JP2510523Y2 - 歯車内蔵モ―タ - Google Patents

歯車内蔵モ―タ

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JP2510523Y2
JP2510523Y2 JP1988075094U JP7509488U JP2510523Y2 JP 2510523 Y2 JP2510523 Y2 JP 2510523Y2 JP 1988075094 U JP1988075094 U JP 1988075094U JP 7509488 U JP7509488 U JP 7509488U JP 2510523 Y2 JP2510523 Y2 JP 2510523Y2
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JP
Japan
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bobbin
gear
winding bobbin
double winding
motor
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JP1988075094U
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JPH01180182U (ja
Inventor
敏夫 田中
淳一 日沼
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株式会社東富士製作所
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ステッピングモータ等に使用される2連型
巻線ボビンに係わり、特に、薄型化を図るための改良に
関する。
「従来の技術」 第5図は、従来からステッピングモータに使用されて
いる2連型巻線ボビンの一例を示す分解断面図である。
この2連型巻線ボビンは、円筒状に並ぶ複数の櫛歯部
1A…および平板部1Bからなる一対のヨーク1と、これら
ヨーク1の平板部1Bを貼り合わせた状態で、その外周に
形成されたボビン部2,2とから構成されている。これら
ボビン部2は、それぞれ円筒形の巻胴部2Aの両端にフラ
ンジ部2Bを形成した形状をなし、各ヨーク平板部1Bの外
周に形成された切欠3を乗り越える連結部4を介して一
体成形されている。また、この連結部4には、各ボビン
部2に巻かれたコイル5,6が接続される複数のコイル端
子7が外方に向けて櫛歯状に埋設されている。
そして、この2連型巻線ボビンは、その中央にヨーク
1の櫛歯部1A…に対応した磁極を有するロータ8を配置
し、さらに全体を外部ヨーク9,9で覆うことにより、ス
テッピングモータを構成するようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 しかし、上記のようにボビン部2,2の連結部4に端子
7…を埋設した構造であると、端子7…の固定強度を十
分に高める必要から、連結部4の肉厚Tの下限が制限さ
れてしまい、その分、2連型巻線ボビンの厚みが大きく
なり、モータの薄型化を図るうえで障害となっていた。
また、上記2連型巻線ボビンでは、連結部4に端子7
…を埋設するために、ボビン2,2の成形時にはヨーク1,1
を成形金型内にセットする必要があるが、この時、ヨー
ク1,1の内周精度を十分高めておかないと金型の破損を
生じるおそれがある。このため、ヨーク1,1に予め内周
研削等の前処理を施さなければならず、生産性が抑制さ
れ、製造コストが高いという問題もあった。
「課題を解決するための手段」 本考案は上記課題を解決するためになされたもので、
両端にフランジ部を有しかつ外周にコイルを巻装してな
る一対のボビンの巻胴部に、円筒状に並ぶ櫛歯部の一端
に平板部を設けてなる一対の磁性体製ヨークの櫛歯部を
それぞれ挿入し、さらにこれらヨークの平板部を合わせ
て両ボビンを同軸に固定してなる2連型巻線ボビンと、
該2連型巻線ボビンの内側に回転自在に配されるロータ
と、該ロータの回転軸の前記2連型巻線ボビンの軸線方
向の一端に固定される歯車およびこの歯車に噛合する歯
車列と、該歯車列の最終段に配される歯車に固定される
モータ出力軸とからなり、前記2連型巻線ボビンの歯車
列側の端板を構成するボビンのフランジ部の外周部近傍
に、両ボビンに巻装されたコイルに接続される複数のコ
イル端子を櫛歯状に配設してなる端子支持部が、前記歯
車列との干渉を避けて該歯車列側に突出形成されている
ことを特徴とする歯車内蔵モータを提案している。
「実施例」 第1図は、本考案に係る減速部付きステッピングモー
タ(歯車内蔵モータ)の一実施例を示す縦断面図であ
り、以下の説明で用いる上下関係はこの図に準ずるもの
とする。
図中符号10は有底円筒状の磁性体製ハウジングであ
り、このハウジング10の中央部にはロータ11が回転軸12
で垂直に支持されている。このロータ11の外周部は、所
定数の磁極が周方向交互に並ぶ永久磁石13で構成され、
このロータ11の外周を取り巻いて2連型巻線ボビン14が
配置されている。
この2連型巻線ボビン14は、第2図ないし第4図に示
すように、第1ボビン15および第2ボビン16で一対のヨ
ーク17を挟んで固定したものであり、前記各ボビン15,1
6は、それぞれ円筒形の巻胴部15A,16Aの両端に円環状の
フランジ部15B,16Bを一体形成した形状をなしている。
一方、ヨーク17は、前記巻胴部15A,16Aに一端側から挿
入しうる円筒状に並ぶ櫛歯部17A…と、これら櫛歯部17A
…の他端側に形成された円環状の平板部17Bとからな
り、全体が軟磁性体で形成されている。
前記第1ボビン15の上フランジ部15Bは、2連型巻線
ボビン14の一側の端板を構成し、その上面には、モータ
出力軸33の下端を回転自在に支持する軸支持凸部18が形
成されるとともに、これと離れた位置には、複数(6
個)のコイル端子19が水平櫛歯状に固定された直方体状
の端子支持部20が、上フランジ部15Bの外周縁に沿って
一体形成されている。また、第1ボビン15の下フランジ
部15Bの下面には、前記端子支持部20と対応する位置に
厚肉部21が形成されるとともに、一対の係合ピン22が垂
直に突出形成されており、これら係合ピン22の長さは、
両ヨーク17の肉厚合計+フランジ部16Bの肉厚程度とさ
れている。
一方、各ヨーク17の平板部17Bには、前記各係合ピン2
2と対向する位置に、係合ピン22と略同じ直径の孔23が
それぞれ形成されている。さらに各平板部17Bの第1ボ
ビン厚肉部21と対向する部位には、この厚肉部21と同じ
形状の切欠部25が形成されている。
一方、第2ボビン16の上フランジ部16Bには、前記各
係合ピン22と対応する位置に、これらピン22より僅かに
直径の小さい嵌合孔26が形成されている。また、この上
フランジ部16Bには、各ヨーク切欠部25を乗り越えて、
第1ボビン15の厚肉部21と密着する厚肉部27が形成され
ている。さらに、これら肉厚部21,27には、第2ボビン1
6のコイル線を通す溝28…が上下方向に形成され、各ボ
ビン15,16に巻かれたコイル29,30の末端がそれぞれ所定
の端子19…に接続されている。
そして第1図に示すように、ハウジング10に収納され
た2連型巻線ボビン14の上面には、円環状の軟磁性体製
上ヨーク31が固定され、この上ヨーク31に形成された開
口部32を通して、前記軸支持凸部18にモータ出力軸33の
下端がはめ込まれている。さらに、ハウジング10内には
前記ロータ回転軸12からモータ出力軸33へと回転を伝達
する減速歯車群(歯車列)34が設けられ、リード線カバ
ー35および蓋36でハウジング10が封止されている。
上記構成からなるステッピングモータの2連型巻線ボ
ビン14においては、厚肉にならざるを得ない端子支持部
20を、2連型巻線ボビンの一側の端板を構成することと
なる第1ボビン15の上フランジ部15Bの上面外周部に形
成しているので、前述の従来品に比して、2連型巻線ボ
ビン14の厚みをその分小さくすることができる。また、
この端子支持部20を、減速歯車群34の配置によって2連
型巻線ボビン14の上方に生じる無駄な空間に配置するこ
とができるから、モータの軸方向厚みに対する端子支持
部20の影響を実質的に無くすことができ、薄型の減速部
付きステッピングモータを提供することができる。
また、コイル端子を各ボビン部の連結部に配設する従
来構造(第5図)と異なり、各ボビン15,16を別個に成
形すればよいので、従来品ほどにはヨーク17に高い寸法
精度が要求されず、内周研削を施す手間が不要である。
したがって、その分生産性を向上し、製造コストの低減
が図れる。
また、上記2連型巻線ボビン14では、その組立作業に
際し、第1ボビン15の各係合ピン22を両ヨーク17を通し
て第2ボビン16の各嵌合孔26に嵌めるだけで、ボビン1
5,16および各ヨーク17が正確に位置決めおよび固定され
るため、組立作業の簡略化が図れる利点も有する。
さらにまた、上記モータでは、ハウジング10によって
2連型巻線ボビン14を覆う外部ヨークの一部を兼用させ
ているので、外部ヨークが簡略化され、部品点数を減ら
してコスト削減が図れるという利点も有する。
なお、上記の実施例では、上フランジ部15Bから外方
に突出しないように端子支持部20を形成していたが、減
速歯車群34の配置によっては、フランジ部15Bの外周縁
から端子支持部20を若干外方に突き出して形成したり、
また端子支持部を各コイル29,30毎に分離し、これら端
子支持部を周方向に離間して形成することも可能であ
る。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案に係る歯車内蔵モータ
は、肉厚にならざるを得ない端子支持部を2連型巻線ボ
ビンの一側の端板を構成することとなる一方のボビンの
フランジ部の外周部近傍に形成しているので、2連型巻
線ボビンの両端のフランジ部間の厚みを小さくすること
ができるうえ、歯車列の配置によって2連型巻線ボビン
の上方に必然的に生じる無駄な空間に端子支持部を配置
することができるから、端子支持部の肉厚の影響を受け
ることなく軸方向の厚み寸法を低減して、薄型化を図る
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる2連型巻線ボビンの一実施例を
適用したステッピングモータの縦断面図、第2図ないし
第4図は同実施例の2連型巻線ボビンを示し、第2図は
分解断面図、第3図は平面図、第4図は正面図である。
一方、第5図は従来のステッピングモータ用2連型巻線
ボビンを示す分解断面図である。 14……2連型巻線ボビン、15……第1ボビン、16……第
2ボビン、15A,16A……巻胴部、15B,16B……フランジ
部、17……ヨーク、17A……櫛歯部、17B……平板部、19
……コイル端子、20……端子支持部、29,30……コイ
ル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端にフランジ部を有しかつ外周にコイル
    を巻装してなる一対のボビンの巻胴部に、円筒状に並ぶ
    櫛歯部の一端に平板部を設けてなる一対の磁性体製ヨー
    クの櫛歯部をそれぞれ挿入し、さらにこれらヨークの平
    板部を合わせて両ボビンを同軸に固定してなる2連型巻
    線ボビンと、該2連型巻線ボビンの内側に回転自在に配
    されるロータと、該ロータの回転軸の前記2連型巻線ボ
    ビンの軸線方向の一端に固定される歯車およびこの歯車
    に噛合する歯車列と、該歯車列の最終段に配される歯車
    に固定されるモータ出力軸とからなり、 前記2連型巻線ボビンの歯車列側の端板を構成するボビ
    ンのフランジ部の外周部近傍に、両ボビンに巻装された
    コイルに接続される複数のコイル端子を櫛歯状に配設し
    てなる端子支持部が、前記歯車列との干渉を避けて該歯
    車列側に突出形成されていることを特徴とする歯車内蔵
    モータ。
JP1988075094U 1988-06-06 1988-06-06 歯車内蔵モ―タ Expired - Lifetime JP2510523Y2 (ja)

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JP5235330B2 (ja) * 2007-05-15 2013-07-10 キヤノン株式会社 モータ

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JPS622373U (ja) * 1985-06-20 1987-01-08
JPS62135578U (ja) * 1986-02-18 1987-08-26

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