JP2004299870A - ゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法 - Google Patents

ゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004299870A
JP2004299870A JP2003096429A JP2003096429A JP2004299870A JP 2004299870 A JP2004299870 A JP 2004299870A JP 2003096429 A JP2003096429 A JP 2003096429A JP 2003096429 A JP2003096429 A JP 2003096429A JP 2004299870 A JP2004299870 A JP 2004299870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular member
main tubular
pipe
collection system
garbage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003096429A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Usui
仁 碓井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP2003096429A priority Critical patent/JP2004299870A/ja
Priority to CNA2004100320487A priority patent/CN1533963A/zh
Priority to SG200401890A priority patent/SG115659A1/en
Publication of JP2004299870A publication Critical patent/JP2004299870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Abstract

【課題】ゴミ収集に要する排気容量あるいは時間を低減することが可能なゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法を提供する。
【解決手段】一端(31b)が閉鎖された主管状部材31と、主管状部材から分岐された、その先端からゴミを投入するための投入用管状部材32と、投入用管状部材の通気を遮断するための通気遮断手段33と、主管状部材の前記一端から投入用管状部材の分岐部位に渡る部分に設けられた吸気口31aを大気に対し開放又は閉鎖する吸気口開閉手段36,37とを備えている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のゴミ収集システムは、以下のように構成されていた(例えば特許文献1参照)。
【0003】
図10は従来のゴミ収集システムの一例の構成を示す断面図である。図10において、従来のゴミ収集システムはゴミ貯留槽201を備えている。ゴミ貯留槽201の上部にはダストシュート203が接続され、ダストシュート203の途中に弁204が配設されている。また、ゴミ貯留槽201の下部はゴミ収集車に接続されるカップリングに至る移送ダクトに連通している。さらに、ゴミ貯留槽201の側部の上端部には大気に連通する吸気ダクト205が接続され、その吸気ダクト205の途中には弁206が配設されている。そして、移送ダクトにはこのようなゴミ貯留槽201が多数接続されている。
【0004】
このように構成された従来のゴミ収集システムでは、通常時には、ダストシュート203に配設された弁204が開かれるとともに、吸気ダクト205に配設された弁206が閉じられている。従って、ダストシュート203から落下したゴミ207がゴミ貯留槽201に貯まる。そして、ゴミ収集時には、ゴミ収集車がカップリングに接続された後、弁204が閉じられる。その後、ゴミ収集車が移送ダクトを介して貯留層201内の空気を吸引する。その後、適宜なタイミングで弁206が素早く開かれる。すると、吸気ダクト205から空気が貯留槽201内に流入し、ゴミ207が移送ダクトを通って収集車に集まる。このようにして、ダストシュート203から落下したゴミがゴミ収集車に収集される。
【0005】
【特許文献1】
実公平7−47364号公報(第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来のゴミ収集システムでは、ゴミ貯留槽201が存在するため、ゴミを収集する際に、多量の空気を吸引しなければならず、ゴミ収集に大容量の排気装置が必要とされ、あるいは、ゴミ収集に長時間を要するという問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ゴミ収集に要する排気容量あるいは時間を低減することが可能なゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るゴミ投入装置は、一端が閉鎖された主管状部材と、前記主管状部材から分岐された、その先端からゴミを投入するための投入用管状部材と、前記投入用管状部材の通気を遮断するための通気遮断手段と、前記主管状部材の前記一端から前記投入用管状部材の分岐部位に渡る部分に設けられた吸気口を大気に対し開放又は閉鎖する吸気口開閉手段とを備えている(請求項1)。
【0009】
また、本発明に係るゴミ収集システムは、ゴミを輸送するための輸送管と、前記輸送管から分岐された分岐管と、1以上の請求項1のゴミ投入装置とを備え、前記1以上のゴミ投入装置の各々の前記主管状部材の他端に前記輸送管又は前記分岐管が接続されている(請求項7)。
【0010】
かかる構成とすると、ゴミ投入装置では、従来例における貯留槽のように、大きなゴミ収容空間が存在しないので、その分、ゴミ収集に要する排気容量あるいは時間を低減することができる。
【0011】
前記主管状部材は鉛直方向に延びるように配設され、該主管状部材の上端が前記一端として閉鎖されていてもよい(請求項2,8)。かかる構成とすると、輸送管が地中に埋設される場合に、好適に本発明を適用することができる。
【0012】
前記主管状部材は鉛直方向に延びるように配設され、該主管状部材の下端が前記一端として閉鎖されていてもよい(請求項3,9)。かかる構成とすると、輸送管が空中に架設される場合に、好適に本発明を適用することができる。
【0013】
前記主管状部材の径が一定であってもよい(請求項4,10)。かかる構成とすると、ゴミが移動しやすくなる。
【0014】
前記主管状部材の径が輸送管又は輸送管の分岐管の径と略同じであってもよい(請求項5,11)。かかる構成とすると、ゴミがより移動しやすくなる。
【0015】
前記主管状部材が直管又は曲管であってもよい(請求項6,12)。
【0016】
また、本発明に係るゴミ収集システムは、通常時には、前記通気遮断手段が前記投入用管状部材の通気を遮断せずかつ前記吸気口開閉手段が前記吸気口を大気に対し閉鎖し、ゴミ収集時には、前記通気遮断手段が前記投入用管状部材の通気を遮断した後、吸引手段により前記輸送管を吸引し、次いで、前記吸気口開閉手段が前記吸気口を大気に対し開放し、次いで、前記吸気口開閉手段が前記吸気口を大気に対し閉鎖する(請求項13)。
【0017】
前記輸送管の吸引、前記吸気口の開放、及び前記吸気口の閉鎖からなるサイクルを複数回繰り返してもよい(請求項14)。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1に係るゴミ収集システムの構成を示す模式図である。
【0019】
図1において、本実施の形態のゴミ収集システム1は、例えば、高層住宅11が林立する高層住宅街において採用される。ゴミ収集システム1は、輸送管2を備えている。輸送管2は、ここでは、地中に埋設されている。輸送管2の下流端にはドッキングステーション8が設けられている。このドッキングステーション8は、ゴミ収集車9の吸引管10を着脱自在に接続可能なように構成されている。一方、輸送管2の上流側では、輸送管2から分岐した分岐管2aにゴミ投入ポスト(ゴミ投入装置)3又はゴミ貯留槽6が接続されている。ゴミ貯留槽6は、高層住宅11内に設けられたダストシュート5の下端に開閉自在な通気遮断ゲート7を介して接続されている。符号4は、ダストシュート5の投入口を示す。このゴミ貯留槽6は、従来の技術で説明した図10のゴミ貯留槽201と同様に構成されており、その説明を省略する。ゴミ投入ポスト3は、高層住宅11の周辺又は内部の適所に配設されている。
【0020】
次に、本実施の形態の特徴である、ゴミ投入ポスト3の構成を説明する。図2及び図3はゴミ投入ポスト3の外観を示す図であって、図2は正面図、図3は側面図である。図4〜図6は図1のゴミ投入ポストのケースを外した状態を示す図であって、図4は右側面図、図5は背面図、図6は平面図である。なお、図6は開閉ゲート及び投入口ユニットを外した状態を示している。図7は図1のゴミ投入ポストの投入バケットの構成を示す側面図である。
【0021】
まず、ゴミ投入ポスト3の外観を説明する。
【0022】
図2及び図3を参照すると、ゴミ投入ポスト3は、主要な構造物を覆う直方体形状のケース3aを備えている。ケース3aの正面の上部には投入口12を有する投入ユニット21が配設されている。
【0023】
次に、ゴミ投入ポスト3の内部構造を説明する。
【0024】
図2〜7を参照すると、ゴミ投入ポスト3の底部を構成するベース13に上方に延びるように主管(主管状部材)31が配設されている。主管31は、本実施の形態では、分岐管2aと同じ径の円形断面を有する直管で構成され、ベース13においてその分岐管2aと接続されている。主管31の上端は板材31bで閉鎖されている。そして、主管31の正面中央部に斜め上方に延びるように矩形断面を有する投入ダクト(投入用管状部材)32が配設されている。投入ダクト32は主管31と連通し、その上端の開口部に投入ユニット21が配設されている。この投入ユニット21がケース3aの外部に露出している。
【0025】
投入ダクト32の途中には通気遮断ゲート(通気遮断手段)33が設けられている。通気遮断ゲート33は、投入ダクト32を横切るように移動してその投入ダクト32を開閉することが可能な板状のシャッタ33aを有している。シャッタ33aは一対のエアシリンダ34のピストンロッド34aに接続され、エアシリンダ34によって開閉駆動される。エアシリンダ34は主管31に配設された支持部材35によって支持されている。
【0026】
また、主管31の上端部、すなわち上端と投入ダクト32が設けられた部位との間、の背面側に吸気口31aが設けられ、この吸気口31aに円形断面を有する吸入管(吸気口開閉手段)36が後方に延びるように接続されている。吸入管36の後端は大気中に開放されている。吸入管36の途中には吸気バルブ(吸気口開閉手段)37が配設されている。吸気バルブ37は、回動により吸入管36を開閉可能なバタフライバルブ37aを有している。バタフライバルブ37aは、リンク38を介してエアシリンダ39のピストンロッド39aに接続され、エアシリンダ39によって開閉駆動される。エアシリンダ39は主管31に配設された支持部材40によって支持されている。
【0027】
エアシリンダ34,39はエア切換装置101によってその動作を制御される。エア切換装置101は、ドッキングステーション8(図1参照)からのエア配管63をエアシリンダ34に接続されたエア配管とエアシリンダ39に接続されたエア配管とに分岐する分岐部材(図示せず)と分岐された各々のエア配管に配設された電磁弁(図示せず)とを有している。そして、各電磁弁にドッキングステーション8(図1参照)からの制御線51が接続されている。
【0028】
ここで、図1において、貯留槽6の通気遮断ゲート7及び図示されない吸気用の吸気バルブも図4のエア切換装置101と同様に構成されたエア切換装置によって駆動されており、そのエア切換装置にドッキングステーション8からの制御線51及びエア配管63が接続されている。
【0029】
この制御線51及びエア配管63はドッキングステーション8においてゴミ収集車9からの図示されない制御線及びエア配管にそれぞれ接続される。そして、この図示されないエア配管及びエア配管63を通じてゴミ収集車9のエア源(コンプレッサ)からエアがエア切換装置101及び貯留槽6のエア切換装置に供給されるとともに、図示されない制御線及び制御線51を介してゴミ収集車9から制御信号がエア切換装置101の電磁弁及び貯留槽6のエア切換装置の電磁弁に入力される。そして、その制御信号に従って各電磁弁が開閉することにより、各エアシリンダ(34,39等)にエアが給排され、それにより、ゴミ投入ポスト3及び貯留槽6の通気遮断ゲート及び吸気バルブが駆動される。
【0030】
投入ユニット21は、投入バケット22を有している。投入バケット22は、特に図7に示すように、板状の蓋部材22aを有し、蓋部材22aの両側端から垂直に延びるように一対の扇形の側板22bが配設され、その一対側板22bの先端間に底板22cが架設され、これらの部材22a,22b,22cで囲まれた扇形断面の柱状空間の外周面を蓋部材22a側から一定長に渡ってカバー部材22dが覆ように構成されており、これにより、内部に、図7に示す開いた状態において上方が開放された収容空間が形成されている。投入バケット22は、蓋部材22aと底板22cとで形成される隅部を支点22eに回動可能に配設されている。そして、投入バケット22が図3に示す閉じた状態から開いて図7に示す状態になると、蓋部材22aに配設された係合部材22fが投入ユニット21に配設された図示されない係止部材と係合して止まるように構成されている。
【0031】
また、特に図2に示すように、蓋部材22aの外面には上端側を支点に揺動する取っ手23が配設されている。取っ手23は常時奥側に付勢されるとともに図示されないロック機構と連結されており、蓋部材22aを閉じるとロック機構により投入バケット22が投入ユニット21にロックされ、取っ手23を手前に引くとそのロックが解除されるよう構成されている。
【0032】
これにより、図2に示す閉じた状態において、ユーザが取っ手23を手前に引くと、投入バケット22が図7に示す状態(水平状態)まで回動して開く。そして、ユーザが上方から投入バケット22の内部にゴミ袋を入れて蓋部材22aを持ち上げながら奥側に押すと、投入バケット22は所定の点から自重で回動して閉じる。これにより、投入バケット22内のゴミが投入ダクト32内に投入される。また、その状態で投入バケット22がロックされる。従って、図2に示す投入ユニット21の投入バケット22が配設された開口12がゴミ投入口を構成している。
【0033】
次に、以上のように構成されたゴミ収集システムの動作を説明する。
【0034】
図1〜図7において、通常時には、投入ポスト3では、通気遮断ゲート33のシャッタ33aが開き、吸気バルブ37のバタフライバルブ37aが閉じている。従って、ユーザが投入口12から投入バケット22を用いて投入したゴミは投入ダクト32から主管31を経て分岐管2aに落下し、そこに貯まる。一方、貯留槽6では、通気遮断ゲートが開き、吸気バルブが閉じている。従って、高層住宅11のダストシュートから投入されたごみが貯留槽6に貯まる。
【0035】
そして、ゴミ収集時には、ゴミ収集車9がドッキングステーション8に吸引管10並びに図示されない制御線及びエア配管を接続する。そして、ゴミ収集車9がゴミの吸引作業を以下の手順によって行う。この吸引作業は、ゴミ収集車9の吸引ポンプ(排気ポンプ)の動作と制御線及びエア配管を通じたゴミ投入ポスト3及び貯留槽6の通気遮断ゲート及び吸気バルブの駆動制御によって遂行される。
【0036】
まず、ゴミ投入ポスト3では通気遮断ゲート33のシャッタ33aが閉じられる。また、貯留槽6では、通気遮断ゲート7が閉じられる。
【0037】
次いで、輸送管2内が吸引される。これにより、輸送管2、分岐管2a、ゴミ投入ポスト3の主管31、及び貯留槽6の内部の圧力が大気圧以下に減圧される。
【0038】
その後、所定のタイミングで、ゴミ投入ポスト3の吸気バルブ37のバタフライバルブ37a及び貯留槽6の吸気バルブが素早く開かれる。この所定のタイミングは本実施の形態では時間を予め定めることにより設定される。これを、輸送管2内の圧力を検知し、その到達圧力を予め定めることにより設定してもよい。
【0039】
これにより、ゴミ投入ポスト3では、吸気管36から空気が吸入されて分岐管2aに貯まったゴミがその吸入された空気流により攪拌されるとともに加圧されて輸送管2内を移動し、吸引管10を通ってゴミ収集車9に収集される。貯留槽6でも、これと同様に貯まったゴミがゴミ収集車9に収集される。そして、吸入された空気流が通過した後は、輸送管2、分岐管2a、ゴミ投入ポスト3の主管31、及び貯留槽6の内部の圧力が大気圧に近い圧力に上昇する。
【0040】
その後、輸送管2の吸引を継続したまま、所定のタイミングで、ゴミ投入ポスト3の吸気バルブ37のバタフライバルブ37a及び貯留槽6の吸気バルブが閉じられる。この所定のタイミングは、本実施の形態では、時間を予め定めることにより設定される。これを、輸送管2内の圧力を検知し、その到達圧力を予め定めることにより設定してもよい。これにより、再び、輸送管2、分岐管2a、ゴミ投入ポスト3の主管31、及び貯留槽6の内部の圧力が大気圧以下に減圧され、2回目のゴミの収集が行われる。
【0041】
本実施の形態では、輸送管2の吸引下における吸気バルブの閉鎖(初回は予め吸気バルブが閉鎖されている)と吸気バルブの開放とからなるサイクルが3サイクル繰り返される。これにより、1サイクルでは十分収集できないゴミを十分収集することができる。また、ゴミ収集車9の吸引ポンプの排気容量を小さくすることができる。また、この際、ゴミ投入ポスト3では、主管31が分岐管2aに直結されており、貯留槽6のように、大きなゴミ収容空間が存在しないので、その分、ゴミ収集に要する排気容量あるいは時間が低減される。また、本実施の形態では、主管31の径が分岐管2aの径と同じであるので、ゴミがより移動しやすくなっている。
【0042】
なお、本実施の形態の変形例として、輸送管2にゴミ投入ポスト3のみを接続してもよい。この変形例を図8に示す。図8に示すように、このようなゴミ収集システムは一戸建て住宅61が並ぶ住宅街において採用するのに適している。このような構成とすると、貯留槽が存在しなくなる分、上記の構成例に比べてゴミ収集に要する排気容量あるいは時間が低減される。
実施の形態2
図9は本発明の実施の形態2に係るゴミ収集システムのゴミ投入ポストの内部構造を示す右側面図である。図9において、図2〜図7と同一符号は同一又は相当する部分を示す。
【0043】
図9に示すように、本実施の形態では、輸送管(図9に示さず)がゴミ投入ポストの上方に配設され、その輸送管の分岐管2aが下方に延びている。この分岐管2aの下端に主管31の上端が接続されている。主管31の下端は、後側が低く前側が高く傾斜するように切断され、板材31bによって閉鎖されている。そして、主管31の下端部、すなわち下端と投入ダクト32が設けられた部分との間、の背面側に吸気口31aが設けられ、この吸気口31aに吸入管36が後方に延びるように接続されている。主管31の下端はベース13上に配設された支持部材62によって支持されている。その他の点は実施の形態1と同様である。
【0044】
このように構成されたゴミ収集システムでは、通常時においては通気遮断ゲート33が開かれるとともに吸気バルブ37が閉じられており、この状態で投入バケット22を用いてゴミが投入ダクト32内に投入されると、そのゴミが主管31の下端部に貯まる。そして、ゴミ収集時には、通気遮断ゲート33が閉じられて輸送管内が吸引された後、吸気バルブ37が開かれると、空気が吸気管36から主管31内に流入し、その空気流によりゴミが攪拌されるとともに加圧されて上方の分岐管2aに移動し、それにより、ゴミ収集車に収集される。その他の点は実施の形態1と同様である。
【0045】
このような構成とすると、輸送管が空中に配管されるゴミ収集システムを好適に構築することができる。
【0046】
なお、実施の形態1及び2では、ゴミを吸引して収集する装置としてゴミ収集車を用いたが、固定式のゴミ収集装置を用いてもよい。この場合にはドッキングステーションは不要になる。
【0047】
また、通気遮断ゲート及び吸気バルブの駆動にエアを用いたが油を用いてもよい。この場合、エア源又は圧油源を固定側(ドッキングステーション、ゴミ投入ポスト、貯留槽等)に設けてもよい。
【0048】
また、通気遮断ゲート及び吸気バルブを送りネジを介したモータ駆動としてもよい。
【0049】
また、本発明は、高層住宅や一戸建て住宅だけに限らす、ビルや工場等の商業用や工業用の施設にも適用することができる。
【0050】
また、主管31は直管には限らず、曲管等であってもよい。
【0051】
また、主管31の径は一定でなくてもよい。
【0052】
また、バケット22の蓋部材22aのロック機構は省略してもよい。
【0053】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したような形態で実施され、以下のような効果を奏する。
(1)ゴミ収集に要する排気容量あるいは時間を低減することができる。
(2)主管状部材が鉛直方向に延びるように配設され、主管状部材の上端が閉鎖されているようにすると、輸送管が地中に埋設される場合に、好適に本発明を適用することができる。
(3)主管状部材は鉛直方向に延びるように配設され、主管状部材の下端が閉鎖されているようにすると、輸送管が空中に架設される場合に、好適に本発明を適用することができる。
(4)主管状部材の径が一定であるようにすると、ゴミが移動しやすくなる。
(5)主管状部材の径が輸送管又は輸送管の分岐管の径と略同じであるようにすると、ゴミがより移動しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るゴミ収集システムの構成を示す模式図である。
【図2】ゴミ投入ポスト3の外観を示す正面図である。
【図3】ゴミ投入ポスト3の外観を示す側面図である。
【図4】図1のゴミ投入ポストのケースを外した状態を示す右側面図である。
【図5】図1のゴミ投入ポストのケースを外した状態を示す背面図である。
【図6】図1のゴミ投入ポストのケースを外した状態を示す平面図である。
【図7】図1のゴミ投入ポストの投入バケットの構成を示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態1の変形例を示す模式図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るゴミ収集システムのゴミ投入ポストの内部構造を示す右側面図である。
【図10】従来のゴミ収集システムの一例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ゴミ収集システム
2 輸送管
2a 分岐管
3 ゴミ投入ポスト
3a ケース
4 投入口
5 ダストシュート
6 貯留槽
7 通気遮断ゲート
8 ドッキングステーション
9 ゴミ収集車
10 吸引管
11 高層住宅
12 投入口
13 ベース
21 投入ユニット
22 投入バケット
22a 蓋部材
22b 側板
22c 底板
22d カバー部材
22e 支点
22f 係合部材
23 取っ手
31 主管
31b 板部材
32 投入ダクト
32a 開口
33 通気遮断ゲート
33a シャッタ
34,39 エアシリンダ
34a,39a ピストンロッド
35,40,62 支持部材
36 吸気管
37 吸気バルブ
37a バタフライバルブ
38 リンク
51 制御線
61 一戸建て住宅
101 油圧制御装置

Claims (14)

  1. 一端が閉鎖された主管状部材と、
    前記主管状部材から分岐された、その先端からゴミを投入するための投入用管状部材と、
    前記投入用管状部材の通気を遮断又は非遮断にする通気遮断手段と、
    前記主管状部材の前記一端から前記投入用管状部材の分岐部位に渡る部分に設けられた吸気口を大気に対し開放又は閉鎖する吸気口開閉手段とを備えたゴミ投入装置。
  2. 前記主管状部材は鉛直方向に延びるように配設され、該主管状部材の上端が前記一端として閉鎖された、請求項1記載のゴミ投入装置。
  3. 前記主管状部材は鉛直方向に延びるように配設され、該主管状部材の下端が前記一端として閉鎖された、請求項1記載のゴミ投入装置。
  4. 前記主管状部材の径が一定である、請求項1記載のゴミ投入装置。
  5. 前記主管状部材の径が該主管状部材の他端に接続される、ゴミを輸送するための輸送管又は該輸送管の分岐管の径と略同じである、請求項4記載のゴミ投入装置。
  6. 前記主管状部材が直管又は曲管である、請求項1記載のゴミ投入装置。
  7. ゴミを輸送するための輸送管と、
    前記輸送管から分岐された分岐管と、
    1以上の請求項1に記載されたゴミ投入装置とを備え、
    前記1以上のゴミ投入装置の各々の前記主管状部材の他端に前記輸送管又は前記分岐管が接続された、ゴミ収集システム。
  8. 前記主管状部材は鉛直方向に延びるように配設され、該主管状部材の上端が前記一端として閉鎖された、請求項7記載のゴミ収集システム。
  9. 前記主管状部材は鉛直方向に延びるように配設され、該主管状部材の下端が前記一端として閉鎖された、請求項7記載のゴミ収集システム。
  10. 前記主管状部材の径が一定である、請求項7記載のゴミ収集システム。
  11. 前記主管状部材の径が前記輸送管又は前記分岐管の径と略同じである、請求項10記載のゴミ収集システム。
  12. 前記主管状部材が直管又は曲管である、請求項7記載のゴミ収集システム。
  13. 請求項7に記載されたゴミ収集システムの運転方法であって、
    通常時には、前記通気遮断手段が前記投入用管状部材の通気を遮断せずかつ前記吸気口開閉手段が前記吸気口を大気に対し閉鎖し、
    ゴミ収集時には、前記通気遮断手段が前記投入用管状部材の通気を遮断した後、吸引手段により前記輸送管を吸引し、
    次いで、前記吸気口開閉手段が前記吸気口を大気に対し開放する、ゴミ収集システムの運転方法。
  14. 前記吸気口の大気に対する開放の後、前記輸送管を吸引した状態において、前記吸気口開閉手段が前記吸気口を大気に対し閉鎖するステップと、その後、前記吸気口開閉手段が前記吸気口を大気に対し開放するステップとからなるサイクルを1回以上繰り返す、請求項13記載のゴミ収集システムの運転方法。
JP2003096429A 2003-03-31 2003-03-31 ゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法 Pending JP2004299870A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003096429A JP2004299870A (ja) 2003-03-31 2003-03-31 ゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法
CNA2004100320487A CN1533963A (zh) 2003-03-31 2004-03-29 垃圾投入装置、垃圾收集系统及其运转方法
SG200401890A SG115659A1 (en) 2003-03-31 2004-03-31 Garbage input apparatus and garbage collection system and operation method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003096429A JP2004299870A (ja) 2003-03-31 2003-03-31 ゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004299870A true JP2004299870A (ja) 2004-10-28

Family

ID=33408502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003096429A Pending JP2004299870A (ja) 2003-03-31 2003-03-31 ゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2004299870A (ja)
CN (1) CN1533963A (ja)
SG (1) SG115659A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101062212B1 (ko) * 2009-05-13 2011-09-06 엔솜 주식회사 쓰레기 투입장치
KR101938733B1 (ko) 2018-09-10 2019-01-15 김광민 쓰레기 이송설비 전용 게이트 밸브

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100070347A (ko) * 2007-11-08 2010-06-25 엔박 에이비 쓰레기 수거 및 처리
CN104494185B (zh) * 2014-11-18 2016-08-24 长沙中联重科环卫机械有限公司 一种垃圾压缩方法、装置及垃圾压缩机

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US570161A (en) * 1896-10-27 Pneumatic-despatch apparatus
US2177328A (en) * 1938-06-25 1939-10-24 Ruth Mcw Pender Garbage disposal device
US4074921A (en) * 1974-06-05 1978-02-21 Ab Svenska Flaktfabriken Device for emptying waste material from waste-storage containers
JP3147229B1 (ja) * 1999-12-28 2001-03-19 株式会社 エキシー総合研究所 生ごみ液状化貯蔵装置および方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101062212B1 (ko) * 2009-05-13 2011-09-06 엔솜 주식회사 쓰레기 투입장치
KR101938733B1 (ko) 2018-09-10 2019-01-15 김광민 쓰레기 이송설비 전용 게이트 밸브

Also Published As

Publication number Publication date
CN1533963A (zh) 2004-10-06
SG115659A1 (en) 2005-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120198790A1 (en) Food waste packaging apparatus for an automatic waste collection system
CN110015526A (zh) 一种气动循环垃圾收集装置及方法
JP2004299870A (ja) ゴミ投入装置並びにゴミ収集システム及びその運転方法
KR20090106125A (ko) 세대별 음식물 쓰레기 처리장치
JP2677578B2 (ja) 塵芥収集システム及び塵芥収集方法
CN108100533A (zh) 多功能隐藏式垃圾存放运输装置
KR20090000523A (ko) 진공이송방식과 송풍기이송방식을 혼합한 쓰레기 수거시스템
KR101064876B1 (ko) 쓰레기 자동집하시설
KR200401857Y1 (ko) 공기 이송방식 세대별 음식물 쓰레기 자동 처리장치
KR101262266B1 (ko) 쓰레기 자동 집하 시스템용 쓰레기 패킹장치
JP2524805B2 (ja) 塵芥収集システム及び塵芥収集方法
KR20110007918A (ko) 쓰레기 자동집하시설
KR100631292B1 (ko) 공기이송식 재활용가능자원 및 폐기물 수집설비의 파봉형투입장치
JPS6016562Y2 (ja) ごみの空気輸送装置におけるごみ投入口装置
KR101388187B1 (ko) 음식물쓰레기 자동수거시스템
JP2839140B2 (ja) 塵芥収集システム
KR20110013781A (ko) 쓰레기 자동 집하시설의 배출밸브 록킹구조
CN213036594U (zh) 防止泥料堆积的储料罐结构
JPH068095Y2 (ja) 塵芥収集装置
JPH0664705A (ja) ゴミ貯留輸送装置
JPH0629242Y2 (ja) 土砂の連続回収装置
JP2008184258A (ja) 吸引回収装置及びそれを備えた吸引回収車
JP2703846B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH04272002A (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP2509952Y2 (ja) ゴミ貯留収集装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20051028

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A02 Decision of refusal

Effective date: 20081202

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02