JP2511969Y2 - 高張力ケ―ブル用引留クランプ - Google Patents

高張力ケ―ブル用引留クランプ

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JP2511969Y2
JP2511969Y2 JP1993036915U JP3691593U JP2511969Y2 JP 2511969 Y2 JP2511969 Y2 JP 2511969Y2 JP 1993036915 U JP1993036915 U JP 1993036915U JP 3691593 U JP3691593 U JP 3691593U JP 2511969 Y2 JP2511969 Y2 JP 2511969Y2
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cable
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arm
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茂夫 生野
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Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はケーブルの引き留めク
ランプに係るもので、詳しくは6600V高圧配電線路
等における無停電工事の際に、バイパスケーブルを一時
的に引き留めるクランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、高張力ケーブル用引き留めクラ
ンプとしては、図3及び図4に示すように、クランプ本
体10に、半割りの楔20を装着してなる引き留めクラ
ンプにおいて、楔20間にバイパスケーブル(図3では
仮想点線で示している)を噛ませて、支持金具30を矢
印の方向に引っ張り、引き留めていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べた構
造の引き留めクランプでは、楔20が半割りになり、分
割されているので、ケーブルを装着する際に、楔20の
部分を両手できつく押さえ付け、楔20をケーブルのシ
ースに少し食い込ませた状態で張力を加えなければ、ケ
ーブルがすベりクランプに固定させることができないと
いう問題点があった。
【0004】また、無停電工事は殆どが柱上作業になる
ので、楔を両手で押さえ付ける作業は不可能に近く、片
手で押さえ付ける場合でも、不安全作業になり、熟練者
であっても作業がやりにくいという問題点があった。
【0005】さらに、無停電工事終了後、ケーブルをク
ランプからはずす際に、楔がケーブルシースにきつく食
い込んでいるので、ハンマー等で楔をたたかないとはず
れないという問題点があり、これらの問題点を有しない
構造の高張力ケーブル用引留クランプが要望されてい
た。この考案はこのような要望に応え、ケーブルの着脱
が簡単、かつ確実に行なえる高張力ケーブル用引留クラ
ンプの提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上部にケーブル把持溝を
有するクランプ本体の基部に適宜間隔を置いて複数個の
アームの下端を回転自在に枢着し、ケーブル引き留め方
向とは反対方向に適宜角度傾斜させた各アームの上端を
同じ間隔を置いて、一端にフック金具を装着し、上端に
ケーブル把持溝を有する締め付け金具の下端に回転自在
に取り付け、常時は締め付け金具が所定の締め代を保っ
て上方に位置するように、前記枢着部で各アームの下端
とクランプ本体の基部とをスプリングで連結するのであ
る。
【0007】
【作用】締め付け金具の移動はアームにより拘束され、
常時はスプリングの作用で、所定の締め代を保って上方
に位置しているが、フック金具をケーブル引き留め方向
とは反対方向に親指等で押すと、アームが回転し、締め
付け金具が下側に平行的に下がり、ケーブルの装着が可
能なように開口する。
【0008】この状態で、ケーブルをクランプ本体のケ
ーブル把持溝と締め付け金具のケーブル把持溝の間に装
着し、フック金具に加えていた押圧力を解くと、締め付
け金具は、スプリングの作用で自動的に上側に押し上げ
られ、ケーブルシースを把持する。ついで、牽引ロープ
を引っ張ると、締め付け金具はさらに上側に押し上げら
れ、ケーブルシースを強く把持し、すべりはなくなる。
【0009】
【実施例】この考案の実施の一例を図1及び図2につい
て説明すると、上部にケーブル把持溝1を有するクラン
プ本体2の基部にアーム3,3’の下端を間隔(D)を
置いて回転自在に枢着する。アーム3、3’は、図2に
示すように、矢印で示したケーブル引き留め方向とは反
対方向に傾斜している。アーム3、3’の上端を、アー
ム3、3’の下端と同じ間隔(D)を置いて、一端にフ
ック金具4を装着し、上端にケーブル把持溝5を有する
締め付け金具6の下端に、回転自在に取り付け、常時は
締め付け金具6が所定の締め代tを保って上方に位置す
るように、前記枢着部でアーム3、3’の下端とクラン
プ本体2の基部とをスプリング7で連結されている。な
お、8は牽引ロープである。
【0010】クランプ本体2や締め付け金具6の材質
は、軽さの点からアルミ合金が好ましい。使用しない常
時には、スプリング7のバネ力に余力を残して、締め付
け金具6に所定の締め代tを保持させておく方法にはい
ろいろなものがあるが、例えば、締め付け金具6とクラ
ンプ本体2の一部を部分的にタッチさせバネ力の余力を
受け止めさせるというやり方が簡単である。また、締め
代tと同じ厚さのスペーサを装着しておいてもよい。
【0011】実施に際しては、まず、図1においてフッ
ク金具4を親指で軽く右側に押すと、アーム3、3’が
回転し、図5に示すように、締め付け金具6が下側に下
がり、ケーブルを装着できる程度に開口する。ついで、
ケーブル9をその開口部からケーブル把持溝5に装着
し、親指をフック金具4から離すと、アーム3、3’は
スプリング7のバネ力で前とは逆方向に回転し、締め付
け金具6を上側に自動的に押し上げ、クランプ本体2の
ケーブル把持溝1と締め付け金具6のケーブル把持溝5
との間に把持する。ついで、牽引ロープ8を左方向に引
っ張ると、締め付け金具6が左方向に引っ張られ、アー
ム3、3’を左方向に引起し、図6に示すように、締め
付け金具6を上方へ押し上げ、ケーブルを強く把持す
る。なお、締め代tは、ケーブル9を締め過ぎ、絶縁被
覆やシースを破損しないようにセットしているもので、
締め代tがゼロになるまで、一杯に締めると、締め付け
金具6は、それ以上上方へは押し上げられないから、ケ
ーブル9を締め過ぎるということはない。締め代tがほ
ぼゼロになったとき、絶縁被覆やシースを破損しない適
正な締め付けができるのである。
【0012】工事終了後、ケーブル9をクランプからは
ずす場合には、フック金具4を親指で軽く右側に押す
と、アーム3、3’が回転し、締め付け金具6が下側に
下がるので、容易にはずすことができる。
【0013】
【効果】この考案は上述のように構成されているので、
次のような効果を発揮する。
【0014】従来のように、両手若しくは片手で強く楔
を押圧する作業がなく、軽く親指等でフック金具を押
し、ケーブル装着後は、親指等を離すだけでよいので、
柱上作業であっても、容易にケーブルを装着できる。
【0015】牽引ロープを引くと、アームが回転し、着
実に締め付け金具を押し上げ、ケーブル被覆を破損させ
ることがない適切な締付力で締め付けることができるの
で、従来のようなすベりが生じない。
【0016】作業後、ケーブルをクランプからはずす際
には、軽く親指等でフック金具を押すだけでよいので、
従来に比し作業が簡単になる。この考案は以上のような
効果を発揮し、その工業的利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の一例を示す正面図である。
【図2】この考案の実施の一例を示す右側面図である。
【図3】従来の実施例を示す正面図である。
【図4】従来の実施例を示す右側面図である。
【図5】フック金具を右方向に押した状態を示す正面図
【図6】牽引ロープ8を左方向に引っ張った状態を示す
正面図
【符号の説明】
1 ケーブル把持溝 2 クランプ本体 3 アーム 3’アーム 4 フック金具 5 ケーブル把持溝 6 締め付け金具 7 スプリング 8 牽引ロープ 9 ケーブル 10 従来のクランプ本体 20 楔 30 支持金具 t 締め代 D 間隔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル引き留め方向とは反対方向に適宜
    角度傾斜させたアーム(3,3’)の下端を、上部にケ
    ーブル把持溝(1)を有するクランプ本体(2)の基部
    に、間隔(D)を置いて回転自在に枢着し、前記アーム
    (3,3’)の上端を、一端にフック金具(4)を装着
    し、上端にケーブル把持溝(5)を有する締め付け金具
    (6)の下端に、前記間隔(D)と同じ間隔を置いて、
    回転自在に取り付け、常時は締め付け金具(6)が所定
    の締め代(t)を保つて上方に位置するように、前記枢
    着部でアーム(3,3’)の下端とクランプ本体(2)
    の基部とをスプリング(7)で連結したことを特徴とす
    る高張力ケーブル用引留クランプ
JP1993036915U 1993-06-10 1993-06-10 高張力ケ―ブル用引留クランプ Expired - Fee Related JP2511969Y2 (ja)

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JPH073217U JPH073217U (ja) 1995-01-17
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DE2460147C2 (de) * 1974-12-19 1983-05-05 Ibm Deutschland Gmbh, 7000 Stuttgart Anordnung zur Dekomprimierung komprimierter Information für aus schwarzen und weißen Bereichen zusammengesetze darzustellende Zeichen
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JPH0736416Y2 (ja) * 1990-12-10 1995-08-16 九州電力株式会社 張線器

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