JP2511993Y2 - ケ―ブルの吊下げ装置 - Google Patents

ケ―ブルの吊下げ装置

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JP2511993Y2
JP2511993Y2 JP1989123192U JP12319289U JP2511993Y2 JP 2511993 Y2 JP2511993 Y2 JP 2511993Y2 JP 1989123192 U JP1989123192 U JP 1989123192U JP 12319289 U JP12319289 U JP 12319289U JP 2511993 Y2 JP2511993 Y2 JP 2511993Y2
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JP
Japan
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cable
flange
insertion hole
sleeve
insulating block
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JP1989123192U
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JPH0363023U (ja
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英二 江口
義雄 清野
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高層ビル等の建築物内に立ち上げ布設され
るケーブルを上端で吊下げ支持するケーブルの吊下げ装
置に関するものである。
〔従来技術〕
一般に高層ビル等で各階に給電する場合には、ケーブ
ルを垂直に立ち上げ布設し、そのケーブルから分岐線を
引き出して各階への給電を行っている。このような給電
方法においては、ケーブルの上端部を吊下げ装置で吊下
げ支持する必要がある。
従来のゲーブル吊下げ装置としては、実公昭55-14029
号公報に記載されているようなものが公知である。この
吊り下げ装置は、中心部にフック棒が固定され、かつ周
辺部に複数個の穴が形成された吊り金具本体と、この吊
り金具本体の穴に上端側が挿通されたスリーブと、この
スリーブの上端側に螺合され、スリーブが穴から抜け落
ちるのを防止するナットと、スリーブの下端側に圧縮接
続されたケーブルとからなるものである。
〔課題〕 しかしながら上記構成の吊下げ装置は、スリーブの下
端側にケーブルを圧縮接続し、スリーブの上端側を吊り
金具本体に挿通して支持させる構成であるため、比較的
長いスリーブが必要であり、全体が大型化し、コスト高
になるという問題があった。また実使用に際してはスリ
ーブの上端側を絶縁処理する必要があり、従来は現場に
おいて絶縁テープを巻き付けて絶縁処理していたが、こ
の絶縁処理作業がきわめて面倒であるという問題があっ
た。さらに絶縁処理終了後、その絶縁処理部を保護する
ため吊下げ部全体を保護金具で覆う必要があり、この保
護金具を用いるため、さらに大型化し、コスト高になる
欠点がある。
〔課題の解決手段とその作用〕
本考案は、上記のような課題を解決したケーブルの吊
下げ装置を提供するもので、その構成は、吊下げ部とモ
ールド絶縁ブロックとからなり、前記吊下げ部は、中心
部に吊下げ棒が取り付けられ、かつ周辺部にケーブル挿
通孔が形成されたフランジと、そのフランジのケーブル
挿通孔に挿通されたケーブル端部に取り付けられ、ケー
ブル端部がケーブル挿通孔から抜け落ちるのを防止する
ケーブル固定具とからなり、前記モールド絶縁ブロック
は、前記吊下げ部を埋め込むように形成されていること
を特徴とするものである。
この吊下げ装置は、フランジのケーブル挿通孔に直接
ケーブル端部を挿通し、そのケーブル端部にケーブル固
定具を取り付けるので、従来使用していた長いスリーブ
を省略することができ、コスト安になる。また吊下げ部
をモールド絶縁ブロックで埋め込んでしまうので、現場
での絶縁処理が不要になり、絶縁処理部の信頼性が著し
く向上すると共に、保護金具も必要なくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図−1および図−2を参照
して詳細に説明する。
符号1は吊下げ部で、フランジ2と、吊下げ棒3と、
ケーブル固定具4とから構成されている。フランジ2は
鉄またはアルミ等の金属で製作された円板状のもので、
その中心部には吊下げ棒3が取り付けられている。この
吊下げ棒3は、上端にフック部(図示せず)を有し、下
端部に雄ねじ部5を有している。吊下げ棒3の下端部は
フランジ2の中心部を貫通しており、雄ねじ部5には抜
け止め用のナット6が螺着されている。またフランジ2
の周辺部には複数のケーブル挿通孔7が形成されてお
り、この挿通孔7にはケーブル8の上端部が挿通されて
いる。
ケーブル固定具4は、ケーブル8の上端部に取り付け
られ、フランジ2のケーブル挿通孔7に挿通したケーブ
ル8が抜け落ちるのを防止するためのものである。実施
例におけるケーブル固定具4は、絶縁スリーブ9と、座
金10と、金属筒体11とから構成されている。
絶縁スリーブ9は、その内径がケーブル8を挿通でき
る大きさに形成され、下部外径がケーブル挿通孔7に嵌
合する大きさに形成され、上部外径がケーブル挿通孔7
より大きく形成されている。したがって絶縁スリーブ9
は、その下部をケーブル挿通孔7に嵌合すると、上部が
フランジ2の上面に引っ掛かる状態になる。この絶縁ス
リーブ9は、ケーブル8が直接フランジ2に接触しない
ようにするためのものである。座金10は絶縁スリーブ9
の上面に設置されるもので、その内径は絶縁スリーブ9
の内径と同等になっている。また金属筒体11はケーブル
8の上端の絶縁被覆を剥いで露出させた導体に圧縮によ
り固定されるもので、その外径はケーブル挿通孔7の内
径より大きく形成されている。
したがって図−2に示すようにケーブル8の上端部を
フランジ2のケーブル挿通孔7、絶縁スリーブ9および
座金10に通して、ケーブル8の導体に金属筒体11を圧縮
固定し、絶縁スリーブ9をケーブル挿通孔7に嵌合する
と、ケーブル8はフランジ2から引き抜けなくなる。
以上のように構成された吊下げ部1はモールド絶縁ブ
ロック12の中に埋め込まれている。このモールド絶縁ブ
ロック12は予め工場においてモールド成形によって形成
されるものである。モールド絶縁ブロック12の材料とし
てはポリ塩化ビニル等を使用することができる。モール
ド絶縁ブロック12の上端部と吊下げ棒3との境には、そ
の両者に跨がるように防水テープを巻き付けること等に
より防水処理層13を設けておくことが好ましい。
なおフランジと吊下げ棒の結合構造や、ケーブル固定
具の構造等は、上記実施例に限定されるものではない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ケーブルの上端
部をフランジのケーブル挿通孔に通し、その上端部にケ
ーブル固定具を取り付けてケーブルを吊り下げるように
したので、構造が簡単で、上下方向の長さが短く、小型
で、安価な吊下げ装置を得ることができる。また吊下げ
部をモールド絶縁ブロック内に埋め込んであるため、現
場での絶縁処理が不要になると共に、絶縁処理部の信頼
性が格段に向上する。さらにモールド絶縁ブロックで吊
下げ部を保護できるので、保護金具を必要とせず、ケー
ブル吊下げ装置をよりコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
図−1は本考案の一実施例に係るケーブル吊下げ装置の
断面図、図−2は同吊下げ装置の分解斜視図である。 1:吊下げ部、2:フランジ、3:吊下げ棒、4:ケーブル固定
具、7:ケーブル挿通孔、8:ケーブル、12:モールド絶縁
ブロック

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊下げ部とモールド絶縁ブロックとからな
    り、前記吊下げ部は、中心部に吊下げ棒が取り付けら
    れ、かつ周辺部にケーブル挿通孔が形成されたフランジ
    と、そのフランジのケーブル挿通孔に挿通されたケーブ
    ル端部に取り付けられ、ケーブル端部がケーブル挿通孔
    から抜け落ちるのを防止するケーブル固定具とからな
    り、前記モールド絶縁ブロックは、前記吊下げ部を埋め
    込むように形成されていることを特徴とするケーブルの
    吊り下げ装置。
JP1989123192U 1989-10-23 1989-10-23 ケ―ブルの吊下げ装置 Expired - Lifetime JP2511993Y2 (ja)

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JPH0363023U JPH0363023U (ja) 1991-06-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58335Y2 (ja) * 1977-03-24 1983-01-06 タツタ電線株式会社 ケ−ブル引留装置
JPS6016799Y2 (ja) * 1978-07-13 1985-05-24 株式会社小松製作所 リバ−シブルフアン装置
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JPS62188926U (ja) * 1986-05-22 1987-12-01

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