JP2567189B2 - 砥石交換装置 - Google Patents

砥石交換装置

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JP2567189B2 JP4289656A JP28965692A JP2567189B2 JP 2567189 B2 JP2567189 B2 JP 2567189B2 JP 4289656 A JP4289656 A JP 4289656A JP 28965692 A JP28965692 A JP 28965692A JP 2567189 B2 JP2567189 B2 JP 2567189B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は研削機、とくに、鋼片
疵取り研削機などに代表される大型の重研削機における
砥石交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大型の重研削機では主軸に固定さ
れたフランジを介して砥石を主軸に取付けたり、主軸の
内部に装着されたプルトップクランプ機構によって砥石
を主軸に取付けていた。このようにして主軸に取付けら
れる砥石を交換するための装置としては、例えば、特開
昭62−54670号公報,特公昭53−10712号
公報,特開昭59−192455号公報,特開昭62−
19373号公報等に開示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報に記載された技術は、いずれも一台の研削機等に
取付けられた一個の砥石を交換するものであり、複数台
の研削機が同一加工室内に配置されている場合であって
も、それぞれの研削機ごとに砥石交換装置が必要とな
る。このため設備コストが著しく上昇してしまうのみな
らず、各砥石交換装置ごとに操作を行わなければならな
いため、複数台の研削機の砥石交換に多大の労力を要す
るという問題点があった。 そこで、本発明においては、
複数台の研削機が同一加工室内に配置されている場合に
おいて、砥石交換設備の低コスト化と砥石交換作業の高
効率化および省力化を図ることができる砥石交換装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明において
は、上記課題を解決するために、複数の研削機本体が走
行する複数列の研削機本体用通路の各端部付近とそれぞ
れ交差部で交差するように形成されている砥石交換用通
路を有し、該砥石交換用通路を走行する走行台車上に
は、前記研削機本体の主軸の軸心と平行な回動中心の上
方の交換位置およびその下方位置と前記回動中心の側方
の退避位置とにそれぞれ回動可能な一対の旋回アーム
設けられ該一対の旋回アームには、砥石付きフランジ
ユニットを前記旋回アームから取外されて前記主軸に結
合された状態と、前記主軸から取外されて前記旋回アー
ムに結合された状態とに変換させる交換用駆動機構
れぞれ装着され該交換用駆動機構は、前記主軸と前記
砥石付きフランジユニットの締結部材に共転可能に嵌め
込まれる共転部材と、該共転部材を前記締結部材のねじ
締め方向およびねじ緩め方向に回転させる回転機構とを
備え、前記走行台車の走行時には、前記一対の旋回アー
ムが共に前記退避位置へ回動し、前記砥石付きフランジ
ユニットの交換時には、前記一対の旋回アームのうち
方の旋回アームが前記交換位置へ回動し、一方の旋回
アームには前記主軸から取外された砥石付きフランジユ
ニットが結合され、前記一対の旋回アームのうち他方の
旋回アームには前記主軸に取付けられる砥石付きフラン
ジユニットが結合されるように構成したことを特徴とす
る砥石交換装置を創出した
【0005】
【作用】さて、上記構成を備えた本発明に係る砥石交換
装置によると、一対の旋回アームが共に退避位置へ回動
して一方の旋回アームに砥石付きフランジユニットが結
合された状態で、走行台車が砥石交換用通路を走行し
て、複数の研削機本体のうち砥石付きフランジユニット
の交換が必要となった研削機本体が走行する研削機本体
用通路の端部付近で停止する。続いて、前記研削機本体
が研削機本体用通路の端部付近まで走行して走行台車と
相対した状態となる。 ここで、一方の旋回アームが前記
研削機本体の主軸に取付けられた砥石付きフランジユニ
ットを受け取るために交換位置へ回動し、該旋回アーム
交換用駆動機構が作動して主軸に取付けられた砥石付
きフランジユニットが取外されて交換位置の旋回アーム
に結合される。すなわち、交換用駆動機構の共転部材が
砥石付きフランジユニットの締結部材に共転可能に嵌め
込まれ、交換用駆動機構の回転機構が共転部材をねじ緩
め方向に回転させる。 続いて、他方の旋回アームが前記
研削機本体の主軸に取付けられる砥石付きフランジユニ
ットとともに交換位置へ回動し、該旋回アームの交換用
駆動機構が作動して旋回アームに結合された砥石付き
フランジユニットが取外されて前記研削機本体の主軸に
結合される。すなわち、交換用駆動機構の共転部材が砥
石付きフランジユニットの締結部材に共転可能に嵌め込
まれ、交換用駆動機構の回転機構が共転部材をねじ締め
方向に回転させる。 このようにして、複数の研削機本体
のうち砥石付きフランジユニットの交換が必要となった
研削機本体について、砥石付きフランジユニットの交換
作業が行われる。他の研削機本体について砥石付きフラ
ンジユニットの交換が必要となった場合には、同様に、
一対の旋回アームが共に退避位置へ回動して一方の旋回
アームに砥石付きフランジユニットが結合された状態
で、走行台車が砥石交換用通路を走行して、砥石付きフ
ランジユニットの交換が必要となった研削機本体が走行
する研削機本体用通路の端部付近で停止する。そして、
同様の手順で砥石付きフランジユニットの交換作業が行
われる。 このように、本発明に係る砥石交換装置におい
ては、一台の砥石交換装置によ って複数の研削機本体の
砥石付きフランジユニットの交換作業を、効率的かつス
ムーズに実施することができる。 これによって、複数台
の研削機が同一加工室内に配置されている場合におい
て、砥石交換設備の低コスト化と砥石交換作業の高効率
化および省力化を図ることができる砥石交換装置とな
る。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、複数台の研削機本体の
うちの何れかの研削機本体の主軸に取付けられる砥石付
きフランジユニットを交換位置に搬入し、主軸に取付け
られた使用済みの砥石付きフランジユニットを主軸から
取外して未使用の砥石付きフランジユニットを主軸に取
付け、主軸から取外された使用済みの砥石付きフランジ
ユニットを交換位置から搬出する一連の砥石交換作業を
無理なく能率的に順行することができ、複数台の研削機
本体が設置された研削加工室内での砥石交換作業を省力
化およびシステム化することができる。 また、両旋回ア
−ムを共に退避位置へ回動させた状態で走行台車を走行
させることができるので、複数の主軸が並列されていて
も、砥石付きフランジユニットが主軸支持機構の下方位
置を潛り抜けて主軸支持機構によって通行を妨げられな
い状態にして砥石付きフランジユニットを最短距離で目
標位置へ円滑に移送することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図面にしたがって
説明する。大型の重研削機が装設された研削加工室の床
面の上方に並行状に横架されて上面にレール2aがそれ
ぞれ水平状に敷設された各1対の架構梁2にはレール2
aによって案内されて研削加工位置と砥石交換位置とへ
移動制御される2台の研削機本体1がそれぞれ自走可能
に吊支されている。
【0008】両架構梁2の下方には研削加工される角棒
状のワークWを受承するワーク受け台3が架構梁2と並
行に設置されている。
【0009】各研削機本体1の下端にはモータによって
回転駆動される主軸8がそれぞれ水平状で上下動可能に
設置され、この各主軸8には砥石10を備えた砥石付き
フランジユニット9がそれぞれ共転および取外し可能に
取付けられている。
【0010】主軸8の軸端の軸心にはねじ孔11と、こ
のねじ孔11の内端に連接されてねじ孔11の孔径より
縮小された孔径を有するピン孔12とが形成されてい
る。
【0011】主軸8の軸端にはキー13によって回り止
めされてナット14によって主軸8に固定されたスリー
ブ15が嵌着され、このスリーブ15には主軸8の軸端
に向って直径が漸減するテーパ面16が外周面に形成さ
れた嵌合部15aと、この嵌合部15aの内端に連接さ
れたフランジ部15bとが形成されている。
【0012】砥石付きフランジユニット9は砥石10
と、スリーブ15を介して主軸8に着脱されるボス付き
円盤状のフランジ20と、このフランジ20にねじで締
結されてフランジ20の先端の外周縁との間で砥石10
を挟止する円環状の押えリング21と、フランジ20の
中心部に軸方向への移動不能で回転可能に結合された締
結部材22と、フランジ20にビス止めされて締結部材
22を抜け止めする抜け止め板23とを備えている。
【0013】フランジ20の中心部にはスリーブ15の
嵌合部15aが密嵌状態で嵌め込まれてスリーブ15が
テーパ嵌合される結合孔24が凹状に形成され、この結
合孔24にはスリーブ15のテーパ面16のテーパ角度
と等しいテーパ角度を有し、テーパ面16に密接状態で
外接するテーパ面状の周面24aが形成され、フランジ
20の基端部付近には断面形状が方形状の角胴部25が
形成されている。
【0014】砥石付きフランジユニット9の締結部材2
2には縦断面形状が正多角形状で抜け止め部材23の外
方へ突出れされた頭部22aと、フランジ20の軸孔2
0aおよび抜け止め板23の孔部23a内に摺転可能に
嵌挿されて軸方向へ抜け止めされた摺転部22bと、主
軸8のねじ孔11に螺嵌されるねじ部22cと、主軸8
のピン孔12内に密嵌状に嵌合されたピン状の芯出し部
22dとが同心状に形成されている。
【0015】砥石付きフランジユニット9はフランジ2
0の結合孔24内にスリーブ15が密嵌状に押し込まれ
てスリーブ15のテーパ面と結合孔24の周面24aと
が圧接し、締結部材22の芯出し部22dが主軸8のピ
ン孔12内に密嵌されてねじ部22cが主軸8のねじ孔
11にねじ込まれ、フランジ20が締結部材22によっ
てスリーブ15に締結された状態で主軸8に取外し可能
に取付けられている。
【0016】砥石付きフランジユニット9が主軸8に取
付けられた状態で締結部材22をねじ部22cが螺退す
る方向へ回転させて、締結部材22を螺退させると、フ
ランジ20が締結部材22とともに螺退方向へ退動して
スリーブ15のテーパ面16と結合孔24の周面24a
とが切り離され、砥石付きフランジユニット9を主軸8
から取外すことができる。
【0017】研削機本体1の主軸8に取付けられた砥石
付きフランジユニット9の砥石10が損耗したときに使
用済みの砥石付きフランジユニット9を主軸8から取外
して未使用の砥石付きフランジユニット9を主軸8に取
付け、新旧の砥石10を自動交換するために装設された
砥石交換装置Aが通行する砥石交換用通路70は各2台
の研削機本体1が走行する複数例の研削機本体用通路7
1の各端部付近とそれぞれ交差部72で直交状に交差す
るように形成されている。
【0018】砥石交換通路70の床面上には各架構梁2
と直交する方向に沿って延長された横長状のベースフレ
ーム31が設置され、このベースフレーム31の左右の
枠杆31aの上面には1対のガイドレール32が長手方
向に沿って平行状に敷設され、ベースフレーム31の一
方の枠杆31aの内側面にはラックギヤ33がガイドレ
ール32と並行状に取付けられている。
【0019】ベースフレーム31上には両ガイドレール
32によって案内されて砥石交換通路70を走行する走
行台車30が乗置され、走行台車30のコーナ部にはガ
イドレール32の両側面に摺接して転動する2対の横ガ
イドローラ34と、ガイドレール32の上面に摺接して
転動する1対の縦ガイドローラ35とがそれぞれ回転可
能に軸支されている。
【0020】走行台車30の上面には正逆に回転制御さ
れる走行用モータ36と、この走行用モータ36の出力
軸に連結された減速機37とが取付けられ、この減速機
37の出力軸には前記ラックギヤ33に噛合されたピニ
オン38が嵌着されている。
【0021】走行台車30上には1対の支持フレーム3
9が並行状に立設され、片側の支持フレーム39には減
速機41が上端に結合された旋回用モータ40が減速機
41を介して取付けられ、減速機41の出力軸にはウォ
ームギヤが嵌着されている。
【0022】両支持フレーム39の上端にはこの両支持
フレーム39に取付けられた1対の軸受けによって両端
支持された旋回軸42が主軸9と並行な状態で回転可能
に横架され、この旋回軸42の一端には前記ウォームギ
ヤに噛合されたウォームホイールが嵌着され、旋回軸4
2は旋回用モータ40によって90°乃至180°の割
出し角度で回転駆動される。
【0023】旋回軸42にはこの旋回軸42にボールス
プラインによって結合されたスライダ43が共転可能で
軸方向へのスライド可能に嵌装されるとともに、旋回軸
42には軸方向へのスライダ43の移動によって相対的
に伸縮する1対のじゃばら44が外嵌されている。
【0024】スライダ43には旋回軸42の軸心を中心
とする円の半径方向へ延出されて180°の回転対称位
置に配設された1対の旋回アーム45の基端部が固定さ
れ、この両旋回アーム45は砥石交換時には旋回軸42
の上下方で直立して静止し、砥石搬送時には旋回軸28
の両側方で横倒して静止するように旋回用モータ40に
よって回動制御される。
【0025】スライダ43にはエア圧で作動してスライ
ダ43および両旋回アーム45を軸方向へ押動する押動
シリンダ46が共動可能に取付けられている。
【0026】押動シリンダ46はスライダ43に旋回軸
42と並行に固定されたシリンダ本体46aと、このシ
リンダ本体46aを貫通して両支持フレーム39間に軸
方向への移動不能で旋回軸42の回りへの回動可能に横
架されたピストンロッド46bとを備えている。
【0027】押動シリンダ46のシリンダ本体46a内
の左右のエア室のうちの一方へエアを供給すると、シリ
ンダ本体46aがスライダ43および両旋回アーム45
とともに旋回用モータ40に接近する方向若しくは旋回
用モータ40から離れる方向へ水平移動し、旋回アーム
45は主軸8の軸心と平行な軸線の回りに旋回制御さ
れ、この軸線方向へ移動制御される。
【0028】両旋回ア−ム45には、砥石付きフランジ
ユニット9を、この砥石付きフランジユニット9が旋回
ア−ム45から取外されて主軸8に結合された状態と、
砥石付きフランジユニット9が主軸8から取外されて旋
回ア−ム45に結合された状態とに変換させる交換用駆
動機構がそれぞれ装着されている。交換用駆動機構にお
いて、両旋回ア−ム45には正逆方向へ回転制御される
ねじ回しモ−タ50と、このねじ回しモ−タ50に結合
されて円筒状の出力軸51aを有する減速機51とがそ
れぞれ取付けられ、減速機51には出力軸51aに一定
限度以上の回転トルクが加えられたときに検出信号を発
信してねじ回しモ−タ50の回転を停止させるトルクリ
ミタが結合されている。
【0029】減速機51の出力軸51aにはこの出力軸
51aに貫挿された軸部52aと、この軸部52aの先
端に連接されて砥石付きフランジユニット9の締結部材
22の頭部22aが共転可能に嵌め込まれるソケット5
2bと、軸部52aの基端に連接されたフランジ部52
cとを有し、両旋回アーム45の先端に水平状に設置さ
れた回転部材52が軸方向へのスライド可能で共転可能
に結合され、軸部52aの先端付近には減速機51とソ
ケット52bとの間に介装されたスプリング53が嵌装
されている。
【0030】回転部材52はねじ回しモータ50によっ
て主軸8の軸心と平行な回転軸を中心として正逆に回転
駆動され、砥石交換時に旋回アーム45が旋回軸42の
上方で直立して静止した状態では主軸8の先方に主軸8
と同心状態で対置される。
【0031】減速機51の後端面に回転部材52のフラ
ンジ部52cを包囲して取付けられたブラケット54に
はフランジ部52cの位置を検出する近接スイッチ55
が取付けられている。
【0032】両旋回アーム45の先端の前側面にはエア
圧で作動するクランプシリンダ56と、前後1対のガイ
ド片57aを有し、クランプシリンダ56の上方に設置
されたクランプガイド57とが取付けられている。
【0033】クランプガイド57の前後ガイド片57a
間にはクランプガイド57を貫通する1対の支持ピン5
9が下端部にそれぞれ貫挿された左右1対のクランプ部
材58が回転部材52の軸心と平行な軸線を搖動支点と
する搖動動作可能で相対向状に設置され、この両クラン
プ部材58の先端部には砥石付きフランジユニット9の
フランジ20の角胴部25を両側から回転不能にクラン
プし、若しくは解放する掴み部58aがそれぞれ形成さ
れている。
【0034】両クランプ部材58の下部には下端部がそ
れぞれクランプシリンダ56のピストンロッド56aの
上端に連結された1対のリンク60の上端部がそれぞれ
連結され、クランプシリンダ56のピストンロッド56
aが反フランジ10側へ退動したときには両クランプ部
材58がそれぞれ接近方向へ搖動してフランジ20の角
胴部25が両クランプ部材58の掴み部58aによって
回転不能に把持されて砥石付きフランジユニット9が旋
回アーム45に結合される。
【0035】クランプシリンダ56のピストンロッド5
6aがフランジ20側へ進動したときには両クランプ部
材58がそれぞれ離隔方向へ搖動してフランジ20の角
胴部25が解放され、砥石付きフランジユニット9が旋
回アーム45から切り離される。
【0036】砥石交換装置Aが通行する砥石交換用通路
70の一端部の近傍に設置されたストック台65の上端
には研削機本体1の主軸8の軸端と等しい形状の軸端に
スリーブ15と等しい形状のスリーブを取付けた構造を
有し、走行台車30の走行方向に沿って横一列に配列さ
れた複数個のダミー軸66が取付けられている。
【0037】各ダミー軸66の軸心の高さは旋回アーム
45が旋回軸42の上方で直立した砥石交換時の回転部
材52およびフランジ10の軸心の高さと等しい高さに
設定され、各ダミー軸には使用済み若しくは未使用の砥
石付きフランジユニット9が取外し可能に取付けられ
る。
【0038】砥石交換装置Aは両旋回アーム45がそれ
ぞれ水平姿勢で保持され、両旋回アム45のうちの一方
の旋回アーム45にはストック台65のダミー軸から受
取った未使用の砥石付きフランジユニット9が結合され
て他方の旋回アーム45には砥石付きフランジユニット
9が結合されていない状態で砥石交換用通路70を走行
し、砥石交換用通路70と研削機本体用通路71との交
差部72付近へ移動した研削機本体1の正面で停止す
る。
【0039】研削機本体1の主軸8に取付けられた砥石
付きフランジユニット9を交換するに際し、砥石付きフ
ランジユニット9が結合されていない旋回アーム45が
交換位置へ回動して静止した状態で、押動シリンダ46
が作動して旋回アーム45が主軸8側へ進動し、また、
ねじ回しモータ50が起動されて回転部材52が締結部
材22を螺退させる方向へ回転する。
【0040】旋回アーム45が進動端へ進動すると、ク
ランプシリンダ56が作動してフランジ20が両クラン
プ部材58によってクランプされるとともに、回転部材
52が回転しながら進動して締結部材22の頭部22a
がソケット52b内に嵌め込まれ、押動シリンダ46が
作動を停止する。この状態で、締結部材22が螺退方向
へ回転してフランジ20とともに退動し、締結部材22
のねじ部22cが螺退してねじ孔11内から脱出し、ス
リーブ15と結合孔24とのテーパ嵌合状態が徐々に解
離されてフランジ20がスリーブ15から徐々に切り離
される。
【0041】締結部材22のねじ部22cがねじ孔11
内から脱出すると、近接スイッチ55の検出信号によっ
てねじ回しモータ50が回転を停止し、押動シリンダ4
6が作動して旋回アーム45が主軸8から離れる方向へ
砥石付きフランジユニット9が結合された状態で退動
し、砥石付きフランジユニット9が主軸8から取外され
て旋回アーム45に結合される。
【0042】砥石付きフランジユニット9はフランジ2
0の角胴部25が両クランプ部材58によって掴持さ
れ、締結部材22の頭部22aが回転部材52のソケッ
ト52b内に嵌め込まれた状態で旋回アーム45に結合
される。
【0043】主軸8に取付けられた使用済みの砥石付き
フランジユニット9が一方の旋回アーム45に結合され
ると、旋回用モータ40が起動されて未使用の砥石付き
フランジユニット9が結合された他方の旋回アーム45
が交換位置へ回動し、未使用の砥石付きフランジユニッ
ト9が主軸9の正面へ旋回する。
【0044】この状態で、押動シリンダ46が作動して
旋回アーム45が砥石付きフランジユニット9とともに
主軸8側へ進動し、ねじ回しモータ50が起動されて回
転部材52が締結部材の螺進方向へ回転する。
【0045】回転部材52が回転した状態で旋回アーム
45が進動すると、フランジ20の結合孔24内にスリ
ーブ15が嵌め込まれて締結部材22のねじ部22cが
ねじ孔11にねじ込まれ、芯出しピン22dがピン孔1
2内に嵌め込まれる。
【0046】締結部材22のねじ部22cが螺進端へね
じ込まれると、ねじ回しモータ50がトルクリミタの検
出信号によって回転を停止し、結合孔24内にスリーブ
15が密嵌状に押し込まれてフランジ20の結合孔24
の周面24aがスリーブ15のテーパ面16に圧接し、
フランジ20が締結部材22によって主軸8に締結さ
れ、砥石付きフランジユニット9が主軸8に結合され
る。
【0047】この状態で、クランプシリンダ56が作動
してフランジ20が両クランプ部材58から解放される
とともに、押動シリンダ46が作動して旋回アーム45
が砥石付きフランジユニット9を残して退動端へ退動
し、砥石交換動作が完了する。
【0048】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例では一列に配列された複数台の
研削機本体1の配列方向に沿って形成された砥石交換通
路70を走行して何れかの研削機本体1の正面で停止す
る走行台車30上には、研削機本体1の主軸8の軸心と
平行な回動中心の上方の交換位置およびその下方位置
と、回動中心の側方の退避位置とにそれぞれ回動制御さ
れ、砥石付きフランジユニット9が着脱される1対の旋
回ア−ム45を主軸8の軸方向への移動制御可能に設置
し、両旋回ア−ム45には、砥石付きフランジユニット
9を、この砥石付きフランジユニット9が旋回ア−ム4
5から取外されて主軸8に結合された状態と、砥石付き
フランジユニット9が主軸8から取外されて旋回ア−ム
45に結合された状態とに変換させる交換用駆動機構を
それぞれ装着し走行台車30の走行時には両旋回ア−
ム45が共に退避位置へ回動して砥石付きフランジユニ
ット8の交換時には一方の旋回ア−ム45が交換位置へ
回動し、一方の旋回ア−ム45には主軸8から取外され
た砥石付きフランジユニット9が結合されて他方の旋回
ア−ム45には主軸8に取付けられる砥石付きフランジ
ユニット9が結合されるように構成してある。
【0049】このため、複数台の研削機本体1のうちの
何れかの研削機本体1の主軸8に取付けられる砥石付き
フランジユニット9を交換位置に搬入し、主軸8に取付
けられた使用済みの砥石付きフランジユニット9を主軸
8から取外して未使用の砥石付きフランジユニット9を
主軸8に取付け、主軸8から取外された使用済みの砥石
付きフランジユニット9を交換位置から搬出する一連の
砥石交換作業を無理なく能率的に順行することができ、
複数台の研削機本体1が設置された研削加工室内での砥
石交換作業を省力化およびシステム化することができ
る。 また、両旋回ア−ム45を共に退避位置へ回動させ
た状態で走行台車30を走行させることができるので、
複数の主軸8が並列されていても、砥石付きフランジユ
ニット9が主軸支持機構の下方位置を潛り抜けて主軸支
持機構によって通行を妨げられない状態にして砥石付き
フランジユニット9を最短距離で目標位置へ円滑に移送
することができる。
【0050】また、砥石付きフランジユニット9を主軸
8に着脱して砥石10を交換するので、砥石10の交換
作業を簡易化することができるとともに、主軸に特殊な
機構を付加したり、主軸に特殊な加工を施す必要がない
ので、砥石10の取付け機構を簡略化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すもので、砥石交換装置
の側面図である。
【図2】研削機の側面図である。
【図3】研削機の正面図である。
【図4】要部の側断面図である。
【図5】砥石交換装置の正面図である。
【図6】図4のX−X線断面図である。
【図7】研削機本体および砥石交換装置の通路を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 研削機本体 8 主軸 9 砥石付きフランジユニット 22 締結部材30 走行台車 45 旋回アーム50,51 回転機構 52 共転部材 70 砥石交換用通路 71〜71 複数列の研削機本体用通路 72 交差部 A 砥石交換装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の研削機本体が走行する複数列の研
    削機本体用通路の各端部付近とそれぞれ交差部で交差す
    るように形成されている砥石交換用通路を有し、 該砥石
    交換用通路を走行する走行台車上には、前記研削機本体
    の主軸の軸心と平行な回動中心の上方の交換位置および
    その下方位置と前記回動中心の側方の退避位置とにそれ
    ぞれ回動可能な一対の旋回アームが設けられ該一対の 旋回アームには、砥石付きフランジユニットを
    前記旋回アームから取外されて前記主軸に結合された状
    態と、前記主軸から取外されて前記旋回アームに結合さ
    れた状態とに変換させる交換用駆動機構それぞれ装着
    され該交換用駆動機構は、前記主軸と前記砥石付きフランジ
    ユニットの締結部材に共転可能に嵌め込まれる共転部材
    と、該共転部材を前記締結部材のねじ締め方向およびね
    じ緩め方向に回転させる回転機構とを備え、 前記 走行台車の走行時には、前記一対の旋回アームが共
    前記退避位置へ回動し、前記 砥石付きフランジユニットの交換時には、前記一対
    の旋回アームのうち一方の旋回アームが前記交換位置へ
    回動し、一方の旋回アームには前記主軸から取外され
    た砥石付きフランジユニットが結合され、前記一対の旋
    回アームのうち他方の旋回アームには前記主軸に取付け
    られる砥石付きフランジユニットが結合されるように構
    成したことを特徴とする砥石交換装置。
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