JP2512203B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2512203B2
JP2512203B2 JP11890690A JP11890690A JP2512203B2 JP 2512203 B2 JP2512203 B2 JP 2512203B2 JP 11890690 A JP11890690 A JP 11890690A JP 11890690 A JP11890690 A JP 11890690A JP 2512203 B2 JP2512203 B2 JP 2512203B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アナログ入力された映像信号をディジタル
化して処理する映像信号処理装置に関するものである。
従来の技術 NTSC,PAL等のコンポジット信号は、輝度信号に互いに
直交する副搬送波(色副搬送周波数fsc)によって振幅
変調された2つの色差信号が多重された形の信号であ
る。このようなコンポジット信号から輝度信号及び色差
信号を取り出す場合、水平方向のフィルタあるいは2次
元、3次元のくし形フィルタが用いられ、色差信号につ
いては、水平ブランキング期間に挿入された周波数fsc
の基準信号(バースト信号)を基にベースバンドに復調
される。ここで、TV放送波のようにNTSCまたはPAL等の
仕様に正確に一致する標準信号においては水平走査周波
数と色副搬送周波数との間に周波数インターリーブ関係
が保たれているが、一般の民生用機器例えば家庭用VTR
の出力信号では周波数インターリーブ関係は乱れてお
り、このような信号は非標準信号と呼ばれる。したがっ
て、民生用機器でディジタル信号処理技術を用いて処理
を行なう場合には、標準信号と非標準信号のいずれにも
対応できることが必要であり、そのような方式が取り入
れられている。
第4図に標準信号、非標準信号の両方に対応した従来
の映像信号処理装置のブロック図を示す。第4図におい
て、1はアナログコンポジット信号の入力端子であり、
2は変調された色差信号をベースバンドに復調する色復
調器、3,4,5はアナログ信号をディジタル信号に変換す
るA/D変換器、6は水平方向のフィルタあるいは2次
元、3次元のくし形フィルタにより輝度信号と色差信号
を分離するYC分離器、7は標本化クロックを入力信号か
ら抽出した水平同期信号に同期させるライン同期PLLで
ある。以下に動作を説明する。なお、動作を説明するに
当たって具体的数値として、NTSC信号を扱う場合を例に
上げる。
入力コンポジット信号をディジタル信号に変換して処
理を行なう場合、一般に色副搬送周波数の整数倍特に4
倍の周波数(4fsc=14.3M Hz)が用いられる。また、4f
scは水平同期周波数(fh=15.74M Hz)の910倍にあたる
ため標本点が画面上で格子上に並ぶことになる。したが
って、標本化周波数4fscによってA/D変換を行なう場
合、入力信号に同期させるためにバースト信号と水平同
期信号を基準信号として使用することができる。まず、
バースト信号を用いるバースト同期の場合、時間軸変動
の無い標準信号の処理には優れた性能を発揮するが、時
間軸変動を持った非標準信号の場合にはラインあるいは
フレームによって標本点がずれるため性能が劣化する。
次に水平同期信号を用いるライン同期の場合、コンポジ
ット信号に対してYC分離、色復調等の処理を行なうと性
能が劣化するが、ベースバンド信号を扱う場合は、標準
信号、非標準信号にかかわらず時間軸変動が吸収され標
本点が格子上に並ぶため、正確な処理を行なうことがで
きる。したがって、第4図においてはまず色復調器2に
よってアナログで色差信号の復調が行なわれ、A/D変換
器4,5にはベースバンドに復調された色差信号が入力さ
れる。A/D変換器3,4,5の入力信号は時間軸変動を含んで
いるが、ライン同期PLL7によって作られる水平同期信号
に同期した標本化クロックによってA/D変換を行なうこ
とにより、以後のYC分離を精度良く行なうことができ
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記した映像信号処理装置において
は、以下に示す課題を有している。
入力信号としてはコンポジット信号を例に上げたが、
現行方式のコンポーネント信号を扱う場合の標本化周波
数として Y:fn=13.5M Hz R−Y:fn/2=6.75M Hz B−Y:fn/2=6.75M Hz が規格化されている。したがって、コンポーネント信号
を扱うディジタル機器では前記した標本化周波数が使用
されている。ここで、TV放送あるいは既に広く普及して
いる映像機器ではコンポジット信号を扱っているため、
コンポーネント用の機器であっても、コンポジット信号
の入出力が可能であることが必要となってくる。しかし
ながら、13.5M Hzは、コンポジット信号における色副搬
送周波数の整数倍になっていないため、13.5M Hzでコン
ポジット信号の処理を精度良く行なうことが難しい。さ
らに、ディジタル機器間でディジタルインターフェース
を行なう場合、ディジタルTVをはじめとする現在のコン
ポジット用機器は標本化周波数として4fscを採用してい
るため、13.5M Hzを用いたインターフェースは困難であ
る。
本発明は上記課題に鑑み、入力信号としてコンポジッ
ト信号、コンポーネント信号のいずれにも対応し、コン
ポジット信号の処理を精度良く行い、かつ入力信号が時
間軸変動を持った非標準信号であっても対応することが
可能な映像信号処理装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 第1の発明は、入力コンポジット信号から色差信号を
復調する色復調手段と、前記入力コンポジット信号と前
記色復調手段により復調された色差信号を色副搬送周波
数の整数倍にあたる第1の標本化周波数でディジタル信
号に変換する第1のA/D変換手段と、変換されたディジ
タル信号を色副搬送周波数の整数倍以外の第2の標本化
周波数の信号に変換する周波数変換手段と、入力コンポ
ーネント信号を前記第2の標本化周波数でディジタル信
号に変換する第2のA/D変換手段とし、前記周波数変換
器の出力信号と前記第2のA/D変換器の出力信号とを選
択的に採用する選択手段と、前記第1の標本化周波数を
前記入力コンポジット信号から抽出した水平同期信号ま
たはバースト信号に同期させる第1のPLL手段と、前記
第2の標本化周波数を前記入力コンポーネント信号から
抽出した水平同期信号に同期させる第2のPLL手段とを
有することを特徴とする映像信号処理装置である。
第2の発明は、入力コンポジット信号を色副搬送周波
数の整数倍にあたる第1の標本化周波数でディジタル信
号に変換する第1のA/D変換手段と、変換されたディジ
タル信号から輝度信号と色差信号を分離する分離手段
と、分離された前記輝度信号及び前記色差信号を色副搬
送周波数の整数倍以外の第2の標本化周波数の信号に変
換する周波数変換手段と、入力コンポーネント信号を前
記第2の標本化周波数でディジタル信号に変換する第2
のA/D変換手段と、前記周波数変換器の出力信号と前記
第2のA/D変換手段の出力信号とを選択する第1の選択
手段と、前記第1の標本化周波数を前記入力コンポジッ
ト信号から抽出したバースト信号に同期させる第1のPL
L手段と、前前記第1の標本化周波数を前記入力コンポ
ジット信号から抽出した水平同期信号に同期させる第2
のPLL手段と、前記第2の標本化周波数を前記入力コン
ポーネント信号から抽出した水平同期信号に同期させる
第3のPLL手段と、前記入力コンポジット信号が標準信
号か非標準信号かを判定する判定手段と、判定手段によ
る判定結果にもとづいて前記第1のPLL手段と前記第2
のPLL手段を選択する第2の選択手段とを有することを
特徴とする映像信号処理装置である。
第3の発明は、入力コンポジット信号を色副搬送周波
数の整数倍にあたる第1の標本化周波数でディジタル信
号に変換する第1のA/D変換手段と、変換されたディジ
タル信号から輝度信号と色差信号を分離する分離手段
と、分離された前記輝度信号及び前記色差信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換手段と、D/A変換手段の出力信
号と入力コンポーネント信号を選択する選択手段と、選
択手段により選択された信号を色副搬送周波数の整数倍
以外の第2の標本化周波数でディジタル信号に変換する
第2のA/D変換手段と、前記第1の標本化周波数を前記
コンポジット信号から抽出したバースト信号に同期させ
る第1のPLL手段と、前記第2の標本化周波数を前記コ
ンポーネント信号から抽出した水平同期信号に同期させ
る第2のPLL手段とを有することを特徴とする映像信号
処理装置である。
作用 第1の発明では前記した構成により、入力信号がコン
ポジット信号の場合、まず色差信号をベースバンドに復
調し、ライン同期したfscの整数倍の標本化周波数fsで
輝度信号、色差信号を各々ディジタル信号に変換してYC
分離を行なう。次に分離された信号に対しディジタル的
に周波数変換を行なってfscの整数倍以外の標本化周波
数fnの信号に変換する。また、入力信号がコンポーネン
ト信号の場合には、ライン同期した標本化周波数fnでデ
ィジタル信号に変換する。したがって、いずれの場合も
以後の処理をfnをもとに行なうことになる。
第2の発明では前記した構成により、入力信号がコン
ポジット信号の場合、標準信号と非標準信号とでPLLを
切り換える。標準信号の場合はバースト同期した標本化
周波数fsを用い、非標準信号の場合はライン同期した標
本化周波数fsを用いてディジタル信号に変換し、YC分
離、色復調を行い、輝度信号と色信号を分離する。次
に、分離された信号に対しディジタル的に周波数変換を
行なって、標本化クロックfnの信号に変換する。また、
入力信号がコンポーネント信号の場合には、ライン同期
した標本化周波数fnでディジタル信号に変換する。した
がって、いずれの場合も以後の処理をfnをもとに行なう
ことになる。
第3の発明では前記した構成により、入力信号がコン
ポジット信号の場合、バースト同期したfscの整数倍の
標本化周波数fsでディジタル信号に変換してYC分離、色
復調を行なう。次に分離された信号をアナログ信号に変
換し、ライン同期した標本化周波数fnで再びディジタル
信号に変換する。また、入力信号がコンポーネント信号
の場合には、ライン同期した標本化周波数fnでディジタ
ル信号に変換する。したがって、いずれの場合も以後の
処理をfnをもとに行なうことになる。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面を用いて説明する。
第1図は、第1の発明による映像信号処理装置の実施
例を示した図である。第1図において、101はコンポジ
ット信号またはコンポーネント信号のY信号の入力端子
であり、102は色差信号をベースバンドに復調する色復
調器、103,104はコンポーネント信号の色差信号の入力
端子、105,106は色復調器102によって復調された色差信
号と入力信号103,104から入力された色差信号を選択す
るスイッチ、107,108,109はアナログ信号をディジタル
信号に変換するA/D変換器、110は水平方向のフィルタ及
びくし形フィルタを用いて輝度信号と色差信号を精度良
く分離するYC分離器、111は14.3M Hzクロックの信号を1
3.5M Hzクロックの信号にディジタル的に変換する周波
数変換器、112,113,114はA/D変換器107,108,109の出力
信号と周波数変換器111の出力信号を選択するスイッ
チ、115は13.5M Hzで処理を行なう信号処理器、116は入
力端子101から入力されたコンポジット信号の水平同期
信号に同期した14.3M Hzのクロックを発生する同期フェ
ズロックドループ(PLL)、117は入力端子101から入力
されたコンポーネントY信号の水平同期信号に同期した
13.5M Hzのクロックを発生するライン同期PLL、118は図
中点線で示したA/D変換器107、108、109及びYC分離のシ
ステムクロックとして14.3M Hzと13.5M Hzを選択するス
イッチである。以下に、本実施例の動作を説明する。な
お、入力信号がコンポジット信号の場合スイッチ105,10
6,112,113,114,118はS側に、コンポーネント信号の場
合はN側に各々固定される。
入力信号がコンポジット信号の場合、A/D変換器107に
は入力コンポジット信号が、A/D変換器108、109には色
復調器102によりベースバンドに復調された2つの色差
信号(R−Y,B−Y)が入力されディジタル信号に変換
される。次に、変換された信号からYC分離器110で輝度
信号と色差信号を精度良く分離する。ここで、図中点線
で示したディジタル処理におけるクロックとしては、ラ
イン同期PLL116で作られた14.3M Hzを用いるが、色差信
号は色復調器102でアナログ状態でに既にベースバンド
に復調されているため、ライン同期で処理を行なっても
問題とはならず、かつ時間軸変動は除去されるため、以
後のYC分離を精度良く行なうことができる。次に、YC分
離器110で分離された輝度信号と色差信号を周波数変換
器111で13.5M Hzの標本化クロックの信号に変換し、以
後の処理をライン同期PLL117で作られた13.5M Hzをもと
にしたクロックで行なう。
次に、入力信号がコンポーネント信号の場合、入力端
子101、103、104から入力されたY、R−Y、B−Yの
各信号がA/D変換器107、108、109によってディジタル信
号に変換される。この場合、変換のクロックとしてはラ
イン同期PLL117で作られた13.5M Hzを用い、以後の処理
も同様のクロックをもとに行なう。
以上説明したように、本実施例によれば、コンポジッ
ト信号が入力された場合、あらかじめアナログで色差信
号を復調した後ライン同期した14.3M Hzのクロックで処
理を行なうため、標準信号、非標準信号のどちらに対し
ても性能良く処理を行なうことができる。また同時にコ
ンポーネント信号対しても標本化クロック及びスイッチ
の切り換えによって容易に対応できる。
第2図は、第2の発明による映像信号処理装置の実施
例を示した図である。第1図において、201はコンポジ
ット信号またはコンポーネントY信号の入力端子であ
り、202、203はコンポーネント色差信号の入力端子、20
4、205、206はA/D変換器、207は水平方向のフィルタ及
びくし形フィルタを用いて輝度信号と色差信号を精度良
く分離するYC分離器、208は色復調器、209は14.3M Hzで
標本化された信号を13.5M Hzで標本化された信号にディ
ジタル的に変換する周波数変換器、210、211、212はA/D
変換器204、205、206の出力信号と周波数変換器209の出
力信号を選択するスイッチ、213は13.5M Hzで処理を行
なう信号処理装置、214は入力端子201から入力されたコ
ンポジット信号のバースト信号に同期した14.3M Hzのク
ロックを発生するバースト同期PLL、215は同じく入力端
子201から入力されたコンポジット信号の水平同期信号
に同期した14.3M Hzのクロックを発生するライン同期PL
L、216は入力端子201から入力されたコンポーネントY
信号の水平同期信号に同期した13.5M Hzのクロックを発
生するライン同期PLL、217は入力信号が標準信号か非標
準信号かを判別する標準信号判別器、218は図中点線で
示したA/D変換器204、205、206及びYC分離、色復調のシ
ステムクロックとして14.3M Hzと13.5M Hzを選択するス
イッチ、219は標準信号判別器217の判別結果に基づい
て、システムクロックとしてライン同期した14.3M Hzと
バースト同期した14.3M Hzを切り換えるスイッチであ
る。なお、入力信号がコンポジット信号の場合スイッチ
210、211、212はS側に、コンポーネント信号の場合は
N側に各々固定される。以下に、本実施例の動作を説明
する。
入力信号がコンポジット信号の場合、201から入力さ
れた信号はA/D変換器204によってディジタル信号に変換
される。次に、変換された信号からYC分離器207で輝度
信号と色差信号を分離し、色復調器208で色差信号をベ
ースバンドに復調する。ここで、図中点線で示したディ
ジタル処理におけるクロックについては入力信号の種類
によって切り換えを行なう。すなわち、標準信号判別器
213によって入力信号が標準信号と判別された場合に
は、バースト同期PLL214によって作られた14.3M Hzを用
い、非標準信号と判別された場合にはライン同期PLL215
によって作られた14.3M Hzを用いる。ここで、非標準信
号の場合にライン同期を用いるのは、時間軸変動を除去
し標本点を格子上にするためであり、この場合、水平同
期信号とバースト信号の位相関係が乱れているため、バ
ースト信号の位相ずれを検出し復調の場合に補正を行な
う必要がある。次に、分離された輝度信号と色差信号を
周波数変換器209で13.5M Hzのクロックの信号に変換
し、以後の処理をライン同期PLL216で作られた13.5M Hz
をもとにしたクロックで行なう。
次に、入力信号がコンポーネント信号の場合、入力端
子201、202、203から入力されたY、R−Y、B−Yの
各信号が、A/D変換器204、205、206によってディジタル
信号に変換される。この場合、変換のクロックとしては
ライン同期PLL216で作られた13.5M Hzを用い、以後の処
理も同様のクロックをもとに行なう。
以上説明したように、本実施例によれば、コンポジッ
ト信号が入力された場合、標準信号と非標準信号とでバ
ースト同期とライン同期を切り換えるため、標準信号、
非標準信号のどちらに対しても対応でき、さらに処理を
全て14.3M Hzのディジタル処理で行なうため高性能が実
現できる。また同時にコンポーネント信号対しても標本
化クロック及びスイッチの切り換えによって容易に対応
できる。
なお、第1、第2の発明における各実施例において
は、コンポジット信号とコンポーネント信号とでA/D変
換器を共用したが、コンポジット信号を扱う場合はより
精度が要求されるため、コンポジット信号とコンポーネ
ント信号とで別のA/D変換器を使用し、例えば コンポジット用A/D……10ビット コンポーネント用A/D……8ビット のように、コンポジット信号用に分解能の細かいA/D変
換器を使用することも効果的である。
第3図は、第3の発明による映像信号処理装置の実施
例を示した図である。第3図において、301はコンポジ
ット信号の入力端子であり、302、303、304は各々コン
ポーネント信号(Y、R−Y、B−Y)の入力端子、30
5はA/D変換器、306は水平方向のフィルタ及びくし形フ
ィルタを用いて輝度信号と色差信号を精度良く分離する
YC分離器、307は色復調器、308、309、310は輝度信号及
び色差信号を各々アナログ信号に変換するD/A変換器、3
11、312、313は入力端子302、303、304からの入力信号
とD/A変換器、308、309、310の出力信号とを選択するス
イッチ314、315、316はA/D変換器、317は13.5M Hzで処
理を行なう信号処理装置、318は入力端子301から入力さ
れたコンポジット信号のバースト信号に同期した14.3M
Hzのクロックを発生するバースト同期PLL、319は入力端
子301から入力されたコンポジット信号または入力端子3
02から入力されたコンポーネントY信号の水平同期信号
に同期した13.5M Hzのクロックを発生するライン同期PL
L、320はライン同期PLLに入力する標本信号を切り換え
るスイッチである。なお、入力信号がコンポジット信号
の場合スイッチ311、312、313、320はS側に、コンポー
ネント信号の場合はN側に各々固定される。以下に、本
実施例の動作を説明する。
入力信号がコンポジット信号の場合、入力端子301か
ら入力された信号はA/D変換器305によってディジタル信
号に変換され、変換された信号からYC分離器306で輝度
信号と色差信号を分離し、色復調器307で色差信号をベ
ースバンドに復調する。次に、分離された輝度信号と色
差信号をD/A変換器308、309、310によってアナログ信号
に変換する。ここで、図中点線で示した上記一連の処理
におけるクロックとしてはバースト同期PLL318によって
作られた14.3M Hzを用いる。次に、A/D変換器314、31
5、316によって再びディジタル信号に変換するが、変換
のクロックとしては、ライン同期PLL319で作られた13.5
M Hzを用い以後の処理も同様のクロックで行なう。バー
スト同期のクロックを用いる場合、標準信号が入力され
た場合は問題無いが、非標準信号の場合は水平同期信号
とバースト信号の位相関係が乱れているため、バースト
信号に同期したクロックで処理を行なうと時間軸変動に
より性能が劣化する。したがって、YC分離器306では簡
単な分離のみを行うことになるが、色復調の処理は精度
良く行なうことができる。そして、以後のライン同期し
たクロック処理による処理の段階で正確なYC分離を補正
を行なう。
次に、入力信号がコンポーネント信号の場合、入力端
子302、303、304から入力されたY、R−Y、B−Yの
信号がA/D変換器314、315、316によって入力されディジ
タル信号に変換される。この場合、変換のクロックとし
てはライン同期PLL319で作られた13.5M Hzを用い、以後
の処理も同様のクロックをもとに行なう。
以上説明したように、本実施例によれば、コンポジッ
ト信号から輝度信号と色差信号を分離した後一度アナロ
グ信号に変換することによって、14.3M Hzによる処理と
13.5M Hzによる処理、バースト同期による処理とライン
同期による処理を分離しているため、コンポジット信号
とコンポーネント信号、非標準信号への対応が容易であ
る。
なお、各実施例において、14.3M Hzと13.5M Hzの2種
類の周波数だけを取り上げたが、周波数としてはこの2
つに限られたものではなく他の周波数を用いることが可
能である。
また、標準信号と非標準信号が入力された場合の扱い
において、実際に時間軸変動がある場合には、YC分離に
おいて3次元処理を行なうと性能が劣化するため、適応
的に2次元処理に切り換える等の手法が効果的である。
また、コンポジット信号として輝度信号と色差信号が
多重された形の信号のみを取り上げたが、現行のSVHS−
VTRのS出力に見られるような輝度信号と色差信号が分
離された形の信号に対しても、YC分離を行なわず色復調
のみを行なうことにより対応できる。
さらに、ディジタル処理を行なう器間のディジタルイ
ンターフェースも14.3M Hzにより容易に実現できる。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、コンポジット信
号、コンポーネント信号のいずれにも対応し、コンポジ
ット信号に対しては色副搬送周波数の整数倍の周波数で
精度良く処理を行なうことができ、かつ非標準信号にも
対応できる。また、機器間でのディジタルインターフェ
ースも容易に実現できその実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明による一実施例の映像信号処理装置
のブロック図、第2図は第2の発明による一実施例の映
像信号処理装置のブロック図、第3図は第3の発明によ
る一実施例の映像信号処理装置のブロック図、第4図は
従来の映像信号処理装置のブロック図である。 102,208,307……色復調器、111,209……周波数変換器、
(14.3M Hz)116,205,(13.5M Hz)117,216,319……ラ
イン同期PLL,214,318……バースト同期PLL、217……標
準信号判別器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池谷 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 西野 正一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 重里 達郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 松見 知代子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−7478(JP,U) 実開 昭63−108284(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力コンポジット信号から色差信号を復調
    する色復調手段と、前記入力コンポジット信号と前記色
    復調手段により復調された色差信号を色副搬送周波数の
    整数倍にあたる第1の標本化周波数でディジタル信号に
    変換する第1のA/D変換手段と、変換されたディジタル
    信号から輝度信号と色差信号を分離する分離手段と、分
    離された信号を色副搬送周波数の整数倍以外の第2の標
    本化周波数の信号に変換する周波数変換手段と、入力コ
    ンポーネント信号を前記第2の標本化周波数でディジタ
    ル信号に変換する第2のA/D変換手段と、前記周波数変
    換器の出力信号と前記第2のA/D変換器の出力信号とを
    選択的に採用する選択手段と、前記第1の標本化周波数
    を前記入力コンポジット信号から抽出した水平同期信号
    またはバースト信号にに同期させる第1のPLL手段と、
    前記第2の標本化周波数を前記入力コンポーネント信号
    から抽出した水平同期信号に同期させる第2のPLL手段
    とを有することを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】入力コンポジット信号を色副搬送周波数の
    整数倍にあたる第1の標本化周波数でディジタル信号に
    変換する第1のA/D変換手段と、変換されたディジタル
    信号から輝度信号と色差信号を分離する分離手段と、分
    離された前記輝度信号及び前記色差信号を色副搬送周波
    数の整数倍以外の第2の標本化周波数の信号に変換する
    周波数変換手段と、入力コンポーネント信号を前記第2
    の標本化周波数でディジタル信号に変換する第2のA/D
    変換手段と、前記周波数変換器の出力信号と前記第2の
    A/D変換手段の出力信号とを選択する第1の選択手段
    と、前記第1の標本化周波数を前記入力コンポジット信
    号から抽出したバースト信号に同期させる第1のPLL手
    段と、前記第1の標本化周波数を前記入力コンポジット
    信号から抽出した水平同期信号に同期させる第2のPLL
    手段と、前記第2の標本化周波数を前記入力コンポーネ
    ント信号から抽出した水平同期信号に同期させる第3の
    PLL手段と、前記入力コンポジット信号が標準信号か非
    標準信号かを判定する判定手段と、判定手段による判定
    結果にもとづいて前記第1のPLL手段と前記第2のPLL手
    段を選択する第2の選択手段とを有することを特徴とす
    る映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】入力コンポジット信号を色副搬送周波数の
    整数倍にあたる第1の標本化周波数でディジタル信号に
    変換する第1のA/D変換手段と、変換されたディジタル
    信号から輝度信号と色差信号を分離する分離手段と、分
    離された前記輝度信号及び前記色差信号をアナログ信号
    に変換するD/A変換手段と、D/A変換手段の出力信号と入
    力コンポーネント信号を選択する選択手段と、選択手段
    により選択された信号を色副搬送周波数の整数倍以外の
    第2の標本化周波数でディジタル信号に変換する第2の
    A/D変換手段と、前記第1の標本化周波数を前記コンポ
    ジット信号から抽出したバースト信号に同期させる第1
    のPLL手段と、前記第2の標本化周波数を前記コンポー
    ネント信号から抽出した水平同期信号に同期させる第2
    のPLL手段とを有することを特徴とする映像信号処理装
    置。
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