JP2510757B2 - 脱穀装置の処理物量検出装置 - Google Patents

脱穀装置の処理物量検出装置

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JP2510757B2
JP2510757B2 JP2127224A JP12722490A JP2510757B2 JP 2510757 B2 JP2510757 B2 JP 2510757B2 JP 2127224 A JP2127224 A JP 2127224A JP 12722490 A JP12722490 A JP 12722490A JP 2510757 B2 JP2510757 B2 JP 2510757B2
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末蔵 上田
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隆雄 溝口
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、供給された穀稈を扱き処理しながら後方へ
移送し、且つ、下部に扱き処理された処理物を漏下する
受網を備える扱室と、前記受網の前部から漏下した処理
物を後方へ移送するグレンパンと前記グレンパンから移
送されてくる処理物及び前記受網の後部から漏下した処
理物を揺動選別しながら後方へ移送する漏下選別部を備
える揺動選別板とが設けられるとともに、前記漏下選別
部はその選別処理量を変更調節可能に設けられ、前記グ
レンパン上に存在する処理物の量を検出するセンサが備
えられた脱穀装置の処理物量検出装置に関する。
〔従来の技術〕
冒記脱穀装置の処理物量検出装置は、ワラ屑が少なく
て穀粒が多く含まれているグレンパン上の処理物の量を
検出して、グレンパンから漏下選別部に移送される穀粒
が多く含まれている処理物の量に応じて、その漏下選別
部における選別処理量を変更調節できるように構成した
ものであるが、従来、例えば実開昭61−125240号公報で
開示されているように、グレンパン上の処理物の重量に
よる当該グレンパンの下方への弾性変位量をセンサで測
定することにより、グレンパン上に存在する処理物の量
を求めるようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術によれば、穀粒が多く含まれているグレ
ンパン上の処理物全体の量を精度良く検出でき、漏下選
別部における選別処理量を、その漏下選別部に移送され
る穀粒が多く含まれている処理物全体の量に応じて効率
良く変更調節し易い利点があるが、グレンパンを揺動選
別板に対して上下方向に弾性変位自在に支持しなければ
ならず、グレンパンの支持構造が複雑化するなどの欠点
がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、グ
レンパンの支持構造を簡略化しながら、グレンパン上の
処理物全体の量を精度良く検出して、漏下選別部におけ
る選別処理量をグレンパン上の処理物全体の量に応じて
効率良く変更調節できるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の脱穀装置の処理物量検出装置は、 供給された穀稈を扱き処理しながら後方へ移送し、且
つ、下部に扱き処理された処理物を漏下する受網を備え
る扱室と、前記受網の前部から漏下した処理物を後方へ
移送するグレンパンと前記グレンパンから移送されてく
る処理物及び前記受網の後部から漏下した処理物を揺動
選別しながら後方へ移送する漏下選別部を備える揺動選
別板とが設けられるとともに、前記漏下選別部はその選
別処理量を変更調節可能に設けられ、前記グレンパン上
に存在する処理物の量を検出するセンサが備えられたも
のであって、 その特徴構成は、 前記センサが、前記グレンパンの後端側でそのグレン
パン上に存在する処理物の上面側へ接触して、その処理
物の厚さを検出するように構成されている点にある。
〔作 用〕
センサは、グレンパンの後端側、つまり、処理物が漏
下選別部に移送される直前の位置で、穀粒が多く含まれ
ているグレンパン上の処理物の上面側へ接触して、その
処理物の厚さを処理物の量として検出する。
〔発明の効果〕
グレンパン上の処理物の重量による当該グレンパンの
下方への弾性変位量をグレンパン上の処理物の量として
検出するのではなく、グレンパン上の処理物の厚さを処
理物の量として検出するので、グレンパンを揺動選別板
に対して上下方向に弾性変位自在に支持することを要さ
ず、グレンパンの支持構造を簡略化できるのであるが、
特に、グレンパンの後端側、つまり、処理物が漏下選別
部に移送される直前の位置で、グレンパン上の処理物の
厚さを処理物の量として検出するので、グレンパン上の
処理物全体の量をその厚さに反映させた状態で精度良く
検出でき、漏下選別部における選別処理量を、その漏下
選別部に移送される穀粒が多く含まれている処理物全体
の量に応じて効率良く変更調節できる。
〔実施例〕
以下、本発明を、コンバインに搭載された脱穀装置に
適用した場合の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、脱穀装置は、フィードチェーン
(1)にて挟持搬送される刈取穀稈を扱処理する扱胴
(2)を収納する扱室(A)と、その扱室(A)からの
漏下処理物に対して選別作用する揺動選別板(3)と選
別風を送風する唐箕(4)とを備えた選別装置(B)と
からなる。
前記扱室(A)の下部には、前記扱胴(2)の下側外
周部に沿って脱穀処理物漏下用の受網(5)が設けら
れ、そして、その受網(5)の後方箇所に、前記扱室
(A)内に残存する脱穀処理物を排出するための開口
(6)が形成されている。
前記揺動選別板(3)は、前方から後方に向かって順
次並ぶように配置されたグレンパン(7)、チャフシー
ブ(8)(漏下選別部に相当する)、及び、ストローラ
ック(9)の夫々を備え、前記チャフシーブ(8)の下
方には、補助グレンパン(10)とグレンシーブ(11)と
が夫々前後方向に順次並ぶ状態で配置され、そして、そ
れらの各部が左右一対の側板(12)の間に固定され、全
体として板状に形成されている。
また、前記選別装置(B)の下部には、前記グレンシ
ーブ(11)から漏下する穀粒を一番物として回収する一
番物回収部(13)と、前記ストローラック(9)の終端
部や前記グレンシーブ(11)の終端部を超えて落下する
藁屑等と穀粒とが混入した処理物(以下の説明において
二番物と略称する)を回収して前記扱室(A)に還元す
るための二番物回収部(14)とが設けられている。尚、
図中、(15)は前記二番物を前記扱室(A)に還元する
ためのスロワである。
前記チャフシーブ(8)について説明すれば、第4図
に示すように、処理物移送方向(第1図中において左右
方向)に並置された複数個の帯板状部材(8a)が、その
上端部を支点として前記左右の側板(8b)に対して回動
自在に取り付けられ、各帯板状部材(8a)の下端部に枢
着された操作ロッド(16)を前後方向に押し引き操作す
ることによって、前記帯板状部材(8a)の隣合うもの同
士の間隔(p)(以下の説明においてチャフ開度と略称
する場合もある)を変更調節できるように構成されてい
る。
そして、前記チャフ開度を変更調節する間隔調節用の
電動モータ(M)が設けられ、その電動モータ(M)に
ギヤ式の連係機構(17)を介して連結される揺動アーム
(17a)と前記操作ロッド(16)とがレリーズワイヤ(1
8)にて連動連結されている。尚、図中の(19)は前記
チャフ開度を閉じ側に復帰付勢するスプリング、(PM
1)は電動モータ(M)による操作ロッド(16)の操作
量を前記チャフ開度として検出するチャフ開度検出用の
第1ポテンショメータであって、揺動アーム(17a)の
枢支部に付設されている。
そして前記チャフ開度は、第1ポテンショメータ(PM
1)の検出角と目標角とが一致すべく電動モータ(M)
が駆動されることによって、目標間隔となるように制御
される。
前記揺動選別板(3)上の処理物層の厚みを検出する
ための構成について説明すると、第2図にも示すよう
に、受網(5)に固着された弓金(20)にセンサ(S)
が設けられている。このセンサ(S)は、処理物の移送
方向(扱胴軸芯の方向)へ揺動自在で、且つ、グレンパ
ン(7)の後部に突出する状態で設けられた下向きの接
触子(21)と、この接触子(21)の揺動に応じて抵抗値
が変化する第2ポテンショメータ(PM2)とから成り、
第2ポテンショメータ(PM2)に接続された信号線
(L)を介して第3図に示すマイクロコンピュータ利用
の制御装置(H)に連絡されている。
つまり、グレンパン(7)上の処理物層が厚くなるほ
ど、接触子(21)が処理物移送方向への揺動角が大きく
なり、第2ポテンショメータ(PM2)の抵抗値が増大す
る。そしてその抵抗値に応じた信号電圧が信号線(L)
を通じて制御装置(H)へ入力されることになる。
尚、揺動選別板(3)のうちで特にグレンパン(7)
上の処理物の厚さを検出するのは、受網(5)を漏下し
てチャフシーブ(8)上に落下する処理物の多くが二番
物であるのに対し、グレンパン(7)上に落下する処理
物の多くが穀粒であることによる。
ところで、揺動選別板(3)の揺動駆動に伴って前記
揺動選別板(3)とセンサ(S)との距離が変動するの
で、接触子(21)も揺動することとなり、その結果、信
号線(L)から伝達される信号電圧も揺動選別板(3)
の揺動駆動に同期して変動することになる。そこで制御
装置(H)は、これら信号電圧の極大値のみを逐次取り
込み、この極大値を基準として処理物層の厚さを演算す
る。
前記制御装置(H)には、第3図に示しているよう
に、第2ポテンショメータ(PM2)の他に、前記チャフ
開度調節用の電動モータ(M)と前記第1ポテンショメ
ータ(PM1)が連絡されており、第1ポテンショメータ
(PM1)と第2ポテンショメータ(PM2)の情報に基づい
て、電動モータ(M)が駆動制御され、選別装置(B)
の選別状態が自動調節されることになる。
基本的には、グレンパン(7)上の処理物の層が設定
値より厚くなると、前記チャフ開度が大となる方へ電動
モータ(M)を駆動し、処理物の漏下量を増大させる。
また、処理物の層が設定値より薄くなると、前記チャフ
開度が小となるように電動モータ(M)を駆動し、処理
物の漏下量を減少させる。このようにして処理物の層を
一定の厚さに維持しているのである。
センサの数は複数でもよいし、個々の構成は各種変更
できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
ために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の
構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱穀装置の処理物量検出装置の実施
例を示し、第1図は脱穀装置の切欠き側面図、第2図は
脱穀装置上部の切欠き正面図、第3図は制御構成のブロ
ック図、第4図はチャフ開度の調節機構の説明図であ
る。 (A)……扱室、(S)……センサ、(5)……受網、
(7)……グレンパン、(8)……漏下選別部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 隆雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (72)発明者 林 繁樹 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭59−136927(JP,U) 実開 昭63−66449(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された穀稈を扱き処理しながら後方へ
    移送し、且つ、下部に扱き処理された処理物を漏下する
    受網(5)を備える扱室(A)と、前記受網(5)の前
    部から漏下した処理物を後方へ移送するグレンパン
    (7)と前記グレンパン(7)から移送されてくる処理
    物及び前記受網(5)の後部から漏下した処理物を揺動
    選別しながら後方へ移送する漏下選別部(8)を備える
    揺動選別板(3)とが設けられるとともに、前記漏下選
    別部(8)はその選別処理量を変更調節可能に設けら
    れ、前記グレンパン(7)上に存在する処理物の量を検
    出するセンサ(S)が備えられた脱穀装置の処理物量検
    出装置であって、前記センサ(S)は、前記グレンパン
    の後端側でそのグレンパン(7)上に存在する処理物の
    上面側へ接触して、その処理物の厚さを検出するように
    構成されている脱穀装置の処理物量検出装置。
JP2127224A 1990-05-17 1990-05-17 脱穀装置の処理物量検出装置 Expired - Lifetime JP2510757B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5963110A (ja) * 1982-10-04 1984-04-10 井関農機株式会社 脱穀機の選別装置
JPS59136927U (ja) * 1983-03-01 1984-09-12 セイレイ工業株式会社 揺動選別装置の揺動詰り警報装置
JPS60136643U (ja) * 1984-02-18 1985-09-10 セイレイ工業株式会社 脱穀機の揺動選別盤におけるフインの傾倒姿勢自動制御装置
JPH062519Y2 (ja) * 1986-10-17 1994-01-26 ヤンマー農機株式会社 コンバインにおける自動適正選別装置

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