JP2003284228A - 引込線引留具 - Google Patents

引込線引留具

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JP2003284228A
JP2003284228A JP2002079532A JP2002079532A JP2003284228A JP 2003284228 A JP2003284228 A JP 2003284228A JP 2002079532 A JP2002079532 A JP 2002079532A JP 2002079532 A JP2002079532 A JP 2002079532A JP 2003284228 A JP2003284228 A JP 2003284228A
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JP
Japan
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nut
wire
messenger wire
screw shaft
hook
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Application number
JP2002079532A
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English (en)
Inventor
Kenichi Washino
賢一 鷲野
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Kinki Denki Co Ltd
Original Assignee
Kinki Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量であり、製造コストを軽減できるととも
に、工具なしで取着でき、高所作業の危険もなく、メッ
センジャーワイヤーを傷付けるおそれがないなどの利点
を備えた引込線引留具を提供する。 【解決手段】 基板部4の前後面にフック5と螺子軸6
を一体に形成した合成樹脂製の留具本体1と、該螺子軸
に螺合するナット2と、前記フックに掛け留められる吊
具3とからなり、前記螺子軸の基部を刳るような形態に
切込9を形成するとともに前記基板部に該切込と相対す
る突起11を形成することにより該切込の内面と該突起
の対向面とで略V字形の座部12が形成されるように
し、該座部にメッセンジャーワイヤー16を定置して前
記ナットを締め付け該メッセンジャーワイヤーを緊縛す
ることで該留具本体が該メッセンジャーワイヤーに取着
されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ケーブル等の引
込線を家屋等に引き込むに際し、電柱間に架設されたメ
ッセンジャーワイヤーに該引込線を引留するための引留
具の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から電線,電話線等の引込線を家屋
等に引き込むに際して使用されている引込線引留金具
は、鋼鉄をプレス加工して製作されたものであって、製
造コストが掛るものであった。
【0003】また従来の引留金具は鋼鉄製の重いもので
あり、電柱間に架設されたメッセンジャーワイヤーに道
路際での高所作業によって取着されるが、その際にナッ
トをレンチ,スパナ等の工具で締付けねばならないた
め、ナットや工具、或いは金具自体を誤って落下させ、
通行人に危害を及ぼすおそれがあった。
【0004】また、従来の引留金具は上記ナットを締め
付けることによりメッセンジャーワイヤーを一対の鋼板
部間に挟着するものであったので、きつく締め付けない
とナットが緩むおそれがあり、そのためにも上記工具が
必要であった。しかしまた工具により上記ナットをきつ
く締め付けると、メッセンジャーワイヤーの錆止用亜鉛
メッキや被覆をはがしてしまうおそれがあるという問題
もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、軽量
であり、製造コストを軽減できるとともに、工具なしで
ナットを締め付けでき、上記のような作業上の危険がな
く、メッセンジャーワイヤーを傷付けるおそれもないな
ど、種々の優れた特質を持つ引込線引留具を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
引込線引留具は、基板部の前後面にフックと螺子軸を一
体に形成した合成樹脂製の留具本体と、該螺子軸に螺合
するナットと、前記フックに掛け留められる吊具とから
なり、前記螺子軸の基部を刳るような形態に切込を形成
するとともに前記基板部に該切込と相対する突起を形成
することにより該切込の内面と該突起の対向面とで略V
字形の座部が形成されるようにし、該座部にメッセンジ
ャーワイヤーを定置して前記ナットを締め付け該メッセ
ンジャーワイヤーを緊縛することで該留具本体が該メッ
センジャーワイヤーに取着されるようにしたことを特徴
とする。また本発明は上記引込線引留具において、螺子
軸の先端部にナットの抜止防止手段を設けたことを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は本発明に係る留具本体1とナッ
ト2と吊具3とを示した斜視図、図2はその留具本体1
とナット2の分解斜視図、図3は留具本体1とナット2
の側面図、図4は図3のA−A線断面図である。留具本
体1は、基板部4の前面にフック5が一体に形成され、
後面には螺子軸6が一体に形成された合成樹脂製のもの
で、該フック5は上部に開口7を有する鉤状に形成され
ている。また螺子軸6は外径20mmで外周に螺子溝が
一体に形成され、両側部には肉盗みのための溝8が形成
され、また、該螺子軸6の基部を刳るような形態に切込
9を形成している。なお、10は後述する抜止用ピン1
9を差し込むために螺子軸6の先端部側面に穿設された
差込孔である。また、11は基板部4の前記切込9と相
対する部位に形成された突起で、該切込9の内面と該突
起11の対向面とで略V字形の座部12が形成されるよ
うにしている。
【0008】また、ナット2は螺子軸6に螺合するもの
で、合成樹脂によって鍔部13が一体に成形され、外周
は多角形に形成されたものである。また、吊具3は金属
ワイヤーをヘヤピン状に曲げ加工し環状部14を形成す
るとともに、その両端部を外方に曲げ一対のカール状の
引掛部15を形成している。
【0009】図5に示したように、電柱間に架設された
メッセンジャーワイヤー16に留具本体1を取着するに
際しては、図3に示したように座部12に該メッセンジ
ャーワイヤー16を定置し、ナット2を締め付ける。こ
れにより該メッセンジャーワイヤー16は該ナットによ
って切込9の内面と該突起11の対向面に押し付けら
れ、3点で緊縛される。そして、座部12は略V字形に
形成されていることから、そのクサビ効果によってメッ
センジャーワイヤー16を強力に緊縛できるとともに、
図3に破断線で示したように太径のメッセンジャーワイ
ヤーでも細径のメッセンジャーワイヤーでも確実に緊縛
し得る。
【0010】しかも、この締め付け時にはメッセンジャ
ーワイヤー16からの反力によってナット2に偏荷重が
掛かり該ナットを傾かせるように作用するので螺子軸6
の螺子溝面とナットの螺子溝面との摩擦抵抗が増すとと
もに、螺子軸6に常に捻りモーメントが掛かる。このた
めナット2の緩みが防止される。
【0011】また、留具本体1は合成樹脂製であること
から必要な強度を保持するために従来の金属製のボルト
よりも螺子軸6が太径に形成されナット2もそれに応じ
て外経が大きいものとなり得るので、該ナット2を締め
付けるのにさほどトルクを要さず、作業者が手で容易に
掴んで締め付けできるようになる。このため、スパナ等
の工具によりナットが過剰に締め付けられることなく、
従来の金属製ナットより柔軟であることと相俟って、メ
ッセンジャーワイヤー16を傷付けるおそれがなくメッ
キや被覆のはがれが防止される。
【0012】また、ナット2を締め付けるのに工具を要
しないので、作業が著しく容易になるとともに、工具を
落下させる危険性もない。また、留具本体1が合成樹脂
製であることは、従来の引留金具よりも大幅に軽量(重
量約40g)にできるので、留具本体1自体を誤って落
下させても危害を及ぼすおそれは少ない。
【0013】そして、開口7より環状部14を通すこと
でフック5に吊具3を係合するとともに、該吊具3の引
掛部15に光ケーブル等の引込線17に設けられている
テンションメンバー18を巻回係止することにより、該
引込線17が家屋等に引き込まれるようになる。
【0014】前記差込孔11にはナット2を螺子軸6に
螺合した後、予め抜止用ピン19が差し込まれる。これ
により、ナット2を緩み方向に回しすぎても螺子軸6か
ら該ナットが外れるようなことなく、該ナットが誤って
落下するのを防止できる。
【0015】なお、上記抜止用ピン19は、ナットを螺
合した後に差し込むものであるが、螺子軸6の先端部に
ナット2の内径より少しだけ大きめの部分を成形してお
き、ナット2を螺合しようとする際にその部分を弾性変
形させることで、抜止防止手段とすることも可能であ
る。
【0016】また上記吊具3は金属ワイヤーによって形
成したが、合成樹脂や金属によって成形したものを使用
することもできることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】このように本発明に係る引込線引留具
は、合成樹脂製の留具本体の螺子軸の基部を刳るような
形態に切込を形成するとともに、該留具本体の基板部に
該切込と相対する突起を形成することにより該切込の内
面と該突起の対向面とで略V字形の座部を形成し、該座
部にメッセンジャーワイヤーを定置してナットを締め付
け該メッセンジャーワイヤーを緊縛するものであるの
で、軽量であり、製造コストを軽減できることは勿論、
スパナ等の工具を要さず手で容易にナットを締め付けら
れ、メッセンジャーワイヤーを傷付けるおそれもなく安
全にしかも確実に留具本体をメッセンジャーワイヤーに
取着できるようにする顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る引込線引留具の斜視図。
【図2】図1の引込線引留具の分解斜視図。
【図3】図1の引込線引留具の側面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】本発明に係る引込線引留具の使用状態を示した
斜視図。
【符号の説明】
1 留具本体 2 ナット 3 吊具 4 基板部 5 フック 6 螺子軸 9 切込 11 突起 12 座部 16 メッセンジャーワイヤー 17 引込線 19 抜止用ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板部の前後面にフックと螺子軸を一体
    に形成した合成樹脂製の留具本体と、該螺子軸に螺合す
    るナットと、前記フックに掛け留められる吊具とからな
    り、前記螺子軸の基部を刳るような形態に切込を形成す
    るとともに前記基板部に該切込と相対する突起を形成す
    ることにより該切込の内面と該突起の対向面とで略V字
    形の座部が形成されるようにし、該座部にメッセンジャ
    ーワイヤーを定置して前記ナットを締め付け該メッセン
    ジャーワイヤーを緊縛することで該留具本体が該メッセ
    ンジャーワイヤーに取着されるようにしたことを特徴と
    する引込線引留具。
  2. 【請求項2】 螺子軸の先端部にナットの抜止防止手段
    を設けた請求項1に記載の引込線引留具。
JP2002079532A 2002-03-20 2002-03-20 引込線引留具 Pending JP2003284228A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009158456A (ja) * 2007-12-05 2009-07-16 Toyota Motor Corp 燃料電池
JP2010169117A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Osaka Coat Rope Kk 架線用吊金具
JP2016021830A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 近畿電機株式会社 引込線引留具
JP2016021831A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 近畿電機株式会社 引込線係留構造
CN105317926A (zh) * 2014-07-28 2016-02-10 梁曦 一种用于弹力绳带的绳带扣
JP2016067091A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 近畿電機株式会社 引込線引留工法

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