JP2510790Y2 - ロ―ラコンベヤ - Google Patents

ロ―ラコンベヤ

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JP2510790Y2
JP2510790Y2 JP9930391U JP9930391U JP2510790Y2 JP 2510790 Y2 JP2510790 Y2 JP 2510790Y2 JP 9930391 U JP9930391 U JP 9930391U JP 9930391 U JP9930391 U JP 9930391U JP 2510790 Y2 JP2510790 Y2 JP 2510790Y2
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JP
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conveyor
roller
moving direction
braking
braking mechanism
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JPH0546808U (ja
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時雄 菊地
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Inaba Denki Sangyo Co Ltd
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Inaba Denki Sangyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、搬送面に勾配
をつけて形成すると共に、その勾配を利用して搬送物を
勾配の上手から下手に向かって移動させるためのローラ
コンベヤに関し、更に詳しくは、軸心周りに回動自在な
複数のローラを並設した一対のコンベヤ本体を、前記軸
心方向に間隔を隔てて各別に設け、前記両コンベヤ本体
の上部を前記ローラ2の並設方向に移動する搬送物に対
して、その移動方向の側部で脱落を防ぐ案内機構を設
け、前記ローラの回転速度に比例した制動力で前記ロー
ラまたは前記搬送物を制動する制動機構を、前記移動方
向に沿って間隔を隔てて前記両コンベヤ本体それぞれに
複数設け、前記搬送物に対して、前記制動機構によって
制動することで暴走を防ぎつつ前記搬送物を移動させる
ローラコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のローラコンベヤとして
は、図4に示すように、両コンベヤ本体3にそれぞれ設
けた制動機構5の位置を、前記コンベヤ本体3の側面視
で、それぞれ一致するように配置して設けたものがあっ
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のローラ
コンベヤを、搬送物の移動方向に傾かせた状態に設置す
れば、その上部に載置された搬送物は、ローラコンベア
に沿って、傾斜の下手側に移動する。その際、ローラコ
ンベアに対して制動機構を設けてなければ、搬送物は、
どんどん加速され、暴走してしまうが、制動機構を前記
移動方向に沿って点在させることによって、移動中の搬
送物がその制動機構の設置部に差し掛かったときに制動
を受けて、暴走するのを防止できる。
【0004】しかし、搬送物が制動を受けるのは、制動
機構の上部を通過しているときに限るわけであるから、
制動機構を点在させてあっても、初めの制動機構を通過
してから次の制動機構に差し掛かるまでの間には、搬送
物はローラコンベヤの搬送面に沿った重力の分力によっ
て加速されることになる。
【0005】即ち、従来のローラコンベヤによれば、搬
送物が移動中に、制動されたり、加速されたりして、移
動速度に変化を生じることとなり、その結果、搬送物が
揺さぶられて、荷崩れを起こす危険性がある。
【0006】また、この欠点を解消するのに、制動機構
の設置箇所を増やせば、コストが高くなるという欠点も
ある。
【0007】従って、本考案の目的は、上記欠点に鑑
み、コストを上げずに、移動速度のばらつきの少ないロ
ーラコンベヤを提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本考案の第1の特徴構成は、軸心周りに回動自在な複
数のローラを並設した一対のコンベヤ本体を、前記軸心
方向に間隔を隔てて各別に設け、前記両コンベヤ本体の
上部を前記ローラの並設方向に移動する搬送物に対し
て、その移動方向の側部で脱落を防ぐ案内機構を設け、
前記ローラの回転速度に比例した制動力で前記ローラま
たは前記搬送物を制動する制動機構を、前記移動方向に
沿って間隔を隔てて前記両コンベヤ本体それぞれに複数
設けたローラコンベヤにおいて、前記両コンベヤ本体の
内、一方のコンベヤ本体に設けた前記制動機構と、他方
のコンベヤ本体に設けた前記制動機構とを、前記コンベ
ヤ本体の側面視で、前記移動方向に位置ずれさせて配置
してあるところにある。
【0009】また、本考案の第2の特徴構成は、前記両
コンベヤ本体の内、一方のコンベヤ本体に設けた前記制
動機構と、他方のコンベヤ本体に設けた前記制動機構と
の、前記コンベヤ本体の側面視における前記移動方向の
位置ずれ間隔を、少なくとも前記搬送物底面の前記移動
方向に沿った寸法以下にして形成したところにある。
【0010】
【作用】本考案のローラコンベヤにおける第1の特徴構
成によれば、両コンベヤ本体の内、一方のコンベヤ本体
に設けた制動機構と、他方のコンベヤ本体に設けた制動
機構とを、ローラのコンベヤ本体の側面視で、搬送物の
移動方向に位置ずれさせて配置してあるから、従来のロ
ーラコンベヤに比較して、設ける制動機構の設置数を変
化させないとした場合であっても、前記移動方向での制
動機構設置間隔を小さくすることが出来る。
【0011】即ち、従来のローラコンベヤにおける、搬
送物の移動方向での制動機構設置間隔に対して、例え
ば、左右いずれかの制動機構設置位置を搬送物の移動方
向に半ピッチずらした千鳥配列にすることによって、移
動する搬送物は、移動中に制動を受ける距離ピッチが半
分となり、一定距離を移動するのに2倍の回数で制動を
受けることになる。つまり、多くの回数の制動を短い距
離ピッチで受けるために、移動中の搬送物が大きく加速
される前に制動することが出来、移動速度の変化を少な
くすることが出来る。しかも、部品価格の高価な制動機
構の数を増やさなくても目的を達成することが可能とな
る。
【0012】本考案のローラコンベヤにおける第2の特
徴構成によれば、前記両コンベヤ本体の内、一方のコン
ベヤ本体に設けた前記制動機構と、他方のコンベヤ本体
に設けた前記制動機構との、前記コンベヤ本体の側面視
における前記移動方向の位置ずれ間隔を、少なくとも前
記搬送物底面の前記移動方向に沿った寸法以下にして形
成してあるので、ローラコンベヤ上を移動する搬送物
は、常に左右何れかの制動機構上を通過していることに
なる。そのために、移動速度の調整を継続して実施で
き、より速度変化を少なくすることが可能となる。
【0013】
【考案の効果】従って、本考案のローラコンベヤによれ
ば、コストを上げずに、搬送物の移動に伴う速度変化を
少なくすることが可能となって、移動中の荷崩れが減
り、搬送効率を向上させることが出来るようになった。
【0014】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】本実施例のローラコンベヤ1は、図1・図
2に示すように、勾配をつけて形成した搬送面上を、そ
の勾配を利用して搬送物の一例であるパレット4を勾配
の上手から下手に向かって移動させるためのもので、軸
心C周りに回動自在な複数のローラ2を並設した一対の
コンベヤ本体3a・3bを、軸心C方向に間隔を隔てて
各別に設け、その両コンベヤ本体3a・3bの上部を軸
心Cに直交する方向に移動するパレット4に対して、そ
の移動方向Hの側部で脱落を防ぐ案内機構Aを設け、前
記ローラ2の回転速度に比例した制動力で前記ローラ2
を制動する制動機構の一例であるブレーキローラ5を、
前記移動方向Hに沿って間隔を隔てて前記両コンベヤ本
体3a・3bそれぞれに複数設けてある。
【0016】前記ローラ2は、内装する枢支軸と、軸受
けによって軸心C周りに回動自在に形成してあり、前記
枢支軸両端をコンベヤ本体3のフレーム6に連結固定し
てある。
【0017】前記案内機構Aは、前記ローラ2と同じ構
成の案内ローラ7と、その案内ローラ7を支持する支持
フレーム8によって形成してあり、前記案内ローラ7の
枢支軸を立て姿勢にした状態に前記フレーム6と連結し
てある。
【0018】次に、コンベヤ本体3に対する前記ブレー
キローラ5の設置位置は、一方のコンベヤ本体3aに設
けた位置と、他方のコンベヤ本体3bに設けた位置との
前記移動方向Hでの間隔Pを、パレット4の移動方向H
に沿った寸法Lに合わせて設けてある。また、前記ブレ
ーキローラ5各々は、パレット4の移動方向Hに隣合う
両ローラ2の間に設けてある。
【0019】前記ブレーキローラ5について説明する
と、図3A・3Bに示すように、枢支軸部9とその枢支
軸部9に連結固定された固定ドラム10からなる固定部
材を設け、前記枢支軸部9に軸受け部11を介して回動
自在に連結された回転ドラム12と、その回転ドラム1
2に内装されると共に一端側を回転ドラム12に揺動自
在に連結されたブレーキシュー13、及び、そのブレー
キシュー13の他端側を前記枢支軸部9側に引き寄せる
スプリング14とからなる回転部材を設けて形成してあ
る。
【0020】また、コンベヤ本体3に対する取り付け
は、枢支軸部9の両端部に各別に設けた保持具15と、
その保持具15の両端部と前記フレーム6を各々つなぎ
且つブレーキローラ5をローラ2に押し付けるためのバ
ネ部材16とによって行っている。
【0021】このブレーキローラ5に、ローラ2の回転
が回転ドラム12から伝われば、その回転ドラム12と
共にブレーキシュー13も回転し、そのときの回転速度
に伴う遠心力がブレーキシュー13に作用することによ
って回転外方に移動し、固定ドラム10内周面に接当
し、その両者間に摩擦が作用して回転ドラム12を制動
する。この制動力が、ローラ2に伝達されて、移動する
パレット4に対して制動する。
【0022】 〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。 〈1〉 先の実施例では、制動機構5の一例としてブレ
ーキローラを上げて説明したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、搬送物4の移動速度を直接的または
間接的に測定するセンサーと、搬送物4に制動をかける
駆動装置と、前記センサー及び前記駆動装置とを制御す
る制御装置等を組み合わせたものであってもよい。
【0023】〈2〉 また、搬送物4の移動方向での左
右に位置する両コンベヤ本体3各々に設ける制動機構5
の数については、左右で同一数にすることに限るもので
はなく、更に、設置間隔Pに関しても各々変化させて形
成してあってもよい。従って、千鳥状の配列形態以外の
ものでもよい。
【0024】〈3〉 制動機構5については、ローラ2
に対して制動をかけるものに限定されるものではなく、
搬送物4に直接的に制動をかけるように形成してあって
もよい。
【0025】〈4〉 一方、前記ローラ2について、そ
の設置姿勢は、搬送物4の移動方向に直交する方向に軸
心を合わせたものに限らず、例えば、前記移動方向の左
右にそれぞれ位置するローラ2の外側の一端部を、内側
の他端部に対して移動方向側それぞれにずらした姿勢に
して、ローラ2を設置すれば、搬送物4に対して、移動
中のローラコンベア1上で、前記制動機構5から制動を
受けた際の慣性モーメントによる搬送面内での回転を発
生しにくくし、脱落防止の効果を期待することが出来
る。
【0026】〈5〉 更に、ローラコンベヤ1の搬送面
が、前記移動方向の左右外側ほど内側に比べて高くなる
ように前記ローラ2を設ければ、搬送物4の移動方向で
の求心性が向上する。その方法としては、例えば、移動
方向左右の両コンベヤ本体3を、それぞれ内側に傾斜さ
せて設けたり、又は、ローラ2を円錐台形状に形成し、
左右のコンベヤ本体3に対して、円錐台底面が左右外方
を向く姿勢に設置してもよい。
【0027】尚、実用新案登録請求の範囲の項に、図面
との対照を便利にするために符号を記すが、該記入によ
り本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のローラコンベヤを表す上面図
【図2】実施例のローラコンベヤの断面を表す図
【図3】ブレーキローラを表す図
【図4】従来例のローラコンベヤを表す斜視図
【符号の説明】 2 ローラ 3 コンベヤ本体 3a 一方のコンベヤ本体 3b 他方のコンベヤ本体 4 搬送物 5 制動機構 A 案内機構 C 軸心 H 移動方向 L (搬送物の)寸法 P (制動機構の位置ずれ)間隔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心(C)周りに回動自在な複数のロー
    ラ(2)を並設した一対のコンベヤ本体(3)を、前記
    軸心(C)方向に間隔を隔てて各別に設け、前記両コン
    ベヤ本体(3)の上部を前記ローラ(2)の並設方向に
    移動する搬送物(4)に対して、その移動方向(H)の
    側部で脱落を防ぐ案内機構(A)を設け、前記ローラ
    (2)の回転速度に比例した制動力で前記ローラ(2)
    または前記搬送物(4)を制動する制動機構(5)を、
    前記移動方向(H)に沿って間隔を隔てて前記両コンベ
    ヤ本体(3)それぞれに複数設けたローラコンベヤであ
    って、 前記両コンベヤ本体(3)の内、一方のコンベヤ本体
    (3a)に設けた前記制動機構(5)と、他方のコンベ
    ヤ本体(3b)に設けた前記制動機構(5)とを、前記
    コンベヤ本体(3)の側面視で、前記移動方向(H)に
    位置ずれさせて配置してあるローラコンベヤ。
  2. 【請求項2】 前記両コンベヤ本体(3)の内、一方の
    コンベヤ本体(3a)に設けた前記制動機構(5)と、
    他方のコンベヤ本体(3b)に設けた前記制動機構
    (5)との、前記コンベヤ本体(3)の側面視における
    前記移動方向(H)の位置ずれ間隔(P)を、少なくと
    も前記搬送物(4)底面の前記移動方向(H)に沿った
    寸法(L)以下にして形成した請求項1に記載のローラ
    コンベヤ。
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ES1092031Y (es) * 2013-10-02 2014-01-23 Dinalager S L (100 0%) Rueda de frenado para un carril de transporte de mercancías

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