JP2510189Y2 - ブラスチック製品 - Google Patents

ブラスチック製品

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JP2510189Y2
JP2510189Y2 JP7710890U JP7710890U JP2510189Y2 JP 2510189 Y2 JP2510189 Y2 JP 2510189Y2 JP 7710890 U JP7710890 U JP 7710890U JP 7710890 U JP7710890 U JP 7710890U JP 2510189 Y2 JP2510189 Y2 JP 2510189Y2
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精志 池本
克彦 瀧
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、立体感を有するプラスチック製品に関す
る。
【従来の技術】
家電製品のキャビネットや自動車の内装材などに使用
されているプラスチックの成形品は、美麗な外観を与え
るため、絵柄や模様の印刷層を設けたものが多い。在来
のこの種の成形品は、意匠が平面的で高級感に乏しい。 立体感のある意匠をもつ高級なプラスチック製品を得
るため、成形品に盛り上げ印刷法による絵柄印刷層を形
成したり、透明な中間層を中にして二以上の印刷層を形
成することが行なわれている。 しかし、これらのプラスチック製品もなお、高級感の
あるものを求める近年の需要動向に十分にこたえること
は難しい。
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、成形品に絵柄を与えたプラスチック
製品において、これまでのものとは、趣の異なった立体
感をもつプラスチック製品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】 本考案のプラスチック製品は、基本的な態様を第1図
に示すように、プラスチックの成形品である基材(1)
上に、接着剤層(2)、金属蒸着層(3)、パールイン
キで形成したパターン印刷層(4)、および部分的に凹
凸(6)を有する保護層(5)を順に設けてなる。 別の態様は、第2図に示すように、金属蒸着層(3)
とパールインキ層(4)との間に透明なプラスチックの
中間層(7)を設けたものであって、これは立体感がい
っそう高く、推奨に価する。 基材の成形に用いるプラスチックは任意であるが、代
表的な例をあげれば、ABS樹脂、AS樹脂、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネートである。 接着剤は、基材の材料に応じて適宜なものを使用す
る。たとえば、アクリル系、ウレタン系またはエポキシ
系の接着剤からえらべばよい。 金属蒸着層は、Al,Cr,Cuなど常用の金属から、製造し
ようとする製品にとって適当なものをえらんで形成す
る。蒸着層の厚さは、一般に100〜10,000Åの範囲が適
当である。 パターンの印刷に使用するパールインキは、パール顔
料を、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、
セルロース誘導体など常用のインキビヒクルに分散した
ものである。パール顔料とは、真珠のような光沢をもつ
顔料であって、貝がらの内側の部分や屑真珠を粉砕した
もの、マイカ粉末、マイカの微粒子にTiO2または酸化鉄
を焼き付けしたものが知られている。本考案でも、その
中からえらんで使用すればよい。 保護層は、従来の絵柄つき成形品に行なっていたとこ
ろと同様に、アクリル樹脂など、耐候性がよく若干の耐
摩耗性をもった材料で形成すればよい。 透明な中間層の形成に使用するプラスチックは、アク
リル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンなど任意であ
る。この層は透明であれば、着色したプラスチックで形
成してもよい。 基材上に、接着剤層、金属蒸着層、中間層、パターン
印刷層および保護層を設ける手法は、転写技術が最適で
ある。すなわち、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
のシートなど常用の転写台紙上に、転写後は保護層とな
る剥離剤層、パターン印刷層、所望により中間層、金属
蒸着層および接着剤層を順に設けた転写シートを用意
し、この転写シートを基材成形用の金型内に配置して射
出成形や真空成形などを行ない、成形と同時に転写する
か、またはいったん成形品を得て、その上に転写シート
を重ね加熱加圧して転写する技術である。 保護層の表面の凹凸は、転写後に既知のエンボス手段
に従って設けてもよいし、あらかじめ凹凸を設けた転写
台紙を用いた転写シートにより賦形することによって設
けてもよい。
【作用】
保護層の表面の凹凸のある部分はツヤ消し部となり、
それ以外の部分は光沢部となって、製品の表面には光沢
差が生じる。この表面の光沢差と、金属光沢にパール光
沢を加えた異質な光沢を組み合わせた層の存在とがあい
まって、これまでのものとは趣のちがう立体的な意匠を
もつプラスチック製品が実現する。
【実施例】
ポリエチレンテレフタレートフィルム「X−45♯26」
(東レ(株)製)に、アミノアルキッド系マットインキ
「マットNo.5」(昭和インク工業所(株)製)で、格子
パターンをグラビア印刷して転写台紙とした。この転写
台紙上に、アクリル系インキ「ハクリ46−7」(同)を
塗布量が1.5g/m2となるようにベタ印刷して、転写後は
保護層となる剥離剤層を設けた。その上に、アクリル系
パールインキ「GGパール」(同)で抽象柄をグラビア印
刷してパターン印刷層を設け、さらに無色透明なアクリ
ル系インキ「GGクリア」(同)で塗布量が2g/m2となる
ようにベタ印刷して、中間層を設けた。 この中間層の上に、ウレタン系蒸着用プライマー
(同)を塗布量が0.5g/m2となるように塗布し、40℃の
温度で3日間養生したのちアルミニウムを真空蒸着し
た。蒸着層上に、アクリル系感熱接着剤「HS−GE」
(同)を塗布量が1g/m2となるようにロールコートして
接着剤層を設け、転写シートを完成した。 ABS樹脂を板状に成形した基材の上に、上記の転写シ
ートを重ねて200℃の温度に加熱したロールで加圧し、
転写台紙を剥離して本考案のプラスチック製品を得た。
【考案の効果】
本考案のプラスチック製品は、独特な美観をそなえた
立体的な意匠を有し、高級感がある。この製品は、家電
製品のギャビネット、自動車の内装材、化粧品の容器な
どに使用して好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のプラスチック製品の基本的な態様を
説明するための、模式的な断面図である。 第2図は、本考案のプラスチック製品の好ましい態様を
説明するための、第1図と同様な図である。 1…基材、2…接着剤層 3…金属蒸着層、4…パターン印刷層 5…保護層、6…凹凸 7…中間層

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックの成形品である基材(1)上
    に、接着剤層(2)、金属蒸着層(3)、パールインキ
    で形成したパターン印刷層(4)、および部分的に凹凸
    (6)を有する保護層(5)を順に設けてなるプラスチ
    ック製品。
  2. 【請求項2】金属蒸着層(3)とパールインキ層(4)
    との間に、透明なプラスチックの中間層(7)を設けた
    請求項1のプラスチック製品。
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