JP2511743Y2 - 排水桝における点検筒接続構造 - Google Patents

排水桝における点検筒接続構造

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JP2511743Y2
JP2511743Y2 JP1991036197U JP3619791U JP2511743Y2 JP 2511743 Y2 JP2511743 Y2 JP 2511743Y2 JP 1991036197 U JP1991036197 U JP 1991036197U JP 3619791 U JP3619791 U JP 3619791U JP 2511743 Y2 JP2511743 Y2 JP 2511743Y2
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inspection
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は下水配管の合流点等に配
される排水桝の点検筒受口部の接続構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、この種の排水桝(1
A)は例えば本体(2A)の側面から上流側本管受口部
(3A)、下流側本管受口部(4A)、枝管受口部(5
A)が差出され、上方には点検筒受口部(6A)が差出
され、該点検筒受口部(6A)には点検筒(7A)が接
続され、該点検筒(7A)の上端は地表GLに開口し、
蓋(8A)が被着されている。
【0003】該排水桝(1A)の点検筒受口部(6A)
として、従来から図示するようにパッキンリング(9
A)の装着溝(61A)が設けられた形状のものが提供
されている。この形状のものは、接続された点検筒(7
A)を360°の方向でパッキンリング(9A)の位置
を中心として若干回動傾斜させることが出来、例えば図
示するようにGLが点線(GL’)に示すように若干傾
斜している場合には、該GL’の傾斜に点検筒(7A)
の蓋(8A)面が沿うように、該点検筒(7A)を点線
に示す位置に傾斜させることが出来る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記排水
桝(1A)にあっては、点検筒受口部(6A)の本体
(2A)との接続部分(62A)の内面が直線テーパー
状になっており、点検筒(7A)を傾斜させた場合には
点検筒(7A)の下周縁(71A)が点検筒受口部(6
A)の接続部分(62A)の内面(63A)と傾き方向
の一点のみで接触し、その他の部分は浮いた状態になっ
ている。該点検筒(7A)にはそれ自体の重量、土圧、
蓋(8A)に及ぼされる外力等の下向きの力が及ぼさ
れ、該点検筒(7A)の下周縁(71A)にはこのよう
な点検筒受口部(6A)の接続部分(62A)の内面
(63A)が受けることによる反力が及ぼされている
が、該点検筒(7A)の下周縁(71A)と該点検筒受
口部(6A)の接続部分(62A)内面(63A)との
接触が一点のみであると、該反力も該下周縁(71A)
の接触点に集中し、該反力集中点で点検筒(7A)ある
いは点検筒受口部(6A)が破損する危険がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決するための手段として、排水桝本体(2)から上
方へ差出される点検筒受口部(6)の内側にはパッキン
リング(9)を装着した装着溝(61)が形成されてお
り、本体(2)との接続部分(62)の内面(63)は
球面とされており、該点検筒受口部(6)には点検筒
(7)を接続し、該点検筒(7)の下周縁を該点検筒受
口部(6)の該球面状内面(63)に接触させ、該点検
筒(7)を該パッキンリング(9)を支点とし、該球面
状内面(63)をガイドとして回動自在とした排水桝
(1)における点検筒接続構造を提供するものである。
【0006】
【作用】上記排水桝(1)において、点検筒受口部
(6)に接続される点検筒(7)は装着溝(61)に装
着されているパッキンリング(9)の位置を支点とし
該点検筒受口部(6)の球面状内面(63)をガイドと
て360°方向に若干回動傾斜させることが出来る。
該点検筒(7)の下周縁(71)は該点検筒受口部
(6)の排水桝本体(2)との接続部分(62)の内面
(63)に接触しているが、該内面(63)は球面
されているので、該点検筒(7)が360°どの方向に
回動傾斜したとしても、該点検筒(7)の下周縁(7
1)と点検筒受口部(6)の接続部分(62)の内面
(63)とは全周にわたって均一に接触することにな
る。したがって点検筒(7)に及ぼされる下向きの外力
にもとづき、該点検筒受口部(6)の接続部分(62)
の内面(63)から該点検筒(7)の下周縁(71)に
及ぼされる反力は、該点検筒(7)の傾斜によらず均一
に分散されることになる。
【0007】
【実施例】本考案を図1〜図3に示す一実施例によって
説明すれば、排水桝(1)の本体(2)の側面から上流
側本管受口部(3)、下流側本管受口部(4)、枝管受
口部(5)等が差出され、上方には点検筒受口部(6)
が差出されている。
【0008】該点検筒受口部(6)の上部にはパッキン
リング(9)を装着する装着溝(61)が形成され、ま
た本体(2)との接続部分(62)の内面(63)は球
とされている。図3に示すように該内面(63)は
パッキンリング(9)の装着位置面Sの中心点Pを中心
とした半径Rの球面とされることが望ましい。
【0009】上記排水桝(1)は地下に埋設され、本管
受口部(3),(4)には夫々下水本管が接続され、枝
管受口部(5)には枝管が接続され、点検筒受口部
(6)には点検筒(7)が接続され、該点検筒(7)の
上端は地表GLに開口し、蓋(8)が被着されている
が、該蓋(8)上面は該地表GLに沿うようにされてい
る。該点検筒(7)は図3点Pを中心として360゜の
方向に若干回動傾斜が可能であるから、GLが若干傾斜
していてもそれに応じて例えば図3点線に示す垂直位置
から実線位置まで、該点検筒(7)を若干傾斜させて該
蓋(8)上面をGLに沿うようにさせることが出来る。
【0010】点検筒(7)の下周縁(71)は排水桝
(1)の点検筒受口部(6)の接続部分(62)の内面
(63)と接触しているが、該内面(63)は球面とさ
れているから、該点検筒(7)は該球面状内面(63)
にガイドされパッキンリング(9)を支点として円滑に
回動することが出来る。そして該点検筒(7)が垂直状
態でも、また如何なる方向への傾斜状態でも、該点検筒
(7)の下周縁(71)と該点検筒受口部(6)の接続
部分(62)の内面(63)との接触は全周にわたって
均一になる。したがって該点検筒(7)に及ぼされる下
向きの力にもとづき、該点検筒(7)の下周縁(71)
が該点検筒受口部(6)の接続部分(62)の内面(6
3)から及ぼされる反力も均一に分散することになり、
該反力が一箇所に集中することにより、点検筒(7)や
排水桝(1)の点検筒受口部(6)が破損することは確
実に防止される。
【0011】図4は本考案の他の実施例を示すものであ
り、本実施例にあっては、点検筒(7)の下周縁(7
1)には点検筒受口部(6)の接続部分(62)の内面
(63)の球面に沿った形状の球面(72)が形成され
ている。本実施例では点検筒(7)下周縁(71)と点
検筒受口部(6)の接続部分(62)内面(63)とが
球面相互の接触となり、反力分散効果がより一層顕著に
なる。
【0012】
【考案の効果】したがって本考案の排水桝は構造が簡単
で射出成形等によって容易に製造され、また点検筒は円
滑に回動出来、しかも排水桝と外界との間には気密性が
維持され、そして点検筒が垂直状態、傾斜状態に関わら
ず、点検筒下周縁と、排水桝の点検筒受口部の接続部分
内面とが全周にわたって均一に接触し、応力集中が防止
されるので、排水桝および点検筒の接続部分での破損が
確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】側面説明図
【図2】平面図
【図3】点検筒受口部分断面図
【図4】他の実施例の点検筒受口部分断面図
【図5】従来例の側面説明図
【符号の説明】
1 排水桝 2 本体 6 点検筒受口部 61 パッキンリング装着溝 62 接続部分 63 内面 7 点検筒 9 パッキンリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排水桝本体から上方へ差出される点検筒受
    口部の内側にはパッキンリングを装着した装着溝が形成
    されており、本体との接続部分の内面は球面とされて
    おり、該点検筒受口部には点検筒を接続し、該点検筒の
    下周縁を該点検筒受口部の該球面状内面に接触させ、
    点検筒を該パッキンリングを支点とし、該球面状内面を
    ガイドとして回動自在としたことを特徴とする排水桝に
    おける点検筒接続構造
JP1991036197U 1991-04-19 1991-04-19 排水桝における点検筒接続構造 Expired - Lifetime JP2511743Y2 (ja)

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JPS616589U (ja) * 1984-06-13 1986-01-16 タキロン株式会社 排水ますのアジヤスタ
JP3029584U (ja) * 1996-03-29 1996-10-01 燦坤実業股▲分▼有限公司 自動保温制御回路装置を備えた電気がま

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