JP2510351C - - Google Patents

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JP2510351C
JP2510351C JP2510351C JP 2510351 C JP2510351 C JP 2510351C JP 2510351 C JP2510351 C JP 2510351C
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JP
Japan
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roof
eaves
rainwater flow
building
flow path
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建物の屋根及びその構築方法に関する。 [背景技術] 従来の建物において、屋根は、建築現場で鉄骨軸組よりなる小屋組を建物躯体 の上部に組み立てた後、建物躯体の側面上部に軒先構造を組み立て、更に小屋組
と軒先の上面に屋根パネルを貼り、樋や羽目板等の軒先外装材を取付けたものが
ある。 または、予め工場で屋根パネル付きの小屋組と軒先をそれぞれ屋根ユニット及
び軒先ユニットとして作製した後、これらのユニットを建築現場に輸送して建物
躯体に取付けた屋根もある。 [発明が解決しようとする課題] 上述したように、小屋組と軒先を建築現場で組み立てるようにした屋根の場合
、現場での作業割合が多くなるため、作業効率を落とす要因の一つとなっていた
。 また、屋根ユニットと軒先ユニットを予め用意して、現場で取付けるようにし
た屋根の場合、現場での作業割合はかなり低減できるが、屋根ユニットと軒先ユ
ニット間の面倒な目地処理作業が必要になる。これに加えて、屋根ユニットはか
さ張るため、輸送用のトラックに積める個数が少なく、輸送費がかさむという欠
点もあった。 本発明は、建築の効率化に役立つ建物の屋根及びその構築方法を提供すること
を目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明に係る建物の屋根は、建物躯体の上部に設けられた鉄骨軸組よりなる現
場組立ての小屋組と、この建物躯体の側面上部に取付けられ、軒先構造材、この
軒先構造材に固定された軒先外装材、及び先端側に設けられた雨水流通路を備え
た工場作製の軒先ユニットと、前記小屋組の上面に取付けられ、屋根材及びこの
屋根材の支持材を備えた工場作製の屋根パネルとを有し、前記屋根パネルの支持
材の前記雨水流通路側の端部はこの雨水流通路の外側に位置すると共に、前記屋
根パネルの屋根材の前記雨水流通路側の端部はこの雨水流通路の内側に臨んで位
置することを特徴とする。 また、この建物の屋根の構築方法は、現場で建物躯体の上部に鉄骨軸組よりな
る小屋組を組み立てる工程と、前記建物躯体の側面上部に軒先構造材、この軒先 構造材に固定された軒先外装材、及び先端側に設けられた雨水流通路を備えた工
場作製の軒先ユニットを取付ける工程と、前記小屋組の上面に屋根材及びこの屋
根材の支持材を備えた工場作製の屋根パネルを取付ける工程とを有し、前記屋根
パネルの支持材の前記雨水流通路側の端部はこの雨水流通路の外側に位置すると
共に、前記屋根パネルの屋根材の前記雨水流通路側の端部はこの雨水流通路の内
側に臨んで位置するように前記屋根パネルを前記軒先ユニットに対して設けるこ
とを特徴とする。 [作用] 本発明によれば、小屋組の上面に連続して屋根パネルを取付けることができる
ようになる。これに加えて、軒先をユニットとしたため、現場での作業割合を低
減させることができるようになる。 これにより、軒先ユニットや屋根パネルは輸送可能な大きさとなり、まとめて
運ぶことも可能なので、輸送効率が向上する。 [実施例] 図面を参照して本発明に係る建物の屋根の一実施例を説明する。 第1図に示すように、本実施例に係る建物の屋根10は、建物躯体となる住宅ユ
ニット12のフレーム13の上部に設けられた鉄骨軸組よりなる小屋組14と、このフ
レーム13に取付けられた軒先ユニット16と、小屋組14の上面に取付けられた屋根
パネル17とを有する。 前記住宅ユニット12は、工場で柱(図示せず)、梁15等よりなるフレーム13に
壁パネル18等が取付けられて作製されたものである。 前記小屋組14の鉄骨軸組は、梁19、登り梁20等を有して構成されている。 また、前記軒先ユニット16は、所定間隔で複数配置された軒先構造体としての
ブラケット21を有し、これらのブラケット21に軒先外装材が取付けられている。
即ち、ブラケット21の上側端部に形成された切欠部22間に雨水流通路となる連続
した凹形板23が設けられ、また側面と下面にそれぞれカバー部材24,25が設けら
れている。また、これらのブラケット21の下側の略中央部には凹形の切欠部 26が形成され、これらの切欠部26間に2本の連続したC形鋼27が若干隙間28をあ
けて向き合うようにして設けられ、この隙間28が屋根10内への換気口となってい
る。なお、この軒先ユニット16内には、シャッタ29を内蔵させておいてもよい。 前記屋根パネル17は、支持材34の上に野地板32を介して屋根材11が設けられ、
屋根10の1斜面に沿い、小屋組14の登り梁20から前記凹形板23の上端に及んで設
けられたものである。前記支持材34の凹形板23側の端部は、この凹形板23の外側
に位置し、屋根材11の凹形板23側の端部は、この凹形板23の内側に臨んで位置す
る。 このような建物の屋根10は、次のようにして構築することができる。 先ず、工場で上記構成を有する住宅ユニット12、軒先ユニット16及び屋根パネ
ル17を作製した後、これらのユニット12,16及び屋根パネル17と共に、小屋組14
の材料である梁19、登り梁20等を建築現場に輸送する。 次に、第2図に示すように、複数の住宅ユニット12を組み立てた後、住宅ユニ
ット12のフレーム13の上部に梁19、登り梁20等よりなる鉄骨軸組の小屋組14を組
み立てる。 次に、第3図に示すように、フレーム13の上部の梁15の側面にブラケット21を
ボルト30とナット31で締めつけることにより、軒先ユニット16を住宅ユニット12
に取付ける。 次に、第4図に示すように、小屋組14の登り梁20の上面から軒先ユニット16の
凹形板23の上端に屋根パネル17を取付ける。この軒先ユニット16の凹形板23の上
端と野地板32との間には、防水シール部材33が設けられる。 上記実施例によれば、小屋組14の登り梁20の上面に軒先ユニット16に達する連
続した屋根パネル17を取付けることにより屋根10を構成することができ、建築の
効率化に役立つ。 また、軒先を軒先ユニット16として構成しても、軒先ユニット16は屋根ユニッ
トと比べると大きさが小さく、まとめて運ぶことも可能である。従って、輸送効
率を向上させ、かつ軒先部分については軒先ユニット16としたことにより、その
分現場での作業割合を低減させることができる。 更に、屋根パネル17も輸送可能な大きさとなり、まとめて運ぶことも可能なの
で、輸送効率が向上する。 なお、上記実施例では、建物躯体を住宅ユニット12のフレーム13で構成したが
、建物躯体も現場で組み立てる鉄骨軸組で構成してもよい。 また、上記実施例に係る軒先ユニット16は、側面と下面にそれぞれカバー部材
24,25が設けられたものとしたが、カバー部材24,25が設けられていない軒先ユニ
ットを用意して、現場でカバー部材を軒先ユニットに取付けるようにしてもよい
。 [発明の効果] 本発明に係る建物の屋根及びその構築方法によれば、建築の効率化に役立たせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例に係る建物の屋根の断面図、第2図〜第4図はこの
建物の屋根の構築方法を示す工程図である。 10…屋根、12…住宅ユニット、13…構造躯体であるフレーム、14…小屋組、16
…軒先ユニット、17…屋根パネル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)建物躯体の上部に設けられた鉄骨軸組よりなる現場組立ての小屋組と、こ
    の建物躯体の側面上部に取付けられ、軒先構造材、この軒先構造材に固定された
    軒先外装材、及び先端側に設けられた雨水流通路を備えた工場作製の軒先ユニッ
    トと、前記小屋組の上面に取付けられ、屋根材及びこの屋根材の支持材を備えた
    工場作製の屋根パネルとを有し、前記屋根パネルの支持材の前記雨水流通路側の
    端部はこの雨水流通路の外側に位置すると共に、前記屋根パネルの屋根材の前記
    雨水流通路側の端部はこの雨水流通路の内側に臨んで位置することを特徴とする
    建物の屋根。 (2)現場で建物躯体の上部に鉄骨軸組よりなる小屋組を組み立てる工程と、前
    記建物躯体の側面上部に軒先構造材、この軒先構造材に固定された軒先外装材、
    及び先端側に設けられた雨水流通路を備えた工場作製の軒先ユニットを取付ける
    工程と、前記小屋組の上面に屋根材及びこの屋根材の支持材を備えた工場作製の
    屋根パネルを取付ける工程とを有し、前記屋根パネルの支持材の前記雨水流通路
    側の端部はこの雨水流通路の外側に位置すると共に、前記屋根パネルの屋根材の
    前記雨水流通路側の端部はこの雨水流通路の内側に臨んで位置するように前記屋
    根パネルを前記軒先ユニットに対して設けることを特徴とする建物の屋根の構築
    方法。

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