定の負荷をかけたり、ロ
ーディングが完了した時にブレーキをかけるようにして
いた。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、前記ブレーキ等のかけかたさらにテープの状
態(テープトップ或いはテープエンド付近等のテープの
巻径)によっては、テープ10が張り過ぎて回転ヘッドド
ラム3の周面に強く張り付いて離れなくなってしまうこ
とがあるため、VTR1の記録,再生モード時に回転ヘッド
ドラム3が回転しなくなってテープ10が走行できなくな
ったり、回転ヘッドドラム3の磁気ヘッドに目詰まり
(ヘッドクロッグ)の情況が起こったり、テープ10にテ
ープダメージが生じたりする不具合があった。
また、上記のテープローディングの状態のままで放置
しておく(特に冷たい部屋から暖かい部屋に運び込んで
そのままにしておく)と、回転ヘッドドラム3の周面に
結露が生じ、該回転ヘッドドラム3へのテープ10の張り
付き,もつれ等のトラブルが顕著に現れる問題点があっ
た。
これに対処するに、テープローディング完了時やテー
プ走行前の状態に入る時に、前記テープテンション調整
装置21のガイドポスト23を図中一転鎖線に示す方向に強
制的に動かすことによって、テープ10の張りを緩ませる
ようにしているが、前記ガイドポスト23の移動方向がテ
ープ緩み量に効果が少ないことや、テープ走行系Aとの
関連でガイドポスト23でのテープ10の緩みが回転ヘッド
ドラム3近傍迄伝わりにくいこともあるため、ローディ
ング完了時の回転ヘッドドラム3へのテープ10の張りを
効果的に緩ませるまでには行かず、テープ10を緩ませる
ために特別な機構等を用いずに、かつ既存の状態でテー
プ10を効果的に緩ませる方法の開発が所望されている。
そこで、この発明は、前述の問題点を解消した磁気記
録再生装置のテープローディング方法を提供するもので
ある。
[問題点を解決するための手段] この発明は、磁気記録再生装置のテープ走行系にテー
プをローディングし、このテープローディング完了直前
にキャプスタンとピンチローラとの間で前記テープを圧
接させてテープ緩み方向に該テープを一定量送り出すよ
うにしたことを、その構成としている。
[作用] テープローディング完了直前にキャプスタンとピンチ
ローラとの間でテープを圧接させて、テープ緩み方向に
該テープを一定量送り出すようにしたので、既存の状態
で特別な機構を用いることなく、テープをローディング
する際にテープ走行系のテープに適当量の緩みを生じさ
せて該テープの張り過ぎを防ぐ。
[実施例] 以下、この発明に係る磁気記録再生装置のテープロー
ディング方法を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図面に示す従来のVTR1は、供給リール台4と巻き取り
リール台5の回動源を、タイミングベルト6と首振りギ
ヤ9を介してピンチローラ圧接装置15の一台のキャプス
タンモータ17から採っているものである。この既存のVT
R1を用いて、次に述べる方法によりテープローディング
装置10等でそのテープ走行系Aにテープ10をローディン
グする。
先ず、前記VTR1の一対の供給リール台4及び巻き取り
リール台5にカセットホルダー等の手段によりカセット
を装着し、該カセットの開口部から露出したテープ10の
内側(カセットとテープの間)にテープローディング装
置11の左右一対の各ガイドポスト13,14及びガイドポス
ト23,25を挿入する。
次に、前記各ガイドポスト13,14をガイドレール12に
沿って移動させて、テープ走行系Aにテープ10をローデ
ィングする。このテープローディングの完了(終了)直
前にキャプスタン18にテープ10を挾むようにピンチロー
ラ20を圧接する。このローディング中、従来と同様に、
各リール台4,5が空回りして余分なテープ10が引き出し
ガイドポスト13で引き出されないように、前記各リール
台4,5にブレーキ装置により空回りしないように所定の
負荷をかけておく。
次に、キャプスタンモータ17を駆動させて前記キャプ
スタン18を図中右回り(クロックワイズ方向)に回転さ
せると、タイミンクベルト6を介して首振りギヤ9は巻
き取りリール台5のギヤ部5aから供給リール台4のギヤ
部4aに移動する。この移動する空走時間をΔt(つま
り、供給リール台4でテープ10を巻き取らない時間)と
し、キャプスタン18の直径及び回転数をφd,Nとし、テ
ープ10の送り量(緩み量)をΔλすると、Δλ=πφd
×Δt×Nだけテープ10は回転ヘッドドラム3側の緩む
方向へ余分に送られる。これにより、テープ10がローデ
ィングされる際に、テープ走行系Aのテープ10に適当量
の緩みが生じ、テープローディング時のテープ10の張り
過ぎを簡単に防止することができる。従って、従来のよ
うに、テープ10が張り過ぎて回転ヘッドドラム3の周面
に強く張り付いて離れなくなってしまうこともなく、ま
た、磁気ヘッドの目詰まり(ヘッドクロッグ)及びテー
プ10のテープダメージの発生を阻止することができる。
そして、首振りギヤ9が巻き取りリール台5のギヤ部
5aから供給リール台4のギヤ部4aまで移動して、供給リ
ール台4がテープ10を巻き取る前にキャプスタン18の回
転を停止することにより、テープ走行系Aへのテープロ
ーディングが完了する。この後で、VTR1が次のモード、
例えば記録,再生モードに移っても、テープローディン
グの際に、テープ走行系Aのテープ10に適当量の緩みを
生じさせて、テープ10の張り過ぎを防止してあるため、
従来のように、テープ10が張り過ぎて回転ヘッドドラム
3の周面に強く張り付いて該回転ヘッドドラム3が回転
しなくなってテープ10が走行できなくなったりすること
もなく、キャプスタン18を図中左回りに回転させること
により、前記テープ10はキャプスタン18とピンチローラ
20との間に圧接されて走行力が与えられることにより、
走行系Aをスムーズに走行する。
このように、テープ10を緩ませるための特別な機構等
を用いず、かつ既存のシステムコントロール回路等に前
記テープローディングの工程を記憶させて動作させるだ
けで、テープローディングの際にテープ10を効果的に緩
ませることができる。尚、テープトップの場合(巻き取
りリール台5側に全くテープ10が巻かれていない状態)
には、テープローディングの前にキャプスタン18を右回
りに回転させることで予め巻き取りリール台5側にテー
プ10を少し巻き付けた状態で前記テープローディングを
行う。
尚、上記実施例では、キャプスタンモータ17から供給
リール台4及び巻き取りリール台5の駆動源を採るVTR1
に付いて説明したが、このタイプに限定されるものでは
なく、例えばキャプスタンモータ17をリール台の駆動源
としないタイプのVTR等に適用する場合は、テープロー
ディングの際にテープ緩み方向に時間の制限なくテープ
を一定量送り出すことができることは勿論である。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、この発明に係る磁気
記録再生装置のテープローディング方法によれば、テー
プローディングの完了直前にキャプスタンとピンチロー
ラとの間でテープを圧接させて、テープ緩み方向に該テ
ープを一定量送り出すようにしたことにより、前記テー
プがローディングされる際に、特別な機構を必要とする
ことなく、テープ走行系のテープに適当量の緩みを生じ
させてテープの張り過ぎを簡単に防止することができ
る。これにより、従来のようなテープの張り過ぎによる
ヘッドドラムの周面へのテープの張り付きや、ヘッドの
目詰まり及びテープダメージ等の不具合の発生を確実に
阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係るテープローディング方法を適用し
た一実施例を示す磁気記録再生装置の概略平面図であ
る。 1……VTR(磁気記録再生装置)、10……テープ、18…
…キャプスタン、20……ピンチローラ、A……テープ走
行系。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録再生装置のテープ走行系にテープ
    をローディングし、このテープローディング完了直前に
    キャプスタンとピンチローラとの間で前記テープを圧接
    させてテープ緩み方向に該テープを一定量送り出すよう
    にしたことを特徴とする磁気記録再生装置のテープロー
    ディング方法。
JP62052376A 1987-03-07 1987-03-07 磁気記録再生装置のテ−プロ−デイング方法 Expired - Lifetime JP2513210B2 (ja)

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AT396853B (de) * 1991-08-16 1993-12-27 Philips Nv Gerät, das zumindest zum wiedergeben von signalen von einem magnetband ausgebildet ist

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