JP2513094Y2 - C型鋼の吊り下げクランプ - Google Patents
C型鋼の吊り下げクランプInfo
- Publication number
- JP2513094Y2 JP2513094Y2 JP3728093U JP3728093U JP2513094Y2 JP 2513094 Y2 JP2513094 Y2 JP 2513094Y2 JP 3728093 U JP3728093 U JP 3728093U JP 3728093 U JP3728093 U JP 3728093U JP 2513094 Y2 JP2513094 Y2 JP 2513094Y2
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- JP
- Japan
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- shaped steel
- sandwiching piece
- lip
- steel
- clamp
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主として、建物等の
構造物を鉄骨で組み立てるときに、C型鋼をクレーンで
吊り下げるのに使用されるクランプに関する。
構造物を鉄骨で組み立てるときに、C型鋼をクレーンで
吊り下げるのに使用されるクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】C型鋼は、鉄骨建物の胴縁や、母屋等に
使用される。C型鋼は薄いので軽い。しかしながら、長
くなると数十kgとなる。この程度の重量のC型鋼は、
地上や安定な足場では、作業者が持ち上げることができ
る。しかしながら、高くて不安定な足場では、作業者が
直接に手で持ち上げることができない。この場合、C型
鋼をクレーンで吊り下げて、所定の位置に運搬する。C
型鋼を吊り下げるために、ロープが使用される。C型鋼
にロープを巻き付け、これをクレーンで吊り下げて所定
の位置に運搬する。C型鋼を水平に吊り下げるときは、
ローブでC型鋼を滑らないようにする。しかしながら、
C型鋼は常に水平に吊り下げるとは限らない、C型鋼を
垂直の胴縁に使用するとき、垂直に吊り下げて、所定の
位置に運搬する必要がある。C型鋼を垂直ないしは傾斜
する姿勢で吊り下げるとき、ロープは非常に滑りやすい
欠点がある。とくに、ロープは、一旦滑り始めると、途
中で止まることがない。このため、吊り下げたC型鋼が
滑り落ちてしまう。そうすると、C型鋼の吊り下げ作業
は非常に危険を伴う。たとえば、高い足場等で、長いC
型鋼が落下すると、下で作業する者が危険な状態に陥
る。このため、C型鋼の吊り下げは、落下しないように
確実に吊り下げできることが極めて大切である。
使用される。C型鋼は薄いので軽い。しかしながら、長
くなると数十kgとなる。この程度の重量のC型鋼は、
地上や安定な足場では、作業者が持ち上げることができ
る。しかしながら、高くて不安定な足場では、作業者が
直接に手で持ち上げることができない。この場合、C型
鋼をクレーンで吊り下げて、所定の位置に運搬する。C
型鋼を吊り下げるために、ロープが使用される。C型鋼
にロープを巻き付け、これをクレーンで吊り下げて所定
の位置に運搬する。C型鋼を水平に吊り下げるときは、
ローブでC型鋼を滑らないようにする。しかしながら、
C型鋼は常に水平に吊り下げるとは限らない、C型鋼を
垂直の胴縁に使用するとき、垂直に吊り下げて、所定の
位置に運搬する必要がある。C型鋼を垂直ないしは傾斜
する姿勢で吊り下げるとき、ロープは非常に滑りやすい
欠点がある。とくに、ロープは、一旦滑り始めると、途
中で止まることがない。このため、吊り下げたC型鋼が
滑り落ちてしまう。そうすると、C型鋼の吊り下げ作業
は非常に危険を伴う。たとえば、高い足場等で、長いC
型鋼が落下すると、下で作業する者が危険な状態に陥
る。このため、C型鋼の吊り下げは、落下しないように
確実に吊り下げできることが極めて大切である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このことを実現するた
めに針金が使用される。針金は、C型鋼に設けた穴に挿
通し、C型鋼に巻き付けられる。針金にロープを連結し
てクレーンで吊り下げると、C型鋼を滑らない状態で吊
り下げできる。しかしながら、この方法は、針金をC型
鋼に巻き付けるのに手間がかかる。さらに、C型鋼を吊
り下げて所定の位置に運んだ後、針金を取り除くのにも
手間がかかる。
めに針金が使用される。針金は、C型鋼に設けた穴に挿
通し、C型鋼に巻き付けられる。針金にロープを連結し
てクレーンで吊り下げると、C型鋼を滑らない状態で吊
り下げできる。しかしながら、この方法は、針金をC型
鋼に巻き付けるのに手間がかかる。さらに、C型鋼を吊
り下げて所定の位置に運んだ後、針金を取り除くのにも
手間がかかる。
【0004】また、C型鋼の穴を針金で吊り下げるの
で、C型鋼を好ましい姿勢で吊り下げできない。たとえ
ば、C型鋼の端に穴があるとき、C型鋼の一端を吊り下
げる状態となり、C型鋼は垂直の姿勢となる。このとき
C型鋼を所定の角度で傾斜して吊り下げることはできな
い。
で、C型鋼を好ましい姿勢で吊り下げできない。たとえ
ば、C型鋼の端に穴があるとき、C型鋼の一端を吊り下
げる状態となり、C型鋼は垂直の姿勢となる。このとき
C型鋼を所定の角度で傾斜して吊り下げることはできな
い。
【0005】C型鋼を所定の姿勢で吊り下げるために
は、C型鋼の吊り下げ位置を変更する必要がある。た
だ、吊り下げのために、C型鋼に穴を設けることはでき
ないので、C型鋼の吊り下げ姿勢に制約を受ける。建物
に傾斜して固定されるC型鋼が、垂直に吊り下げられる
と、固定するときに、吊り下げた状態で、所定の角度に
調整する必要がある。この作業が、高い不安定な足場の
作業となると、危険な作業となることもある。
は、C型鋼の吊り下げ位置を変更する必要がある。た
だ、吊り下げのために、C型鋼に穴を設けることはでき
ないので、C型鋼の吊り下げ姿勢に制約を受ける。建物
に傾斜して固定されるC型鋼が、垂直に吊り下げられる
と、固定するときに、吊り下げた状態で、所定の角度に
調整する必要がある。この作業が、高い不安定な足場の
作業となると、危険な作業となることもある。
【0006】この考案は、従来のこれ等の欠点を解決す
ることを目的に開発されたものである。この考案の重要
な目的は、簡単かつ容易に、しかも安全にC型鋼を吊り
下げできるC型鋼の吊り下げクランプを提供することに
ある。
ることを目的に開発されたものである。この考案の重要
な目的は、簡単かつ容易に、しかも安全にC型鋼を吊り
下げできるC型鋼の吊り下げクランプを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案のC型鋼の吊り
下げクランプは、前述の目的を達成するために下記の構
成を備える。この考案のクランプは、C型鋼1のリップ
1Aを内側と外側とで挟着する内側挟着片3と外側挟着
片4とを備える。内側挟着片3と外側挟着片4とは回転
できるように締付ネジ2を介して連結されている。内側
挟着片3は、C型鋼1の隙間から内側に挿入して、C型
鋼1のリップ1Aを内面から挟着する。したがって、内
側挟着片3は、挟着するC型鋼1のリップ1Aの隙間よ
りも狭い幅(W)と、リップ1Aの隙間よりも長い全長
(L)を有する細長い形状に形成されている。締付ネジ
2を緩めて内側挟着片3をリップ1Aの隙間からC型鋼
1の内側に案内し、内側挟着片3を回動してリップ1A
に係合可能な状態とし、この状態で締付ネジ2を締め付
けて、内側挟着片3と外側挟着片4とでC型鋼1のリッ
プ1Aを挟着するように構成されている。
下げクランプは、前述の目的を達成するために下記の構
成を備える。この考案のクランプは、C型鋼1のリップ
1Aを内側と外側とで挟着する内側挟着片3と外側挟着
片4とを備える。内側挟着片3と外側挟着片4とは回転
できるように締付ネジ2を介して連結されている。内側
挟着片3は、C型鋼1の隙間から内側に挿入して、C型
鋼1のリップ1Aを内面から挟着する。したがって、内
側挟着片3は、挟着するC型鋼1のリップ1Aの隙間よ
りも狭い幅(W)と、リップ1Aの隙間よりも長い全長
(L)を有する細長い形状に形成されている。締付ネジ
2を緩めて内側挟着片3をリップ1Aの隙間からC型鋼
1の内側に案内し、内側挟着片3を回動してリップ1A
に係合可能な状態とし、この状態で締付ネジ2を締め付
けて、内側挟着片3と外側挟着片4とでC型鋼1のリッ
プ1Aを挟着するように構成されている。
【0008】
【作用】この考案の好ましい実施例を示す図1と図2の
吊り下げクランプは、次のようにして使用する。 締付ネジ2を緩めて、内側挟着片3を、外側挟着片
4に対して回転できるようにする。 図1に示すように、内側挟着片3をリップ1Aの隙
間と平行にして、C型鋼1のリップ1Aの内側に挿入す
る。 内側挟着片3を90度回転する。回転された内側挟
着片3は、両端をリップ1Aの内面に位置させる。 締付ネジ2をねじ込んで、図2に示すように、内側
挟着片3と外側挟着片4の両端で、C型鋼1のリップ1
Aを挟着する。 クランプの吊り環にロープやワイヤーを連結し、こ
れをクレーンで吊り下げてC型鋼1を所定の位置に運
ぶ。所定の位置に運搬されたC型鋼1は、ネジ止め、あ
るいは溶接して固定される。 C型鋼1からクランプを外すときには、締付ネジ2
を緩めて、内側挟着片3と外側挟着片4の挟着を解除す
る。 この状態で、内側挟着片3を90度回転し、内側挟
着片3をリップ1Aの隙間からC型鋼1の外側に取り出
す。図2に示すクランプは、より戻し6を介してワイヤ
ーに連結しているので、クランプにロープ等を連結した
状態で、締付ネジ2を締め付け、あるいは緩めることが
できる。
吊り下げクランプは、次のようにして使用する。 締付ネジ2を緩めて、内側挟着片3を、外側挟着片
4に対して回転できるようにする。 図1に示すように、内側挟着片3をリップ1Aの隙
間と平行にして、C型鋼1のリップ1Aの内側に挿入す
る。 内側挟着片3を90度回転する。回転された内側挟
着片3は、両端をリップ1Aの内面に位置させる。 締付ネジ2をねじ込んで、図2に示すように、内側
挟着片3と外側挟着片4の両端で、C型鋼1のリップ1
Aを挟着する。 クランプの吊り環にロープやワイヤーを連結し、こ
れをクレーンで吊り下げてC型鋼1を所定の位置に運
ぶ。所定の位置に運搬されたC型鋼1は、ネジ止め、あ
るいは溶接して固定される。 C型鋼1からクランプを外すときには、締付ネジ2
を緩めて、内側挟着片3と外側挟着片4の挟着を解除す
る。 この状態で、内側挟着片3を90度回転し、内側挟
着片3をリップ1Aの隙間からC型鋼1の外側に取り出
す。図2に示すクランプは、より戻し6を介してワイヤ
ーに連結しているので、クランプにロープ等を連結した
状態で、締付ネジ2を締め付け、あるいは緩めることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。ただし、以下に示す実施例は、この考案の技術
思想を具体化するためのC型鋼の吊り下げクランプを例
示するものであって、この考案のクランプは、構成部品
の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定しな
い。この考案のクランプは、実用新案登録請求の範囲を
逸脱しない範囲で変更することができる。
明する。ただし、以下に示す実施例は、この考案の技術
思想を具体化するためのC型鋼の吊り下げクランプを例
示するものであって、この考案のクランプは、構成部品
の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定しな
い。この考案のクランプは、実用新案登録請求の範囲を
逸脱しない範囲で変更することができる。
【0010】さらに、この明細書は、実用新案登録請求
の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、「作
用の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に
示される部材に付記している。ただ、実用新案登録請求
の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するもの
では決してない。
の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、「作
用の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に
示される部材に付記している。ただ、実用新案登録請求
の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するもの
では決してない。
【0011】図1ないし図3に示すC型鋼の吊り下げク
ランプは、C型鋼1のリップ1Aを内側と外側とで挟着
する内側挟着片3と外側挟着片4とを備える。内側挟着
片3と外側挟着片4とは、回転できるように締付ネジ2
を介して連結されている。
ランプは、C型鋼1のリップ1Aを内側と外側とで挟着
する内側挟着片3と外側挟着片4とを備える。内側挟着
片3と外側挟着片4とは、回転できるように締付ネジ2
を介して連結されている。
【0012】内側挟着片3は、リップ1Aの隙間からC
型鋼1の内側に出し入れできるように細長い板状に設計
される。すなわち、内側挟着片3は、リップ1Aの隙間
からC型鋼1の内側に出し入れできるように、C型鋼1
のリップ1Aの隙間よりも狭い幅(W)に設計される。
また、C型鋼1の内側に挿入した状態で、図2に示すよ
うに、リップ1Aの内面を挟着できるように、リップ1
Aの隙間よりも長い全長(L)を有する。内側挟着片3
の全長(L)は、図2に示すように、C型鋼1の内幅
(d)よりも多少短く設計される。また、C型鋼1の内
面に沿ってリップ1Aを挟着できるように、両端を外側
に折曲している。さらに、内側挟着片3は、中心に、締
付ネジ2をねじ込む雌ネジ孔を設けている。
型鋼1の内側に出し入れできるように細長い板状に設計
される。すなわち、内側挟着片3は、リップ1Aの隙間
からC型鋼1の内側に出し入れできるように、C型鋼1
のリップ1Aの隙間よりも狭い幅(W)に設計される。
また、C型鋼1の内側に挿入した状態で、図2に示すよ
うに、リップ1Aの内面を挟着できるように、リップ1
Aの隙間よりも長い全長(L)を有する。内側挟着片3
の全長(L)は、図2に示すように、C型鋼1の内幅
(d)よりも多少短く設計される。また、C型鋼1の内
面に沿ってリップ1Aを挟着できるように、両端を外側
に折曲している。さらに、内側挟着片3は、中心に、締
付ネジ2をねじ込む雌ネジ孔を設けている。
【0013】外側挟着片4は、C型鋼1のリップ1Aの
外側を挟着する。したがって、外側挟着片4の全長は、
C型鋼1の外幅(D)にほぼ等しく設計される。図2と
図3に示すクランプは、外側挟着片4の一端を90度折
曲して、C型鋼1の隅角に沿う形状としている。外側挟
着片4の中心には、締付ネジ2を貫通できる貫通孔を設
けている。貫通孔は、締付ネジ2を回転できる内径に開
口される。さらに、図3に示すクランプは、外側挟着片
4の一端に吊環7を固定している。
外側を挟着する。したがって、外側挟着片4の全長は、
C型鋼1の外幅(D)にほぼ等しく設計される。図2と
図3に示すクランプは、外側挟着片4の一端を90度折
曲して、C型鋼1の隅角に沿う形状としている。外側挟
着片4の中心には、締付ネジ2を貫通できる貫通孔を設
けている。貫通孔は、締付ネジ2を回転できる内径に開
口される。さらに、図3に示すクランプは、外側挟着片
4の一端に吊環7を固定している。
【0014】内側挟着片3と外側挟着片4は、C型鋼1
のリップ1Aを挟着する面に、ブレーキシュー5を接着
している。ブレーキシュー5には、自動車用のブレーキ
シューを使用できる。挟着面にブレーキシュー5を固定
したクランプは、C型鋼1を極めて滑り難い状態で、確
実に挟着できる特長がある。また、締付ネジ2をそれほ
ど強く締め付けないで、C型鋼1を滑らず挟着できる特
長もある。
のリップ1Aを挟着する面に、ブレーキシュー5を接着
している。ブレーキシュー5には、自動車用のブレーキ
シューを使用できる。挟着面にブレーキシュー5を固定
したクランプは、C型鋼1を極めて滑り難い状態で、確
実に挟着できる特長がある。また、締付ネジ2をそれほ
ど強く締め付けないで、C型鋼1を滑らず挟着できる特
長もある。
【0015】締付ネジ2は、先端を雄ネジとして中間に
鍔2Aを設けている。さらに、後端にリング状の吊環7
を設けている。吊環7は、より戻し6を介してロープや
ワイヤーに連結されて、クレーンで吊り下げられる。
鍔2Aを設けている。さらに、後端にリング状の吊環7
を設けている。吊環7は、より戻し6を介してロープや
ワイヤーに連結されて、クレーンで吊り下げられる。
【0016】
【考案の効果】この考案のC型鋼の吊り下げクランプ
は、簡単かつ容易に、しかも安全にC型鋼を挟着して吊
り下げできる特長がある。それは、この考案のクランプ
が、リップの隙間から内側挟着片をC型鋼の内側に挿入
し、これを90度回転した後、締付ネジで内側挟着片と
外側挟着片とで、C型鋼のリップを挟着できるからであ
る。また、C型鋼を挟着、吊り下げして所定の位置に移
送した後、締付ネジを緩めることによって、簡単にC型
鋼から外すこともできる。とくに、この考案のクランプ
は、内側挟着片と外側挟着片の両端で、リップの両面を
挟着するので、C型鋼の最適な位置を確実に挟着できる
特長がある。このため、C型鋼を垂直に、あるいは水平
に、あるいはまた所定の傾斜角として確実に吊り下げで
きる特長がある。
は、簡単かつ容易に、しかも安全にC型鋼を挟着して吊
り下げできる特長がある。それは、この考案のクランプ
が、リップの隙間から内側挟着片をC型鋼の内側に挿入
し、これを90度回転した後、締付ネジで内側挟着片と
外側挟着片とで、C型鋼のリップを挟着できるからであ
る。また、C型鋼を挟着、吊り下げして所定の位置に移
送した後、締付ネジを緩めることによって、簡単にC型
鋼から外すこともできる。とくに、この考案のクランプ
は、内側挟着片と外側挟着片の両端で、リップの両面を
挟着するので、C型鋼の最適な位置を確実に挟着できる
特長がある。このため、C型鋼を垂直に、あるいは水平
に、あるいはまた所定の傾斜角として確実に吊り下げで
きる特長がある。
【0017】さらにこの考案クランプは、内側挟着片と
外側挟着片の両端でC型鋼のリップを挟着できるので、
薄いC型鋼を変形させることなく、確実に挟着できる特
長がある。C型鋼は、両方のリップを挟着して吊り下げ
すると、リップは変形しないが、一方のリップを挟着し
て吊り下げると、薄いので変形することがある。C型鋼
が変形すると、建物等にネジ止するときにネジ孔の位置
がずれて、簡単に固定できなくなる。この考案のクラン
プは、図2に示すように、両方のリップを挟着するの
で、挟着状態で互いにリップが変形するのをを防止す
る。このため、相当に長いC型鋼を1カ所で挟着して吊
り下げしても、C型鋼が変形することなく、また落下す
ることなく確実に挟着して、所定の位置に、好ましい姿
勢で安全に移送できる理想的な特長を実現する。
外側挟着片の両端でC型鋼のリップを挟着できるので、
薄いC型鋼を変形させることなく、確実に挟着できる特
長がある。C型鋼は、両方のリップを挟着して吊り下げ
すると、リップは変形しないが、一方のリップを挟着し
て吊り下げると、薄いので変形することがある。C型鋼
が変形すると、建物等にネジ止するときにネジ孔の位置
がずれて、簡単に固定できなくなる。この考案のクラン
プは、図2に示すように、両方のリップを挟着するの
で、挟着状態で互いにリップが変形するのをを防止す
る。このため、相当に長いC型鋼を1カ所で挟着して吊
り下げしても、C型鋼が変形することなく、また落下す
ることなく確実に挟着して、所定の位置に、好ましい姿
勢で安全に移送できる理想的な特長を実現する。
【図1】この考案の一実施例にかかるクランプの使用状
態を示す平面図
態を示す平面図
【図2】図1に示すクランプがC型鋼のリップを挟着す
る状態を示す断面図
る状態を示す断面図
【図3】図1に示すクランプの側面図
1…C型鋼 1A…リップ 2…締付ネジ 2A…鍔 3…内側挟着片 4…外側挟着片 5…ブレーキシュー 6…より戻し 7…吊環
Claims (1)
- 【請求項1】 C型鋼(1)のリップ(1A)を内側と
外側とで挟着する内側挟着片(3)と外側挟着片(4)
とを有し、内側挟着片(3)と外側挟着片(4)とは回
転できるように締付ネジ(2)を介して連結されてお
り、かつ、内側挟着片(3)は、挟着するC型鋼(1)
のリップ(1A)の隙間よりも狭い幅と、リップ(1
A)の隙間よりも長い全長を有する細長い形状に形成さ
れており、締付ネジ(2)を緩めて内側挟着片(3)を
リップ(1A)の隙間からC型鋼(1)の内側に案内
し、内側挟着片(3)を回動してリップ(1A)に係合
可能な状態とし、締付ネジ(2)を締め付けて、内側挟
着片(3)と外側挟着片(4)の両端でC型鋼(1)の
リップ(1A)を挟着するように構成されたC型鋼のク
ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3728093U JP2513094Y2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | C型鋼の吊り下げクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3728093U JP2513094Y2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | C型鋼の吊り下げクランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072380U JPH072380U (ja) | 1995-01-13 |
JP2513094Y2 true JP2513094Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=12493291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3728093U Expired - Lifetime JP2513094Y2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | C型鋼の吊り下げクランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513094Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016035143A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | 八潮建材工業株式会社 | 天井落下防止器具 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101647196B1 (ko) * | 2014-09-19 | 2016-08-09 | 한전케이피에스 주식회사 | 중량물 인양 작업용 러그 조립체 |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP3728093U patent/JP2513094Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016035143A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | 八潮建材工業株式会社 | 天井落下防止器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH072380U (ja) | 1995-01-13 |
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