JP2512866B2 - 塗装ラインにおける搬送台車 - Google Patents

塗装ラインにおける搬送台車

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JP2512866B2
JP2512866B2 JP6114623A JP11462394A JP2512866B2 JP 2512866 B2 JP2512866 B2 JP 2512866B2 JP 6114623 A JP6114623 A JP 6114623A JP 11462394 A JP11462394 A JP 11462394A JP 2512866 B2 JP2512866 B2 JP 2512866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装ラインにおける搬
送台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被塗物例えば自動車ボディの外表面を中
塗り塗装あるいは上塗り塗装する場合、被塗物に塗料を
塗布する工程と、塗布された塗料を乾燥させる乾燥工程
とを有する。この乾燥工程は、一般に、セッティング工
程と焼付工程との2段階で行なわれ、セッティング工程
は、焼付工程の前において、この焼付工程よりも低い温
度、例えば常温あるいは仮焼付けとも呼ばれるように4
0°〜60°Cの温度雰囲気で行われる(焼付工程での
焼付温度は通常140℃前後)。また、最終的に得られ
る塗装面にゴミが混入しないように、塗装工程の前の準
備工程で、あらかじめ真空吸引などによって被塗物に付
着しているゴミが除去される。
【0003】そして被塗物は、通常、搬送手段としての
台車により搬送されつつ、上記準備工程、塗装工程およ
び焼付工程を経ることになる。この搬送台車の駆動その
ものは、例えば防爆上安全な箇所に設けられた大型の駆
動源によって、チェーン、ワイヤ等を介して搬送台車を
牽引する等によって行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人
は、回転塗装と呼ばれる新規な自動車ボディの塗装方法
を開発した。すなわち、塗装工程において、そのまま放
置しておけば重力の影響により塗料のダレが生じるダレ
限界以上の厚さに塗料を塗布すると共に、次の乾燥工程
で被塗物を略水平軸線周りに回転させることにより、同
じ塗膜の厚さであればより一層平滑度が高くなった高品
質の塗装面が得られるような塗装方法を開発した。
【0007】自動車ボディに対して前記回転塗装を行う
場合、搬送台車上で被塗物としての自動車ボディを回転
させることが考えられる。搬送台車上で被塗物を回転さ
せる場合に、台車に別途回転用の駆動源を専用に設ける
ことは、構造上、コスト上好ましくないものとなる。特
に、塗装ラインにおける台車は、多数用いられるので、
これ等の台車に個々別々に専用の回転駆動源を設けるこ
とは好ましくないことになる。これに加えて、被塗物が
大型の場合は回転駆動源が大型のものとならざるを得な
いが、この場合は、防爆上の見地からも好ましくないも
のとなる。
【0008】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、搬送台車に別途専用の回転駆動源を設ける
ことなく、この搬送台車により搬送される被塗物として
の自動車ボディを回転させ得るようにした塗装ラインに
おける搬送台車を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送台車を搬
送方向に駆動させる駆動源をそのまま有効に利用して、
搬送台車上にある被塗物としての自動車ボディを、塗料
ダレの発生を防止するような速度でもって回転させるよ
うにしてある。具体的には、自動車ボディの表面に塗料
を塗装する中塗り塗装ラインまたは上塗り塗装ラインで
自動車ボディを搬送する搬送台車において、前記搬送台
車は、自動車ボディ表面に通常の上下方向に伸びる面で
は塗料ダレが生じる以上の膜厚に塗料が塗布される塗装
工程と、自動車ボディの表面に塗布された塗料の塗料ダ
レが重力により生じる前に自動車ボディを略水平軸回り
に回転作動させ始めると共に、塗料ダレが生じなくなる
まで回転させて、自動車ボディ表面の塗料を硬化させる
乾燥工程とで自動車ボディを搬送するものであって、前
記搬送台車は、自動車ボディを略水平軸まわりに回転自
在に支承する支承部と、搬送台車の搬送方向への移動変
位を回転変位として取出す回転取出し機構と、該回転取
出し機構の回転変位を少なくとも塗料の塗料ダレが重力
により生じる前に自動車ボディ表面が略垂直状態から略
水平状態に変更する速度を有する回転変位として前記支
承部へ支承された自動車ボディへ伝達する回転伝達機構
とを備えている、ような構成としてある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付した図面に基づ
いて説明する。ここで、同じ塗膜の厚さであれば得られ
る塗装面の平滑度を向上させるため、塗装工程での塗料
の吹付けは、塗膜の厚さがダレ限界以上の厚さとなるよ
うにし、またそれぞれ乾燥工程となるセッティング工程
と焼付工程とでは、被塗物を水平軸線回りに回転させる
ようにしてある。そして、この被塗物の水平軸線周りの
回転のために、本発明の搬送台車を利用するようにして
ある。
【0011】上述の点を説明すると、先ず、塗装面の品
質を評価する1つの基準として、平滑度(平坦度)があ
り、この平滑度が大きい程塗装面の凹凸の度合が小さく
て、良好な塗装面となる。この塗装面の平滑度を向上さ
せるには、塗膜の厚さ、すなわち塗布された塗料の膜厚
を大きくすればよいことが既に知られている。一方、塗
装面の品質を阻害するものとして、塗料の“ダレ”があ
る。このダレは、重力を受けることによって塗布された
塗料が下方に流動することにより生じ、1回に塗布する
塗料の膜厚が大きい程“ダレ”を生じ易くなる、この
“ダレ”の原因は、つまるところ重力の影響であるた
め、被塗物のうち上下方向に伸びる面すなわちいわゆる
縦面において生じ易いものとなる。
【0012】したがって、塗料の“ダレ”がさ程問題と
ならない被塗物の水平方向に伸びる面すなわちいわゆる
横面は、塗布する塗料の厚さを縦面よりも大きくするこ
とが可能である。また、横面に対する塗膜の厚さと縦面
に対する塗膜の厚さをたとえ同じにしても、横面ではダ
レには至らない程度の塗料の若干の流動によって凹凸が
小さくなり、縦面における平滑度よりも良好な平滑度が
得られることになる。
【0013】上述のような観点から、従来は、の塗料の
“ダレ”を防止しつつ極力平滑度の大きい塗装面を得る
ため、極力流動性の小さい(粘性の小さい)塗料を用い
て塗装を行なうようにしていた。そして、縦面において
塗料の“ダレ”が生じるいわゆいる“ダレ限界”は、従
来の塗料では塗膜の厚さで40μm程度が最大であっ
た。より具体的には、塗料の“ダレ”は、セッティング
工程初期と焼付工程初期、特に焼付工程初期に生じ易
く、この時期に“ダレ”が生じないように、塗装工程で
塗布される塗料の厚さが決定され、この決定された厚さ
の最大値すなわちダレ限界値が40μm程度となる。し
たがって、絶対的により一層平滑度の大きい塗装面を得
ようとすれば、従来の塗装方法では、例えば2回塗り
等、塗装工程から焼付工程に至るまでの一連の工程を複
数回繰り返して行なう必要があった。
【0014】しかしながら、前述したように、ダレ限界
以上の塗料の塗布と、被塗物の回転とを行うことによ
り、被塗物に塗布された塗料に対して作用する重力の方
向が、被塗物を水平方向に回転させることによって変更
されるため、塗料は、“ダレ”を生じることなく乾燥さ
れることになる。これにより、1回当りに塗布する塗料
の膜厚を従来よりもはるかに厚くして、平滑度が従来限
界とされていたレベルをはるかに越えた極めて良好な塗
装面を得ることができる。また、従来と同じような塗膜
の厚さとした場合でも、塗料の流動性を利用して凹凸の
より小さいものすなわち平滑度のより大きい優れた塗装
面とすることができる。
【0015】さらに、同じ平滑度例えば従来の塗装方法
で得られる平滑度と同等の平滑度を有する塗装面を得よ
うとすれば、従来のものよりも塗布すべき塗料の膜厚を
薄くすることができ、この薄くし得る分だけ使用する塗
料の量を低減することができる。勿論、薄い塗膜でも
“ダレ”を生じるような塗料は、従来の塗料中から流動
性を阻害させる成分を所定割合現象させることによって
得ればよい(従来の塗料中には、ダレ限界を向上させる
ため、流動性を小さくするためのハイブリッド剤が混入
されている)。
【0016】全体の概要 図1は、被塗物としての自動車用ボディWを塗装する場
合の全体工程を示してあり、各工程をP1〜P5で示し
てある。先ず、電着塗装によって既知のように下塗りが
完了されたボディWが、台車Dに保持されつつ準備工程
P1に送り込まれる。この準備工程P1では、ボディW
内外のゴミが例えば真空吸引によって除去される。この
後、工程P2において、ボディWに対して塗料が吹き付
けられる。塗料が吹付けられたボディWは、工程P3に
おいて、台車Dの変更がなされる。そして、ボディW
は、台車Dより搬送されつつ、セッティング工程P4お
よび焼付工程P5を経ることになる。
【0017】塗料の吹き付け、乾燥 先ず、P2での塗料の吹付けは、塗膜の厚さがダレ限界
以上となるようにして行なわれる。すなわち、従来一般
に用いられている塗料では、“ダレ”を生じない塗料の
最大厚さすなわちダレ眼界値は40μm程度であるが、
工程P2では、このダレ限界となる40μmよりもはる
かに厚い塗膜となるように(例えば65μm)となるよ
うに塗料が吹付けられる。
【0018】このP2の後、P3ですみやかに台車の変
更が行なわれた後、P4のセッティング工程へ移行され
る。このセッティング工程P4では図2(a)〜(i)
で示すように、ボディWが水平方向にに回転される。す
なわち、ボディWが水平方向に伸びる回転軸心1を中心
として回転され、実施例では、この回転軸線1が、ボデ
ィWの前後方向に伸びるものとされている。なお、この
セッティング工程P4での温度雰囲気は、実施例では常
温としてあるが、40°〜60°C等次の焼付工程P5
での温度雰囲気よりも低い温度の範囲で適宜の温度に設
定し得る。勿論、このセッティング工程P4は、あらか
じめ塗料中の低沸点分を揮発させるためであり、これに
より、次の焼付工程P5で低沸点分が急激に揮発される
ことによる塗装面でのピンホール発生が防止される。
【0019】焼付工程P5においては、例えば、140
°Cの温度雰囲気で、塗料の焼付けが行なわれる。この
P5でも、P4のセッティング工程と同様に、図2
(a)〜(i)に示すようにボディWが水平方向に回転
される。上述したP4、P5でのボディWの水平方向の
回転により、P2でダレ限界以上の厚さに塗料を吹付け
ても、ダレが生じることなく塗料が乾燥される。これに
より、従来の塗装方法では得られなかった平滑度の極め
て高い高品質の塗装面が得られる。
【0020】塗膜厚さとダレ限界と平滑度と水平回転と
の関係 図3は、塗膜厚さがダレ限界に与える影響について示す
ものである。この図3では、塗膜厚さとして、40μ
m、53μm、65μmの3通りの場合を示してある。
このいずれの厚さの場合も、セッティング工程初期と焼
付工程初期との両方の時期に、“ダレ”のピークが生じ
ることが理解される。また、ダレ限界は、通常1分間に
1〜2mmのダレを生じるときの値をいうが(目視して
2mm/分以上のダレを生じると塗装面が不良とされ
る)、このダレ限界以下の範囲で得られる最大の塗膜厚
さは、従来の塗料で40μm程度である。一方、図4
は、ボディWを水平方向に回転させるときとそうでない
ときとの、平滑度に与える影響を示してある。その図4
中Aは、ボディWを回転させない状態を示してある(従
来の塗装方法)。図4Bは、ボディWを90°回転させ
た後逆転させる場合を示してある(図2(a)と(c)
との間で正逆回転)。図4cは、ボディWを135°回
転させた後逆転させる場合を示してある(図2(a)と
(d)との間で正逆回転)。図4Dは、ボディWを18
0°回転させた後逆転させる場合を示してある(図2
(a)と(e)との間で正逆回転)。図4Eは、ボディ
Wを連続して同一方向に回転させる場合を示してある
(図2(a)、(b)、(c)・・・(i)の順の姿勢
をとり、再び(a)へと戻る)。
【0021】この図4から明らかなように、同じ塗膜の
厚さであれば、ボディWを回転させた方が(図4B、
C、D、E)、回転させない場合(図4A)よりも、平
滑度の大きものが得られる。また、同じ回転でも、36
0°同一方向に回転させるのが平滑度を高める上では好
ましいことが理解される。勿論、ボディWの回転無しの
場合は、塗膜の厚さに限界をきたすため、平滑度を大き
くするには限度がある。ちなみに、塗膜の厚さを65μ
mとしてボディWを360゜回転させる場合には、得ら
れる平滑度は、写像鮮映度I.Gで「87」(PGD値
で1.0の下限値)である。また、塗膜の厚さを40μ
mとした場合には、ボディWの回転無しの場合はI.G
で「58」(PGD値で0.7の下限値)であるのに対
し、ボディWを360°回転させた場合はI.Gで「6
8」(PGD値で0.8の下限値)である。なお、既知
のように、写像鮮映度におけるIG(イメージグロス)
は、鏡面(黒ガラス)を100とし、それに対する鮮映
度の比率を示すものであり、PGDは反射映像の識別度
を1.0から低下するに従って塗装面の平滑度が低下す
る値である。
【0022】図3、図4に示したデータの試験条件は、
次の通りであるが、この試験条件は、P2での塗装工程
が上塗りを行なう場合の条件を示してある。 a.塗料:メラミンアルキッド(ブラック) 粘度:フォードカップ#4で22秒/20°C b.塗膜機:ミニベル(16、000rpm) シェーピングエア..2、0kg/cm c.吐出量:2回に分けての吹付けで、 第1回目...100cc/min 第2回目..150〜200cc/min d.セッティング時間:10分×常温 e.焼付条件 :140°C×25分 f.下地平滑度 :0.6(PGD値) (中塗、PEテープ上) g.回転または反転作動域: セッティング(10分)〜焼付け(10分) h.被塗物:一辺30cmの角筒体の側面に塗装、中心
で回転可能に支持 i.被塗物の回転速度:6rpm、30rpm、60r
pmの3通りで行なったが、回転速度の相違による差異
は事実上生じなかった。
【0023】回転用治具 次に、ボディWを第2搬送手段としての台車Dに対して
水平方向に回転可能に支持させるために用いる治具の具
体例について説明する。図5は、ボディWの前部に取付
けられる前側の治具1Fを示す。この治具1Fは、左右
一対の取付用ブラケット2と、この左右の各ブラケット
2に溶接された左右一対のステー3と、左右一対のステ
ー3同士を連結する連結バー4と、連結バー4に一体化
された回転軸5と、を有する。このような治具1Fは、
そのブラケット2部分を、ボディWの前部強度部材、例
えばフロントサイドフレーム11の前端部に固定され
る。すなわち、フロントサイドフレーム11には、通常
バンパ(図示略)取付用のブラケット12が溶接されて
いるので、このボディW側のブラケット12に対して、
上記ブラケット2をボルト(図示略)を利用して固定す
る。
【0024】一方、ボディWの後部に取付けられる後側
の治具1Rを、図6に示してある。この後側の治具1R
も前側の治具1Fと同じような構成とされ、この前側治
具1Fに対応した構成要素には同一符号を付してある。
この後側の治具1RのボディWに対する取付けは、その
ブラケット2をボディW後端部にある強度部材としての
フロアフレーム13に対してボルトによって固定するこ
とにより行なわれる。勿論、上記フロアフレーム13後
端部には、一般にバンパが取付けられる関係上該バンパ
取付用のブラケットがあらじめ溶接されているので、こ
のバンパ取付用ブラケットを利用して後側治具1Rの取
付を行なうこともできる。
【0025】上記、前後の治具1Fと1Rとは、ボディ
Wに対する取付状態において、その回転軸5同士がボデ
ィWの前後方向に伸びる同一直線上に位置するようにさ
れる。この同一直線がボディWの回転軸線1となるもの
で、好ましくは、この回転軸線1がボディWの重心G
(図7参照)を通るようにされている。なお、回転軸線
1が重心Gを通ることにより、ボディWの回転の際に、
回転速度の大きな変動が防止される。これにより、ボデ
ィWには、回転変動に伴なう衝撃が発生するのが防止さ
れ、ダレ防止上より好ましいものとなる。なお、前後の
治具1F、1Rは、車種(ボディWの種類)に応じて専
用のものがあらかじめ用意される。
【0026】台車 P4、P5で使用されて、ボディWを回転させる機能を
備えた台車である。図7において、台車Dは基台21を
有し、この基台21に取付けられた車輪(走行車輪)2
2が、路面(レール)23上を走行される。この基台2
1は、走行方向前側から後側(第7図右側から左側)へ
順次、それぞれ上方へ向けて伸びる1本の前支柱24、
2本の中間支柱25、26、および1本の後支柱27を
有し、中間支柱25、26と後支柱27との間が、前後
方向に大きく間隔のあいた支持空間28とされている。
【0027】ボディWは、上記支持空間28に配設さ
れ、その前部が、前治具1Fを利用して中間支柱26に
対して回転自在に支持される一方、その後部が、後治具
1Rを利用して後支柱27に回転自在に支持される。前
後の治具1F、1R(の回転軸5)は、上下方向から支
柱26、27に対して係脱自在とされると共に、後側の
治具1Rが回転軸線1方向に不動として係合される。こ
のため、中間支柱26にはその上端面に開口する切欠き
26aが形成される一方(図10〜図12参照)、後支
柱27にはその上端面に開口する切欠き27aが形成さ
れている(図10、図14、図15参照)。この両切欠
き26a、27aは、治具1F、1Rの回転軸5が嵌合
し得る大きさとされている。そして、後側治具1Rの回
転軸5にはフランジ部5aが形成される一方、後支柱2
7には前記切欠き27aに連通するフランジ部5aに対
応した形状の切欠き27bが形成されている。これによ
り、後治具1Rは、後支柱27の切欠き27a、27b
に対して、上下方向から係脱されると共に、フランジ部
5aのストッパ作用によって後支柱27に対して前後方
向に不動とされる。なお、ボディWに対する回転力の付
与は、前側治具1Fの回転軸5を介して行われ、このた
め前治具1Fの回転軸5先端部には、後述する接続部5
b(図5をも参照)が形成されている。
【0028】基台21からは、下方へ向けてステー29
が突設され、このステー29の下端部に、牽引用ワイヤ
30が連結されている。このワイヤ30は、エンドレス
式とされて、図示を略すモータにより一方向に駆動さ
れ、これにより台車Dが所定の搬送方向に駆動される。
勿論、上記モータは、防爆の観点上安全な箇所に設置さ
れている。
【0029】ボディWの回転は、台車Dの移動を利用し
て、すなわち台車Dの走行路面23に対する変位を利用
して行われる。この台車Dの変位を回転として取出すた
めの回転取出機構31が、次のようにして構成されてい
る。すなわち、回転取出機構31は、基台21に上下方
向に伸ばして回転自在に支持された回転軸32と、回転
軸32の下端部に固定されたスプロケット33と、スプ
ロケット33に噛合されたチェーン34と、から構成さ
れている。このチェーン34は、前記ワイヤ30と並列
に、走行路面23に対して不動状態で配設されている。
これにより、台車Dがワイヤ30を介して牽引される
と、チェーン34が不動であるため、このチェーン34
に噛合うスプロケット33したがって回転軸32が回転
される。
【0030】上記回転軸32の回転を、前側治具1F
(の回転軸5)に伝達するための伝動機構35が、次の
ようにして構成されている。すなわち、伝動機構35
は、前記前支柱24の後面に固定されたケーシング36
と、ケーシング36に横方向(前後方向)に伸ばして回
転自在に支持された回転軸37と、この回転軸37と前
記上回転軸32とを連動させる一対のベベルギア38、
39と、を有する。さらに伝動機構35の回転軸37と
回転用治具1Fとを連結するための連結機構が設けられ
る。この連結機構は、前記中間支柱25に対して回転自
在かつ前後方向に摺動自在に保持された連結軸40を有
する。この連結軸40は、回転軸37に対してスプライ
ン結合され(この係合部を図7中符号41で示す)、こ
れにより回転軸32が回転されると、連結軸40も回転
されることになる。勿論、回転軸37と連結軸40と
は、回転軸線1上に位置するように設置されている。
【0031】前記連結軸40は、前側治具1Fの回転軸
5に対して、係脱される。すなわち、図10〜図12に
示すように、前治具1F用回転軸5の先端部には、十字
形の接続部5bが形成される一方、連結軸40の端部に
は、図10、図13に示すようにこの接続部5bががた
つきなく嵌合される係合凹所40cを有するボックス部
40aが形成されている。したがって、例えば空気圧式
のシリンダ42によってロッド43を介して連結軸40
を摺動させることによって、上記ボックス部40a(係
合凹所40c)と接続部5bとが係脱され、その係合時
に連結軸40と回転軸5とが一体回転可能とされる。な
お、上記ロッド43は、図10に示すように、連結軸4
0の回転を阻害しないように、ボックス部40aの外周
に形成された環状溝40b内に嵌入されている。
【0032】以上のような構成によって、連結軸40を
図7右側へ変位させた状態で、ボディWを台車Dに対し
て下降させることにより、前後の治具1F、1Rの各回
転軸5が、中間支柱26、27によって回転自在かつ前
後方向に不動状態で支持される。この後、連結軸40
(係止凹所40c)が、前治具1Fにおける回転軸5
(の接続部5b)に係合される。これにより、台車Dを
ワイヤ30を介して牽引すれば、ボディWが所定の水平
軸線1を中心にして回転されることになる。なお、ボデ
ィWの台車Dからの取外しは、上記した手順とは逆の手
順で行えばよい。
【0033】ここで、回転取出機構31と伝動機構35
とはそれぞれ、ボディWの支承部となる支柱26を境に
して、ボディWとは反対側に配設されている。また、前
後一対の走行車輪22のうち、回転取出機構31および
伝動機構35側にある特定走行車輪22(第7図右方側
の走行車輪22)は、回転取出機構31および伝動機構
35と、ボディWとの間に位置するように位置設定され
ている。
【0034】回転取出機構31およびこれに連なる伝動
機構35はかなりの重量物となり、このため、搬送台車
D(の基台21)を下方へ撓めるような作用を行なう
(基台21のうち特定走行車輪22から図7右方側部分
を支えるものが存在しない)。このような撓みは、回転
軸37、連結軸40、回転用治具1の回転軸部5からな
るボディWの回転軸線を撓めるような作用となって、ボ
ディWの円滑な回転を確保する上で好ましくないものと
なる。しかしながら、前記特定走行車輪22が、前述し
た位置関係で位置設定されることにより、つまり上記回
転軸線の中間部分の下方に当該特定車輪22が位置する
こととなって、上記回転軸線が撓められるのが極力抑制
されて、ボディWの円滑な回転を確保する上で好ましい
ものとなる。このことは、上記特定車輪22が、特に、
支柱26よりも大きく図7左方へ位置した場合を考えて
みると明白となる。
【0035】上記ボディWの円滑な回転を確保するた
め、前記特定走行車輪22を回転取出機構31、伝動機
構35よりも第7図右方側に位置設定することが考えら
れる。しかしながら、この場合は、他方の走行車輪(図
7左側の走行車輪22)の位置を一定としたとき、両方
の走行車輪22の間隔(図7左右方向の間隔)が大きく
なり過ぎて、搬送台車の小回り性能が悪化してしまうこ
とになる(自動車におけるホイールベースの長大化に相
当)。すなわち、搬送台車Dは、塗装ラインを走行移動
される間、カーブ走行されることが多いが、このカーブ
走行をスムーズに行なうには十分な小回り性能が要求さ
れることになる。そして、本発明では、前記特定車輪2
2を前述したような位置設定することにより、ボディW
の円滑な回転のみならず、搬送台車Dの小回り性能をも
十分満足させることが可能となる(ボディWのスムーズ
な回転と搬送台車Dの小回り性能とを高い次元でバラン
スさせ得る)。
【0036】図16〜図19は、それぞれ前治具1Fの
回転軸5と、連結軸40との結合部位の変形例を示すも
のである。図16、図17のものにおいては、先ず、中
間支柱26の切欠き26aが、ボックス部40aを回転
自在に支承し得るように半円状に形成されている。ま
た、回転軸5の接続部5b−1がL字形に形成される一
方、ボックス部40aに形成される係合凹所40c−1
が、L字形の接続部5b−1が相対回転不能に係合され
る形状としたものである。そして、係合凹所40c−1
は、ボックス部40aの一側面に開口して、この開口部
分が上方を向いているときに、接続部5b−1が係合凹
所40c−1に対して上下方向から係脱されるようにな
っている(連結軸40の摺動不用)。
【0037】図18、図19は、図17、図18と同じ
ように、ボックス部40aに形成した係合凹所40c−
2が上方を向いているときにのみ、前側治具1Fの回転
軸5に形成した接続部5b−2が係脱され得るようにし
たものであり、接続部5c−2が断面四角形とされる一
方、係合凹所40c−2がこの四角形に対応した形状と
されている点が図16、図17に示す場合と異なってい
る。勿論、図16〜図19の場合においては、連結軸4
0と前側治具1Fとの係脱可能な状態(係合凹所40c
−1、40c−2が上方を向いた状態)では、ボディW
が正立位置(第7図に示すボディWのルーフパネルが上
向きの状態)とされる。
【0038】台車変更装置 P3で台車Dの変更を行うための装置であり、その一例
を、図20〜図22に示してある。この台車変更装置
は、図22に示すように、前工程での台車移動軌跡R1
と後工程での台車移動軌跡R2とが近接する移載ステー
ションS1に設置される。この移載ステーションS1に
設置される台車変更装置は、図20、図21に示すよう
に、実質的にリフタ51によって構成される。このリフ
タ51は、左右一対のガイドポスト52と、各ガイドポ
スト52に上下駆動されるように取付けられた基台53
と、この各基台53より、それぞれ伸縮し得るように駆
動される支持脚54と、を有する。この各支持脚54
は、それぞれ、台車DあるいはD′の移動方向に隔置さ
れた前後一対の支持部54aを有する。
【0039】以上のような構成において、前工程からの
ボディWを支持した台車Dが、移載ステーションS1で
停止される。台車Dが停止されると、最下方にある基台
53より支持脚54が伸ばされた後、基台53が上昇動
される。これにより、第20図、第21図に示すよう
に、台車D上のボディWは、支持脚54の支持部54a
によってボディWのサイドシルあるいはフロアフレーム
部分を支承されつつ、台車Dから持ち上げられて高い位
置へと上昇される。この後、前工程の台車Dが移載ステ
ーションS1から離れ、後工程用の台車Dが新たに移載
ステーションS1に位置される。この後は、基台53を
下降させて、ボディWを台車Dに移載する。そして、次
の移載に備えて、支持脚54が縮長される(図第21一
点鎖線参照)。このようにして、前工程用の台車から後
工程用の台車へとボディWが移載される。
【0040】勿論、ボディWの移載時には、台車Dを前
後、左右方向からクランプする位置決め装置等によっ
て、当該台車Dを所定位置に不動状態でしっかりと固定
しておくのが好ましい。なお、移載装置としては、高所
を間欠送りされるハンガを有するものとして、リフタ5
1により一旦ハンガへ移し替えた後、このハンガにより
ボディWを後工程用の台車Dの上方へ移動させ、この位
置で再びリフタを利用してハンガから後工程用の台車D
へとボディを移載するようにしてもよい。
【0041】補足説明および変形例 さて次に、本発明に関連した補足的な説明について順次
説明する。 先ず、工程P1でのゴミ除去の際には、ボディWを回
転軸線1を中心にして回転させつつ行なうとよい(図2
(a)〜(i)参照)。これにより、ボディWの内面、
特に正立位置では下向きとなる面等に付着していたゴミ
が、重力により下方へ落下するので、より確実にゴミの
除去を行なえることになる。このことは、セッティング
工程や焼付工程でのボディWの回転の際にゴミが落下し
てこないということになって、高品質の塗装面を得る上
で重要となる。
【0042】中塗りの次に上塗りを行なう際には、中
塗り用焼付工程後の水研ぎを廃止することができる。こ
の場合、ボディWを回転させるのは、中塗り工程あるい
は上塗り工程のいずれか一方のみであってもよい。すな
わち、上塗り後に得られる最終的な塗装面の良否は、中
塗りの良否で決定されることにもなるが、中塗りでボデ
ィWの回転を行なった際には、この中塗りの仕上げレベ
ルを高くすることができるので、従来行なわれていた水
研ぎが不用になる。また、上塗りでボディWを回転させ
れば、中塗りで水研ぎを行なわなくとも、中塗りの仕上
げの悪さを上塗りの良さでカバーすることができる。
【0043】上塗りでボディWの回転を行なう場合
で、かつダレ限界の小さい上塗り塗料によって薄い塗膜
を形成する場合は、いわゆるカラー中塗りを行なうとよ
い。これにより、上塗り塗料を通して中塗り塗料が透け
て見えても、色合の点で何等支承の無いものとなる。
【0044】ボディWの回転、停止の切換えと、回転
方向の変更切換えとは、例えば次のようにして行なうこ
とができる。すなわち、チェーン34に代えてラックバ
ーを用いて、このラックバーを間欠的に配置したり、あ
るいはラックバーを配置する位置を左右任意に設定する
ことにより、台車Dの走行位置に応じてボディWを任意
の方向に回転させ得ると共に、任意の位置でボディWの
回転を停止させ得る。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上述べたことから明らかなよ
うに、搬送台車上の被塗物としての自動車ボディを、別
途回転用の駆動源を設けることなく、この搬送台車の移
動変位をそのまま有効に利用してすなわち搬送台車を搬
送方向へ駆動するための既設の駆動源を利用して行なう
ことができる。また、本発明にあっては、自動車ボディ
の回転のために搬送台車は何等回転させる必要がないと
いう点でも有利なものとなる。勿論、本発明では、回転
塗装の利点である平滑な塗装面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体工程図。
【図2】被塗物としての自動車用ボディが回転すること
に伴う姿勢変化の状態を示す図。
【図3】塗料の厚さとダレと塗装面の平滑度と回転との
関係を示すグラフ。
【図4】塗料の厚さとダレと塗装面の平滑度と回転との
関係を示すグラフ。
【図5】ボディを回転させるために用いる治具の例を示
す斜視図。
【図6】ボディを回転させるために用いる治具の例を示
す斜視図。
【図7】ボディを回転させるようにしたボディ搬送用の
台車の一例を示す側面図。
【図8】台車の走行路下方の状態を示す一部切欠き平面
図。
【図9】図8のX9−X9線断面図。
【図10】回転用治具と台車との結合部分を示す側面断
面図。
【図11】図10のX11−X11線断面図。
【図12】図11の平面図。
【図13】図10のX13−X13線断面図。
【図14】図10のX14−X14線断面図。
【図15】図14の平面図。
【図16】回転用治具と台車との結合部分の変形例を示
すもので、図17のX16−X16線断面図。
【図17】回転用治具と台車との結合部分の変形例を示
す側面断面図。
【図18】回転用治具と台車との結合部分のさらに他の
変形例を示すもので、図19のX18−X18線断面
図、
【図19】回転用治具と台車との結合部分のさらに他の
変形例を示す側面断面図。
【図20】台車を変更させるための装置の一例を示す側
面図。
【図21】図20の正面図。
【図22】台車の走行系路と台車変更装置の配置位置と
の一例を示す簡略平面図。
【符合の説明】
P1〜P5:工程 W:ボディ 1:回転軸線 D′:台車(第1搬送手段) D:台車(第2搬送手段) 1F、1R:回転用治具 29:ステー 30:ワイヤ(搬送台車牽引用) 31:回転取出機構 32:回転軸 33:スプロケット 34:チェーン 35:伝動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−178871(JP,A) 特開 昭59−10366(JP,A) 特開 昭57−30581(JP,A) 特開 昭54−61933(JP,A) 米国特許2658008(US,A) 英国特許654118(GB,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車ボディ(W)の表面に塗料を塗装す
    る中塗り塗装ラインまたは上塗り塗装ラインで自動車ボ
    ディ(W)を搬送する搬送台車(D)において、 前記搬送台車(D)は、自動車ボディ(W)表面に通常
    の上下方向に伸びる面では塗料ダレが生じる以上の膜厚
    に塗料が塗布される塗装工程(P2)と、自動車ボディ
    (W)の表面に塗布された塗料の塗料ダレが重力により
    生じる前に自動車ボディ(W)を略水平軸回りに回転作
    動させ始めると共に、塗料ダレが生じなくなるまで回転
    させて、自動車ボディ(W)表面の塗料を硬化させる乾
    燥工程(P4、P5)とで自動車ボディ(W)を搬送す
    るものであって、 前記搬送台車(D)は、自動車ボディ(W)を略水平軸
    まわりに回転自在に支承する支承部(26、27)と、
    搬送台車(D)の搬送方向への移動変位を回転変位とし
    て取出す回転取出し機構(31)と、該回転取出し機構
    (31)の回転変位を少なくとも塗料の塗料ダレが重力
    により生じる前に自動車ボディ(W)表面が略垂直状態
    から略水平状態に変更する速度を有する回転変位として
    前記支承部(26、27)へ支承された自動車ボディ
    (W)へ伝達する回転伝達機構(35)とを備えてい
    る、 ことを特徴とする塗装ラインにおける搬送台車。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB654118A (en) 1948-03-17 1951-06-06 Carrier Engineering Co Ltd Improvements in or relating to methods of and apparatus for cleaning, rustproofing and prime coating sheet metal articles such as vehicle bodies on a quantity productionbasis
US2658008A (en) 1944-01-06 1953-11-03 Carrier Engineering Co Ltd Method of treating vehicle bodies and chassis

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GB654118A (en) 1948-03-17 1951-06-06 Carrier Engineering Co Ltd Improvements in or relating to methods of and apparatus for cleaning, rustproofing and prime coating sheet metal articles such as vehicle bodies on a quantity productionbasis

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