JP2509952Y2 - ゴミ貯留収集装置 - Google Patents

ゴミ貯留収集装置

Info

Publication number
JP2509952Y2
JP2509952Y2 JP1990065938U JP6593890U JP2509952Y2 JP 2509952 Y2 JP2509952 Y2 JP 2509952Y2 JP 1990065938 U JP1990065938 U JP 1990065938U JP 6593890 U JP6593890 U JP 6593890U JP 2509952 Y2 JP2509952 Y2 JP 2509952Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
garbage
suction
waste
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990065938U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0424506U (ja
Inventor
永治 藤田
新平 犬飼
善弘 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP1990065938U priority Critical patent/JP2509952Y2/ja
Publication of JPH0424506U publication Critical patent/JPH0424506U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2509952Y2 publication Critical patent/JP2509952Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ダストシュートなどのゴミ放出口より放
出されるゴミをゴミ貯留部に貯留するとともに、そのゴ
ミをゴミ輸送管を介してゴミ吸引車内に吸引収集するよ
うにしたゴミ貯留収集装置に関する。
(従来の技術) 周知のように、家庭などで生ずるゴミの収集は、ゴミ
をゴミ袋に収納して所定のゴミ集積所に置いておき、そ
れをゴミ収集車によって収集するという手順で行われ
る。このような収集方法では、ゴミ集積所を道路付近に
設定しなければならない関係上、ゴミ袋が街角に放り出
されることとなり、美観を損ねるとともに、衛生上も好
ましくない。また、ゴミ収集車の運転手以外に、ゴミ袋
の車内への取込み作業を行うための作業員が必要であ
り、ゴミ収集能率も必ずしも十分ではない。
このような事情に対処するため、近年各家庭や事業所
などからのゴミ収集を自動化するゴミ貯留収集装置が提
案されている。例えば第6図に示す装置では、高層住宅
などの家屋の地下に、ゴミ貯留部(ベッセル)1を設置
する。ベッセル1の下部からは地下配管(ゴミ輸送管)
2が伸びており、その開口部2aは屋外地面上に配置され
ている。
家屋の内部で発生したゴミは、ダストシュート等を介
してベッセル1内に落し込まれ、ベッセル1内に貯留し
ておき、このゴミを定期的にゴミ吸引車3で収集する。
ゴミ吸引車3でゴミを収集する場合には、ゴミ吸引車3
のゴミ吸引管4の先端を上記地下配管2の開口部2aに連
結する。そして、真空吸引装置5で生成された負圧をゴ
ミ吸引管4に与え、それによって、ベッセル1内のゴミ
を地下配管2および吸引管4を介してゴミ収容タンク6
へと吸引収集する。
このようなゴミ貯留収集装置は、美観,衛生面および
収集能率に優れているので、利用範囲が年々拡大してお
り、様々な状況下で適用できるよう望まれている。
ところで、各種の事業所が入居している高層ビル(以
下「事業用ビル」と称す)では、各家庭と比較した場
合、まずゴミの発生量が非常に多い。また、事業用ビル
内に食堂が含まれていると、十分に水切りされていない
生ゴミ(厨芥)、換言すれば凝集されて重いゴミが発生
する。さらに、オフィスからは、非常にかさの大きい紙
ゴミが発生する。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような事業用ビルに上記従来のゴ
ミ貯留収集装置をそのまま適用すると、以下のような問
題が生じる。
すなわち、従来のゴミ貯留収集装置では、ベッセル1
内のゴミを負圧吸引によって一度にゴミ吸引車3内に収
集するようにしているため、ベッセル1内に所定の負圧
を与える必要がある。このため、ベッセル1の容量を大
きくすると、ベッセル1に所定の負圧を与えるのにかな
りの吸引力が必要となり、吸引性能が著しく低下してし
まう。したがって、ベッセル1の容量には限界がある。
その結果、ゴミの発生量の多い事業用ビルには適用でき
ない。
また、厨芥等の凝集されたゴミは重いので、ゴミが地
下配管2およびゴミ吸引管4内をスムーズに通過せず、
効率良く収集できないという問題が生じる。さらに、紙
ごみ等はかさが大きいので、紙ゴミが地下配管2の吸込
口を閉塞する等して、ゴミ詰りが生じる。
(考案の目的) この考案は、上記従来技術の問題を解消し、ゴミ貯留
部のゴミ収容量を大きくでき、しかも厨芥等のゴミが効
率良く収集されるとともに、ゴミ詰りが防止されて、特
に事業用ビル等に適したゴミ貯留収集装置を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案は、所定のゴミ放出口より放出されるゴミを
ゴミ貯留部に貯留するとともに、その貯留されたゴミを
ゴミ輸送管を介してゴミ吸引車内に吸引収集するように
したゴミ貯留収集装置であって、上記目的を達成するた
め、前記ゴミ貯留部に、そのゴミ貯留部の一端側に配置
され、前記ゴミ放出口より放出されるゴミを破砕するゴ
ミ破砕機と、前記ゴミ破砕機により破砕されたゴミを貯
留するとともに、前記ゴミ貯留部の他端側まで搬送する
ゴミ貯留搬送機と、前記ゴミ貯留部の他端側に配置さ
れ、前記ゴミ貯留搬送機により搬送されたゴミをほぐし
て空気を混入する混相部とを設け、前記ゴミ輸送管の吸
込口を前記混相部に連結するとともに、前記ゴミ吸引車
内の圧力に応じて開成される空気導入バルブを前記ゴミ
輸送管に設けている。
(作用) この考案のゴミ貯留収集装置においては、ゴミ貯留部
に、ゴミ破砕機と、ゴミ貯留搬送機と、混相部とを設け
ている。
これにより、紙ゴミ等のかさの大きいゴミはゴミ破砕
機により破砕されて小さくなり、ゴミ詰りが防止され
る。
また、ゴミ貯留搬送機でゴミを搬送しながら徐々に吸
引回収することにより、大量のゴミが一時にゴミ輸送管
へ取込まれ、閉塞する事態を防止可能である。またゴミ
貯留搬送機の寸法を大きく設定できるので、ゴミ貯留部
のゴミ収容量を大きくできる。
また、ゴミは混相部で空気が混入されてほぐれた状態
となり、効率良く吸引回収される。
(第1の実施例) A.全体構成 第1図はこの考案の第1の実施例であるゴミ貯留収集
装置を説明するための図である。同図に示すように、こ
のゴミ貯留収集装置は、各種の事業所10が含まれた事業
用ビルに適用されており、ダストシュート20と、ゴミ貯
留部ユニット100内のゴミ貯留部110と、ゴミ輸送管を構
成する地下配管30等を有している。
そして、各事業所10内で発生したゴミTRを、ダストシ
ュート20を介してゴミ貯留部110に貯留しておき、その
ゴミTRを定期的に地下配管30を介してゴミ吸引車40で吸
引回収するようにしている。
A−1.ダストシュート20 ダストシュート20には、各事業所10に対応して複数の
ゴミ投入口21が設けられており、各事業所10で発生した
ゴミTRは、ゴミ投入口21を介してダストシュート20内に
投入される。各ゴミ投入口21にはそれぞれ開閉自在に開
閉扉22が取付けられて、ゴミTRを投入する際には開閉扉
22を手操作で開成するようにしている。さらに、ダスト
シュート20には、各ゴミ投入口21にそれぞれ対応してリ
ミットスイッチ23が設けられて、各リミットスイッチ23
により各開閉扉22の開閉を検知できるようにしている。
A−2.ゴミ貯留部ユニット100 第2図にゴミ貯留部100の斜視図を示す。第1図およ
び第2図に示すように、ゴミ貯留部110は、その一端側
に配置されたゴミ破砕機120と、中央部に配置されたゴ
ミ貯留搬送機130と、他端側に配置され、混相部を構成
する混相室140とで構成されている。
第3図に第2図のIII−III線断面図を示す。同図に示
すように、破砕機120は、スクリュー式破砕機により構
成されており、上部にゴミ取入口121を有するととも
に、下部にゴミ吐出口122を有している。ゴミ取入口121
には、上記ダストシュート20の下端に位置するゴミ放出
口24が連結されて、ダストシュート20を通ってゴミ放出
口24より放出されるゴミTRが破砕機120内に取込まれる
ようにしている。
破砕機120の内部には、3本のスクリュー型ロール123
がそれぞれ回転自在に取付けられる。各ロール123はそ
の各回転軸が相互に平行となるよう配置されている。こ
のうち上側の2本のロール123はその回転軸がともに同
一水平面内に配置されるとともに、残りの下側のロール
123は上側ロール123の間に対応して配置されている。
第2図に示すように、破砕機120には、上記各ロール1
23にそれぞれ対応して3個のモータ124が設けられて、
これらのモータ124を駆動することにより、上側2本の
ロール123が相反しながら、3本のロール123がそれぞれ
回転するように構成している。また、このようにロール
123が回転している状態で、ゴミ取入口121を介して破砕
機120内にゴミTRが取入れられると、各ロール123のスク
リュー形刃部によりゴミTRが寸断されて、吐出口122に
より吐出される。
第1図および第2図に示すように、ゴミ貯留搬送機13
0は円筒形の回転ドラム131を有しており、その回転ドラ
ム131が支持部材132(第1図参照)により回転自在に支
持される。これにより、回転ドラム131は、その筒軸を
中心として回転自在に構成されるとともに、その筒軸が
略水平方向に沿うように設定される。
回転ドラム131の内周面には、螺旋状にブレード133が
突設される。さらに、回転ドラム131の一端側内部と上
記破砕機120の吐出口122とは連結管125を介して連結さ
れており、吐出口122より吐出されたゴミTRが回転ドラ
ム131の一端側内部に貯留されるように構成している。
第2図に示すように、回転ドラム131の外周にはギヤ1
34が形成されるとともに、そのギヤ134に噛合している
ギヤ135にモータ136の回転軸が連結される。そして、モ
ータ136が駆動することにより回転ドラム131が回転する
ように構成される。さらに、このように回転ドラム131
が回転すると、回転ドラム131の一端側内部に貯留され
たゴミTRがブレード133に沿って他端側へ押し込まれ
て、混相室140側へ搬送されるように構成している。
略ボックス状の混相室140は、その前壁部において上
記回転ドラム131の他端側と連通しており、回転ドラム1
31の回転により搬送されたゴミTRが混相室140内に落し
込まれるように構成している。
混相室140の底面上には、スクリューフィーダ141が設
けられる。このスクリューフィーダ141の2本のロール
は、モータ143の駆動により回転するように構成されて
いる。このようにスクリューフィーダ141の2本のロー
ルが回転すると、そのロール外周に突設されたスクリュ
ー片により混相室140内のゴミTRが一側壁側に徐々に搬
送されるように構成している。なお、この搬送中には、
ゴミTRが上記スクリュー片により掻き乱されて空気が混
入される。これにより、厨芥等の凝集されて重いゴミTR
は、十分にほぐれた状態となる。
A−3.地下配管 地下配管30の吸込口31は、混相室140の一側壁に連結
される。この地下配管30は地中を通って一端側が屋外の
ドッキングステーション32(第1図参照)で開口してい
る。さらに、地下配管30の吸込口31側端部には第1のエ
ア導入用バルブ33が設けられる。この第1のエア導入用
バルブ33は、スクリューフィーダ141により地下配管30
に供給されるゴミTRの量が、吸引されるゴミTRより多く
て地下配管30が閉塞されたときなどに開成してエア導入
するものである。さらには地下配管30の上昇路の長い個
所などゴミTRによって閉塞し易い個所には、適宜第2の
エア導入用バルブ34が設けられる。この第2のエア導入
用バルブ34は、例えば比重大なるゴミTRが前記上昇路の
長い個所で吸上げられなくなったときなどに開成してエ
ア導入するものである。
また、第1図に示すように、地下配管30の経路途中に
エアスライダー35が設けられており、このエアスライダ
ー35の開閉により、ゴミTRや空気の流通/遮断を行うこ
とができる。
なお、ゴミ貯留部ユニット100には、制御回路150およ
び操作盤160が設けられる。そして、リミットスイッチ2
3からの出力信号、操作盤160からの指令および後述する
吸引車40側からの指令に基づき、制御回路150が作動し
て、モータ124,136,143,エアー導入用バルブ33,34およ
びエアスライダー35の駆動を制御し、これにより後述す
るようにゴミTRの破砕、搬送および吸引動作等が行われ
る。
A−4.ゴミ吸引車40 第1図に示すように、ゴミ吸引車40には、回転,起
伏,伸縮動作が可能なゴミ吸引管41が設けられる。そし
て、ゴミ吸引管41の先端を、ドッキングステーション32
にて、地下配管30の一端開口部に連結する。この状態
で、ゴミ吸引車40の吸引装置42で生成された負圧をゴミ
吸引管41および地下配管30に与え、それによってゴミ貯
留部110内のゴミTRを、ゴミ収容タンク43へと吸引収集
するようにしている。
ゴミ吸引車40には、操作盤44,45および制御装置46が
設けられる。そして、操作盤44,45からの指令に基づ
き、制御装置46によりゴミ吸引管41の揺動動作およびゴ
ミTRの吸引動作等を制御する。
また、地下配管30にゴミ吸引管41が連結された際に、
地下配管30に沿って配設される地下側信号線ケーブル36
および圧縮エアホース(図示省略)と、ゴミ吸引管41に
沿って配設される車両側信号線ケーブル47および圧縮エ
アホース(図示省略)とが接続される。これにより、ゴ
ミ吸引車40からエアスライダー35へ圧縮エアーの供給・
停止が行える。さらに、各ゴミ貯留部ユニット100内の
制御回路150と車両側の制御装置46との電気的接続が図
られて、車両側の操作盤44,45からの指示に応じてゴミ
貯留部ユニット100の各駆動部の駆動が制御される。
B.動作 次に、このゴミ貯留収集装置の動作について説明す
る。
各事業所10内で発生したゴミTRを処分するとき、まず
ゴミ投入口21の開閉扉22を開成し、そのゴミTRをゴミ投
入口21よりダストシュート20内に落とし込む。このと
き、リミットスイッチ23に基づき、開閉扉22の開成が検
知されて、破砕機120の駆動が開始される。そして、ダ
ストシュート20を通って破砕機120内に取込まれたゴミT
Rは破砕機120により破砕された後、ゴミ貯留搬送機130
の一端側へと送り込まれる。
なお、破砕機120の駆動は、開閉扉22の開成時点から
所定時間が経過した後停止される。この場合、破砕機12
0にモータ124の回転負荷の有無を検出する手段を設け
て、無負荷になった時点で、破砕機120の駆動を停止す
るようにしてもよい。
こうして、各事業所10内で発生したゴミTRは、次々に
破砕機120により破砕されてゴミ貯留搬送機130内へと送
り込まれて貯留される。
一方、ゴミ貯留搬送機130の回転ドラム131は、所定時
間ごとに、例えば1日に1回ずつ、所定時間回転駆動す
る。これにより、破砕機120から回転ドラム131の一端側
に次々と送り込まれたゴミTRは、回転ドラム131の他端
側へ徐々に搬送されて貯留される。
こうしてゴミ貯留搬送機130内に貯留されたゴミTR
は、以下に説明するようにゴミ吸引車40により定期的に
吸引回収される。
まず、ドッキングステーション32にて引管41が地下配
管30に連結される。
つづいて、最初に吸引回収するゴミ貯留部11に対応す
るエアスライダー35が開成され、その状態で吸引装置42
によりゴミ吸引管41および地下配管30に負圧が与えら
れ、地下配管30の吸込口31周辺に負圧を発生させる。
その一方で、ゴミ貯留搬送機130の回転ドラム131が回
転されるとともに、混相室140のスクリューフィーダ141
が駆動して、回転ドラム131内に貯留されたゴミTRが混
相室140内へ徐々に落し込まれるとともに、そのゴミTR
が地下配管30の吸込口31の近傍へ徐々に送り込まれる。
こうして吸込口31の近傍に送り込まれたゴミTRは、上
記吸込口31周辺の負圧によって、順次地下配管30内へ吸
い込まれる。さらに、そのゴミTRは地下配管30およびゴ
ミ吸引管41を次々に通ってゴミ収容タンク43に吸引回収
される。
ところで、この吸引回収時において、仮にゴミTRが地
下配管30またはゴミ吸引管41内に詰まると、ゴミ収容タ
ンク43内の圧力が極端に低下する。この場合には、車両
側でその圧力低下が検知されて、第1のエア導入用バル
ブ33が開成される。これにより地下配管30内に強制的に
エアを導入して、地下配管30およびゴミ吸引管41内に強
い気流を発生させてゴミ詰りを解消する。なお、第1の
エア導入用バルブ33が開成していても圧力低下が解消さ
れない場合には、第2のエア導入用バルブ34がさらに開
成されて、地下配管30途中の上記閉塞し易い個所にエア
が導入される。こうしてゴミ詰りを確実に防止してい
る。
ゴミ貯留部110内のゴミTRがゴミ収容タンク43内に回
収されると、回転ドラム131およびスクリューフィーダ1
41の駆動が停止されるとともに、エアスライダー35が閉
成される。
次に、2番目に吸引回収されるゴミ貯留部110に対応
するエアスライダー35が開成されて、そのゴミ貯留部11
0内のゴミTRが、上記と同様にしてゴミ吸引車40内に回
収される。
このような動作が各ゴミ貯留部110に対し順次行われ
て、全てのゴミ貯留部110内のゴミTRがゴミ収容タンク4
3内に吸引回収される。
C.第1実施例の効果 このゴミ貯留収集装置によれば、ゴミ貯留部110に破
砕機120を設けているため、かさの大きな紙ゴミ等は細
かく寸断されて、地下配管30およびゴミ吸引管41等に詰
まるようなことはない。
また、ゴミ貯留部110内のゴミTRを回転ドラム131(お
よびスクリューフィーダ141)により地下配管30の吸込
口31に徐々に送り込んで、そのゴミTRを徐々に吸引回収
するようにしている。このため、例えばゴミ貯留部110
内全域を所定の負圧に設定するような必要がなくなり、
ゴミ貯留部110の大小寸法にかかわらず、所望の吸引性
能を確保できる。したがって、ゴミ貯留部110の寸法を
大きくすることにより、ゴミTRの収容量を大きくでき
る。
また、混相室140を設けて、ゴミTRと空気とを混合し
てから、吸引回収するようにしているので、厨芥等凝集
されて重いゴミTRもほぐれた状態となり、スムーズに吸
引回収される。
また、地下配管30に第1のエア導入用バルブ33を設け
ており、当該地下配管30においてゴミ詰まりが発生する
と、ゴミ収容タンク43内の圧力低下が検知されて、第1
のエア導入用バルブ33が開成されるので、地下配管30内
に強制的にエアが導入されて強い気流が発生し、ゴミ詰
まりが解消される。
このようにゴミ貯留部110のゴミTRの収容量を大きく
でき、さらに厨芥および紙ゴミ等も効率良く吸引回収で
きるので、このゴミ貯留収集装置を事業用ビルに適用す
ることができる。
なお、上記実施例では、破砕機120の3本のロール123
を回転させるために3個のモータ124を用いているが、
ギヤ機構等を用いることにより、モータを1個にするこ
ともできる。
(第2の実施例) A.構成および動作 次に、この考案の第2の実施例であるゴミ貯留収集装
置について説明する。この第2の実施例のゴミ貯留収集
装置が、上記第1の実施例のゴミ貯留装置と相違する点
は、上記第1の実施例装置の混相室140(第2図参照)
では、スクリューフィーダ141を用いてゴミTRを地下配
管30側へ送り込んでいるのに対し、この第2の実施例装
置の混相室240では、以下に詳述するように、ゴミTRを
自重により地下配管30へ落下させるようにしている点で
ある。
第4図はその第2の実施例のゴミ貯留収集装置に適用
された混相室240を示す側断面図、第5図はその背面図
である。両図に示すように、回転ドラム131の他端側
は、略円筒形の連結部材241に回転自在に支持されてい
る。さらに、連結部材241の下部に混相室240の上端開口
が連結されるとともに、下端開口が地下配管30の吸込口
31に連結されている。また、連結部材241の背面側には
観察用の窓243が設けられるとともに、地下配管30の端
部には、上記第1の実施例と同様な第1のエア導入用バ
ルブ33が設けられている。
その他の構成は、上記第1図ないし第3図に示す第1
の実施例のゴミ貯留収集装置と同様であるため、その説
明は省略する。
このゴミ貯留収集装置において、回転ドラム131の回
転により搬送されたゴミTRは、連結部材241内を通って
混相室240内に落下し、その落下の際に空気が混入され
てほぐれた状態となる。さらに、混相室240内に落下し
たゴミTRは混相室240の下端開口から地下配管30内に徐
々に吸い込まれる。
B.第2実施例の効果 このゴミ貯留収集装置によれば、混相室240において
ゴミTRを自重により地下配管30に送り込むようにしてい
るので、上記第1の実施例の効果に加えて、さらに、混
相室240にフィーダを用いる必要がなく、その分構造が
簡略化されるとともに、コストの低減が図れる。
なお、上記各実施例は事業用ビルなどに特に適したも
のとなっているが、一般住宅用に用いることも可能であ
る。
(考案の効果) 以上のように、この考案のゴミ貯留収集装置によれ
ば、ゴミ貯留部が、ゴミ破砕機と、ゴミ貯留搬送機と、
混相部とを有するため、破砕機によりかさの大きい紙ゴ
ミ等は破砕されてゴミ詰まりが防止され、さらにゴミ貯
留搬送機でゴミを徐々に搬送しながら吸引回収すること
により、ゴミ貯留搬送機の寸法を大きくできてゴミ貯留
部のゴミ収容量を大きくでき、しかも混相部により厨芥
等の凝集されて重いゴミは空気が混入されてほぐれるた
め、それらを効率良く吸引回収できる。また、地下配管
にエア導入用バルブを設けており、地下配管においてゴ
ミ詰まりが発生すると、ゴミ収容タンク内の圧力低下が
検知されて、エア導入用バルブが開成されるので、地下
配管内に強制的にエアが導入されて、ゴミ詰まりが解消
される。
その結果、事業用ビル等に特に適したゴミ貯留収集装
置となっている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例であるゴミ貯留収集装
置を説明するための図、 第2図はその装置に適用されたゴミ貯留部を示す斜視
図、 第3図は第2図のIII−III線断面図、 第4図はこの考案の第2の実施例であるゴミ貯留収集装
置の要部を示す断面図、 第5図はその背面図、 第6図は従来のゴミ貯留収集装置を説明するための図で
ある。 20…ダストシュート、24…ゴミ放出口、30…地下配管、
31…吸込口、40…ゴミ吸引車、110…ゴミ貯留部、120…
破砕機、130…ゴミ貯留搬送機、140,240…混相室、TR…
ゴミ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−197206(JP,A) 特開 平1−197205(JP,A) 特開 昭54−4478(JP,A) 特開 昭52−16788(JP,A) 特開 平2−52805(JP,A) 特開 昭61−206704(JP,A) 実開 昭61−49712(JP,U) 実開 昭63−18405(JP,U) 実開 昭61−83605(JP,U) 特公 昭52−23488(JP,B2) 実公 昭57−32989(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のゴミ放出口より放出されるゴミをゴ
    ミ貯留部に貯留するとともに、その貯留されたゴミをゴ
    ミ輸送管を介してゴミ吸引車内に吸引収集するようにし
    たゴミ貯留収集装置において、 前記ゴミ貯留部に、 そのゴミ貯留部の一端側に配置され、前記ゴミ放出口よ
    り放出されるゴミを破砕するゴミ破砕機と、 前記ゴミ破砕機により破砕されたゴミを貯留するととも
    に、前記ゴミ貯留部の他端側まで搬送するゴミ貯留搬送
    機と、 前記ゴミ貯留部の他端側に配置され、前記ゴミ貯留搬送
    機により搬送されたゴミをほぐして空気を混入させる混
    相部とを設け、 前記ゴミ輸送管の吸込口を前記混相部に連結するととも
    に、 前記ゴミ吸引車内の圧力に応じて開成される空気導入バ
    ルブを前記ゴミ輸送管に設けたことを特徴とするゴミ貯
    留収集装置。
JP1990065938U 1990-06-21 1990-06-21 ゴミ貯留収集装置 Expired - Lifetime JP2509952Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990065938U JP2509952Y2 (ja) 1990-06-21 1990-06-21 ゴミ貯留収集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990065938U JP2509952Y2 (ja) 1990-06-21 1990-06-21 ゴミ貯留収集装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0424506U JPH0424506U (ja) 1992-02-27
JP2509952Y2 true JP2509952Y2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=31598223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990065938U Expired - Lifetime JP2509952Y2 (ja) 1990-06-21 1990-06-21 ゴミ貯留収集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2509952Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6183605U (ja) * 1984-11-05 1986-06-02
JPS61206704A (ja) * 1985-03-08 1986-09-13 三菱重工業株式会社 破砕機付ごみ真空輸送装置
JPS6318405U (ja) * 1986-07-22 1988-02-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0424506U (ja) 1992-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1893509B1 (en) A method of operating a waste collection tank and a system for controlling the operation of the same
US8662429B2 (en) Modular document destruction system
JP2509952Y2 (ja) ゴミ貯留収集装置
KR200420705Y1 (ko) 공기 이송방식 쓰레기 처리 시스템의 쓰레기 투입설비
KR100919848B1 (ko) 쓰레기 저류장치
KR100709139B1 (ko) 공기 이송방식 쓰레기 처리 시스템의 쓰레기 투입설비
JPH01197205A (ja) 塵芥収集システム及び塵芥収集方法
CN206784821U (zh) 一种单体楼宇垃圾收集系统
CN213140588U (zh) 一种真空上料机
JP2006256789A (ja) 家屋内廃棄処理物の排出装置
JP3174219B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP2524805B2 (ja) 塵芥収集システム及び塵芥収集方法
JP2500870Y2 (ja) ゴミの空気輸送装置
JP3125027B2 (ja) 空気輸送によるゴミ収集設備
JPS5926738B2 (ja) 塵埃等の破砕、圧縮および空気輪送システム
JPH0632403A (ja) 破砕機内蔵ゴミ貯留排出装置
CN216474747U (zh) 一种自动扫地机器人新型结构
JP3345825B2 (ja) ごみ分離貯留装置
JP2645723B2 (ja) 貯留排出機の閉塞防止方法
JP2004299870A (ja) ゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法
JPS587561B2 (ja) 塵芥等の管路輸送システムにおける輸送管路への塵芥等の供給方法
JPH069006A (ja) ゴミ貯留輸送装置
JP2000016511A (ja) ビルの廃棄紙類処理システム
JPH04246003A (ja) ゴミ貯留輸送装置
JPH063912U (ja) ゴミ貯留排出装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term