JP3167402U - 螺旋状搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸心周りに回転自在な複数のローラを並列させて各ローラの外周部により螺旋状の搬送路を形成し、搬送物が過度に加速されることを防止できる螺旋状搬送装置を提供する。【解決手段】少なくとも外周部が軸心周りに回転自在な複数のローラを並列させて各ローラの外周部により螺旋状の搬送路6を形成した螺旋状搬送装置1において、ローラの外周部の回転を制動する制動部材を、ローラ毎、又は搬送路6の搬送方向に沿って間隔を開けて設けた。【選択図】図1
Description
本考案は、包装された新聞山等をトラックに送り込む場合等に使用する螺旋状搬送装置に関し、とくに少なくとも外周部が軸心周りに回転自在な複数のローラを並列させて各ローラの外周部により螺旋状の搬送路を形成した螺旋状搬送装置に関する。
従来、例えば新聞の輪転機設備において最終的にフィルム包装された新聞山を地上数階の高い発送場から地上に待機したトラックに送り込む場合等に、螺旋状搬送装置(スパイラルコンベア)が使用されている(特許文献1)。
かかる螺旋状搬送装置は、基本的には、軸心周りに回転自在な複数のローラを並列させて各ローラの外周部により螺旋状の搬送路を形成してなり、新聞山等の搬送物をその自重によって、螺旋状の搬送路に沿って上方から下方に向けて降下させる。したがって、搬送物は搬送路を降下するにしたがい加速されるが、過度に加速されると、搬送物が暴走したり、遠心力により搬送路の外周側に設けた外側壁に強く衝突して損傷したりする問題が生じる。
本考案が解決しようとする課題は、軸心周りに回転自在な複数のローラを並列させて各ローラの外周部により螺旋状の搬送路を形成した螺旋状搬送装置において、搬送物が過度に加速されることを防止できるようにすることにある。
本考案は、少なくとも外周部が軸心周りに回転自在な複数のローラを並列させて各ローラの外周部により螺旋状の搬送路を形成した螺旋状搬送装置において、前記ローラの外周部の回転を制動する制動部材を、ローラ毎、又は前記搬送路の搬送方向に沿って間隔を開けて設けたことを特徴とする。
本考案において、制動部材はローラに内蔵させることができる。この場合、制動部材は、ローラの外周部と共に回転し、その回転速度の増加に伴い回転外方に移動するように配置し、回転外方に移動した制動部材が、ローラに内蔵されかつ回転しない固定部材に接触することにより、ローラの外周部の回転を制動するようにすることができる。また、本考案において、制動部材は、ローラの外周部に外接するブレーキローラとすることもできる。さらに、本考案において、螺旋状の搬送路を構成するローラとしては、円錐状のテーパーローラを使用することが好ましい。
本考案によれば、螺旋状の搬送路を形成するローラの外周部の回転を制動する制動部材を、ローラ毎、又は前記搬送路の搬送方向に沿って間隔を開けて設けたことで、搬送物が過度に加速されることを防止できる。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案の実施の形態を説明する。
図1は、本考案の螺旋状搬送装置の一実施例を示す平面図、図2(a)はその正面図、図2(b)は、図2(a)において搬送路の外側壁及び内側壁を省略した図である。
図面に示す本考案の螺旋状搬送装置1は、支柱2周りに90度間隔で4箇所に設けた支持部材3により支持されている。支持部材3は、支柱2周りにそれぞれ所定の間隔をおいて螺旋状に設けた外側壁4a及び内側壁4bを下方から支持している。そして、外側壁4aと内側壁4bとの間に、少なくとも外周部が軸心周りに回転自在な複数のローラ5を放射状に配置して並列させ、各ローラ5の外周部により螺旋状の搬送路6を形成している。
ローラ5としては、円錐状のテーパーローラを使用しており、その大径側の軸部が外側壁4aに支持され、小径側の軸部が内側壁4bに支持されている。このようにローラ5としてテーパーローラを使用することで、隣接するローラ5間において、外側壁4a側に形成される隙間と内側壁4bに形成される隙間をほぼ等しくすることができるので、ローラ5同士の隙間をほぼ無くすことができる。
加えて、テーパーローラからなるローラ5の軸線が水平となるように各ローラ5を配置することで、搬送路6となるローラ5の上面高さ位置が、内側壁4b側よりも外側壁4a側が上方になる。その結果、搬送方向に沿ってローラ5の外側壁4a側から内側壁4b側に向けてほぼ等しい下り傾斜の螺旋状の搬送路6を形成させることができることから、上方から下方への搬送路6が小さい傾斜角度であっても搬送物を円滑に降下搬送することができる。さらに、ローラ5の外側壁4a側の高さ位置が内側壁4b側のそれよりも上方に位置しているために、搬送中に搬送物が遠心力により外周側へ移動しにくくなり、搬送路6に沿って円滑に降下させることができる。しかも、上述のとおり、隣接するローラ5間に大きな隙間が形成されないために、搬送物の寸法や形状に制約を生じることがない。
なお、本考案において、螺旋状の搬送路6を構成するローラ5としては上述のとおりテーパーローラを使用することが好ましいが、本考案は、通常の円筒状のローラの使用を排除するものではなく、螺旋状の搬送路6でない部分については、図1に示すように通常の円筒状のローラを使用する。
また、外側壁4aについては、搬送物が遠心力により外周側に移動して外側壁4aに接触した場合であっても搬送物を円滑に搬送できるように、例えば上記特許文献1にも開示されているように、複数の縦ローラを並列させて形成してもよい。
以上のような基本構成において本実施例では、ローラ5の外周部の回転を制動する制動部材を、搬送路6の搬送方向に沿って間隔を開けて設けている。具体的には、ローラ5の外周部の回転を制動する制動部材を内蔵したローラ5を、搬送路6の搬送方向に沿って等間隔(例えば支柱2周りに90度間隔)で配置している。
図3(a)は、制動部材を内蔵したローラ5の外側壁4a側を示す断面図であり、図3(b)は図3(a)のA−A断面図である。図3(a)(b)に示すローラ5は、外側壁4aと図示しない内側壁4bとの間に架けわたして固定した支軸5aに固定ドラム5b(固定部材)を連結固定すると共に、上記の支軸5aに軸受け部5cを介して回転ドラム5dを回転自在に連結してなり、さらに、制動部材としてブレーキシュー5eを内蔵している。ブレーキシュー5eは回転ドラム5dの内周側に配置され、その基端側が回転ドラム5dに揺動自在に連結されている。また、ブレーキシュー5eの先端側には、その先端側を支軸5a側に引き寄せるスプリング5fが連結されている。
回転ドラム5dがローラ5の外周部を構成し、この回転ドラム5dが搬送物を搬送する際に回転すると、その回転ドラム5dと共にブレーキシュー5eも回転し、そのときの回転速度に伴う遠心力がブレーキシュー5eに作用することによってブレーキシュー5eが回転外方に移動する。そして、回転速度がより大きくなると、ブレーキシュー5eが固定ドラム5bの内周面に接触(内接)し、その両者間に摩擦が作用して回転ドラム5dの回転が制動される。このときの制動力は、回転速度に比例したものとなる。これにより、回転ドラム5dの回転が過度に加速されることを防止でき、搬送物が過度に加速されることを防止できる。
なお、図1及び図2に示した搬送路6を構成するすべてのローラ5を、図3に示したような制動部材を内蔵したローラ5とすることもできるが、費用対効果を考慮すると、制動部材を内蔵したローラ5は、搬送路6の搬送方向に沿って間隔を開けて配置することが好ましい。このとき、制動部材を内蔵しないローラ5としては、支軸と外周部が一体となって回転する一般的なローラを使用することができる。
図4は、制動部材の他の例を示す説明図である。この例は、制動部材を、ローラ5の外周部に外接するブレーキローラ7とした例である。具体的には、ブレーキローラ7の支軸の両端に保持具8を設け、その保持具8の両端と外側壁4a(図2(a)参照)等の固定部材との間をスプリング9で連結することで、ブレーキローラ7を隣接するローラ5,5の外周部にそれぞれ外接させている。ブレーキローラ7としては、図3に示したようなブレーキシュー5eを内蔵したローラ5を使用することができる。この場合、ブレーキローラ7の外周部は、ローラ5,5の回転に伴い回転するが、その回転速度が大きくなると、図3で説明したように、ブレーキローラ7の外周部の回転は制動される。その結果、ローラ5,5の回転が制動される。このようなブレーキローラ7を図1及び図2に示した搬送路6を構成するローラ5毎、又は搬送路6の搬送方向に沿って間隔を開けて設けることで、搬送路6に沿って搬送される搬送物が過度に加速されることを防止できる。
1 螺旋状搬送装置
2 支柱
3 支持部材
4a 外側壁
4b 内側壁
5 ローラ
5a 支軸(軸心)
5b 固定ドラム
5c 軸受け部
5d 回転ドラム(ドラムの外周部)
5e ブレーキシュー(制動部材)
5f スプリング
6 搬送路
7 ブレーキローラ
8 保持具
9 スプリング
2 支柱
3 支持部材
4a 外側壁
4b 内側壁
5 ローラ
5a 支軸(軸心)
5b 固定ドラム
5c 軸受け部
5d 回転ドラム(ドラムの外周部)
5e ブレーキシュー(制動部材)
5f スプリング
6 搬送路
7 ブレーキローラ
8 保持具
9 スプリング
Claims (5)
- 少なくとも外周部が軸心周りに回転自在な複数のローラを並列させて各ローラの外周部により螺旋状の搬送路を形成した螺旋状搬送装置において、前記ローラの外周部の回転を制動する制動部材を、ローラ毎、又は前記搬送路の搬送方向に沿って間隔を開けて設けたことを特徴とする螺旋状搬送装置。
- 前記制動部材が、前記ローラに内蔵されている請求項1に記載の螺旋状搬送装置。
- 前記制動部材は、前記ローラの外周部と共に回転し、その回転速度の増加に伴い回転外方に移動するように配置され、回転外方に移動した前記制動部材が、前記ローラに内蔵されかつ回転しない固定部材に接触することにより、前記ローラの外周部の回転を制動する請求項2に記載の螺旋状搬送装置。
- 前記制動部材が、前記ローラの外周部に外接するブレーキローラからなる請求項1に記載の螺旋状搬送装置。
- 前記ローラが、円錐状のテーパーローラである請求項1〜4のいずれかに記載の螺旋状搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011000612U JP3167402U (ja) | 2011-02-07 | 2011-02-07 | 螺旋状搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011000612U JP3167402U (ja) | 2011-02-07 | 2011-02-07 | 螺旋状搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3167402U true JP3167402U (ja) | 2011-04-21 |
Family
ID=54878492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011000612U Expired - Lifetime JP3167402U (ja) | 2011-02-07 | 2011-02-07 | 螺旋状搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3167402U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020104971A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 株式会社ダイフク | 物品搬送設備 |
-
2011
- 2011-02-07 JP JP2011000612U patent/JP3167402U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020104971A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 株式会社ダイフク | 物品搬送設備 |
JP7074048B2 (ja) | 2018-12-27 | 2022-05-24 | 株式会社ダイフク | 物品搬送設備 |
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