JP2000044024A - ロール原紙移送装置 - Google Patents

ロール原紙移送装置

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JP2000044024A
JP2000044024A JP10230036A JP23003698A JP2000044024A JP 2000044024 A JP2000044024 A JP 2000044024A JP 10230036 A JP10230036 A JP 10230036A JP 23003698 A JP23003698 A JP 23003698A JP 2000044024 A JP2000044024 A JP 2000044024A
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roll
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Mamoru Sakaguchi
守 坂口
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SAKAGUCHI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール原紙をその収容部から台車上に自動的
に移送する。 【解決手段】 原紙収容部から第1レールの外側方に傾
斜した移送経路5を設けることにより、第1台車にロー
ル原紙を載せる。又、第2レール上の台車にロール原紙
を載せる場合、移送経路5の下流端部に進退自在に設け
た跨線ブリッジで第1レールを横切らせ、原紙収容部か
ら第1、2レール間に配置した俯仰甲板上へロール原紙
を転がして、俯仰甲板を第2レール側へ降下状に傾動さ
せることにより、第2台車上にロール原紙を誘導する。
又、第1台車に載ったロール原紙は、傾斜した俯仰甲板
の上流端部に下方屈曲して設けたストッパーで、又第2
台車に載ったロール原紙は、第2レールの外側方に隣接
して台車高より高く突設した別途ストッパーで、第1、
第2台車からの脱落を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール原紙をその
収容部から台車上に自動的に移送する様にしたロール原
紙移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コルゲーターのライン上に設けた
ミルロールスタンドにロール状の段ボール原紙(以下、
ロール原紙と称する。)を供給するには、ロール原紙を
ストックしている原紙収容部からロール原紙を作業従事
者が転がして原紙収容部近傍に停車している台車に載
せ、台車はかかる停車位置よりミルロールスタンドに渡
って敷設したレールを走行して、ミルロールスタンドへ
ロール原紙を搬送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ミルロールスタン
ドは、その本体左右にロール原紙を支持する一対のアー
ムを夫々設けており、よって上記レールは原紙収容部か
らミルロールスタンドの間に左右で平行な2線路が設け
られている。このため原紙収容部は、各レールの間(内
側)、又はレールの外側に配置され、前者の場合は、原
紙収容部のスペースが後者に比べ小さくて済むが、原紙
収容部からレールの左右にロール原紙を振り分ける作業
をレール間の狭いスペースでせねばならず、作業が煩雑
になりがちでその作業効率が悪かった。又、後者の場合
は、各レールに対して原紙収容部が設置されているた
め、前者より作業性は良好であるが、後者よりも原紙収
容部のスペースを大きくとる必要があり、敷地が狭い工
場では原紙収容部を2ヵ所に区分けすることが困難であ
った。前後者のいずれにしても作業従事者がロール原紙
を転がして台車に載せること、並びに台車の原紙載置部
は断面略V字上に形成され、ロール原紙が転がらない様
にしていること等から台車へロール原紙を載せるには、
勢いを付け転がしたり、又は台車に傾斜台を横付けし、
その登る坂路を勢いを付けて転がす等しており、その転
がす力を加減しないと、惰力で台車の反対側へ転落し、
二度手間となるので、台車にロール原紙を慎重に載せね
ばならず、作業効率は非常に悪かった。又、ロール原紙
は、原紙収容部にストックする迄の移動の間に、その表
面に汚れ等が付着するため、ミルロールスタンドへ移送
する前に、台車上でロール原紙の表面部分を剥がし取る
必要があったが、この表面部分を剥がし取るには、作業
従事者が台車上で大重量のロール原紙を1回転以上して
汚損している原紙を繰り出させ、これを切り取っていた
ため、手間、時間を要していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、原紙収容部から第1レールの外側方に傾斜した移送
経路を設けることにより、第1台車にロール原紙を載せ
る。又、第2レール上の台車にロール原紙を載せる場
合、移送経路の下流端部に進退自在に設けた跨線ブリッ
ジで第1レールを横切らせ、原紙収容部から第1、2レ
ール間に配置した俯仰甲板上へロール原紙を転がして、
俯仰甲板を第2レール側へ降下状に傾動させることによ
り、第2台車上にロール原紙を誘導する。又、第1台車
に載ったロール原紙は、傾斜した俯仰甲板の上流端部に
下方屈曲して設けたストッパーで、又第2台車に載った
ロール原紙は、第2レールの外側方に隣接して台車高よ
り高く突設した別途ストッパーで、第1、第2台車から
の脱落を防止する。又、移送経路中にコンベヤを設け、
その下流に移送経路面より出没自在に設けたストッパー
を突出させることにより、第1又は第2台車に載せる手
前の位置でロール原紙を空転させ、その間に汚損してい
る原紙表面を繰り出させ、これを切り取る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。1、1aはミルロールスタンドに設け
た一対のアームに対応して平行に敷設した第1、第2レ
ールであり、該第1、2レール1、1aにおいて、原紙収
容部2に対応して台車停車位置X、X1を設定している。
上記第1、2レール1、1aは、その設置面GLと同一平
面上に埋設され、第1、2レール1、1a上を第1、2台
車3、3aが夫々走行する様に成している。又、第1、2
台車3、3aは、幅方向両端部から中心に向かって下方傾
斜した断面略V字状の載置面4を設け、該載置面4の斜
面でロール原紙Wの外周面を積載支持する様に成してい
る。
【0006】原紙収容部2は、第1レール1の台車停止
位置Xにおいて、外側(第2レール1aに隣接しない側)
の真横(第1、2レール1、1aの直交線上)に離隔設置
している。又、原紙収容部2は、レール設置面GL上に
設けたロール原紙Wの移送経路5の上流に配置し、該移
送経路5は、第1、2レール1、1aに向かって下方傾斜
して設け、移送経路5の下流端部を台車高と同一又はそ
れよりも高く設定している。そして、移送経路5の上流
側に設けた原紙収容部2上に、異径、紙質の異なる等多
種類のロール原紙Wを連続配置し、原紙収容部2の下流
側に原紙送り出し装置6を設けている。
【0007】原紙送り出し装置6は、第1ストッパー7
と、その駆動源となる昇降シリンダー8から成る。第1
ストッパー7は、断面略台形状に形成したブロック体か
ら成り、上面9を円弧状に反った斜面状に形成し、水平
な底面に対し前後端面10、10aを垂直面状に形成してい
る。又、第1ストッパー7は、その斜面9が移送経路面
5aとは反対向き、即ち移送経路5の上流側に指向させ、
移送経路面5a上より斜面9の頂部側を突出すると共に、
後端面10aを移送経路面5aより埋没する様にして、第1
ストッパー7の側面に突設した支軸11を以て揺動自在に
設けている。昇降シリンダー8は、第1ストッパー7よ
り下方位置に立設し、そのテール側を前後(上下流)方
向に回動自在に枢着すると共に、シリンダーロッドの先
端部を第1ストッパー7の前端面10上部に枢着し、昇降
シリンダー8の作動により、第1ストッパー7の斜面9
の上流側と下流側が入れ違いに移送経路面5aより出没す
る様に成している。尚、原紙送り出し装置6は、移送経
路5下部のレール設置面GLに設けた凹部M内に設置し
ている。
【0008】又、移送経路5において、原紙収容部2の
下流側には、ロール原紙Wを一旦停止させて空転させる
様にした原紙空転装置12を設置している。原紙空転装置
12は、移送経路面上に搬送面を設けた数条のコンベヤ1
3、13a…と、該コンベヤ13、13a…の間にして、且つ
その下流側に設けた第2ストッパー14、14aとから構成
している。
【0009】コンベヤ13、13a…は、1条の無端チェー
ン15、15a…に多数の方形板状のスラット16、16a…を
連続的に取付けて成り、これを移送経路5の幅方向に4
条設けている。そして、中央の2条のコンベヤ13、13a
…において、上記無端チェーン15、15a…を掛け渡した
一対のスプロケット17、17a…の一方を同軸に固定する
と共に、該軸に別途設けたスプロケット18と、駆動モー
ター19の駆動軸に設けたスプロケット18aに伝動チェー
ン20を掛け渡している。又、上記中央2条のコンベヤ1
3、13a…の他方のスプロケット17、17a…の夫々と、
このコンベヤ13、13a…の外側に隣接したコンベヤ13、
13a…のスプロケット21、21a…の一方とを同軸に固定
し、上記駆動モータ19で4条のコンベヤ13、13a…を駆
動させる様に成している。又、コンベヤ13、13a…は、
凹部M内に設置され、移送経路面5a上に露出したコンベ
ヤ搬送面(スラット15、15a…)及び無端チェーン14、
14a…を摺接支持する支持レール22、22a …をコンベヤ
フレーム23上に設け、コンベヤ搬送面を撓みなく平面的
に循環走行させる。
【0010】第2ストッパー14、14a…は、ローラー24
を軸受25に回転自在に設けて成り、中央及び外側のコン
ベヤ13、13a…の間隙に配置した昇降装置26にて移送経
路面5aより出没自在に設けている。
【0011】次に、上記昇降装置26について説明する。
27は断面略L字板状に設けたガイドホルダーであり、該
ガイドホルダー27は、その直立した幅広な垂直面27aを
ロール原紙Wの移送方向と平行となる様に凹部M内に設
置している。又、ガイドホルダー27の垂直面27a上にお
いて、その左右側方部の夫々には、上下一対の案内ロー
ラー28、28a…を設けている。左右の案内ローラー28、
28a…間には、縦長矩形板状の昇降スライダー29を設
け、該昇降スライダー29の左右側壁を左右の案内ローラ
ー28、28a…に摺接すると共に、昇降スライダー29の幅
広な直立面29aをガイドホルダー27の垂直面27aに摺接
している。又、30、30aはガイドホルダー27の垂直面27
aにおいて、上下の案内ローラー28、28a…間に設けた
略L字板状のガイド部材であり、該ガイド部材30、30a
で昇降スライダー29の左右側部を摺接支持している。
【0012】昇降スライダー29の上端部には、上記ロー
ラー24の軸線がロール原紙Wの移送方向に直交する様
に、その軸受25を固定している。又、昇降スライダー29
において、ガイドホルダー27の垂直面27aに摺接しない
反対面の略中央に細長矩形板状の支持板31を重合固定し
ている。支持板31において、上記垂直面27aとの反接合
面の下部には、支持板31の肉厚方向に垂直突出した軸に
回転自在なローラー状の転子32を設け、該転子32を直動
カム33上に摺動自在に配置している。
【0013】直動カム33は、下流方向が鋭角な略楔形状
に形成して成り、先端に傾斜したカム面33aと、該傾斜
カム面33aの傾斜頂部に連続して水平なカム面33bを設
けると共に、該水平カム面33bに平行な底面を設けてい
る。又、直動カム33の基端部は、凹部M内に水平配置し
たカム作動シリンダー34のロッドの先端部に固定され、
カム作動シリンダー34により、直動カム33をロール原紙
Wの移送方向に進退自在に設けている。
【0014】35はガイドホルダー27の垂直面27a下部に
垂直に突設したガイドブロックであり、該ガイドブロッ
ク35は、直動カム33の進退方向に凹溝36を設け、該凹溝
36に直動カム33の下方部位を摺動自在に支持している。
又、ガイドブロック35において、凹溝36に隣接した昇降
スライダー29の対応位置には、その下部形状に対応した
案内凹部37を設けている。又、ガイドブロック35の外壁
上端部の転子対応位置には、転子32が干渉しない円弧状
の窪み38を設けている。そして、直動カム33の前方移動
により、転子32が水平カム面33b上に位置した状態で第
2ストッパー14を移送経路面5a上より突出させ、直動カ
ム33の後方移動により、水平カム面33b上の転子32を続
く傾斜カム面33a上を摺動させ、第2ストッパー14を移
送経路面5a下に埋没させる。
【0015】移送経路5の下流端部の下部には、移送経
路5の幅方向に複数設けた跨線ブリッジ39、39aを進退
自在に内装し、該跨線ブリッジ39、39aの進出時に移送
経路5が横付けされた第1レール1の台車停止位置X上
を横切る様に成している。跨線ブリッジ39、39aは、細
長帯板状に形成して成り、その肉厚は移送経路5の下流
端部の高さに対応している。尚、移送経路5の下流端部
において、跨線ブリッジ39、39aの対応位置には、該跨
線ブリッジ39、39aの進退移動に干渉しない様に、切欠
部40、40aを設けている。
【0016】41は凹部Mに跨線ブリッジ39、39aの進退
移動を案内支持する軌道フレームであり、該軌道フレー
ム41は、断面略凹状に形成され、その左右内壁の上部の
夫々に複数の支持ローラー42、42a…を軌道フレーム41
の長さ方向に渡って設けている。支持ローラー42、42a
…は、その外周上部がレール設置面GLと同一平面上で
接する様に設け、又支持ローラー42、42a…上に跨線ブ
リッジ39、39aを摺動自在に設け、該跨線ブリッジ39、
39aの基端部(上流)側下部に断面逆T字状のステー43
を固定している。又、ステー43の基端部には、水平配置
したブリッジ作動シリンダー44のロッドの先端部をブラ
ケットを介して固定している。
【0017】45は第1、2レール1、1aの台車停止位置
X、X1間に渡って設置した俯仰甲板であり、該俯仰甲板
45は、台車高と同一平面上に水平配置している。46は俯
仰甲板45下部の凹部M内に設置した基台であり、該基台
46と俯仰甲板45の下流端部を支軸47で以て枢着すると共
に、基台46と俯仰甲板45の上流端部間に空気バネ、空気
圧シリンダーなどのアクチュエーター48を介在連結し、
該アクチュエーター48の上動により、俯仰甲板45を第2
レール1a側へ降下状に傾斜する様に傾動自在に設けてい
る。
【0018】又、俯仰甲板45の上流端部には、その幅方
向に渡って下方へ傾斜状に屈曲した第3ストッパー49を
設けて成り、該第3ストッパー49は、俯仰甲板45の水平
状態では、俯仰甲板45より下方に傾斜した状態にあり、
俯仰甲板45の傾斜状態では、隣接する第1レール1の上
方に傾斜した状態にある。又、俯仰甲板45の上流端部に
おいて、上記跨線橋ブリッジ39、39aとの対応位置に
は、補助板50、50aを突設している。
【0019】この補助板50、50aは、一対の方形基板5
1、51aを屈伸自在に連結して設け、その一方(上流
側)の方形基板51の突出端部を第1レール1の内側方に
隣接配置した固定ブロック52に枢着している。他方(下
流側)の方形基板51aは、俯仰甲板45の上流端部に形成
した凹状の切欠部53、53a内に俯仰甲板45と同一平面上
に配置すると共に、ロール原紙Wの移送方向へスライド
自在に設けている。又、下流側の方形基板51a下部に
は、その幅方向左右に車輪フレーム54、54aを垂設し、
該車輪フレーム54、54aの外側前後に車輪55、55aを設
けている。一方、俯仰甲板45において、上記切欠部53、
53aの幅方向左右端部の下部には、上下で平行な一対の
案内レール56、56aを夫々設け、該案内レール56、56a
の上下間に上記車輪55、55aを転動自在に配置してい
る。
【0020】そして、俯仰甲板45の水平状態では、2枚
の方形基板51、51aは俯仰甲板45と同一平面上に伸長
し、かかる状態において、上記跨線ブリッジ39、39aが
進出することにより、その先端部が固定ブロック52の上
流側端面に当接し、移送経路5と水平状態の俯仰甲板45
とを、跨線ブリッジ39、39aと補助板50、50aとで連続
させている。又、俯仰甲板45の傾斜状態では、上流側の
方形基板51が固定ブロック52に枢着されているため、下
流側の方形基板51aが上流側へ引き出され、両方形基板
51、51aの連結部で山折りに屈曲する様に成している。
尚、上記補助板50、50aは、俯仰甲板45に設けなくても
良いが、この場合には跨線ブリッジ39、39aは、その先
端部を俯仰甲板45の第3ストッパー49に近接又は接触す
る様に伸長時の長さが設定され、跨線ブリッジ39、39a
と俯仰甲板45が連続する様にしている。
【0021】57は第2レール1aの台車停止位置X1の真横
に台車高より高く突設した第4ストッパーであり、該第
4ストッパー57は、第2レール1a側へ向かい下方傾斜し
た斜面58を第2レール1a側に面する様に設けている。そ
して、斜面58の下端部を第1、2台車3、3aの台車高に
対応する様に設定している。
【0022】次に本発明に係るロール原紙移送装置の作
用について説明する。原紙収納部2においては、最も下
流側のロール原紙Wの円周下部を第1ストッパー7の斜
面9で当止めし、原紙収納部2内で移送経路5上を連続
する全てのロール原紙Wを支えている。かかる状態から
昇降シリンダー8により、第1ストッパー7を揺動さ
せ、その斜面9を移送経路面5a内に埋没させると、斜面
9上のロール原紙Wが移送経路5上を転動する。この
時、第1ストッパー7の後端面10aが移送経路面5a上よ
り突出して、後続のロール原紙Wの円周下部を当止めす
る。そして、昇降シリンダー8により、第1ストッパー
7が揺動復帰すると、後続のロール原紙Wが転動して、
その円周下部が上記と同様に斜面9上に位置し、ロール
原紙Wを制止する。
【0023】原紙収容部2から転動してきたロール原紙
Wは、移送経路面5a上より突出している第2ストッパー
14により、コンベヤ13、13a…上に止まる。ここで、ロ
ール原紙Wの巻取り始端を剥いだ後に、コンベヤ13、13
a…を作動させてローラー原紙Wを空転させることによ
り、空転状態のロール原紙Wの表面紙を1巻き分程度繰
り出させて、コンベヤ13、13a…を停止する。そして、
繰り出させた原紙を切り取り、ロール原紙Wの原紙始端
をテープでロール原紙Wに貼り付ける。しかる後、第2
ストッパー14を移送経路面5a下に埋没させ、ロール原紙
Wをコンベヤ13、13a…で移送経路5の下流へ転動させ
る。
【0024】ここで、第1台車3にロール原紙Wを積載
する場合、予め、アクチュエーター48により、俯仰甲板
45を傾斜させて、第3ストッパー49を台車停止位置Xの
下流側上方に配置させ、台車停止位置Xに停留中の第1
台車3上に移送経路5から転動してきたロール原紙Wを
押し止めて第1台車3上に静止させる。
【0025】又、第2台車3aにロール原紙Wを積載する
場合、第1レール1の台車停止位置Xに第1台車3は停
留中でなく、予めブリッジ作動シリンダー44により、跨
線ブリッジ39、39aを進出させて、その先端部を固定ブ
ロック52に連結し、跨線ブリッジ39、39a、補助板50、
50a及び俯仰甲板45を同一水平面上で連続させている。
従って、移送経路5から転動してきたロール原紙Wは、
俯仰甲板45上まで転動し、ここでアクチュエーター48に
より俯仰甲板45を傾斜させて、ロール原紙Wが台車停止
位置X1に停留中の第2台車3a上に誘導される。そして、
第4ストッパー57により、ロール原紙Wは、押し止めら
れて第2台車3a上に静止する。
【0026】
【発明の効果】要するに本発明は、ミルロールスタンド
へ渡って平行に設けた第1、2レール1、1aの夫々を走
行する第1、2台車3、3aに原紙収容部2からロール原
紙Wを移送する装置であって、第1レール1の外側方に
設けたロール原紙Wの移送経路5を原紙収容部2から下
方傾斜して設けると共に、移送経路5の下流端部の高さ
を台車高以上に設定したので、原紙収容部2からロール
原紙Wを移送経路5上を転がすだけで、第1台車3上に
簡単に積載することができる。又、第1、2レール1、
1aの片側の1個所に原紙収容部2を設ければ良いので、
比較的狭い工場内でも設置できる。又、移送経路5の下
流端部に第1レール1上を横切る跨線ブリッジ39、39a
を進退自在に内装し、第1、2レール1、1a間におい
て、台車高と同一平面上に俯仰甲板45を水平配置したの
で、跨線ブリッジ39、39aが俯仰甲板45側へ進出するこ
とにより、移送経路5と俯仰甲板45の間を連続させるこ
とができ、原紙収容部2から転がるロール原紙Wをスム
ーズに俯仰甲板45上に誘導できる。又、俯仰甲板45を第
2レール1a側へ降下状に傾斜する様に傾動自在に設けた
ので、俯仰甲板45の傾動により、その上に誘導されたロ
ール原紙Wを第2台車3a上に簡単に載せることが出来
る。又、俯仰甲板45の上流端部に下方屈曲したストッパ
ー49を設けたので、俯仰甲板45の傾動により、ストッパ
ー49で第1台車3上のロール原紙Wを当止めし、第1台
車3から転落しない様に静止させることができる。又、
第2レール1aの外側方に隣接して別途ストッパー57を台
車高より高く突設したので、俯仰甲板45により第2台車
3a上に誘導されたロール原紙Wが第2台車3a上より脱落
せずに静止させることができる。従って、本発明によれ
ば、作業従事者に負担を掛けずに、第1、2台車3、3a
上にロール原紙Wを効率良く自動的に積載することがで
きる。
【0027】又、移送経路5中にコンベヤ13、13a…を
設置すると共に、該コンベヤ13、13a…の下流側に移送
経路面5aより出没自在なストッパー14、14aを設けたの
で、ストッパー14、14aの突出により、移送経路5中を
転がるロール原紙Wを一旦停止させ、コンベヤ13、13a
…を作動させることにより、ロール原紙Wを空転させ、
この間に汚損した原紙表面を繰り出させて、これを切り
取る作業を容易にして、且つ効率的に行うことが出来、
しかも、この作業後、ストッパー14、14aを埋没させる
ことにより、コンベヤ13、13a…でロール原紙Wを送り
出すことが出来る。
【0028】又、原紙収容部2の下流側に移送経路面5a
とは反対向きの斜面を有するストッパー7をその上流側
と下流側が入れ違いに移送経路面5aより出没する様に揺
動自在に設けたので、傾斜した原紙収容部2に連続的に
ロール原紙Wを配置できると共に、ロール原紙Wを1個
ずつ自動的に送り出すことができる等その実用的効果甚
だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロール原紙移送装置の平面図である。
【図2】ロール原紙移送装置の側面図である。
【図3】原紙送り出し装置の側面図である。
【図4】原紙空転装置の平面図である。
【図5】図4のAーA断面図である。
【図6】コンベヤの側面図である。
【図7】昇降装置の側面図である。
【図8】跨線ブリッジを示す側面図である。
【図9】跨線ブリッジの断面図である。
【図10】俯仰甲板を示す側面図である。
【図11】補助板を示す拡大平面図である。
【図12】補助板の動作を示す拡大側面図である。
【符号の説明】
1、1a 第1、2レール 2 原紙収容部 3、3a 第1、2台車 5 移送経路 5a 移送経路面 7 ストッパー 13、13a… コンベヤ 14、14a ストッパー 39、39a 跨線ブリッジ 45 俯仰甲板 49 ストッパー 57 ストッパー W ロール原紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミルロールスタンドへ渡って平行に設け
    た第1、第2レールの夫々を走行する第1、第2台車に
    原紙収容部からロール原紙を移送する装置であって、第
    1レールの外側方に設けたロール原紙の移送経路を原紙
    収容部から下方傾斜して設けると共に、移送経路の下流
    端部の高さを台車高以上に設定し、移送経路の下流端部
    に第1レール上を横切る跨線ブリッジを進退自在に内装
    し、又第1、第2レール間において、台車高と同一平面
    上に俯仰甲板を水平配置すると共に、該俯仰甲板を第2
    レール側へ降下状に傾斜する様に傾動自在に設け、俯仰
    甲板の上流端部に下方屈曲したストッパーを設け、又第
    2レールの外側方に隣接して別途ストッパーを台車高よ
    り高く突設したことを特徴とするロール原紙移送装置。
  2. 【請求項2】 移送経路中にコンベヤを設置すると共
    に、該コンベヤの下流側に移送経路面より出没自在なス
    トッパーを設けたことを特徴とする請求項1記載のロー
    ル原紙移送装置。
  3. 【請求項3】 原紙収容部の下流側に移送経路面とは反
    対向きの斜面を有するストッパーをその上流側と下流側
    が入れ違いに移送経路面より出没する様に揺動自在に設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載のロール原紙
    移送装置。
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