JP2512667B2 - 研削機における砥石の取付け構造 - Google Patents

研削機における砥石の取付け構造

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JP2512667B2
JP2512667B2 JP4268164A JP26816492A JP2512667B2 JP 2512667 B2 JP2512667 B2 JP 2512667B2 JP 4268164 A JP4268164 A JP 4268164A JP 26816492 A JP26816492 A JP 26816492A JP 2512667 B2 JP2512667 B2 JP 2512667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は研削機、とくに、鋼片
疵取り研削機などに代表される大型の重研削機における
砥石の取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大型の重研削機では主軸に固定さ
れたフランジを介して砥石を主軸に取付けたり、主軸の
内部に装着されたプルトップクランプ機構によって砥石
を主軸に取付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鋼片疵取り研削機など
の大型の重研削機では砥石と主軸とを大きな伝達トルク
や苛酷な振動などの主軸が受ける苛酷な負荷条件に耐え
る結合構造によって結合する必要があるが、砥石と主軸
との結合状態を強化すると、機構が複雑化したり、砥石
の取付け作業および取外し作業が煩雑となったり、砥石
の自動交換が困難となる問題点がある。本発明は上記問
題点を解消することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の研削機における
砥石の取付け構造は、研削機本体の主軸には先方に向っ
て直径が漸減するテーパ面が外周面に形成されたスリー
固定して主軸の軸端にはねじ孔とこのねじ孔の内端
に連接されたピン孔とを主軸の軸心と同心状に形成し、
前記テーパ面に密接可能なテーパ面状の周面を有する結
合孔が形成されフランジと、このフランジに固定され
た砥石と、このフランジの中心部に軸方向への移動不能
結合されて正逆に回転駆動される締結部材とを備え、
主軸の軸方向へ移動制御される砥石フランジユニットの
うちの前記締結部材には前記ねじ孔にねじ込まれねじ
と、このねじ部の外端に連接されて前記ピン孔に密嵌
状に嵌め込まれる芯出し部とを同心状に形成し、この芯
出し部を前記ピン孔に嵌め込み、前記ねじ部を前記ねじ
孔にねじ込んで前記締結部材を主軸の軸端に結合し、前
記スリーブを前記結合孔内に嵌込んで前記フランジを前
記スリーブに結合した状態で、前記砥石付きフランジユ
ニットを主軸に取外し可能に取付けた構成を有する。
【0005】
【作用】上記した構成を有する砥石付きフランジユニッ
トを主軸に取付けるに際し、砥石付きフランジユニット
を主軸の軸方向へ移動させて締結部材を回転駆動する
と、締結部材の芯出し部が主軸のピン孔に嵌め込まれて
主軸と締結部材とが芯合わせされた状態で、締結部材の
ねじ部が主軸のねじ孔にねじ込まれて締結部材が主軸の
軸端に結合され、また、スリーブがフランジの結合孔内
に密嵌状に嵌め込まれた状態でフランジがスリーブに結
合されて砥石付きフランジユニットが主軸に固定され
る。
【0006】
【発明の効果】本発明は前記したように構成したことに
よって、主軸と砥石付きフランジユニットとの結合強度
を強化および安定化して大きな伝達トルクを確保するこ
とができるとともに、主軸と砥石付きフランジユニット
との芯合わせを正確化して砥石付きフランジユニットの
取付け精度を良化することができる。また、砥石付きフ
ランジユニットを主軸に着脱して砥石を交換するので、
砥石の交換作業を簡易化することができるとともに、主
軸に特殊な機構を付加したり、主軸に特殊な加工を施す
必要がないので、砥石の取付け構造を簡易化することが
できる。また、締結部材を主軸の軸端に結合するに際
し、締結部材の芯出し部を主軸のピン孔に嵌め込みなが
ら締結部材のねじ部を主軸のねじ孔にねじ込むので、芯
出し部とピン孔とによって締結部材を主軸の軸方向へ案
内して締結部材と主軸とを芯合わせした状態でねじ部を
ねじ孔に無理なくねじ込むことができ、主軸への締結部
材の結合動作を円滑化して主軸への砥石付きフランジユ
ニットの取付け態様を常に適正化することができる。
って、締結部材の軸心と主軸の軸心とが位置ずれした状
態でねじ部がねじ孔にねじ込まれてねじ部やねじ孔が損
傷したり、砥石付きフランジユニットが主軸に不正状態
で取付けられる不具合を解消することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図面にしたがって
説明する。大型の重研削機が装設された研削加工室の床
面の上方に並行状に横架されて上面にレール2aがそれ
ぞれ水平状に敷設された各1対の架構梁2にはレール2
aによって案内されて研削加工位置と砥石交換位置とへ
移動制御される2台の研削機本体1がそれぞれ自走可能
に吊支されている。
【0008】両架構梁2の下方には研削加工される角棒
状のワークWを受承するワーク受け台3が架横台2と並
行に設置されている。
【0009】各研削機本体1の下端にはモータによって
回転駆動される主軸8がそれぞれ水平状で上下動可能に
設置され、この各主軸8には砥石10を備えた砥石付き
フランジユニット9がそれぞれ共転および取外し可能に
取付けられている。
【0010】主軸8の軸端の軸心にはねじ孔11と、こ
のねじ孔11の内端に連接されてねじ孔11の孔径より
縮小された孔径を有するピン孔12とが形成されてい
る。
【0011】主軸8の軸端にはキー13によって回り止
めされてナット14によって主軸8に固定されたスリー
ブ15が嵌着され、このスリーブ15には主軸8の軸端
に向って直径が漸減するテーパ面16が外周面に形成さ
れた嵌合部15aと、この嵌合部15aの内端に連接さ
れたフランジ部15bとが形成されている。
【0012】砥石付きフランジユニット9は砥石10
と、スリーブ15を介して主軸8に着脱されるボス付き
円盤状のフランジ20と、このフランジ20にねじで締
結されてフランジ20の先端の外周縁との間で砥石10
を挟止する円環状の押えリング21と、フランジ20の
中心部に軸方向への移動不能で回転可能に結合された締
結部材22と、フランジ20にビス止めされて締結部材
22を抜け止めする抜け止め板23とを備えている。
【0013】フランジ20の中心部にはスリーブ15の
嵌合部15aが密嵌状態で嵌め込まれる結合孔24が凹
状に形成され、この結合孔24にはスリーブ15のテー
パ面16のテーパ角度と等しいテーパ角度を有し、テー
パ面16に密接状態で外接するテーパ面状の周面24a
が形成され、フランジ20の基端部付近には断面形状が
方形状の角胴部25が形成されている。
【0014】砥石付きフランジユニット9の締結部材2
2には、縦断面形状が正多角形状で抜け止め23の外
方へ突出された頭部22aと、フランジ20の軸孔20
aおよび抜け止め板23の孔部23a内に摺転可能に嵌
挿されて軸方向へ抜け止めされた摺転部22bと、主軸
8のねじ孔11にねじ込まれるねじ部22cと、このね
じ部22cの外端に連接されて主軸8のピン孔12内に
密嵌状に嵌め込まれるピン状の芯出し部22dとが同心
状に形成されている。
【0015】砥石付きフランジユニット9はフランジ2
0の結合孔24内にスリーブ15が密嵌状に押し込まれ
てスリーブ15のテーパ面と結合孔24の周面24aと
が圧接し、締結部材22の芯出し部22dが主軸8のピ
ン孔12内に密嵌されてねじ部22cが主軸8のねじ孔
11にねじ込まれ、フランジ20が締結部材22によっ
てスリーブ15に締結された状態で主軸8に取外し可能
に取付けられている。
【0016】砥石付きフランジユニット9が主軸8に取
付けられた状態で締結部材22をねじ部22cが螺退す
る方向へ回転させて、締結部材22を螺退させると、フ
ランジ20が締結部材22とともに螺退方向へ退動して
テーパ面16と結合孔24の周面24aとが切り離さ
れ、砥石付きフランジユニット9を主軸8から取外すこ
とができる。
【0017】研削機本体1の主軸8に取付けられた砥石
付きフランジユニット9の砥石10が損耗したときに使
用済みの砥石付きフランジユニット9を主軸8から取外
して未使用の砥石付きフランジユニット9を主軸8に取
付け、新旧の砥石10を自動交換するために装設された
砥石交換装置Aが通行する砥石交換用通路70は各2台
の研削機本体1が走行する複数列の研削機本体用通路7
1の各端部付近とそれぞれ交差部72で直交状に交差す
るように形成されている。
【0018】砥石交換通路70の床面上には各架構梁2
と直交する方向に沿って延長された横長状のベースフレ
ーム31が設置され、このベースフレーム31の左右の
枠杆31aの上面には1対のガイドレール32が長手方
向に沿って平行状に敷設され、ベースフレーム31の一
方の枠杆31aの内側面にはラックギヤ33がガイドレ
ール32と並行状に取付けられている。
【0019】ベースフレーム31上には両ガイドレール
32によって案内されて砥石交換通路70を走行する走
行台車30が乗置され、走行台車30のコーナ部にはガ
イドレール32の両側面に摺接して転動する2対の横ガ
イドローラ34と、ガイドレール32の上面に摺接して
転動する1対の縦ガイドローラ35とがそれぞれ回転可
能に軸支されている。
【0020】走行台車30の上面には正逆に回転制御さ
れる走行用モータ36と、この走行用モータ36の出力
軸に連結された減速機37とが取付けられ、この減速機
37の出力軸には前記ラックギヤ33に噛合されたピニ
オン38が嵌着されている。
【0021】走行台車30上には1対の支持フレーム3
9が並行状に立設され、片側の支持フレーム39には減
速機41が上端に結合された旋回用モータ40が減速機
41を介して取付けられ、減速機41の出力軸にはウォ
ームギヤが嵌着されている。
【0022】両支持フレーム39の上端にはこの両支持
フレーム39に取付けられた1対の軸受けによって両端
支持された旋回軸42が主軸9と並行な状態で回転可能
に横架され、この旋回軸42の一端には前記ウォームギ
ヤに噛合されたウォームホイールが嵌着され、旋回軸4
2は旋回用モータ40によって90°乃至180°の割
出し角度で回転駆動される。
【0023】旋回軸42にはこの旋回軸42にボールス
プラインによって結合されたスライダ43が共転可能で
軸方向へのスライド可能に嵌装されるとともに、旋回軸
42には軸方向へのスライダ43の移動によって相対的
に伸縮する1対のじゃばら44が外嵌されている。
【0024】スライダ43には旋回軸42の軸心を中心
とする円の半径方向へ延出されて180°の回転対称位
置に配設された1対の旋回アーム45の基端部が固定さ
れ、この両旋回アーム45は砥石交換時には旋回軸42
の上下方で直立して静止し、砥石搬送時には旋回軸28
の両側方で横倒して静止するように旋回用モータ40に
よって回動制御される。
【0025】スライダ43にはエア圧で作動してスライ
ダ43および両旋回アーム45を軸方向へ押動する押動
シリンダ46が共動可能に取付けられている。
【0026】押動シリンダ46はスライダ43に旋回軸
42と並行に固定されたシリンダ本体46aと、このシ
リンダ本体46aを貫通して両支持フレーム39間に軸
方向への移動不能で旋回軸42の回りへの回動可能に横
架されたピストンロッド46bとを備えている。
【0027】押動シリンダ46のシリンダ本体46a内
の左右のエア室のうちの一方へエアを供給すると、シリ
ンダ本体46aがスライダ43および両旋回アーム45
とともに旋回用モータ40に接近する方向若しくは旋回
用モータ40から離れる方向へ水平移動する。
【0028】両旋回アーム42には正逆方向へ回転制御
されるねじ回しモータ50と、このねじ回しモータ50
に結合されて円筒状の出力軸51aを有する減速機51
とがそれぞれ取付けられ、減速機51には出力軸51a
に一定限度以上の回転トルクが加えられたときに検出信
号を発信してねじ回しモータ50の回転を停止させるト
ルクリミタが結合されている。
【0029】減速機51の出力軸51aにはこの出力軸
51aに貫挿された軸部52aと、この軸部52aの先
端に連接されて砥石付きフランジユニット9の締結部材
22の頭部22aが共転可能に嵌め込まれるソケット5
2bと、軸部52aの基端に連接されたフランジ部52
cとを有し、両旋回アーム45の先端に水平状に設置さ
れた回転部材52が軸方向へのスライド可能で共転可能
に結合され、軸部52aの先端付近には減速機51とソ
ケット52bとの間に介装されたスプリング53が嵌装
されている。
【0030】回転部材52は砥石交換時に旋回アーム4
5が旋回軸42の上方で直立して静止した状態では主軸
8の先方に主軸8と同心状態で対置される。
【0031】減速機51の後端面に回転部材52のフラ
ンジ部52cを包囲して取付けられたブラケット54に
はフランジ部52cの位置を検出する近接スイッチ55
が取付けられている。
【0032】両旋回アーム45の先端の前側面にはエア
圧で作動するクランプシリンダ56と、前後1対のガイ
ド片57aを有し、クランプシリンダ56の上方に設置
されたクランプガイド57とが取付けられている。
【0033】クランプガイド57の前後ガイド片57a
間にはクランプガイド57を貫通する1対の支持ピン5
9が下端部にそれぞれ貫挿された左右1対のクランプ部
材58が回転部材52の軸心と平行な軸線を搖動支点と
する搖動動作可能で相対向状に設置され、この両クラン
プ部材58の先端部には砥石付きフランジユニット9の
フランジ20の角胴部25を両側から回転不能にクラン
プし、若しくは解放する掴み部58aがそれぞれ形成さ
れている。
【0034】両クランプ部材58の下部には下端部がそ
れぞれクランプシリンダ56のピストンロッド56aの
上端に連結された1対のリンク60の上端部がそれぞれ
連結され、クランプシリンダ56のピストンロッド56
aが反フランジ10側へ退動したときには両クランプ部
材58がそれぞれ接近方向へ搖動してフランジ20の角
胴部25が両クランプ部材58の掴み部58aによって
回転不能に把持されて砥石付きフランジユニット9が旋
回アーム45に結合される。
【0035】クランプシリンダ56のピストンロッド5
6aがフランジ20側へ進動したときには両クランプ部
材58がそれぞれ離隔方向へ搖動してフランジ20の角
胴部25が解放され、砥石付きフランジユニット9が旋
回アーム45から切り離される。
【0036】砥石交換装置Aが通行する砥石交換用通路
70の一端部の近傍に設置されたストック台65の上端
には研削機本体1の主軸8の軸端と等しい形状の軸端に
スリーブ15と等しい形状のスリーブを取付けた構造を
有し、走行台車30の走行方向に沿って横一列に配列さ
れた複数個のダミー軸66が取付けられている。
【0037】各ダミー軸66の軸心の高さは旋回アーム
45が旋回軸42の上方で直立した砥石交換時の回転部
材52およびフランジ10の軸心の高さと等しい高さに
設定され、各ダミー軸66には使用済み若しくは未使用
の砥石付きフランジユニット9が取外し可能に取付けら
れる。
【0038】砥石交換装置Aは両旋回アーム45がそれ
ぞれ水平姿勢で保持され、両旋回アム45のうちの一方
の旋回アーム45にはストック台65のダミー軸から受
取った未使用の砥石付きフランジユニット9が結合され
て他方の旋回アーム45には砥石付きフランジユニット
9が結合されていない状態で砥石交換用通路70を走行
し、砥石交換用通路70と研削機本体用通路71との交
差部72付近へ移動した研削機本体1の正面で停止す
る。
【0039】研削機本体1の主軸8に取付けられた砥石
付きフランジユニット9を交換するに際し、砥石付きフ
ランジユニット9が結合されていない旋回アーム45が
交換位置へ回動して静止した状態で、押動シリンダ46
が作動して旋回アーム45が主軸8側へ進動し、また、
ねじ回しモータ50が起動されて回転部材52が締結部
材22を螺退させる方向へ回転する。
【0040】旋回アーム45が進動端へ進動すると、ク
ランプシリンダ56が作動してフランジ20が両クラン
プ部材58によってクランプされるとともに、回転部材
52が回転しながら進動して締結部材22の頭部22a
がソケット52b内に嵌め込まれ、押動シリンダ46が
作動を停止する。この状態で、締結部材22が螺退方向
へ回転してフランジ20とともに退動し、締結部材22
のねじ部22cが螺退してねじ孔11内から脱出し、フ
ランジ20がスリーブ15から徐々に切り離される。
【0041】締結部材22のねじ部22cがねじ孔11
内から脱出すると、近接スイッチ55の検出信号によっ
てねじ回しモータ50が回転を停止し、押動シリンダ4
6が作動して旋回アーム45が主軸8から離れる方向へ
砥石付きフランジユニット9が結合された状態で退動
し、砥石付きフランジユニット9が主軸8から取外され
て旋回アーム45に結合される。
【0042】砥石付きフランジユニット9はフランジ2
0の角胴部25が両クランプ部材58によって掴持さ
れ、締結部材22の頭部22aが回転部材52のソケッ
ト52b内に嵌め込まれた状態で旋回アーム45に結合
される。
【0043】主軸8に取付けられた使用済みの砥石付き
フランジユニット9が一方の旋回アーム45に結合され
ると、旋回用モータ40が起動されて未使用の砥石付き
フランジユニット9が結合された他方の旋回アーム45
が交換位置へ回動し、未使用の砥石付きフランジユニッ
ト9が主軸9の正面へ旋回する。
【0044】この状態で、押動シリンダ46が作動して
旋回アーム45が砥石付キフランジユニット9とともに
主軸8側へ進動し、ねじ回しモータ50が起動されて回
転部材52が締結部材の螺進方向へ回転する。
【0045】回転部材52が回転した状態で旋回アーム
45が進動すると、フランジ20の結合孔24内にスリ
ーブ15が嵌め込まれて締結部材22のねじ部22cが
ねじ孔11にねじ込まれ、芯出しピン22dがピン孔1
2内に嵌め込まれる。
【0046】締結部材22のねじ部22cが螺進端へね
じ込まれると、ねじ回しモータ50がトルクリミタの検
出信号によって回転を停止し、結合孔24内にスリーブ
15が喰い込み状に押し込まれてフランジ20の結合孔
24の周面24aがスリーブ15のテーパ面16に圧接
し、フランジ20が締結部材22によって主軸8に締結
され、砥石付きフランジユニット9が主軸8に結合され
る。
【0047】この状態で、クランプシリンダ56が作動
してフランジ20が両クランプ部材58から解放される
とともに、押動シリンダ46が作動して旋回アーム45
が砥石付きフランジユニット9を残して退動端へ退動
し、砥石交換動作が完了する。
【0048】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例では研削機本体1の主軸8には
先方に向って直径が漸減するテーパ面16が外周面に形
成されたスリーブ15固定して主軸8の軸端にはねじ
孔11とこのねじ孔11の内端に連接されたピン孔12
とを主軸8の軸心と同心状に形成し、前記テーパ面16
に密接可能なテーパ面状の周面24aを有する結合孔2
4が形成されフランジ20と、このフランジ20に
定された砥石10と、このフランジ20の中心部に軸方
向への移動不能に結合されて正逆に回転駆動される締結
部材22とを備え、主軸の軸方向へ移動制御される砥
石フランジユニットのうちの締結部材22には前記ね
じ孔11にねじ込まれねじ部22cと、このねじ部2
2cの外端に連接されて前記ピン孔12に密嵌状に嵌め
込まれる芯出し部22dとを同心状に形成し、この芯出
し部22dを前記ピン孔12に嵌め込み、前記ねじ部2
2cを前記ねじ孔11にねじ込んで締結部材22を主軸
8の軸端に結合し、スリーブ15を結合孔24内に嵌め
込んでフランジ20をスリーブ15に結合した状態で、
砥石付きフランジユニット9を主軸8に取外し可能に取
付けてある。
【0049】このため、主軸8と砥石付きフランジユニ
ット9との結合強度を強化および安定化して、大きな伝
達トルクを確保することができるとともに、主軸8と砥
石付きフランジユニット9との芯合わせを正確化して砥
石付きフランジユニット9の取付け精度を良化すること
ができる。
【0050】また、砥石付きフランジユニット9を主軸
8に着脱して砥石10を交換するので、砥石10の交換
作業を簡易化することができるとともに、主軸に特殊な
機構を付加したり、主軸8に特殊な加工を施す必要がな
いので、砥石10の取付け構造を簡略化することができ
る。また、締結部材22を主軸8の軸端に結合するに際
し、締結部材22の芯出し部22dを主軸8のピン孔1
2に嵌め込みながら締結部材22のねじ部22cを主軸
8のねじ孔11にねじ込むので、芯出し部22dとピン
孔12とによって締結部材22を主軸8の軸方向へ案内
して締結部材22と主軸8とを芯合わせした状態でねじ
部11をねじ孔22cに無理なくねじ込むことができ、
主軸8への締結部材22の結合動作を円滑化して主軸8
への砥石付きフランジユニット9の取付け態様を常に適
正化することができる。 従って、締結部材22の軸心と
主軸8の軸心とが位置ずれした状態でねじ部22cがね
じ孔11にねじ込まれてねじ部22cやねじ孔11が損
傷したり、砥石付きフランジユニット9が主軸8に不正
状態で取付けられる不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すもので、要部の側断面
図である。
【図2】研削機の側面図である。
【図3】研削機の正面図である。
【図4】砥石交換装置の側面図である。
【図5】砥石交換装置の正面図である。
【図6】図1のX−X線断面図である。
【図7】砥石付きフランジユニットの側断面図である。
【図8】研削機本体および砥石交換装置の通路を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 研削機本体 8 主軸 9 砥石付きフランジユニット 10 砥石 11 ねじ孔 15 スリーブ 16 テーパ面 20 フランジ 22 締結部材 24 結合孔 24a 周面 A 砥石交換装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削機本体の主軸には先方に向って直径
    が漸減するテーパ面が外周面に形成されたスリーブ
    して主軸の軸端にはねじ孔とこのねじ孔の内端に連接
    されたピン孔とを主軸の軸心と同心状に形成し、前記テ
    ーパ面に密接可能なテーパ面状の周面を有する結合孔が
    形成されフランジと、このフランジに固定された砥石
    と、このフランジの中心部に軸方向への移動不能に結合
    されて正逆に回転駆動される締結部材とを備え、主軸の
    軸方向へ移動制御される砥石付きフランジユニットのう
    ちの前記締結部材には前記ねじ孔にねじ込まれねじ部
    と、このねじ部の外端に連接されて前記ピン孔に密嵌状
    に嵌め込まれる芯出し部とを同心状に形成し、この芯出
    し部を前記ピン孔に嵌め込み、前記ねじ部を前記ねじ孔
    にねじ込んで前記締結部材を主軸の軸端に結合し、前記
    スリーブを前記結合孔内に嵌め込んで前記フランジを前
    記スリーブに結合した状態で、前記砥石付きフランジユ
    ニットを主軸に取外し可能に取付けたことを特徴とする
    研削機における砥石の取付け構造。
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