JP2786847B2 - 傾斜道路用桝 - Google Patents

傾斜道路用桝

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JP2786847B2
JP2786847B2 JP9007723A JP772397A JP2786847B2 JP 2786847 B2 JP2786847 B2 JP 2786847B2 JP 9007723 A JP9007723 A JP 9007723A JP 772397 A JP772397 A JP 772397A JP 2786847 B2 JP2786847 B2 JP 2786847B2
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JP9007723A
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直志 霜田
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Maezawa Kasei Kogyo KK
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Maezawa Kasei Kogyo KK
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、道路面が
傾斜している坂道などの傾斜道路下に埋設する下水本管
の点検口に使用される小型の傾斜道路用桝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下水本管や比較的大型のコンクリ
ート製のマンホールを道路面が傾斜している坂道などの
道路(以下、傾斜道路という)の下に埋設する場合、例
えば、図2に示すように、下水本管1を傾斜した道路2
よりも小さな傾斜角度で配管する工法が知られている。
【0003】この工法では、下水本管1を流入側から流
出側に(図2の左側から右側に)向って下方に傾斜して
配管し、道路2から下水本管1までの深さが浅くなる地
点でマンホール3aを鉛直状に設置し、このマンホール3a
の流入側の中間部に下水本管1aを接続し、このマンホー
ル3aの流出側の下部に下水本管1bを接続し、マンホール
3b、下水本管1c、マンホール3cおよび下水本管1dを順次
に設置して接続している。
【0004】しかしながら、この図2に示す工法では、
各下水本管1間の落差を各マンホール3で、例えば下水
本管1aと下水本管1bとの落差をマンホール3aで吸収する
ようにしているため、マンホール3を狭い間隔で多数設
置しなければならず、一定区間に設置するマンホール3
の数が増加し、工費がかさむという問題がある。
【0005】さらに、マンホール3内に比較的高い位置
から下水を流入させると、流れ落ちる下水にてマンホー
ル3の底部の特定箇所が集中的に摩耗されるので、この
摩耗を防止するためにマンホール3の流入側に副管4を
設けなければならず、工費がかさむという問題もある。
【0006】また、図3に示すように、下水本管1を道
路2と同じ傾斜角度で配管する工法が知られている。こ
の工法ではマンホール3を比較的広い一定間隔で設置す
ることができるので、マンホール3の設置数を少なくす
ることができる。
【0007】しかしながら、この図3に示す工法では、
大型のコンクリート製のマンホール3を用いているの
で、道路が狭い場所や曲りくねった場所に設置する場
合、マンホールの設置が困難であり、工費がかさむとい
う問題がある。
【0008】そこで、近時、図4に示すように、小型の
合成樹脂製の桝体5に立上り管6を接続してマンホール
を構成する工法が用いられるようになってきている。す
なわち、図4に示すように、桝体5の流入口7と流出口
8に道路2と同じ傾斜角度で下水本管1を配管し、桝体
5の上面に流入口7と流出口8とを結ぶ軸上から90°方
向に上方に向って接続口9を突設し、この接続口9に立
上り管6を接続して道路2付近まで立ち上げ、この立上
り管6の上部に環状の受座11を遊嵌し、この受座11上に
保護筐体12を設置し、この保護筐体12と受座11とに道路
2上からの荷重がかかるようにしている。また、前記保
護筐体12の上端の開口部が点検口13となり、この点検口
13に蓋体14が開閉自在に嵌着されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図4に示す方法では、桝体5の接続口9に接続され
た立上り管6は、傾斜した道路2面に対して直角方向に
立上り、すなわち、鉛直方向ではない方向に立上ってい
るので、立上り管6の一側部には、矢指Aに示すよう
に、道路2上からの荷重や道路2下の土圧が直接かかる
こととなる。このため、立上り管6が傾き、倒れ易くな
るとともに、このような力が桝体5にも加わり、桝体5
が破壊され易くなるという問題がある。また、点検口13
から桝体5内を点検する際に見難くなるという問題点も
有している。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、傾斜道路が狭い場所や曲りくねった場所に設置する
場合にも設置が容易にでき、しかも、道路からの荷重や
土圧が直接かかることがなく耐久性の大きな傾斜道路用
桝を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の傾斜道路用桝
は、一側部に流入口を形成し、他側部に流出口を形成
し、前記流入口と前記流出口とをインバート部を介して
連通しかつ上方に点検口用接続口を突設した桝体におい
て、前記点検口用接続口を前記流入口と前記流出口とを
結ぶ軸上90°方向から前記流入口側に5〜30°の角度範
囲内で傾斜させたものである。
【0012】そして、桝体の点検口用接続口を流入口と
流出口とを結ぶ軸上90°方向から流入口側に5〜30°の
角度範囲内で傾斜させているため、設置する道路の傾斜
角度に合わせた角度に傾斜した桝体を選択することによ
り、立上り管は常に鉛直方向に設置されることになる。
このため、立上り管には直接上からの荷重や土圧がかか
らなくなり、立上り管が傾くことがなく、桝体が破壊さ
れることがなく、桝体の耐久性が向上する。
【0013】なお、30°以上の急傾斜した道路下に下水
本管や立上り管を埋設することはあり得ないので、事実
上すべての傾斜道路に対処できる。
【0014】また、立上り管が常に鉛直方向に設置され
るので、道路面からの桝体内の点検の際に見難くなるこ
とがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の傾斜道路用桝の一
実施の形態の構成を図1に基づいて説明する。
【0016】21は塩化ビニル樹脂などの合成樹脂にて成
形した桝体で、この桝体21は下部側面に筒状の流入口22
と筒状の流出口23が対向して形成され、この流入口22と
流出口23とはインバート部24を介して連通するようにな
っている。また、前記流入口22は自在受口となってお
り、内面には回転受口部25が前記流入口22に回転自在に
嵌合され、さらに、この流入口22の回転受口部25は外面
と内面に弾性リング26,27を嵌着する環状凹部28,29が
それぞれ形成されている。また、前記流出口23は差し口
となっている。
【0017】また、桝体21の上面には内径が500mm 以下
で略筒状の点検口用接続口31が、前記流入口22と流出口
23とを結ぶ軸B上に対する90°方向Cから流入口22側に
5〜30°の角度範囲内の所定角度αで傾斜して突設さ
れ、流出口23側の側面31a が流入口22側の側面31b より
長く形成されている。そして、この点検口用接続口31に
は拡径された受け段部32が形成され、この受け段部32の
上方は受口33となっている。この受口33は、下部に下側
に向かって拡径された傾斜部34が形成され、上部の内面
に弾性リング35を嵌着する環状凹部36が形成されてい
る。
【0018】そして、設置施工に際しては、例えば15°
の傾斜角度で傾斜した道路37の下方に桝体21を設置する
場合、前記角度αが15°である桝体21を選択し、流入口
22と流出口23とを結ぶ軸Bが道路37の傾斜角度に合致す
るように、すなわち、前記軸Bが道路37面に平行になる
ように設置し、この流入口22と流出口23とにそれぞれ内
径が500mm 以下の下水本管38,39を接続する。このと
き、流入口22は自在受口となっているので、下水本管38
の接続方向を自在に調整することができる。
【0019】なお、下水本管39の先端部は、内面に弾性
リング40を嵌着する環状凹部41が形成された受口とし、
液密性を保持できるようにしている。
【0020】次に、桝体21の点検口用接続口31に合成樹
脂製の立上り管42を嵌合接続し、この立上り管42の上端
を道路37の表面よりやや下方に位置させ、この立上り管
42の上部に環状の受座43を遊嵌し、この受座43上に鋳鉄
にて成形した保護筐体44を道路37の傾斜角度に合わせて
設置し、この保護筐体44の上端、すなわち、点検口45に
は蓋体46を開閉自在に嵌着する。
【0021】次に、前記実施の形態の作用について説明
する。
【0022】道路37の傾斜角度に合わせた角度に傾斜し
た点検口用接続口31を有する桝体21を選択し、この桝体
21を流入口22と流出口23とを結ぶ軸Bが道路37に平行に
なるように設置することにより、立上り管42は常に鉛直
方向に立上り、道路37上からの荷重の方向Dと同じ方向
になるため、この荷重はすべて保護筐体44と受座43にか
かり、立上り管42と桝体21には直接かかることがなく、
また、道路37の下方の土圧も立上り管42にかかることが
ない。このため、上からの荷重や土圧により立上り管42
が傾くことがなく、立上り管42および桝体21の耐久性が
向上し、立上り管42や桝体21を合成樹脂にて成形し、道
路37の下方に埋設した場合にも十分な耐久性が得られ
る。
【0023】また、立上り管42が常に鉛直方向に立上っ
ているので、蓋体46を取外して、点検口45から桝体21内
を点検する場合においても、桝体21内が見難くなること
がない。
【0024】さらに、点検口用接続口31には受け段部32
および傾斜部34が形成されているため、立上り管42を受
け段部32に沿って回転させることにより、立上り管42の
立上り方向Eを点検口用接続口31の軸方向Fに対して約
5°の角度範囲内で調整できるようになっている。従っ
て、前記角度αによる角度調整とこの受け段部32による
角度調整とを組み合わせて、道路37の傾斜角度に合わせ
ることができる。例えば、道路37の傾斜角度が17°で、
前記角度αが15°である桝体21を選択した場合、道路37
下に設置した後、立上り管42を点検口用接続口31の受け
段部32に沿って回転させて2°だけ微調整して、鉛直方
向に立上げることも可能となる。
【0025】なお、前記点検口用接続口31、流入口22、
流出口23の形状は図1に示される形状に限られるもので
はなく、他の種々の形状にすることもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、設置する道路の傾斜角
度に合わせた角度に傾斜した桝体を選択することによ
り、立上り管は常に鉛直方向に設置されることになるた
め、立上り管には直接道路からの荷重や土圧がかからな
くなるので、立上り管が傾くことがないとともに、桝体
が破壊されることがなく、桝体の耐久性が向上する。ま
た、傾斜した道路面からの桝体内の点検の際に見難くな
ることがない。
【0027】さらに、桝体を合成樹脂にて小型に容易に
成形できるので、傾斜道路が狭い場所や曲りくねった場
所に設置する場合にも設置が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の傾斜道路用桝を設置し
た状態を示す縦断面図である。
【図2】従来のマンホールと下水本管の設置状態を示す
説明図である。
【図3】従来の別のマンホールと下水本管の設置状態を
示す説明図である。
【図4】従来の桝体の設置状態を示す説明図である。
【符号の説明】
21 桝体 22 流入口 23 流出口 24 インバート部 31 点検口用接続口 α 角度

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側部に流入口を形成し、他側部に流出
    口を形成し、前記流入口と前記流出口とをインバート部
    を介して連通しかつ上方に点検口用接続口を突設した桝
    体において、 前記点検口用接続口を前記流入口と前記流出口とを結ぶ
    軸上90°方向から前記流入口側に5〜30°の角度範囲内
    で傾斜させたことを特徴とする傾斜道路用桝。
JP9007723A 1997-01-20 1997-01-20 傾斜道路用桝 Expired - Lifetime JP2786847B2 (ja)

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JPH09177168A JPH09177168A (ja) 1997-07-08
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