JP2964595B2 - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JP2964595B2 JP24932690A JP24932690A JP2964595B2 JP 2964595 B2 JP2964595 B2 JP 2964595B2 JP 24932690 A JP24932690 A JP 24932690A JP 24932690 A JP24932690 A JP 24932690A JP 2964595 B2 JP2964595 B2 JP 2964595B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコンポジット映像信号より輝度信号及び色信
号を分離し、この輝度信号及び色信号に走査線補間等の
高画質化処理をする映像信号処理回路に関する。
[発明の概要] 第1の発明は、アナログ信号のコンポジット映像信号
を輝度信号及び色信号に分離し、分離した輝度信号をデ
ィジタル信号に変換した後に走査線補間等の高画質処理
し、分離した色信号をディジタル信号に変換した後にク
ロマデコーダで色復調し、この色差信号をクロック周波
数変換回路を介して走査線補間等の高画質処理するよう
構成することにより、 輝度信号系には折返し成分を除去する手段を設ける必
要がなく、色信号系にのみクロック周波数変換回路を設
けるため回路規模を小さくできるものである。
第2の発明は、ディジタル信号のコンポジット映像信
号を輝度信号及び色信号に分離し、分離した輝度信号を
アナログ信号に戻しローパスフィルタを通して高調波成
分を除去し、再びディジタル信号に変換した後に走査線
補間等の高画質処理し、一方、分離した色信号をクロマ
デコーダで色復調し、この色差信号をクロック周波数変
換回路を介して走査線補間等の高画質処理するよう構成
することにより、 輝度信号系には折返し成分を除去するためD/A変換
器、ローパスフィルタ及びA/D変換器を設けるがクロッ
ク周波数変換回路を使用する場合に較べて回路規模が小
さくてすみ、色信号系にのみクロック周波数変換回路を
設けるため回路全体として回路規模を小さくできるもの
である。
[従来の技術] 第3図にはテレビジョン受像機の従来の映像信号処理
回路の構成が示されている。
同図において、入力端子tからの映像信号は、A/D変
換器10でディジタル信号に変換されたのち、くし形フィ
ルタで構成されるY/C分離回路(輝度信号・色信号分離
回路)1に供給されて輝度信号Yおよび色信号Cに分離
される。
Y/C分離回路1より出力される輝度信号Yは、D/A変換
器11b−1でアナログ信号に変換される。Y/C分離回路1
より出力される色信号Cは、クロマデコーダ5に供給さ
れて色復調される。このクロマデコーダ5より出力され
る色差信号I,Qは、それぞれD/A変換器11b−2,11b−3で
アナログ信号に変換される。
8はクロック発生回路であり、この発生回路8には映
像信号より分離されるカラーバースト信号SCが供給さ
れ、この発生回路8からはカラーバースト信号SCに位相
ロックしたクロックCLKCが出力される。上述したA/D変
換器10からD/A変換器11b−1,11b−2,11b−3までのディ
ジタル処理系には、この発生回路8からのクロックCLKC
が供給される。
D/A変換器11b−1,11b−2,11b−3より出力される輝度
信号Y及び色差信号I,Qは、それぞれローパスフィルタ1
1a−1,11a−2,11a−3に導かれ、ここで折返し成分が除
去される。ローパスフィルタ11a−1,11a−2,11a−3よ
り出力される輝度信号Y,色差信号I,Qは、それぞれA/D変
換器11c−1,11c−2,11c−3で再びディジタル信号に変
換されたのち、走査線補間回路3a−1,3a−2,3a−3,に供
給される。この走査線補間回路3a−1,3a−2,3a−3から
は、主走査線信号Ym,Im,Qmの他に、補間走査線信号Yc,I
c,Qcが同時に出力され、それぞれ時間圧縮回路3b−1,3b
−2,3b−3に供給される。この時間圧縮回路3b−1,3b−
2,3b−3では、主走査線信号Ym,Im,Qmと補間走査線信号
Yc,Ic,Qcとが、それぞれ1/2に時間軸圧縮されて連続し
て出力される。
時間圧縮回路3b−1,3b−2,3b−3より出力される倍速
の輝度信号及び色差信号は、それぞれD/A変換器12−1,1
2−2,12−3でアナログ信号とされる。9はクロック発
生回路であり、この発生回路9には映像信号より分離さ
れる水平同期信号HDが供給され、この発生回路9からは
水平同期信号HDに位相ロックしたクロックCLKHが出力さ
れる。上述したA/D変換器11c−1,11c−2,11c−3からD/
A変換器12−1,12−2,12−3までのディジタル処理系に
は、この発生回路9からのクロックCLKHが供給される。
D/A変換器12−1,12−2,12−3より出力される倍速の
輝度信号及び色差信号は、それぞれマトリクス回路13に
供給される。このマトリクス回路13より出力される倍速
の赤、緑、青色信号R,G,Bは、それぞれアンプ(図示せ
ず)を介してカラー受像管14に供給され、このカラー受
像管14には、走査線数が2倍とされたノンインターレー
ス走査線表示がされる。
ところで、映像信号が、例えばVTRの再生信号である
ときには、輝度信号にジッタを持つ非標準信号である。
この場合、色信号Cは、色が変化しないように、VTRのA
PCで3.58MHzが保障されている。
そのため、くし形フィルタで構成されるY/C分離回路
に、カラーバースト信号SCに位相ロックしたクロックを
供給して処理をするときには、1H(1水平期間)ごとの
サンプルポイントが一致するので、良好なY/C分離が可
能となる。一方、Y/C分離回路に、水平同期信号HDに位
相ロックしたクロックを供給して処理をするときには、
1サンプルの幅が1Hごとに異なるため、色信号Cに対し
ては、1Hごとにサンプルポイントが異なり、色信号Cの
成分が相殺されず、良好なY/C分離は不可能となる。ま
た、走査線補間等は、1Hごとの処理であるので、走査線
補間回路等には水平同期信号に位相ロックしたクロック
を供給して処理した方が良い特性が得られる。
第4図にはテレビジョン受像機における他の従来の映
像信号処理回路の構成が示されている。同図において、
入力端子tからの映像信号は、A/D変換器10でディジタ
ル信号に変換されたのち、Y/C分離回路1に供給されて
輝度信号Yおよび色信号Cに分離される。
Y/C分離回路1より出力される輝度信号Yは、クロッ
ク周波数変換回路6を介して走査線補間回路3aに供給さ
れる。Y/C分離回路1より出力される色信号Cは、クロ
マデコーダ5に供給されて色復調される。このクロマデ
コーダ5より出力される色差信号I,Qはクロック周波数
変換回路6を介して走査線補間回路3a−2,3a−3に供給
される。
8はクロック発生回路であり、この発生回路8には映
像信号より分離されるカラーバースト信号SCが供給さ
れ、この発生回路8からはカラーバースト信号SCに位相
ロックしたクロックCLKCが出力される。上記したA/D変
換器10からクロック周波数変換回路6−1,6−2までの
ディジタル処理系には、この発生回路8からのクロック
CLKCが供給される。
前記走査線補間回路3a−1,3a−2,3a−3からは、主走
査線信号Ym,Im,Qmの他に、補間走査線信号Yc,Ic,Qcが同
時に出力され、それぞれ時間圧縮回路3b−1,3b−2,3b−
3に供給される。この時間圧縮回路3b−1,3b−2,3b−3
では、主走査線信号Ym,Im,Qmと補間走査線信号Yc,Ic,Qc
とが、それぞれ1/2に時間圧縮されて連続して出力され
る。
時間圧縮回路3b−1,3b−2,3b−3より出力される倍速
の輝度信号及び色差信号は、それぞれD/A変換器12−1,1
2−2,12−3でアナログ信号とされる。9はクロック発
生回路であり、この発生回路9には映像信号より分離さ
れる水平同期信号HDが供給され、この発生回路9からは
水平同期信号HDに位相ロックしたクロックCLKHが出力さ
れる。上記したクロック周波数変換回路6−1,6−2か
らD/A変換器12−1,12−2,12−3までのディジタル処理
系には、この発生回路9からのクロックCLKHが供給され
る。
D/A変換器12−1,12−2,12−3より出力される倍速の
輝度信号及び色差信号は、それぞれマトリクス回路13に
供給される。このマトリクス回路13より出力される倍速
の赤、緑、青色信号R,G,Bはそれぞれアンプ(図示せ
ず)を介してカラー受像管14に供給され、このカラー受
像器14には、走査線数が2倍とされたノンインターレー
ス走査表示がされる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、第3図の映像信号処理回路において
は、D/A変換器11b−1,11b−2,11b−3,12−1,12−2,12−
3とA/D変換器10,11c−1,11c−2,11c−3を多く使用す
るため回路規模が大きくなるという欠点がある。また、
ローパスフィルタ11a−1,11a−2,11a−3の使用はその
特性の不完全さやバラツキにより信号に歪みを発生させ
るという欠点がある。さらに、ディジタル信号処理の間
に一度アナログ信号への変換が入るためディジタル信号
処理からの妨害が発生しやすくなるという欠点がある。
第4図の映像信号処理回路においては、全てディジタ
ル処理で行いアナログ処理を介在しないため上述の如き
欠点はないが、その代わりにクロック周波数変換回路6
−1,6−2を使用する。そして、輝度信号Yは色差信号
I,Qに較べて周波数帯域が広いため輝度信号のクロック
周波数変換回路6−1を構成するためには掛算器の数が
多く必要であり、又、上記2つのクロックの位相差検出
を高精度とする必要があり、回路規模が非常に大きなも
のになるという欠点がある。
ここで、輝度信号のクロック周波数変換回路6−1が
色差信号のものに較べて回路規模が大きくなる理由につ
いて説明する。クロック周波数変換回路6はサンプルレ
ート変換回路とも言われディジタル信号処理で構成した
場合、一般的に第5図に示すように構成される。第5図
において、入力信号はレジスタRo〜Rnにクロマロック・
クロックCLKCで送られ、ラインロック・クロックCLKHで
動作するレジスタRo′〜Rn′にラッチし直される。この
レジスタRo′〜Rn′の出力は掛算器Mo〜Mnに入力され、
上記2つの位相差に応じた係数Co〜Cnと掛算が行われ
る。この各掛算器Mo〜Mnの出力が加算器20にて加算さ
れ、クロック周波数が変換された信号出力となって出力
される。上記構成でn=3のときを考えると、この場合
には4つのサンプル点から変換されたデータを求めるこ
とになり、これを図示すると第6図のようになる。第6
図において、入力データをd0〜d3とすると、これらを結
ぶ実線が本来のアナログ入力信号であり、位相差kのと
き出力データとしてaを求めることに相当する。ディジ
タル化された信号はその1サンプル周期区間は値を保持
していると考えられるので、第6図の斜線のような信号
になると考えられる。このように階段状の波形になるこ
とにより信号は高調波を持つことになり、この階段状部
分を滑らかにして位相差kに相当する本来のデータaを
求めることになる。以上のように構成されたフィルタの
周波数に対する振幅特性はデータのサンプル数nが少な
いと急峻な特性のフィルタが作れないため、第6図の階
段状波形のもつ高調波(折返し)成分を十分に減衰する
ために信号の帯域内のf特が悪くなる。その様子が第7
図に示され、輝度信号のように信号の周波数帯域の広い
場合にはサンプル数nを大きくしなければならずそれに
伴なって回路規模が増大する。
そこで、本発明は良好な高画質化処理を小さな回路規
模で可能な映像信号処理回路を提供することを課題とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するための第1の発明に係る映像信号
処理回路は、アナログ信号のコンポジット映像信号を輝
度信号及び色信号に分離する輝度信号・色信号分離回路
と、この輝度信号・色信号分離回路で分離される輝度信
号をディジタル信号に変換した後に走査線補間等の高画
質処理する輝度信号処理回路と、前記輝度信号・色信号
分離回路で分離される色信号をディジタル信号に変換し
た後に色差信号に復調するクロマデコーダと、このクロ
マデコーダが出力する色差信号のクロック周波数を変換
するクロック周波数変換回路と、このクロック周波数変
換回路が出力する色差信号を走査線補間等の高画質処理
する色差信号処理回路とを備え、前記クロマデコーダに
はカラーバースト信号に位相ロックしたクロックを供給
し、前記輝度信号処理回路及び前記色差信号処理回路に
は水平同期信号に位相ロックしたクロックを供給したも
のである。
また、上記回路を構成するための第2の発明に係る映
像信号処理回路は、ディジタル信号のコンポジット映像
信号を輝度信号及び色信号に分離する輝度信号・色信号
分離回路と、この輝度信号・色信号分離回路で分離され
る輝度信号の高調波成分をローパスフィルタで除去し、
この入力側と出力側にD/A変換器とA/D変換器をそれぞれ
有する折返し成分除去手段と、この折返し成分除去手段
が出力する輝度信号を走査線補間等の高画質処理する輝
度信号処理回路と、前記輝度信号・色信号分離回路で分
離される色信号を色差信号に復調するクロマデコーダ
と、このクロマデコーダが出力する色差信号のクロック
周波数を変換するクロック周波数変換回路と、このクロ
ック周波数変換回路が出力する色差信号を走査線補間等
の高画質処理する色差信号処理回路とを備え、前記輝度
信号・色信号分離回路及び前記クロマデコーダにはカラ
ーバースト信号に位相ロックしたクロックを供給し、前
記輝度信号処理回路及び前記色差信号処理回路には水平
同期信号に位相ロックしたクロックを供給したものであ
る。
[作用] 第1の発明によれば、輝度信号・色信号分離回路をア
ナログ回路で構成するため、輝度信号系には折返し成分
を除去する手段を設ける必要がなく、回路規模が小さく
て済む色信号系にのみクロック周波数変換回路を設けれ
ばよいため回路全体の回路規模が小さくなる。
第2の発明によれば輝度信号・色信号分離回路をディ
ジタル回路で構成するので輝度信号系にも折返し成分を
除去する手段が必要であり、これをアナログのローパス
フィルタによって折返し成分を除去するためクロック周
波数変換回路を使用する場合に較べて回路規模か小さく
て済み、回路全体の回路規模が小さくなる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。第1
図には本発明の第1実施例を示す映像信号処理回路の回
路ブロック図が示されている。第1図において、入力端
子tにはアナログ信号のコンポジット映像信号が入力さ
れ、このコンポジット映像信号が輝度信号・色信号分離
回路1に導かれている。輝度信号・色信号分離回路1は
アナログ処理にて輝度信号Yと色信号Cを分離し、輝度
信号YはA/D変換器2を介して輝度信号処理回路3に導
かれている。輝度信号処理回路3は走査線補間回路と時
間圧縮回路とを有し、従来例と同様の高画質化処理を行
う。又、分離された色信号CはA/D変換器4を介してク
ロマデコーダ5に導かれる。クロマデコーダ5は色信号
Cを色差信号I,Q(又はR−Y,B−Y)に色復調し、この
回路は従来例と同様にディジタル回路で構成されるため
高精度に色復調処理できる。色復調で得られた色差信号
I,Qは従来例を示す第4図の回路ブロック図面と同様に
クロック周波数変換回路6、走査線補間回路と時間圧縮
回路から成る色差信号処理回路7の順に導かれる。各信
号処理回路3,7以後の回路構成については従来例と同様
であるため図面に同一の符号を付してその説明を省略す
る。
一方、クロック発生回路8は従来例のもの8と同様に
構成され、カラーバースト信号SCに位相ロックしたクロ
ックCLKCをA/D変換器4、クロマデコーダ5及びクロッ
ク周波数変換回路6に供給する。他のクロック発生回路
9も従来のもの9と同様に構成され、水平同期信号HDに
位相ロックしたクロックCLKCを輝度信号系のA/D変換器
2、輝度信号処理回路3、D/A変換器12−1に供給する
と共に色信号系のクロック周波数変換回路6、色差信号
処理回路7、D/A変換器12−2,12−3に供給する。
上記構成において、輝度信号・色信号分離回路1で分
離された輝度信号の高画質化処理を行う輝度信号処理回
路3には最も適した水平同期信号HDに位相ロックしたク
ロックCLKHを供給し、又、色信号系のクロマデコーダ5
には最も適したカラーバースト信号SCに位相ロックした
クロックCLKCを、色差信号処理回路7には最も適した水
平同期信号HDに位相ロックしたクロックCLKHをそれぞれ
供給するため、良好な高画質化処理が行われる。そし
て、輝度信号・色信号分離回路1はアナログ処理のため
分離された輝度信号には高調波(折返し)成分が含まれ
ず折返し成分を除去する手段が不要であり、又、色信号
系の高調波(折返し)成分はクロック周波数変換回路6
を用いて除去されており、クロック周波数変換回路6は
色差信号の周波数帯域が狭いためフィルタの次数及び位
相検出の精度が共に低くてよく回路規模が小さいもので
足り、以上より回路全体を非常に小規模に構成できる。
第2図には本発明の第2実施例を示す映像信号処理回
路の回路ブロック図が示されている。第2図において、
入力端子tにはアナログ信号のコンポジット映像信号が
入力され、このコンポジット映像信号がA/D変換器10に
導かれている。A/D変換器10でコンポジット映像信号が
ディジタル信号に変換されて輝度信号・色信号分離回路
1に導かれている。輝度信号・色信号分離回路1をディ
ジタル処理にて輝度信号Yと色信号Cを分離し、輝度信
号は折返し成分除去手段11に導かれている。折返し成分
除去手段11はローパスフィルタ11aの入力側と出力側にD
/A変換器11bとA/D変換器11cをそれぞれ有して構成され
たアナログ処理によって高調波(折返し)成分を除去す
る。この折返し成分除去手段11を通った輝度信号は輝度
信号処理回路3に出力され、輝度信号処理回路3の構成
及びこれ以後の構成は前記第1実施例と同様であるため
図面に同一符号を付してその説明を省略する。輝度信号
・色信号分離回路1で分離された色信号はディジタル信
号であるため直接クロマデコーダ5に導かれているが色
信号系の構成は前記第1実施例と同様であるため図面に
同一符号を付してその説明を省略する。一方、クロック
発生回路8のクロックは前記第1実施例の回路の他に輝
度信号・色信号分離回路1等にも供給され、他のクロッ
ク発生回路9のクロックは前記第1実施例と同じ回路に
供給されている。
上記構成において、第1実施例と同様にその回路に最
も適したクロックが供給されるため良好な高画質化処理
が行われる。そして、輝度信号・色信号分離回路1がデ
ィジタル処理のため分離された輝度信号にも高調波(折
返し)成分が含まれる。この高調波(折返し)成分をア
ナログ処理のローパスフィルタ11aによって除去するた
めクロック周波数変換回路を使用する場合に較べて回路
規模が小さくて済み、色信号系の高調波(折返し)成分
の除去には小規模で足るクロック周波数変換回路6を用
いるため、以上より回路全体を小規模に構成できる。
又、アナログ処理のローパスフィルタ11aを用いるため
信号の歪み等の不具合が発生する可能性があるが、従来
の如く輝度信号系と色信号系の双方に用いないためロー
パスフィルタ11aを用いることによる不具合を半減でき
る。さらに、この第2実施例はY,Cセパレート出力(S
端子出力)を付ける場合には非常に都合の良い回路であ
る。
[発明の効果] 以上述べたように第1の発明によれば、アナログ信号
のコンポジット映像信号を輝度信号及び色信号に分離
し、分離した輝度信号をディジタル信号に変換した後に
走査線補間等の高画質処理し、分離した色信号をディジ
タル信号に変換した後にクロマデコーダで色復調し、こ
の色差信号をクロック周波数変換回路を介して走査線補
間等の高画質処理するように構成したので、輝度信号系
には折返し成分を除去する手段を設ける必要がなく、色
信号系にのみクロック周波数変換回路を設けるため回路
規模を小さくできるという効果を奏する。また、第2の
発明によれば、ディジタル信号のコンポジット映像信号
を輝度信号及び色信号に分離し、分離した輝度信号をア
ナログ信号に戻しローパスフィルタを通して高調波成分
を除去し、再びディジタル信号に変換した後に走査線補
間等の高画質処理し、一方、分離した色信号をクロマデ
コーダで色復調し、この色差信号をクロック周波数変換
回路を介して走査線補間等の高画質処理するよう構成し
たので、輝度信号系には折返し成分を除去するためD/A
変換器、ローパスフィルタ及びA/D変換器を設けるがク
ロック周波数変換回路を使用する場合に較べて回路規模
が小さくてすみ、色信号系にのみクロック周波数変換回
路を設けるため回路全体として回路規模を小さくできる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例を示し、第1図は第
1実施例の映像信号処理回路の回路ブロック図、第2図
は第2実施例の映像信号処理回路の回路ブロック図であ
り、第3図乃至第7図は従来例を示し、第3図及び第4
図はそれぞれ映像信号処理回路の回路ブロック図、第5
図はクロック周波数変換回路の回路ブロック図、第6図
はクロック周波数変換の原理を示す図、第7図はデータ
サンプル数と振幅特性の関係を示す図である。 1……輝度信号・色信号分離回路、3……輝度信号処理
回路、5……クロマデコーダ、6……クロック周波数変
換回路、7……色差信号処理回路、11……折返し成分除
去回路、11a……ローパスフィルタ、11b……D/A変換
器、11c……A/D変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−89791(JP,A) 特開 平2−29178(JP,A) 特開 平1−108896(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 11/00 - 11/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号のコンポジット映像信号を輝
    度信号及び色信号に分離する輝度信号・色信号分離回路
    と、 この輝度信号・色信号分離回路で分離される輝度信号を
    ディジタル信号に変換した後に走査線補間等の高画質処
    理する輝度信号処理回路と、 前記輝度信号・色信号分離回路で分離される色信号をデ
    ィジタル信号に変換した後に色差信号に復調するクロマ
    デコーダと、 このクロマデコーダが出力する色差信号のクロック周波
    数を変換するクロック周波数変換回路と、 このクロック周波数変換回路が出力する色差信号を走査
    線補間等の高画質処理する色差信号処理回路とを備え、 前記クロマデコーダにはカラーバースト信号に位相ロッ
    クしたクロックを供給し、前記輝度信号処理回路及び前
    記色差信号処理回路には水平同期信号に位相ロックした
    クロックを供給したことを特徴とする映像信号処理回
    路、
  2. 【請求項2】ディジタル信号のコンポジット映像信号を
    輝度信号及び色信号に分離する輝度信号・色信号分離回
    路と、 この輝度信号・色信号分離回路で分離される輝度信号の
    高調波成分をローパスフィルタで除去し、この入力側と
    出力側にD/A変換器とA/D変換器をそれぞれ有する折返し
    成分除去手段と、 この折返し成分除去手段が出力する輝度信号を走査線補
    間等の高画質処理する輝度信号処理回路と、 前記輝度信号・色信号分離回路で分離される色信号を色
    差信号に復調するクロマデコーダと、 このクロマデコーダが出力する色差信号のクロック周波
    数を変換するクロック周波数変換回路と、 このクロック周波数変換回路が出力する色差信号を走査
    線補間等の高画質処理する色差信号処理回路とを備え、 前記輝度信号・色信号分離回路及び前記クロマデコーダ
    にはカラーバースト信号に位相ロックしたクロックを供
    給し、前記輝度信号処理回路及び前記色差信号処理回路
    には水平同期信号に位相ロックしたクロックを供給した
    ことを特徴とする映像信号処理回路。
JP24932690A 1990-09-19 1990-09-19 映像信号処理回路 Expired - Fee Related JP2964595B2 (ja)

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