JP2950583B2 - 複合映像信号のディジタルデコーダ方式 - Google Patents

複合映像信号のディジタルデコーダ方式

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JP2950583B2
JP2950583B2 JP2146205A JP14620590A JP2950583B2 JP 2950583 B2 JP2950583 B2 JP 2950583B2 JP 2146205 A JP2146205 A JP 2146205A JP 14620590 A JP14620590 A JP 14620590A JP 2950583 B2 JP2950583 B2 JP 2950583B2
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徳人 大内
浩之 島野
健夫 筒井
吉洋 山本
弥▲吉▼ 井上
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はデイジタルTV(テレビジョン)機器における
複合映像信号の輝度信号、色信号分離および色復調を行
なうデイジタルデコーダ方式に関するものである。
(従来の技術) 周知のようにカラーTVの方式としては世界的にNTSC方
式とPAL方式がある。何れの方式でもその装置では複合
映像信号を輝度信号(Y)と色信号(C)に分離する手
段がとられている。その方法としては、アナログ的に行
なう方法と、A/D変換した後にデイジタルフイルタによ
り行なう方法とがあるが、デイジタルTV機器においては
後者の方法が主流となってきている。
デイジタルフイルタによるY/C分離の代表的な方式と
しては文献、吹抜敬彦著「画像のデイジタル信号処理」
昭和56年5月25日発行、日刊工業新聞社刊、P106〜112
などに記載されており、概略以下のようなものである。
標本化周波数を色副搬送周波数fSCの4倍の周波数に
より、複合映像信号をA/D変換しデイジタルフイルター
によるバンドパスフイルタ、および二次元あるいは三次
元のくし形フイルタによりY/C分離を行なう。分離され
た色信号は色副搬送波との乗算により色差信号R−Y、
B−Y信号に復調される。前述のように標本化周波数を
4fSCとしておくと、Y/C分離に用いるバンドパスフイル
タの構成や色復調回路において乗算器を必要とせず比較
的簡単な回路が実現できる。
次に、先に述べたようにTV方式にはNTSC方式とPAL方
式があり、この間を変換するTV方式変換装置におけるY/
C分離方式について記述しておく。
第2図に一例としてそのデコーダ部の構成図を示す。
複合映像信号が入力されるとまずA/D変換を行ない(3
1)、その後Y/C分離(34)する。分離されたC(色信
号)は色復調(35)されR−YとB−Y信号となり、Y
信号とともに一旦 D/A変換(36)してさらにA/D変換
(37)する。先に述べたように標本化周波数を4fSCとす
ると(32)回路構成が簡単になるがNTSC方式としPAL方
式とではその標本化周波数が大きく異なる。またTV方式
の変換を行なうとき、デイジタル化された輝度信号、R
−Y、B−Y信号に対して非走査数およびフイールド数
の変換を行なうが、ライン方向の信号については互換性
を保たせるためにNTSC、PAL方式で同じ有効画素数が得
られるようにすることと、水平同期信号に位相同期した
標本化クロックを必要とするため、標本化周波数13・5M
Hz(33)が一般に選ばれる。従ってこのような装置にY/
C分離を適用しようとすると、分離された輝度信号Y、
およびR−Y、B−Y信号を一度D/A変換(36)してア
ナログ信号に戻して再び13.5MHzにてA/D変換(37)する
か、あるいはデイジタル信号のままD−D変換すること
により標本化周波数の変換を行なわなければならない。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べた何れの方法であっても、標本化周波数の変
換に伴って量子化誤差の増大による画質劣化や水平解像
度の劣化は防ぐことはできなかった。一方家庭用VTRの
出力信号などにおいては、色副搬送波と水平同期信号と
の位相関係が標準規格を満足していない場合があり、こ
のような信号に対して色副搬送波の位相同期した標本化
クロックを用いるとY/C分離回路において十分な特性が
得られる画質が劣化するという問題があった。
本発明はこのような異なるTV方式を共用するTV機器に
おける標本化クロックの変換に伴う画質劣化を除去する
方式を提供するものである。さらに家庭用のYTRのよう
に前記規格外の信号についても良好なY/C分離特性が得
られ方式をも提供するものである。
(発明を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するために、NTSC方式とPA
L方式を共有するデイジタルTV機器において、標本化ク
ロックとして、NTSCのときには水平同期周波数fHに位相
同期した910XfHの周波数とし、PALのときには同様の周
波数として916XfH(前記NTSC方式のときのfHとは値は異
なる)とすることで、水平有効画素数の互換性を保ち標
本化周波数の変換を不要としたものである。
また色信号の復調に必要な色副搬送波はアナログ的に
再生した後、前記標本化周波数にてデイジタル化して得
られるようにし、標本化クロックと色副搬送波との位相
関係に無関係に色復調が行なわれるようにした。
(作用) 以上のような手段を講じたため、従来必要であった標
本化周波数の変換が不要となりその変換に伴う画質劣化
を無くすことができる。
また標本化クロック色副搬送波は独立に処理するの
で、水平同期信号と色副搬送波の位相関係を考慮するこ
となく規格外の信号に対しても安定な動作が実現でき
る。
(実施例) 第1図は本発明の実施例を示すTV方式変換装置のデコ
ーダ部の構成図である。同図において、入力されたNTSC
方式またはPAL方式の複合映像信号はローパフイルタ1
により帯域制限された後、A/D変換器2によりデイジタ
ル化される。このA/D変換器2に入力される標本化クロ
ックは、複合映像信号の水平同期信号に位相同期したも
のでNTSCに対しては910fH(前述したようにfHは水平同
期信号の周波数)、PALに対しては916fH(このfHPALの
水平同期信号の周波数で前記のNTSCのfHと値は異なる)
とする。(これは14.3MHzとなる) この標本化クロックの再生方法を次に述べる。入力さ
れる複合映像信号から水平同期信号分離回路3により水
平同期信号を抽出した位相比較器4に入力する。一方こ
の位相比較器4には、その出力により電圧制御された電
圧制御発振回路5の出力を分周器6、7で分周して作ら
れた水平同期信号と同周波数の信号が入力される。電圧
制御発振回路5の発振周波数は、入力がNTSCのときは18
20fH、PALのときは1832fHとすれば1/2分周器6により91
0fH または 916fHの標本化クロックが得られる。分周
回路7は入力がNTSCのときは1/910、PALのとき1/916と
なる。
前に戻ってA/D変換器2でデイジタル化された複合映
像信号はバンドパスフイルタ15により色信号に分離され
る。また減算回路16によって複合映像信号(A/D変換器
2の出力)と前記色信号との減算を行ない輝度信号が分
離される。なお、バンドパスフイルタ15は二次元あるい
は三次元のくし形フイルタを用いても良い。
次に色信号からR−Y、B−Y信号を復調するのに必
要な色副搬送波の再生方法を述べる。
入力された複合映像信号からバンドパスフイルタ8に
よって色信号が抽出され、色副搬送波(サブキャリア)
再生回路9により連続な色副搬送波が再生される。その
再生回路9の出力は位相比較器10に入力される。その出
力は電圧制御発振回路11を制御し、該電圧制御発振回路
11の出力は分周回路12で分周されてバンドパスフイルタ
13に入力されるとともに位相比較器10にも入力される。
その信号の周波数は色副搬送板と同周波数である。電圧
制御発振回路11の発振周波数は色副搬送波の8倍の周波
数とし、分周回路12は1/8の分周回路とした。分周回路1
2の出力は矩形波の信号であり、これをバンドパスフイ
ルタ13により正弦波の信号にする。その信号即ち色副搬
送波信号はA/D変換器14に入力されデイジタル化され
る。このA/D変換器14の標本化クロックは前述のA/D変換
器2のクロックと同じものとする。即ち1/2分周器6の
出力を使用する。A/D変換器14によってデイジタル化さ
れた色副搬送波は、復調用係数発生回路17、18によりR
−Y、B−Y信号にそれぞれを復調するのに必要な係数
に変換され、乗算回路19、20により色信号との乗算が行
なわれる。そしてその出力はローパスフイルタ21、22を
通りそれぞれ復調されR−Y、B−Y信号が得られる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、NTSC方式とPAL
方式とを共有するようなデイジタルTV機器において、標
本化周波数を910fH、916fHとし、両方式に共通でかつ水
平同期周波数の整数倍としたので、従来必要であった標
本化周波数の変換が不要となり、標本化周波数の変換に
伴う画質劣化を無くすことができる。また標本化クロッ
クと色副搬送波は互いに独立に処理するので、水平同期
信号と色副搬送波の位相関係を考慮することなく、その
位相関係が規格を満足してないような信号に対しても安
定な動作ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成図、第2図は従来のTV方
式変換装置のデコーダ部構成図である。 2……A/D変換器、 3……水平同期信号分離回路、 4、10……位相比較器、 5、11……電圧制御発振回路、 6……1/2分周器、7、12……分周回路。
フロントページの続き (72)発明者 島野 浩之 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 筒井 健夫 東京都渋谷区神南2丁目2番1号 日本 放送協会放送センター内 (72)発明者 山本 吉洋 東京都渋谷区神南2丁目2番1号 日本 放送協会放送センター内 (72)発明者 井上 弥▲吉▼ 東京都渋谷区神南2丁目2番1号 日本 放送協会放送センター内 (56)参考文献 特開 平2−17784(JP,A) 特開 昭63−256084(JP,A) 特開 昭63−54891(JP,A) 特開 平1−302989(JP,A) 特開 平1−82880(JP,A) 特開 昭61−131991(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 9/64 H04N 9/66 H04N 9/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合映像信号をA/D変換してデイジタル的
    に輝度信号と色信号に分離することおよび色復調を行な
    うデイジタルデコーダ装置において、 A/D変換の標本化周波数を、NTSC方式に対しては複合映
    像信号の水平同期信号の周波数の910倍、PAL方式に対し
    ては916倍とし、色副搬送波については複合映像信号か
    ら色信号を抽出し、アナログ的に色副搬送波を再生した
    後、前記標本化周波数によりA/D変換し、同一の標本化
    周波数でデイジタル化された前記複合映像信号および色
    副搬送波信号を用いて輝度信号と色信号の分離および色
    信号の復調を行なうことを特徴とする複合映像信号のデ
    イジタルデコーダ方式。
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