JP2940868B1 - 通信ケーブルの分岐部用クランプ装置 - Google Patents

通信ケーブルの分岐部用クランプ装置

Info

Publication number
JP2940868B1
JP2940868B1 JP10171236A JP17123698A JP2940868B1 JP 2940868 B1 JP2940868 B1 JP 2940868B1 JP 10171236 A JP10171236 A JP 10171236A JP 17123698 A JP17123698 A JP 17123698A JP 2940868 B1 JP2940868 B1 JP 2940868B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving groove
cable
branch
main
cable receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10171236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000013973A (ja
Inventor
志朗 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takigen Manufacturing Co Ltd filed Critical Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP10171236A priority Critical patent/JP2940868B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2940868B1 publication Critical patent/JP2940868B1/ja
Publication of JP2000013973A publication Critical patent/JP2000013973A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 分岐ケーブルの接合部側では負担しきれない
引張り荷重を主ケーブルの接合部側に代替負担させ、分
岐部全体としての引張り強度を必要レベルに維持できる
クランプ装置を提供する。 【解決手段】 主ケーブル用受溝2と分岐ケーブル用受
溝4をベース8に設け、主ケーブル用受溝9と分岐ケー
ブル用受溝10をカバー14に設け、ベース8とカバー
14を連結リング15で連結し、各受溝の断面を略半楕
円形状に形成し、ベース8の中心線上の螺子孔7に締付
け用ボルト16をねじ込んで、主ケーブル1と分岐ケー
ブル3を結合一体化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、通信ケーブルの
分岐部において使用されるクランプ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】 通信ケーブルは適所に配置した分岐タ
ーミナルボックスを介して主ケーブルと分岐ケーブルに
分岐されていくのであるが、構造上の制約などによっ
て、分岐ターミナルボックスと主ケーブルとの接合部に
比較して、分岐ターミナルボックスと分岐ケーブルとの
接合部は引張り強度において小さいものとなっている。
通信ケーブルが風圧や着雪などのために切断され、通信
回線網の致命的なダウンを引き起こさないようにするた
めに、ケーブル分岐部の引張り強度の増強策が種々提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、分岐ケー
ブルを主ケーブルに結合一体化することによって、分岐
ケーブルの接合部側では負担しきれない引張り荷重を主
ケーブルの接合部側に代替負担させ、分岐部全体として
の引張り強度を必要レベルに的確に維持できるクランプ
装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の通信ケーブルの分
岐部用クランプ装置は、連結リング15で相互に開閉可
能に連結されたベース8とカバー14の間に主ケーブル
1と分岐ケーブル3を挟み込み、締付けボルト16によ
って締付け固定するものである。ベース8の片面8aの
主体部分には、主ケーブル1が嵌め込まれる略半楕円形
状断面の主ケーブル用受溝2と分岐ケーブル3が嵌め込
まれる略半楕円形状断面の分岐ケーブル用受溝4を平行
に設け、片面8aの一方の端部には連結リング15が通
される連結孔5を設け、片面8aの他方の端部にガイド
孔6を設け、主ケーブル用受溝2と分岐ケーブル用受溝
4との間には締付け用螺子孔7を設ける。カバー14の
片面14aの主体部分には、主ケーブル1が嵌め込まれ
る略半楕円形状断面の主ケーブル用受溝9と分岐ケーブ
ル3が嵌め込まれる略半楕円形状断面の分岐ケーブル用
受溝10を平行に設け、片面14aの一方の端部には連
結リング15が通される連結孔11を設け、片面14a
の他方の端部にガイド突起12を設け、主ケーブル用受
溝9と分岐ケーブル用受溝10の間には抜止め用螺子孔
13を設ける。締付けボルト16の先端部には抜止め用
螺子孔13ないし締付け用螺子孔7にねじ込まれる雄螺
子部16aを設け、雄螺子部16aと頭部16c間の軸
部16bの直径を抜止め用螺子孔13と同等以下に設定
し、主ケーブル用受溝2,9と分岐ケーブル用受溝4,
10の内面をケーブル被覆に食い付く微細凹凸面2a,
9a,4,10aに形成する。なお、本発明で主ケーブ
ルおよび分岐ケーブルと言っているのは、一本の通信ケ
ーブルを二本に分岐させた場合において、それぞれを個
別的に説明する便宜上名付けたものに過ぎず、互いに入
れ換えることもできる。ベース8とカバー14の関係も
同様であり、ガイド孔6とガイド突起12を互いに置き
換えることもできる
【0005】このクランプ装置は通信ケーブルの分岐タ
ーミナルボックス17の主ケーブル接合部18と分岐ケ
ーブル接合部19に近接して設置される。ベース8とカ
バー14は連結リング15にて開放された状態で主ケー
ブル1と分岐ケーブル3に引掛けられ、ベース8の主ケ
ーブル用受溝2と分岐ケーブル用受溝4に各ケーブルの
片側が嵌め込まれ、カバー14の主ケーブル用受溝9と
分岐ケーブル用受溝10に各ケーブルの他側が嵌め込ま
れる。先端部の雄螺子部16aをカバー14の抜止め用
螺子孔13にねじ込んでおいた締付けボルト16をドラ
イバーなどの回転操作工具で回すことによって、雄螺子
部16aをベース8の締付け用螺子孔7へとねじ込む。
このねじ込みの開始に当たってカバー14のガイド突起
12はベース8のガイド孔6に挿入され、抜止め用螺子
孔13の延長線上に締付け用螺子孔7が来るように位置
合わせされる。
【0006】締付けボルト16の締込みが進行すると、
各ケーブルの合成樹脂被覆に各受溝の微細凹凸面が食い
込み、押し潰された合成樹脂被覆の一部が略半楕円形状
断面の受溝の余裕空間(二つの略半楕円形状が向き合わ
せられて形成された略楕円形状とケーブルの外周円形状
との差分)内に入り込む。これによって各ケーブルはそ
の全円周の80%から90%程度をベース8とカバー1
4によって挟み付けられることになる。締付け用螺子孔
7へのねじ込みに先行して、あるいはねじ込みの直後に
締付けボルト16の軸部16bが抜止め用螺子孔13の
ところにくるため、締付けボルト16はそれ以降はカバ
ー14に対して空転する。このようにしてクランプ装置
によって結合一体化された主ケーブル1と分岐ケーブル
3は引張り荷重を分散して受けることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、締付けボル
ト16はケーブルの長さ方向に沿って2個使用されてい
る。連結リング15はバネ鋼材を環曲させることによっ
て構成され、連結リング15は一端から開くことによっ
てベース8とカバー14の各連結孔5,11に通されて
いる。各受溝の微罪凹凸面2a,4a,9a,10aは
螺子山状に形成され、グリップ効果を高めている。締付
け用螺子孔7は主ケーブル用受溝2と分岐ケーブル用受
溝4から等距離のところに設けられ、主ケーブル1と分
岐ケーブル3に締付け力が均等に負荷されるようになっ
ている。締込みの最終段階では、締付けボルト16の雄
螺子部16aは締付け用螺子孔7に深くねじ込まれ、ベ
ース8の片面8aとカバー14の片面14aが互いに密
着するように寸法設定されている。
【0008】ベース8のガイド孔6とカバー14のガイ
ド突起12は先細りテーパー状に形成され、嵌め込みと
位置合わせを容易にしている。ベース3の主ケーブル用
受溝2の微細凹凸面2aと分岐ケーブル用受溝4の微細
凹凸面4aは各受溝の両端部分には形成されていない。
また、カバー14の主ケーブル用受溝9の微細凹凸面9
aと分岐ケーブル用受溝10の微細凹凸面10aは各受
溝の両端部分には形成されていない。そのため、端部分
においては主ケーブル1と分岐ケーブル3は一定範囲の
自由度があり、ケーブルを容易に湾曲させたりすること
ができる。
【0009】
【発明の効果】 以上のように本発明のクランプ装置
は、ベース8とカバー14の間に挟み込んだ主ケーブル
1と分岐ケーブル3を締付けボルト16によって締付け
るので、分岐ケーブル3が主ケーブル1に強固に結合一
体化されることになる。そのため、分岐ケーブル3の接
合部19側では負担しきれない引張り荷重は主ケーブル
1の接合部18側に代替負担されることになり、分岐部
全体としての引張り強度を必要レベルに維持するので、
風圧や着雪等による通信ケーブルの切断事故を防止する
ことができる。
【0010】本発明のクランプ装置では、ベース8とカ
バー14は連結リング15によって連結されており、ケ
ーブルに引掛けてから締付けボルト16をベース8の締
付け用螺子孔7に緩くねじ込むことによって、ケーブル
の長さ方向に沿って移動可能な状態であらかじめケーブ
ルに装着して置くことができ、高所作業中におけるクラ
ンプ装置の落下事故を防止することもできる。また、締
付け用ボルト16の脱落、紛失事故も防止できる。
【0011】ベース8の主ケーブル用受溝2と、分岐ケ
ーブル用受溝4、カバー14の主ケーブル用受溝9と分
岐ケーブル用受溝10の各断面が略半楕円形状であり、
押し潰された合成樹脂被覆の一部が各受溝の前記余裕空
間内に逃げ込むため、各ケーブルはその外周面の大部分
をベース8とカバー14によって挟み付けられることに
なり、微細凹凸面のグリップ効果と合わせて、主ケーブ
ル1と分岐ケーブル3は強固に結合一体化される。ま
た、ベース8のガイド孔7にカバー14のガイド突起1
2が嵌まることによって、締付け用螺子孔7への締付け
ボルト16のねじ込み作業が円滑に行われるとともに、
ベース8とカバー14が面方向に横ずれすることもな
く、クランプ効果が安定に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るクランプ装置を適用
した通信ケーブルの分岐部分の正面図である。
【図2】 該クランプ装置の正面図である。
【図3】 図1のA−A線断面図であり、締付け完了状
態を示している。
【図4】 該クランプ装置の締付け途中の状態を示す断
面図である。
【図5】 該クランプ装置のベースの正面図である。
【図6】 図5のB−B線断面図である。
【図7】 図5のC−C線断面図である。
【図8】 該クランプ装置のカバーの背面図である。
【図9】 図8のD−D線断面図である。
【図10】 図8のE−E線断面図である。
【図11】 該クランプ装置の締付けボルトの正面図で
ある。
【符号の説明】
1 主ケーブル 2 主ケーブル用受溝 3 分岐ケーブル 4 分岐ケーブル用受溝 5 連結孔 6 ガイド孔 7 締付け用螺子孔 8 ベース 9 主ケーブル用受溝 10 分岐ケーブル用受溝 11 連結孔 12 ガイド突起 13 抜止め用螺子孔 14 カバー 15 連結リング 16 締付けボルト 17 分岐ターミナルボックス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 7/00 - 7/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ケーブル1が嵌め込まれる略半楕円形
    状断面の主ケーブル用受溝2と分岐ケーブル3が嵌め込
    まれる略半楕円形状断面の分岐ケーブル用受溝4を片面
    8aの主体部分に平行に設け、片面8aの一方の端部に
    連結孔5を設け、片面8aの他方の端部にガイド孔6を
    設け、主ケーブル用受溝2と分岐ケーブル用受溝4との
    間に締付け用螺子孔7を設けたベース8と;主ケーブル
    1が嵌め込まれる略半楕円形状断面の主ケーブル用受溝
    9と分岐ケーブル3が嵌め込まれる略半楕円形状断面の
    分岐ケーブル用受溝10を片面14aの主体部分に平行
    に設け、片面14aの一方の端部に連結孔11を設け、
    片面14aの他方の端部にガイド突起12を設け、主ケ
    ーブル用受溝9と分岐ケーブル用受溝10の間に抜止め
    用螺子孔13を設けたカバー14と;ベース8の連結孔
    5とカバー14の連結孔11に通されてベース8とカバ
    ー14を相互に開閉可能に連結する連結リング15とか
    らなり、締付けボルト16の先端部に抜止め用螺子孔1
    3ないし締付け用螺子孔7にねじ込まれる雄螺子部16
    aを設け、雄螺子部16aと頭部16c間の軸部16b
    の直径を抜止め用螺子孔13と同等以下に設定し、主ケ
    ーブル用受溝2,9と分岐ケーブル用受溝4,10の内
    面をケーブル被覆に食い付く微細凹凸面2a,9a,
    4,10aに形成した通信ケーブルの分岐部用クランプ
    装置。
JP10171236A 1998-06-18 1998-06-18 通信ケーブルの分岐部用クランプ装置 Expired - Fee Related JP2940868B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10171236A JP2940868B1 (ja) 1998-06-18 1998-06-18 通信ケーブルの分岐部用クランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10171236A JP2940868B1 (ja) 1998-06-18 1998-06-18 通信ケーブルの分岐部用クランプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2940868B1 true JP2940868B1 (ja) 1999-08-25
JP2000013973A JP2000013973A (ja) 2000-01-14

Family

ID=15919577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10171236A Expired - Fee Related JP2940868B1 (ja) 1998-06-18 1998-06-18 通信ケーブルの分岐部用クランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2940868B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000013973A (ja) 2000-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4845814A (en) Wedge socket
US5163643A (en) Span clamp assembly
KR102104667B1 (ko) 전선케이블 고정클램프
US11749914B2 (en) Wedge cable connector
US4462141A (en) Flexible locking clamp used with tubular guard for linear body
JP2940868B1 (ja) 通信ケーブルの分岐部用クランプ装置
JP2001165245A (ja) 楔式ロープ留め装置
JP2003284228A (ja) 引込線引留具
JP3545990B2 (ja) 剛体電車線構造
JP3177476B2 (ja) 架空線用締結具
JPH0919038A (ja) 架空線用締結具
JP3531800B2 (ja) ケーブル引留装置
KR200154752Y1 (ko) 케이블 고정클램프
JPH089107Y2 (ja) ケーブルドラム用のケーブル固定具
KR200156698Y1 (ko) 가공지선 지지대
JP3615297B2 (ja) フランジ付ボルトの仮止め構造
KR920006929Y1 (ko) 지하 매설용 케이블 고정구
JP2901872B2 (ja) Dv線引留具
JP3605199B2 (ja) 線状体緊張金具
JP3274804B2 (ja) 金車通過型引留装置
JP2014143802A (ja) ケーブルの引留構造
JP3739366B2 (ja) 配管固定器具
JPH058755Y2 (ja)
JPH07317846A (ja) 索道ワイヤーの固定具
KR200461468Y1 (ko) 차량용 배터리 터미널

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees