JPH06167045A - 排水枡 - Google Patents

排水枡

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JPH06167045A
JPH06167045A JP34549992A JP34549992A JPH06167045A JP H06167045 A JPH06167045 A JP H06167045A JP 34549992 A JP34549992 A JP 34549992A JP 34549992 A JP34549992 A JP 34549992A JP H06167045 A JPH06167045 A JP H06167045A
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drainage
basin
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Takayuki Ikeda
隆之 池田
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 一般家庭、会社、工場等で生じる雑排水用の
排水管の集合箇所に設置する排水枡に関して、接続すべ
き排水管の方向にかかわらず簡単に調整できるものを提
供する。 【構成】 可動部と固定部の個々に、排水管を接続する
ためのソケットが設けられている。また、この可動部と
固定部の結合は、固定部の内面に沿って可動部が固定部
に重なった状態で回動すべく、底面部分の中心部が可回
動に連結されている。更に本体は、可動部又は固定部の
少なくとも一方の上端部に固定され他方の上端部を嵌合
させる環状溝が設けられた円筒状の受枠で支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭、会社や工場
等において生じる雑排水を排水させるための排水管が集
合する部分に設置する排水枡の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、トイレや風呂などから生じる排
水は、排水管を通じて公設の下水管に導かれる。この場
合において、下水管には通常1本の排水管(以下「取付
管」という)が接続され、該取付管にトイレなどの各箇
所から配管されている排水管が接続される。この排水管
と取付管の接続部分である集合点や屈曲点或いは排水管
や取付管が長い場合にはその途中に排水枡が使用され
る。排水枡には、一般的にその周面に排水管と取付管を
接続させるためのソケットが45゜、90゜、180゜
の方向に2〜4個設けられており、排水管の配管の状態
に応じて適宜形式のものを選択して使用するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
排水枡においては種々の形式のものが存在するが、上述
したように排水管と取付管の接続角度が限定されること
となり、排水管と排水枡との接続に支障をきたす欠点が
あった。例えば、変形敷地や敷地が狭い場合に排水管の
配管に制約を受ける場合である。また、排水管を配管す
る部分にガス管や水道管が存在し、これらを回避して配
管しなければならない場合などである。
【0004】従って、従来では排水管を無用に屈曲させ
て配管させなければならず、工事費や材料費が高くなる
原因となっていた。また、屈曲箇所に排水枡を使用する
ことなく排水管自体を屈曲若しくは湾曲させることも行
われているが、この場合には排水管を曲げた箇所に割れ
が生じ易すく、この部分から雨水が侵入し下水管への流
入量が多大となり、下水の処理能力に影響を及ぼす原因
となる。しかも排水管を曲げたことによって、詰まりが
生じ易すくなり、且つロッド棒による清掃や鏡による点
検が正常に行なうことができなくなる欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
問題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、上部が開口した円筒容器
状の枡本体の周面に、排水管を接続するためのソケット
が複数設けられた排水用の枡において、該枡本体は少な
くとも一のソケットを有する可動部と他のソケットを有
する固定部より成り、該可動部と該固定部は該可動部と
該固定部によって形成される該枡本体の底面部分の中心
部を可回転に連結することにより、該固定部の内面に沿
って該可動部が該固定部に重なった状態で回動する構造
のものであり、該可動部の最大回動時において該固定部
との重合が最小となる重合部にいずれか一方にパッキン
を設けることによって該重合部を気密状態に保持し、且
つ該可動部と該固定部の少なくともいずれか一方の上端
部に固定され他方の上端部を嵌合させる環状溝が設けら
れた円筒状の受枠で支持したことにある。
【0006】ここで、本明細書中でいう「枡本体」と
は、上部が開口した円筒容器状のものであって、周面に
排水管や取付管に排水を流入流出させるための孔が設け
られたものをいう。本発明においては、周面に複数のソ
ケットを設けて、これに排水管や取付管を接続させるも
のとする。ソケットの形状は特に限定するものではな
く、排水管等を挿通若しくは外嵌させることによって接
続する円筒状のものであればよい。ソケットが設けられ
る高さ方向の位置は、枡本体の周面のほぼ下端部である
が、一部をやや上方に設けた段差付としてもよい。ま
た、枡本体の底面には従来のものと同様に滞留スペース
ができないようなインバート溝を形成するようにしても
よい。
【0007】この枡本体は、少なくとも一のソケットを
有する部分である可動部と、他のソケットを有する固定
部によって構成した2ピース構造のものである。可動部
と固定部は枡本体の底面の中心部を可回転に連結された
ものであり、該固定部の内面に沿って該可動部が重なっ
た状態で回動することになる。中心部を可回転に連結す
る手段としては、先端部に抜止部が設けられた円筒状若
しくは円柱状のものを一方に設け、他方に該抜止部を掛
止させる掛止部を有する孔や環状溝を設けて、嵌め込ま
せるようにしてもよく、固定部にネジ穴を設け別体のボ
ルトを可動部に設けられた孔に挿通させて該ネジ穴に螺
合させるようにしてもよい。勿論、固定部にボルトを設
けておき、これに別体のナットを螺合させるようにして
もよく、固定部と可動部に孔を設け、別体のボルトとナ
ットで可回動に締結させるようにしてもよい。
【0008】円筒状容器の一部を形成する固定部の内部
に、円筒状容器の一部を形成する可動部を重ね合わせる
ことによって円筒容器状の枡本体が形成され、枡本体の
形状を保持しながら可動部が回動することになる。回動
範囲は、枡本体の径やソケット或いはこれの基部の径、
或いは枡本体に設けられるソケットの数によって異な
り、90゜程度まで回動させることが可能であるが、実
質的には僅かでも回動できるようにしておけば充分な効
果がある。この回動範囲において、可動部に設けられた
可動ソケットとこれに隣接する固定部に設けられた固定
ソケットの角度が最も小さく(大きく)なる位置が最大
回動時である。この最大回動時において、可動ソケット
とこれに隣接する固定ソケットの角度が最も大きくなる
側の可動部と固定部との重なった部分が重合部であり、
重なりが最小となる部分である。つまり、重合部は常に
相手方の面に面する周面から底面にかけた部分である。
この重合部における可動部と固定部のいずれか一方にパ
ッキンが設けられ、可動部と固定部の気密(水密)を保
持させるようにする。
【0009】「受枠」とは、可動部と固定部によって形
成された枡本体の上部に設けられ、少なくともいずれか
一方の上端部を嵌合させるための環状溝が下面部に設け
られた円筒状の部材をいう。環状溝は、全周にわたって
設けるようにしてもよいが、可動部の回動範囲若しくは
可動部の回動により相対的に固定部が回動する範囲にだ
け設けるようにしてもよい。この受枠は、可動部と固定
部のいずれか一方の上端部に一体成型するか、或いは別
体にしたものを接着剤で固定される。固定されない部分
における可動部若しくは固定部との接合部には、環状溝
或いは可動部と固定部のいずれか一方にパッキンを設け
て封止させるようにする。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る排水枡1の一実施例
を示すもので、円筒状容器の周面の一部が切り欠かれた
形状の固定部2と、円筒状容器の周面の一部が切り欠か
れその上端部に円筒状の受枠3を一体成型した可動部4
より構成されるもので、固定部2と可動部4によって枡
本体5が形成される。固定部2と可動部4には、夫々排
水管や取付管を接続させるための固定ソケット6と可動
ソケット7が一つづつ設けられている。固定部2の底面
8には、別体のボルト9を螺合させるためのネジ孔10
が中心部に設けられ、可動部4の底面11には該ボルト
9を挿通させるための孔12が中心部に設けられてい
る。固定部2と可動部4は、該可動部4を該固定部2の
上方から嵌め込ませることによって、受枠3の下面部に
設けられた環状溝13に該固定部2の上端部を嵌合さ
せ、ボルト9をネジ孔10に螺合させて、可回転に連結
される。本例では、可動部4の周面と底面11の裏面の
端部周縁及び環状溝13の上端部にパッキン14を設
け、固定部2との気密(水密)を保持させるようにして
いる。また、可動部4の底面部分にはインバート溝15
を形成している。このインバート溝15を設けるために
底面11部分を厚肉にしてその段差で固定部2側に流し
込むようにしてもよい。また、固定部2側には可動部3
の回動範囲に対応するようにインバート溝を形成するよ
うにしてもよい。このように、固定部2に対し可動部4
を回動可能とすることにより、炊事場や洗面所などから
の排水管を制約無しに配管させることができる。可動ソ
ケット7に排水管を接続させた後は、さらにボルト9を
増締めしてパッキン14の密着性を高めるようにする。
パッキン14は、固定部2の内面に図に点線で示す位置
に設けるようにしてもよい。また、排水管等の接続角度
が決まった後は、水密性を高めるために重合部に接着剤
を注入させるようにするのが好ましい。
【0012】排水枡1における可動部4の回動状態を図
2に示す。可動部4の回動範囲は、約70゜であり、固
定ソケット6に対し可動ソケット7が直線上となる位置
を中心として約35゜づつ回動できるようにしている。
【0013】図3は、排水枡1の他の例を示すもので、
固定部2と可動部4の上端に別体の受枠3を接着剤で固
定部2に固定させるようにしたものである。勿論、この
受枠3は可動部4に固定させるようにしてもよく、ま
た、現場において固定部2と可動部4の両者に接着剤で
固定させるようにしてもよい。
【0014】可動部4を回動させる方向としては、図4
に示すように左右の片側(本図では右側)にのみ可動部
4を約70゜回動させるようにしてもよい。つまり、片
側における可動範囲を大きくするようにしたもので、本
図に示したものと対称のものを2種用意することによっ
て、排水管の配管状況に応じて広範囲に対応させること
が可能となる。
【0015】ソケットを2つ以上設けた場合の排水枡1
を図5に示す。これは、固定部2に2方向に固定ソケッ
ト6を設け、これに一つの可動ソケット7を設けた可動
部4を組み合わせた、T字型に分岐させた構造のもので
ある。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明に係る排水枡は、固
定部と可動部を可回転に連結することによって円筒容器
状の枡本体を形成させた構造としていることから、底面
にインバート溝を形成させた状態で回動させることがで
きる。また、回動可能とした構造としたことにより、敷
地の問題やその他の排水管の配管上の制約にかかわら
ず、排水管同士或いは排水管と取付管との接続を極めて
簡単に行なうことができ、工事費や材料費を大幅に低減
させることが可能となる。また、従来行われていた排水
管自体を曲げて接続することを回避させることができる
ので、排水管が割れて雨水が侵入してしまう事態を未然
に防止することができ、しかも配管内の清掃や鏡による
検査にも支障をきたさないという実用上きわぬて有益な
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水枡の一実施例を示す分解斜視
図である。
【図2】図1に示した排水枡の回動状態を示す平面図で
ある。
【図3】本発明に係る排水枡の他の実施例を示す分解斜
視図である。
【図4】本発明に係る排水枡の他の例を示す概略平面図
である。
【図5】本発明に係る排水枡のさらに他の例を示す概略
平面図である。
【符号の説明】
1 排水枡 2 固定部 3 受枠 4 可動部 5 枡本体 6 固定ソケット 7 可動ソケット 8 底面 9 ボルト 10 ネジ孔 11 底面 12 孔 13 環状溝 14 パッキン 15 インバート溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開口した円筒容器状の枡本体の周
    面に、排水管を接続するためのソケットが複数設けられ
    た排水用の枡において、該枡本体は少なくとも一のソケ
    ットを有する可動部と他のソケットを有する固定部より
    成り、該可動部と該固定部は該可動部と該固定部によっ
    て形成される該枡本体の底面部分の中心部を可回転に連
    結することにより、該固定部の内面に沿って該可動部が
    該固定部に重なった状態で回動する構造のものであり、
    該可動部の最大回動時において該固定部との重合が最小
    となる重合部にいずれか一方にパッキンを設けることに
    よって該重合部を気密状態に保持し、且つ該可動部と該
    固定部の少なくともいずれか一方の上端部に固定され他
    方の上端部を嵌合させる環状溝が設けられた円筒状の受
    枠で支持したことを特徴とする排水枡。
JP34549992A 1992-11-30 1992-11-30 排水枡 Expired - Lifetime JP2928791B2 (ja)

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JPH06167045A true JPH06167045A (ja) 1994-06-14
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307515A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Ebara Kiden Kk ポンプ取付台取付構造及びマンホールポンプ装置
JP2009091846A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Toa Grout Kogyo Co Ltd 桝用ソケット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307515A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Ebara Kiden Kk ポンプ取付台取付構造及びマンホールポンプ装置
JP2009091846A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Toa Grout Kogyo Co Ltd 桝用ソケット

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