JP2578260Y2 - ローラコンベア - Google Patents
ローラコンベアInfo
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- JP2578260Y2 JP2578260Y2 JP1993032718U JP3271893U JP2578260Y2 JP 2578260 Y2 JP2578260 Y2 JP 2578260Y2 JP 1993032718 U JP1993032718 U JP 1993032718U JP 3271893 U JP3271893 U JP 3271893U JP 2578260 Y2 JP2578260 Y2 JP 2578260Y2
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- brake
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、物品(荷物)同士に
作用する圧力を低く抑えながら物品をローラに沿って斜
め下方に搬送することができるローラコンベアに関す
る。
作用する圧力を低く抑えながら物品をローラに沿って斜
め下方に搬送することができるローラコンベアに関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】図7及び図8は従来のロー
ラコンベアを示すものであり、これらの図において符号
2は斜め下方に向かう物品搬送方向dに沿って配列され
たローラである。これらローラ2の各端部にはローラの
軸方向に突出する突起部4が固設されている。また、こ
れらローラ2の下方にはエアシリンダ6が設けられると
ともに、軸O1を支点として回動可能なレバー8がエア
シリンダ6の出力部に連結して設けられ、回動制御可能
となっている。これらエアシリンダ6とレバー8は、ロ
ーラ2のブレーキを構成している。
ラコンベアを示すものであり、これらの図において符号
2は斜め下方に向かう物品搬送方向dに沿って配列され
たローラである。これらローラ2の各端部にはローラの
軸方向に突出する突起部4が固設されている。また、こ
れらローラ2の下方にはエアシリンダ6が設けられると
ともに、軸O1を支点として回動可能なレバー8がエア
シリンダ6の出力部に連結して設けられ、回動制御可能
となっている。これらエアシリンダ6とレバー8は、ロ
ーラ2のブレーキを構成している。
【0003】このようなローラコンベアにおいて荷物を
斜め下方に降下させる場合には、エアーシリンダ6の出
力部を図7に示すように引き込んで、レバー8が突起部
4に係合しない状態とする。この状態においてはローラ
2は回転自在であり、荷物は自由に落下してゆく。ま
た、荷物をローラ2上に停止させる場合には、エアーシ
リンダ6の出力部を押し出し、図8に示すようにローラ
2の突起部4をレバー8の先端部に係合させる。再びエ
アシリンダ6の出力部を引き込めば、レバー8と突起部
4の係合は解除される。
斜め下方に降下させる場合には、エアーシリンダ6の出
力部を図7に示すように引き込んで、レバー8が突起部
4に係合しない状態とする。この状態においてはローラ
2は回転自在であり、荷物は自由に落下してゆく。ま
た、荷物をローラ2上に停止させる場合には、エアーシ
リンダ6の出力部を押し出し、図8に示すようにローラ
2の突起部4をレバー8の先端部に係合させる。再びエ
アシリンダ6の出力部を引き込めば、レバー8と突起部
4の係合は解除される。
【0004】ところで、上記のような従来のローラコン
ベアにおいては、ブレーキをON、OFFするときにお
いて、レバー8と突起部4との接触音が大きく、これを
低減することが望まれていた。また、ローラ2は、レバ
ー8を引いてから最長の場合には180゜回転してから
止まるため、ブレーキの反応性が悪かった。また、ロー
ラ2の間隔の制約からレバー8の太さにも限界があり、
ブレーキ強度の問題があり、さらに、ローラ端部に突起
部4のついた特殊なローラを使用しなければならず、不
経済であるという課題もあった。本考案は上記の如き事
情に鑑みてなされたものであり、物品同士に作用する圧
力を低く抑えながら物品をローラに沿って搬送すること
ができ、制動時のブレーキ音が小さく、ローラの制動条
件を均一化することができて、物品搬送における制御性
を向上することができ、しかも通常のローラを使用する
ことができて経済的なローラコンベアを提供することを
目的とする。
ベアにおいては、ブレーキをON、OFFするときにお
いて、レバー8と突起部4との接触音が大きく、これを
低減することが望まれていた。また、ローラ2は、レバ
ー8を引いてから最長の場合には180゜回転してから
止まるため、ブレーキの反応性が悪かった。また、ロー
ラ2の間隔の制約からレバー8の太さにも限界があり、
ブレーキ強度の問題があり、さらに、ローラ端部に突起
部4のついた特殊なローラを使用しなければならず、不
経済であるという課題もあった。本考案は上記の如き事
情に鑑みてなされたものであり、物品同士に作用する圧
力を低く抑えながら物品をローラに沿って搬送すること
ができ、制動時のブレーキ音が小さく、ローラの制動条
件を均一化することができて、物品搬送における制御性
を向上することができ、しかも通常のローラを使用する
ことができて経済的なローラコンベアを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るローラコン
ベアは、斜め下方に向かう物品搬送方向に沿って複数の
ローラが回転自在に設けられるとともに、これらローラ
の配列方向に沿って複数のブレーキが設けられ、これら
ブレーキは交互に少なくとも二組のブレーキセットに組
分けされており、前記各ブレーキは前記ローラの複数個
に当接可能なパッドと、このパッドを前記ローラに接近
または離隔する方向に駆動する駆動機構とを備えてお
り、同一のブレーキセットに属する全てのブレーキの駆
動機構は同時に作動するように連結され、かつブレーキ
セットの各組が独立して作動可能とされていることによ
り上記課題を解決した。また、前記パッドが前記ローラ
の長さ方向端部から等距離に当接するよう位置される技
術が適用される。
ベアは、斜め下方に向かう物品搬送方向に沿って複数の
ローラが回転自在に設けられるとともに、これらローラ
の配列方向に沿って複数のブレーキが設けられ、これら
ブレーキは交互に少なくとも二組のブレーキセットに組
分けされており、前記各ブレーキは前記ローラの複数個
に当接可能なパッドと、このパッドを前記ローラに接近
または離隔する方向に駆動する駆動機構とを備えてお
り、同一のブレーキセットに属する全てのブレーキの駆
動機構は同時に作動するように連結され、かつブレーキ
セットの各組が独立して作動可能とされていることによ
り上記課題を解決した。また、前記パッドが前記ローラ
の長さ方向端部から等距離に当接するよう位置される技
術が適用される。
【0006】
【作用】上記構成に係るローラコンベアにおいては、二
組のブレーキを交互に断続することにより、物品が所定
のブレーキ長さずつ搬送され、物品同士に作用する圧力
が低く抑えられたまま物品が搬送される。ローラはパッ
ドを当接せしめられて回転を制動されるので、ブレーキ
音が小さい。また、ローラは制動されるための突起部等
を要さず、通常のものが使用される。また、ブレーキセ
ットの各組が独立して作動可能とされているため、ロー
ラコンベアの制御性を向上することができる。前記パッ
ドが前記ローラの長さ方向端部から等距離に当接するよ
う位置されるため、各ブレーキパッドにおけるローラの
制動条件を均一化することができる。
組のブレーキを交互に断続することにより、物品が所定
のブレーキ長さずつ搬送され、物品同士に作用する圧力
が低く抑えられたまま物品が搬送される。ローラはパッ
ドを当接せしめられて回転を制動されるので、ブレーキ
音が小さい。また、ローラは制動されるための突起部等
を要さず、通常のものが使用される。また、ブレーキセ
ットの各組が独立して作動可能とされているため、ロー
ラコンベアの制御性を向上することができる。前記パッ
ドが前記ローラの長さ方向端部から等距離に当接するよ
う位置されるため、各ブレーキパッドにおけるローラの
制動条件を均一化することができる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の実施例を
説明する。図1乃至図3は本考案の一実施例に係るロー
ラコンベアを示すものである。これらの図において、符
号10は円柱状のローラであり、ローラコンベアの枠体
12に対して軸線回りに回転自在に軸支されており、斜
め下方に向かう物品搬送方向(矢印d方向)に沿って、
互いに平行に多数設けられている。ローラ10の下方に
は、ブレーキセットIに属するブレーキ14と、ブレー
キセットIIに属するブレーキ16とが、物品搬送方向に
沿って交互に複数個ずつ(図では3個ずつ)配置され、
ローラコンベアの最下流にはブレーキセットI及びIIに
属しないブレーキ18が設けられている。これらブレー
キ14とブレーキ16とは、図2に示すように、それぞ
れ前記ローラ10の長さ方向端部から等距離に位置され
る。また、これらブレーキの下方には、エアシリンダ2
0,22,24がそれぞれ設けられている。
説明する。図1乃至図3は本考案の一実施例に係るロー
ラコンベアを示すものである。これらの図において、符
号10は円柱状のローラであり、ローラコンベアの枠体
12に対して軸線回りに回転自在に軸支されており、斜
め下方に向かう物品搬送方向(矢印d方向)に沿って、
互いに平行に多数設けられている。ローラ10の下方に
は、ブレーキセットIに属するブレーキ14と、ブレー
キセットIIに属するブレーキ16とが、物品搬送方向に
沿って交互に複数個ずつ(図では3個ずつ)配置され、
ローラコンベアの最下流にはブレーキセットI及びIIに
属しないブレーキ18が設けられている。これらブレー
キ14とブレーキ16とは、図2に示すように、それぞ
れ前記ローラ10の長さ方向端部から等距離に位置され
る。また、これらブレーキの下方には、エアシリンダ2
0,22,24がそれぞれ設けられている。
【0008】ブレーキ14は、上面にゴム等が装着され
たパッド14aと、略L字状を呈するレバー14bとを
備えている。各レバー14bは、枠体12に設けられた
軸O14の回りに回動自在に支持されるとともに、その一
端部がパッド14aに回動自在に連結されている。これ
らレバー14bとレバー14bの間、及び隣接するブレ
ーキ14と14のレバー14b,14b間は、ロッド2
6及び連結部材28を介して互いに連結されている。ま
た、レバー14bの一つはエアシリンダ20の出力部に
連結されており、該エアシリンダ20の駆動によってレ
バー14bを回動せしめ、パッド14aをローラ10に
対して接近または離隔する方向に駆動可能となってい
る。
たパッド14aと、略L字状を呈するレバー14bとを
備えている。各レバー14bは、枠体12に設けられた
軸O14の回りに回動自在に支持されるとともに、その一
端部がパッド14aに回動自在に連結されている。これ
らレバー14bとレバー14bの間、及び隣接するブレ
ーキ14と14のレバー14b,14b間は、ロッド2
6及び連結部材28を介して互いに連結されている。ま
た、レバー14bの一つはエアシリンダ20の出力部に
連結されており、該エアシリンダ20の駆動によってレ
バー14bを回動せしめ、パッド14aをローラ10に
対して接近または離隔する方向に駆動可能となってい
る。
【0009】ブレーキ16も前記ブレーキ14と同様で
あり、パッド16aとレバー16bを備えており、ま
た、レバー16bとレバー16bの間、及び隣接するブ
レーキ16と16のレバー16b,16b間は、図示し
ないロッド及び連結部材を介して互いに連結されてい
る。また、レバー16bの一つはエアシリンダ22の出
力部に連結されており、該エアシリンダ22の駆動によ
ってレバー16bを回動せしめ、パッド16aをローラ
10に対して接近または離隔する方向に駆動可能となっ
ている。レバー14b、ロッド26、連結部材28及び
エアシリンダ20は、パッド14aの駆動機構を構成し
ており、同様にレバー16b、ロッド26、連結部材2
8及びエアシリンダ22は、パッド16aの駆動機構を
構成している。ブレーキ18も前記ブレーキ14,16
と同様であり、パッド18a及びレバー18bを備えて
おり、レバー18b,18b間はロッド26及び連結部
材28を介して連結されている。また、レバー18bの
一つはエアシリンダ24の出力部に連結されており、ブ
レーキセットIまたはIIと独立して駆動可能となってい
る。これらブレーキ14,16,18においては、パッ
ド14a,16a,18aが、前記ローラ10の長さ方
向端部から等距離に当接するよう位置される。
あり、パッド16aとレバー16bを備えており、ま
た、レバー16bとレバー16bの間、及び隣接するブ
レーキ16と16のレバー16b,16b間は、図示し
ないロッド及び連結部材を介して互いに連結されてい
る。また、レバー16bの一つはエアシリンダ22の出
力部に連結されており、該エアシリンダ22の駆動によ
ってレバー16bを回動せしめ、パッド16aをローラ
10に対して接近または離隔する方向に駆動可能となっ
ている。レバー14b、ロッド26、連結部材28及び
エアシリンダ20は、パッド14aの駆動機構を構成し
ており、同様にレバー16b、ロッド26、連結部材2
8及びエアシリンダ22は、パッド16aの駆動機構を
構成している。ブレーキ18も前記ブレーキ14,16
と同様であり、パッド18a及びレバー18bを備えて
おり、レバー18b,18b間はロッド26及び連結部
材28を介して連結されている。また、レバー18bの
一つはエアシリンダ24の出力部に連結されており、ブ
レーキセットIまたはIIと独立して駆動可能となってい
る。これらブレーキ14,16,18においては、パッ
ド14a,16a,18aが、前記ローラ10の長さ方
向端部から等距離に当接するよう位置される。
【0010】上記の構成に係るローラコンベアにおいて
は、ブレーキセットI及びIIがONの状態(制動状態)
において、荷物がローラコンベアの上流側(斜め上方)
から供給される。この状態において、まずエアシリンダ
20の出力部を引き込むとパッド14aがレバー14b
を介して下方に移動し、パッド14aに当接していたロ
ーラ10はフリーな状態となり、これにより荷物は次の
ブレーキ16の位置まで進んでそこで停止する。次い
で、ブレーキセットIをONにするとともに、エアシリ
ンダ22を駆動してその出力部を押し出し、ブレーキセ
ットIIをOFFとする。これにより、パッド16aに当
接していたローラ10はフリーな状態となって荷物は次
のブレーキ14の位置まで進み、そこで停止する。以
後、同様の動作を繰り返すことにより、荷物は一つのブ
レーキの長さ分ずつローラコンベア上を下降し、ローラ
コンベアの下端まで搬送されてゆく。ブレーキ18は通
常はOFF状態とされているが、ローラコンベアの前方
に接続して設けられた他のローラコンベア上が荷物で満
杯状態にある場合等(センサ等により検出される。)に
は、エアシリンダ28の出力部が押し出されてブレーキ
18はON状態となり、荷物を確実にコンベア上に停止
する。
は、ブレーキセットI及びIIがONの状態(制動状態)
において、荷物がローラコンベアの上流側(斜め上方)
から供給される。この状態において、まずエアシリンダ
20の出力部を引き込むとパッド14aがレバー14b
を介して下方に移動し、パッド14aに当接していたロ
ーラ10はフリーな状態となり、これにより荷物は次の
ブレーキ16の位置まで進んでそこで停止する。次い
で、ブレーキセットIをONにするとともに、エアシリ
ンダ22を駆動してその出力部を押し出し、ブレーキセ
ットIIをOFFとする。これにより、パッド16aに当
接していたローラ10はフリーな状態となって荷物は次
のブレーキ14の位置まで進み、そこで停止する。以
後、同様の動作を繰り返すことにより、荷物は一つのブ
レーキの長さ分ずつローラコンベア上を下降し、ローラ
コンベアの下端まで搬送されてゆく。ブレーキ18は通
常はOFF状態とされているが、ローラコンベアの前方
に接続して設けられた他のローラコンベア上が荷物で満
杯状態にある場合等(センサ等により検出される。)に
は、エアシリンダ28の出力部が押し出されてブレーキ
18はON状態となり、荷物を確実にコンベア上に停止
する。
【0011】上記のようなローラコンベアにおいては、
物品を所定距離ずつ交互に搬送することができ、物品が
連続的に一度で滑り落ちるのを防ぎ、物品同士に作用す
る圧力を低く抑えながら物品をローラに沿って搬送する
ことができる。また、制動時に従来のようにレバーと突
起部を用いないため、ブレーキ音が小さく低騒音化を実
現することができ、通常のローラを使用することができ
て経済的である。また、ブレーキセットの各組が独立し
て作動可能とされているため、たとえ一方のブレーキセ
ットが動作しない場合にも、間欠的に物品搬送を行うこ
とが可能になる等、物品搬送における制御性を向上する
ことができる。また、前記パッドが前記ローラの長さ方
向端部から等距離に当接するよう位置されるため、各ブ
レーキパッドにおけるローラの制動条件を均一化し、制
動時における搬送物品に対する影響を均一化すること
で、物品搬送に対する確実性を向上することができる。
また、エアシリンダのエア圧の調整により予め決められ
た荷重条件に対して適切なブレーキ圧を設定することが
できる。また、パッドの長さを調節することにより、予
め決められた荷物長さに応じてブレーキの長さを設定す
ることができる。
物品を所定距離ずつ交互に搬送することができ、物品が
連続的に一度で滑り落ちるのを防ぎ、物品同士に作用す
る圧力を低く抑えながら物品をローラに沿って搬送する
ことができる。また、制動時に従来のようにレバーと突
起部を用いないため、ブレーキ音が小さく低騒音化を実
現することができ、通常のローラを使用することができ
て経済的である。また、ブレーキセットの各組が独立し
て作動可能とされているため、たとえ一方のブレーキセ
ットが動作しない場合にも、間欠的に物品搬送を行うこ
とが可能になる等、物品搬送における制御性を向上する
ことができる。また、前記パッドが前記ローラの長さ方
向端部から等距離に当接するよう位置されるため、各ブ
レーキパッドにおけるローラの制動条件を均一化し、制
動時における搬送物品に対する影響を均一化すること
で、物品搬送に対する確実性を向上することができる。
また、エアシリンダのエア圧の調整により予め決められ
た荷重条件に対して適切なブレーキ圧を設定することが
できる。また、パッドの長さを調節することにより、予
め決められた荷物長さに応じてブレーキの長さを設定す
ることができる。
【0012】次に、図4乃至図6を参照して本考案の他
の実施例を説明する。なお、前述の実施例と同一の構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。これ
らの図に示すローラコンベアでは、前述の実施例と異な
り、ブレーキセットIに属する複数のブレーキ30と、
ブレーキセットIIに属する複数のブレーキ32が、平面
視において直線上に配置されている。また、これらブレ
ーキの反対側の下流部には、ブレーキ33が配置されて
いる。ブレーキ30,32,33は前記ローラ10の長
さ方向端部から等距離に位置される。
の実施例を説明する。なお、前述の実施例と同一の構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。これ
らの図に示すローラコンベアでは、前述の実施例と異な
り、ブレーキセットIに属する複数のブレーキ30と、
ブレーキセットIIに属する複数のブレーキ32が、平面
視において直線上に配置されている。また、これらブレ
ーキの反対側の下流部には、ブレーキ33が配置されて
いる。ブレーキ30,32,33は前記ローラ10の長
さ方向端部から等距離に位置される。
【0013】ブレーキ30、32の基本的な構造は前述
の実施例のものと同様であり、パッド30a,32a
と、各軸O30,O32の回りに回動自在に支持されたアー
ム30b,32bとを備えている。そして、ブレーキ3
0及び32は、各アーム間及び隣接するブレーキのアー
ム間が、ロッド34、ロッド36及び連結部材38によ
って一体に連結されている。また、ロッド34の一つ
は、下方に設けられたエアシリンダ40の一部に連結さ
れている。アーム30b,32b、ロッド34,36、
連結部材38及びエアシリンダ40は、各パッド30
a,30bの駆動機構を構成している。隣接する2つの
ブレーキ30、32のアームは、互いに逆向きに配置さ
れており、このため、エアシリンダ40の出力部を押し
出したときには、ブレーキセットIの全てのブレーキ3
0はパッド30aを上方へ押し出し、ブレーキセットII
の全てのブレーキ32はパッド32aを下方へ引き下げ
る方向に作動する。逆に、エアシリンダ40の出力部を
引き込んだときには、ブレーキセットIの全てのブレー
キ30はパッド30aを下方へ引き下げ、ブレーキセッ
トIIの全てのブレーキ32はパッド32aを上方へ押し
上げる方向に作動する。これらブレーキ30,32,3
3においては、パッド30a,32a,33aが、前記
ローラ10の長さ方向端部から等距離に当接するよう位
置される。
の実施例のものと同様であり、パッド30a,32a
と、各軸O30,O32の回りに回動自在に支持されたアー
ム30b,32bとを備えている。そして、ブレーキ3
0及び32は、各アーム間及び隣接するブレーキのアー
ム間が、ロッド34、ロッド36及び連結部材38によ
って一体に連結されている。また、ロッド34の一つ
は、下方に設けられたエアシリンダ40の一部に連結さ
れている。アーム30b,32b、ロッド34,36、
連結部材38及びエアシリンダ40は、各パッド30
a,30bの駆動機構を構成している。隣接する2つの
ブレーキ30、32のアームは、互いに逆向きに配置さ
れており、このため、エアシリンダ40の出力部を押し
出したときには、ブレーキセットIの全てのブレーキ3
0はパッド30aを上方へ押し出し、ブレーキセットII
の全てのブレーキ32はパッド32aを下方へ引き下げ
る方向に作動する。逆に、エアシリンダ40の出力部を
引き込んだときには、ブレーキセットIの全てのブレー
キ30はパッド30aを下方へ引き下げ、ブレーキセッ
トIIの全てのブレーキ32はパッド32aを上方へ押し
上げる方向に作動する。これらブレーキ30,32,3
3においては、パッド30a,32a,33aが、前記
ローラ10の長さ方向端部から等距離に当接するよう位
置される。
【0014】ブレーキ33の基本的な構造もブレーキ3
0と同様であり、そのアームの一部は下方に設けられた
エアシリンダ42の出力部に連結されている。このブレ
ーキ33は前述の実施例におけるブレーキ18に相当
し、前方に設けられた他のローラコンベア等が満杯状態
にある場合等に駆動させるためのものである。本実施例
に係るローラコンベアによれば、上記実施例と同様の作
用効果が得られる他、荷物搬送時のブレーキ30,32
をエアシリンダ40のみで駆動することができ、経済的
である。なお、前述の図1乃至図3に示したローラコン
ベアにおいては二組のブレーキを同時にON状態にでき
るため、重量物の搬送時に適している。また、本実施例
のブレーキ30,32,33においては、パッド30
a,32a,33aが、前記ローラ10の長さ方向端部
から等距離に当接するよう位置されるため、上記実施例
よりも各ブレーキパッドにおけるローラ10の制動条件
を均一化し、制動時における搬送物品に対する影響を均
一化することで、物品搬送に対する確実性を向上するこ
とができる。。
0と同様であり、そのアームの一部は下方に設けられた
エアシリンダ42の出力部に連結されている。このブレ
ーキ33は前述の実施例におけるブレーキ18に相当
し、前方に設けられた他のローラコンベア等が満杯状態
にある場合等に駆動させるためのものである。本実施例
に係るローラコンベアによれば、上記実施例と同様の作
用効果が得られる他、荷物搬送時のブレーキ30,32
をエアシリンダ40のみで駆動することができ、経済的
である。なお、前述の図1乃至図3に示したローラコン
ベアにおいては二組のブレーキを同時にON状態にでき
るため、重量物の搬送時に適している。また、本実施例
のブレーキ30,32,33においては、パッド30
a,32a,33aが、前記ローラ10の長さ方向端部
から等距離に当接するよう位置されるため、上記実施例
よりも各ブレーキパッドにおけるローラ10の制動条件
を均一化し、制動時における搬送物品に対する影響を均
一化することで、物品搬送に対する確実性を向上するこ
とができる。。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係るロ
ーラコンベアにおいては、交互に並んだ二組のブレーキ
を交互に断続することにより、物品同士に作用する圧力
を低く抑えながら物品をローラに沿って搬送することが
できる。また、制動時のブレーキ音が小さく低騒音化を
実現することができるとともに、通常のローラを使用す
ることができて経済的である。また、ブレーキセットの
各組が独立して作動可能とされているため、物品搬送に
おける制御性を向上することができる。さらに、前記パ
ッドが前記ローラの長さ方向端部から等距離に当接する
よう位置されるため、各ブレーキパッドにおけるローラ
の制動条件を均一化することができ、物品搬送に対する
確実性を向上することができる。
ーラコンベアにおいては、交互に並んだ二組のブレーキ
を交互に断続することにより、物品同士に作用する圧力
を低く抑えながら物品をローラに沿って搬送することが
できる。また、制動時のブレーキ音が小さく低騒音化を
実現することができるとともに、通常のローラを使用す
ることができて経済的である。また、ブレーキセットの
各組が独立して作動可能とされているため、物品搬送に
おける制御性を向上することができる。さらに、前記パ
ッドが前記ローラの長さ方向端部から等距離に当接する
よう位置されるため、各ブレーキパッドにおけるローラ
の制動条件を均一化することができ、物品搬送に対する
確実性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るローラコンベアを示す
正面図である。
正面図である。
【図2】同実施例に係るローラコンベアを示す平面図で
ある。
ある。
【図3】同実施例に係るローラコンベアを示す側面図で
ある。
ある。
【図4】本考案の他の実施例に係るローラコンベアを示
す正面図である。
す正面図である。
【図5】同実施例に係るローラコンベアを示す平面図で
ある。
ある。
【図6】同実施例に係るローラコンベアを示す側面図で
ある。
ある。
【図7】従来のローラコンベアを示す図である。
【図8】従来のローラコンベアを示す図である。
10 ローラ 14、16、18、30、32 ブレーキ 14a、16a、18a、30a、32a パッド 20、22、24、40、42 エアシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大城 章一郎 東京都江東区毛利1−19−10 石川島播 磨重工業株式会社 江東事務所内 (56)参考文献 実開 昭60−47722(JP,U) 実開 平1−129112(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 13/00 - 13/12
Claims (2)
- 【請求項1】 斜め下方に向かう物品搬送方向に沿って
複数のローラが回転自在に設けられるとともに、これら
ローラの配列方向に沿って複数のブレーキが設けられ、
これらブレーキは交互に少なくとも二組のブレーキセッ
トに組分けされており、前記各ブレーキは前記ローラの
複数個に当接可能なパッドと、このパッドを前記ローラ
に接近または離隔する方向に駆動する駆動機構とを備え
ており、同一のブレーキセットに属する全てのブレーキ
の駆動機構は同時に作動するように連結され、かつブレ
ーキセットの各組が独立して作動可能とされていること
を特徴とするローラコンベア。 - 【請求項2】 前記パッドが前記ローラの長さ方向端部
から等距離に当接するよう位置されることを特徴とする
請求項1記載のローラコンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032718U JP2578260Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | ローラコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032718U JP2578260Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | ローラコンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072321U JPH072321U (ja) | 1995-01-13 |
JP2578260Y2 true JP2578260Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=12366627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032718U Expired - Fee Related JP2578260Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | ローラコンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578260Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101328750B1 (ko) * | 2012-03-30 | 2013-11-11 | 주식회사 삼주전자 | 보안검색용 우산의 이송장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6047722U (ja) * | 1983-09-08 | 1985-04-04 | 株式会社 寺岡精工 | 搬送装置における供給駆動装置 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP1993032718U patent/JP2578260Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH072321U (ja) | 1995-01-13 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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