JPH10126936A - 高張力バイパスケ−ブル用引留クランプ - Google Patents
高張力バイパスケ−ブル用引留クランプInfo
- Publication number
- JPH10126936A JPH10126936A JP29749796A JP29749796A JPH10126936A JP H10126936 A JPH10126936 A JP H10126936A JP 29749796 A JP29749796 A JP 29749796A JP 29749796 A JP29749796 A JP 29749796A JP H10126936 A JPH10126936 A JP H10126936A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- cable
- bypass cable
- high tension
- arms
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業中に衝撃力がかかっても、クランプ部で
すべり、離脱することがない高張力バイパスケ−ブル用
引留めクランプの提供 【解決手段】上部にケ−ブル把持溝1を有するクランプ
本体2の基部に、くの字状のア−ム3、3’の屈曲部を
間隔を置いて、回転自在に軸支4し、ア−ム3、3’の
上端を、上端にケ−ブル把持溝5を有する可動側の締め
付け金具6の下端に回転自在に取り付け、ア−ム3、
3’の下端を、ロ−プ掛け金具7に回転自在に取り付
け、常時、締め付け金具6を上方に押し上げるように、
ア−ム3、3’の軸支4部とクランプ本体2の基部とを
連結する。
すべり、離脱することがない高張力バイパスケ−ブル用
引留めクランプの提供 【解決手段】上部にケ−ブル把持溝1を有するクランプ
本体2の基部に、くの字状のア−ム3、3’の屈曲部を
間隔を置いて、回転自在に軸支4し、ア−ム3、3’の
上端を、上端にケ−ブル把持溝5を有する可動側の締め
付け金具6の下端に回転自在に取り付け、ア−ム3、
3’の下端を、ロ−プ掛け金具7に回転自在に取り付
け、常時、締め付け金具6を上方に押し上げるように、
ア−ム3、3’の軸支4部とクランプ本体2の基部とを
連結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無停電工事など
で使用される高張力バイパスケ−ブルの引留めクランプ
に係るもので、詳しくは6600V高圧配電線路等にお
ける無停電工事の際に、高張力バイパスケ−ブルを電柱
間に一時的に引き留めるためのクランプの構造に関する
ものである。
で使用される高張力バイパスケ−ブルの引留めクランプ
に係るもので、詳しくは6600V高圧配電線路等にお
ける無停電工事の際に、高張力バイパスケ−ブルを電柱
間に一時的に引き留めるためのクランプの構造に関する
ものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】高張力バイパスケ−ブ
ルに張力を加え、電柱間に延線し、両端の電柱部で、仮
引留めするために使用されていた従来の引留めクランプ
は、ケ−ブルを把持する可動側の締め付け金具にかかる
引張り荷重の方向と、高張力バイパスケ−ブルにかかる
引張り荷重の方向とが逆になっていたために、作業中
に、高張力バイパスケ−ブルに衝撃力がかかると、可動
側の締め付け金具部において、高張力バイパスケ−ブル
がすべり、引留めクランプから離脱するという不具合が
生じていた。この発明は、前記不具合を解消するために
なされたもので、前記可動側の締め付け金具にかかる引
張り荷重の方向と高張力バイパスケ−ブルにかかる張力
の方向とを同じ方向とし、作業中にかかる衝撃力によっ
ても、前記すべりを生じることがない引留めクランプの
提供を目的とするものである。
ルに張力を加え、電柱間に延線し、両端の電柱部で、仮
引留めするために使用されていた従来の引留めクランプ
は、ケ−ブルを把持する可動側の締め付け金具にかかる
引張り荷重の方向と、高張力バイパスケ−ブルにかかる
引張り荷重の方向とが逆になっていたために、作業中
に、高張力バイパスケ−ブルに衝撃力がかかると、可動
側の締め付け金具部において、高張力バイパスケ−ブル
がすべり、引留めクランプから離脱するという不具合が
生じていた。この発明は、前記不具合を解消するために
なされたもので、前記可動側の締め付け金具にかかる引
張り荷重の方向と高張力バイパスケ−ブルにかかる張力
の方向とを同じ方向とし、作業中にかかる衝撃力によっ
ても、前記すべりを生じることがない引留めクランプの
提供を目的とするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明の高張力バイパ
スケ−ブル用引留めクランプは、上部にケ−ブル把持溝
を有するクランプ本体の基部に、二本のくの字状のア−
ムの屈曲部を適宜間隔を置いて回転自在に軸支し、前記
二本のくの字状のア−ムの上端を、上端にケ−ブル把持
溝を有する可動側の締め付け金具の下端に回転自在に取
り付け、前記二本のくの字状のア−ムの下端を、ロ−プ
掛け金具に回転自在に取り付け、常時、締め付け金具を
上方に押し上げるように、前記二本のくの字状のア−ム
の軸支部とクランプ本体の基部とをスプリングで連結し
てなることを特徴とするものである。
スケ−ブル用引留めクランプは、上部にケ−ブル把持溝
を有するクランプ本体の基部に、二本のくの字状のア−
ムの屈曲部を適宜間隔を置いて回転自在に軸支し、前記
二本のくの字状のア−ムの上端を、上端にケ−ブル把持
溝を有する可動側の締め付け金具の下端に回転自在に取
り付け、前記二本のくの字状のア−ムの下端を、ロ−プ
掛け金具に回転自在に取り付け、常時、締め付け金具を
上方に押し上げるように、前記二本のくの字状のア−ム
の軸支部とクランプ本体の基部とをスプリングで連結し
てなることを特徴とするものである。
【0004】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の一例を図
面を参照しながら説明するに、図1〜図2に示すよう
に、上部にケ−ブル把持溝1を有するアルミ合金などの
金属から成るクランプ本体2の基部に、アルミ合金など
の金属から成る二本のくの字状のア−ム3、3’の屈曲
部を適宜間隔を置いて回転自在に軸支4し、前記くの字
状のア−ム3、3’の上端を、上端にケ−ブル把持溝5
を有するアルミ合金などの金属から成る可動側の締め付
け金具6の下端に回転自在に取り付け、前記くの字状の
ア−ム3、3’の下端を、図2に示すようなロ−プ掛け
金具7に回転自在に取り付け、常時、締め付け金具6を
上方に押し上げるように、前記くの字状のア−ム3、
3’の軸支4部とクランプ本体2の基部とをスプリング
8で連結して構成されている。
面を参照しながら説明するに、図1〜図2に示すよう
に、上部にケ−ブル把持溝1を有するアルミ合金などの
金属から成るクランプ本体2の基部に、アルミ合金など
の金属から成る二本のくの字状のア−ム3、3’の屈曲
部を適宜間隔を置いて回転自在に軸支4し、前記くの字
状のア−ム3、3’の上端を、上端にケ−ブル把持溝5
を有するアルミ合金などの金属から成る可動側の締め付
け金具6の下端に回転自在に取り付け、前記くの字状の
ア−ム3、3’の下端を、図2に示すようなロ−プ掛け
金具7に回転自在に取り付け、常時、締め付け金具6を
上方に押し上げるように、前記くの字状のア−ム3、
3’の軸支4部とクランプ本体2の基部とをスプリング
8で連結して構成されている。
【0005】つぎに、電柱9にロ−プ10によって、す
でに取り付けている本願の高張力バイパスケ−ブル用引
留めクランプに、高張力バイパスケ−ブル11を装着す
る手順について説明するに、まずクランプ本体2の上側
とロ−プ掛け金具7を片手で押し潰すようにすると、可
動側の締め付け金具6が開き、この開口部から高張力バ
イパスケ−ブル11をはさみ込み、手を離すと、前記締
め付け金具6は前記スプリング8のバネ力によって、自
動的に閉じ、高張力バイパスケ−ブル11を把持する。
この状態では、まだロ−プ10が弛んでいるので、図3
において、ロ−プ掛け金具7を左方向に押し、可動側の
締め付け金具6を少し弛め、クランプ全体を左方向にに
ずらして、ロ−プ10のたるみをなくす。
でに取り付けている本願の高張力バイパスケ−ブル用引
留めクランプに、高張力バイパスケ−ブル11を装着す
る手順について説明するに、まずクランプ本体2の上側
とロ−プ掛け金具7を片手で押し潰すようにすると、可
動側の締め付け金具6が開き、この開口部から高張力バ
イパスケ−ブル11をはさみ込み、手を離すと、前記締
め付け金具6は前記スプリング8のバネ力によって、自
動的に閉じ、高張力バイパスケ−ブル11を把持する。
この状態では、まだロ−プ10が弛んでいるので、図3
において、ロ−プ掛け金具7を左方向に押し、可動側の
締め付け金具6を少し弛め、クランプ全体を左方向にに
ずらして、ロ−プ10のたるみをなくす。
【0006】高張力バイパスケ−ブル11に張力がかか
ると(図3においては左方向)、可動側の締め付け金具
6は、高張力バイパスケ−ブル11の張力と同じ方向
に、前記軸支4の点を中心にして動き、高張力バイパス
ケ−ブル11を、締め付けるように働く。したがって、
作業中に、高張力バイパスケ−ブル11に、従来のよう
なクランプから離脱させようとする衝撃力がかかると、
高張力バイパスケ−ブル11は、可動側の締め付け金具
6によって、ますますきつく把持されることになり、離
脱を効果的に防止することができる。
ると(図3においては左方向)、可動側の締め付け金具
6は、高張力バイパスケ−ブル11の張力と同じ方向
に、前記軸支4の点を中心にして動き、高張力バイパス
ケ−ブル11を、締め付けるように働く。したがって、
作業中に、高張力バイパスケ−ブル11に、従来のよう
なクランプから離脱させようとする衝撃力がかかると、
高張力バイパスケ−ブル11は、可動側の締め付け金具
6によって、ますますきつく把持されることになり、離
脱を効果的に防止することができる。
【0007】
【発明の効果】この発明は上述のように構成されている
ので、高張力バイパスケ−ブルにかかる張力とそれによ
る前記可動側の締め付け金具の移動の方向とが同一であ
るから、高張力バイパスケ−ブルは、可動側の締め付け
金具によって、ますますきつく把持されることになるの
で、作業中にかかる衝撃力によって、従来のように、す
べり、クランプから離脱するという不具合は生じない。
ので、高張力バイパスケ−ブルにかかる張力とそれによ
る前記可動側の締め付け金具の移動の方向とが同一であ
るから、高張力バイパスケ−ブルは、可動側の締め付け
金具によって、ますますきつく把持されることになるの
で、作業中にかかる衝撃力によって、従来のように、す
べり、クランプから離脱するという不具合は生じない。
【図1】この発明の実施の一例を示す側面図
【図2】この発明の実施の一例を示す正面図
【図3】使用の態様を示す斜視図
【符号の説明】 1 ケ−ブル把持溝 2 クランプ本体 3、3’くの字状のア−ム 4 軸支 5 ケ−ブル把持溝 6 締め付け金具 7 ロ−プ掛け金具 8 スプリング 9 電柱 10 ロ−プ 11 高張力バイパスケ−ブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生野 茂夫 大分県大分市大字駄原2899番地 西日本電 線株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 上部にケ−ブル把持溝(1)を有するク
ランプ本体(2)の基部に、くの字状のア−ム(3、
3’)の屈曲部を適宜間隔を置いて回転自在に軸支
(4)し、前記くの字状のア−ム(3、3’)の上端
を、上端にケ−ブル把持溝(5)を有する可動側の締め
付け金具(6)の下端に、回転自在に取り付け、前記く
の字状のア−ム(3、3’)の下端を、ロ−プ掛け金具
(7)に回転自在に取り付け、常時、前記締め付け金具
(6)を上方に押し上げるように、前記くの字状のア−
ム(3、3’)の軸支(4)部とクランプ本体(2)の
基部とをスプリング(8)で連結してなることを特徴と
する高張力バイパスケ−ブル用引留クランプ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29749796A JPH10126936A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 高張力バイパスケ−ブル用引留クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29749796A JPH10126936A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 高張力バイパスケ−ブル用引留クランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10126936A true JPH10126936A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17847281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29749796A Pending JPH10126936A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 高張力バイパスケ−ブル用引留クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10126936A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100826281B1 (ko) | 2008-02-05 | 2008-04-29 | 성정임 | 전신주의 애자 고정형 완철 |
JP2008141880A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 電線用引留クランプ及び電線引留構造 |
-
1996
- 1996-10-17 JP JP29749796A patent/JPH10126936A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008141880A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 電線用引留クランプ及び電線引留構造 |
KR100826281B1 (ko) | 2008-02-05 | 2008-04-29 | 성정임 | 전신주의 애자 고정형 완철 |
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