JP2006256789A - 家屋内廃棄処理物の排出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】家屋内のほとんど全ての廃棄物を、人の力を借りず、自動的に屋外へ排出することができる家屋内廃棄処理物の排出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】吸引装置2と吸引物3の貯留部4を有し屋外に設置する装置本体1と、この装置本体1と接続され屋内に複数の吸引口部11を有する配管7と、この配管7の複数の吸引口部11に接続される各種の廃棄物処理装置12と、この各廃棄物処理装置12における処理物貯留量により装置本体1の吸引装置2を運転し、処理物を貯留部4に吸引するよう制御する制御手段10とを備えたものである。これによって、家屋内のほとんど全ての廃棄物を、各種の廃棄物処理装置から、人の力を借りず、騒音を気にすることなく、自動的に屋外へ排出することができる。
【選択図】図1
【解決手段】吸引装置2と吸引物3の貯留部4を有し屋外に設置する装置本体1と、この装置本体1と接続され屋内に複数の吸引口部11を有する配管7と、この配管7の複数の吸引口部11に接続される各種の廃棄物処理装置12と、この各廃棄物処理装置12における処理物貯留量により装置本体1の吸引装置2を運転し、処理物を貯留部4に吸引するよう制御する制御手段10とを備えたものである。これによって、家屋内のほとんど全ての廃棄物を、各種の廃棄物処理装置から、人の力を借りず、騒音を気にすることなく、自動的に屋外へ排出することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、一般家庭などにおける廃棄物(掃除ごみ、紙類、生ごみなど)を、自動的に屋外に排出することができる家屋内廃棄処理物の排出装置に関するものである。
従来、屋内の掃除ごみを自動的に屋外に排出することができる家屋内廃棄処理物の排出装置としては、セントラルクリーナーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
これは、屋外に吸引装置と吸引物の貯留部を有し、吸引装置から通じる配管出口を屋内に設け、その配管出口に専用の掃除ノズルを着脱接続することによって屋外の吸引装置を運転させ、室内の掃除を行うものである。
特開昭59−137022号公報
しかしながら、前記従来のセントラルクリーナーの構成は、対象のごみが屋内の掃除ごみに限られているものである。家屋内の廃棄物には、室内の綿埃や塵埃のような室内で生活することによって自然に発生する汚れだけではなく、使用済みで不要になった紙や布のように、そのままの大きさではセントラルクリーナーの構成では配管などに詰まり、搬送しにくいものや、生ごみなどのように水分を大量に含み、配管中を搬送すると配管内に生ごみが付着し、腐敗してしまったりする様な廃棄物もある。このような廃棄物はセントラルクリーナーでは取扱ができず、やはり人が屋外まで運ぶ作業が必要となり、家事労働としてはかなり負荷の大きなものであった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、家屋内掃除により集められた塵埃、不要な紙や布、ビニール袋、生ごみなどのほとんど全ての廃棄物を、人の力を借りず、自動的に屋外へ排出することができる家屋内廃棄処理物の排出装置を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の家屋内廃棄処理物の排出装置は、吸引装置と吸引物の貯留部を有し屋外に設置する装置本体と、この装置本体と接続され屋内に複数の吸引口部を有する配管と、この配管の複数の吸引口部に接続される各種の廃棄物処理装置と、この各廃棄物処理装置における処理物貯留量により装置本体の吸引装置を運転し、処理物を貯留部に吸引するよう制御する制御手段とを備えたものである。
これによって、例えば、各廃棄物処理装置として、ゴミ箱、生ごみ乾燥処理機、あるいはシュレッダーを配管に接続することで、人の力を借りず、塵埃はもとより、生ごみを乾燥、粉砕、水分除去して自動的に屋外へ排出したり、紙類などを粉砕して自動的に屋外へ排出したりすることができるものである。また、各廃棄物処理装置の処理物貯留量により屋外の装置本体の吸引装置を運転するものであって、常に運転する必要が無く、騒音もほとんど気にならないものである。
本発明の家屋内廃棄処理物の排出装置は、家屋内のほとんど全ての廃棄物を、人の力を借りず、騒音を気にすることなく、自動的に屋外へ排出することができるものである。
第1の発明は、吸引装置と吸引物の貯留部を有し屋外に設置する装置本体と、この装置本体と接続され屋内に複数の吸引口部を有する配管と、この配管の複数の吸引口部に接続される各種の廃棄物処理装置と、この各廃棄物処理装置における処理物貯留量により装置本体の吸引装置を運転し、処理物を貯留部に吸引するよう制御する制御手段とを備えた家屋内廃棄処理物の排出装置とすることにより、例えば、各廃棄物処理装置として、ゴミ箱、生ごみ乾燥処理機、あるいはシュレッダーを配管に接続することで、人の力を借りず、塵埃はもとより、生ごみを乾燥、粉砕、水分除去して自動的に屋外へ排出したり、紙類などを粉砕して自動的に屋外へ排出したりすることができるものである。また、各廃棄物処理装置の処理物貯留量により屋外の装置本体の吸引装置を運転するものであって、常に運転する必要が無く、騒音もほとんど気にならないものである。
第2の発明は、特に、第1の発明において、配管の吸引口部と各廃棄物処理装置との接続部には、両者の接続により開放され各廃棄物処理装置と配管とを連通する仕切り弁を設けたことにより、廃棄物処理装置が接続されてはじめて仕切り弁が開放されるため、屋外の吸引装置が運転された場合の吸引力の無駄が起こらないようにすることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、配管の吸引口部と各廃棄物処理装置との接続部には、各廃棄物処理装置における処理物貯留量が満杯状態で開放する常閉の仕切り弁を設けたことにより、廃棄物処理装置の処理物貯留量が満杯以外の場合は仕切り弁を閉じ、満杯状態の場合のみ吸引することができるため、必要以上に吸引力を高める必要を無くすることができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、廃棄物処理装置の運転途中で処理物貯留量が満杯状態となった場合、仕切り弁は常閉状態を維持するようにしたことにより、処理物貯留量が満杯状態となっても、廃棄物処理装置による処理途中の廃棄物が処理されないまま配管に吸引されることがなくなり、配管が詰まってしまう危険性を防止することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、各廃棄物処理装置には、装置本体の吸引装置を運転させることができる手動の運転手段を設けたことにより、満杯状態にならなくても、各廃棄物処理装置の処理物を屋外に排出させることができる。そのため、廃棄物処理装置で処理した処理物を屋内に置いておきたくないようなものの場合(例えば、臭いのするものや汚いもの)、処理後すぐに手動で屋外の装置本体の貯留部に排出することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、各廃棄物処理装置のうち少なくとも1つは、処理物投入部と処理部と処理物貯留部とを有し、処理部は粉砕手段または加熱乾燥手段の少なくとも1つを有することにより、紙やビニール袋、布切れなどの比較的大型で、そのままでは配管中を搬送できないものでも、粉砕手段を有するものでは細かく粉砕し、配管中を搬送できる状態に処理できる。また、掃除機などで屋内を掃除した後のごみでも、圧縮され固まっている場合が多いので、粉砕手段により細かく粉砕することができる。さらに、加熱乾燥手段を有するものでは生ごみなど水分を多量に含んでいてもその水分を除去できる。粉砕手段と加熱乾燥手段の両者を有するものでは、廃棄物を粉砕・乾燥して配管中を搬送できる状態にすることができる。
第7の発明は、特に、第6の発明において、廃棄物処理装置の処理部と処理物貯留部を兼用としたことにより、処理部と処理物貯留部を同じ容器内で構成できるため、廃棄物処理装置自体をコンパクトに構成できる。
第8の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明において、装置本体に吸引物の貯留量を検知する検知手段を設け、廃棄物処理装置には前記検知手段による検知状態を表示する表示手段、または検知状態が満杯の場合、廃棄物処理装置をロックするロック手段を設けたことにより、屋外に設置する装置本体まで行かなくても吸引物の貯留量を確認することができる。
第9の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明において、装置本体の吸引装置は、各廃棄物処理装置の運転数に応じて吸引力を高めるようにしたことにより、搬送しなければならない処理物の量に応じて、吸引装置による搬送能力を変化させ、吸引すべき廃棄物処理装置の台数に応じ、台数が多ければ吸引装置の能力を高め、少なければ吸引装置の能力を下げる制御を行い、必要以上の入力を入れないように制御するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の実施の形態1における家屋内廃棄処理物の排出装置を示している。
図1、図2は、本発明の実施の形態1における家屋内廃棄処理物の排出装置を示している。
図1に示すように、本実施の形態は、吸引装置2と吸引物3の貯留部4とを内部に有し屋外に設置する装置本体1と、この装置本体1と接続され屋内に複数の吸引口部11を有する配管7と、この配管7の複数の吸引口部11に接続される各種の廃棄物処理装置12と、この各廃棄物処理装置12における処理物貯留量により装置本体1の吸引装置2を運転し、吸引物3を貯留部4に吸引するよう制御する制御手段10とを備えている。
前記装置本体1は、屋外に設置されているが、ここで言う屋外とは、家屋の各室と別個の場所を指しており、地下室や隔離された部屋などを含むものであり、戸外のみに限られるものではない。また、装置本体1内部の貯留部4は扉5を開閉することによって、装置本体1と着脱できるようになっている。さらに、吸引装置2の吸気側6は配管7に通じており、排気側8は装置本体1の排気口9につながっている。また、制御手段10も装置本体1内に設置されている。
配管7は複数本の枝配管7aに分岐され、屋内の壁または床などに設置された吸引口部11につながっている。この吸引口部11には廃棄物処理装置12が着脱可能に接続されている。
各廃棄物処理装置12は、後述するが、屋内の各室に設置されたゴミ箱、生ごみ乾燥処理機、あるいはシュレッダーなどである。図1に構成の詳細を示している廃棄物処理装置12は、家屋内の廃棄物13を投入する処理物投入部14と、投入された廃棄物13を粉砕や乾燥などの処理を行うための処理部15と、処理部15から搬送手段16を経て処理された廃棄物13が搬送される処理物貯留部17が設けられている。処理物貯留部17には吸引口部11に接続されている排出部18が設けられている。
また、処理物貯留部17にはその中に貯まった処理物貯留量を検知する貯留量センサ19が設けられている。この貯留量センサ19としては、直接貯留量を計る重量センサや、貯留量の容積を計る位置検知センサなど様々な方式が考えられる。また、貯留量センサ19の信号は無線あるいは有線などの信号伝達方法で装置本体1の制御手段10に伝達されるようになっている。
上記構成において、家屋内で発生する廃棄物13(紙、布、ビニール袋、生ごみなど)をそれぞれの廃棄物処理装置12に投入し、処理部15で処理された後、処理物貯留部17に一旦溜められる。それぞれの廃棄物処理装置12の処理物貯留部17が満杯状態となった場合、貯留量センサ19が働き、屋外の装置本体1内にある制御手段10に信号が伝達され、吸引装置2が運転される。この運転により、廃棄物処理装置12の処理物貯留部17にある廃棄物13が排出部18、吸引口部11、枝配管7a、配管7を通過し装置本体1の貯留部4に吸引物3として溜められる。
さらに、装置本体1の貯留部4が満杯状態になった場合、扉5をあけて貯留部4を取り出し、廃棄することができるようになっている。
図2は、想定される1つのシステム構成例を示したもので、吸引装置2を有する装置本体1が屋外に設置され、吸引用の配管7で屋内の各所に設けた廃棄物処理装置12に接続されている。ここでは、廃棄物処理装置12として、キッチンシステムに組み込んだ生ごみ乾燥処理機20、各室に設置されたシュレッダー21、掃除機付きゴミ箱22、ゴミ箱23などを示している。このシステムでは、各所から発生する廃棄物13は処理後、装置本体1へ自動排出されるものである。
このように本実施の形態では、家屋内の様々な廃棄物13を大きさや、形状、腐敗などの心配が無いように処理するための廃棄物処理装置12があるため、人の力を借りず、塵埃はもとより、生ごみを乾燥、粉砕、水分除去して自動的に屋外へ排出したり、紙類などを粉砕して自動的に屋外へ排出したりすることができ、家事労働を大幅に低減できる。さらに、各廃棄物処理装置12における処理物貯留量により装置本体1の吸引装置2を運転するため、すなわち、実施の形態では、貯留量センサ19による処理物貯留量の満杯検知により、屋外の吸引装置2を常に運転する必要は無く、満杯状態となった場合のごく短時間のみ運転すればよいため、騒音もほとんど気にならないものである。
(実施の形態2)
図3、図4は、本発明の実施の形態2における家屋内廃棄処理物の排出装置の要部構成を示している。実施の形態1と基本構成は同じであり、同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図3、図4は、本発明の実施の形態2における家屋内廃棄処理物の排出装置の要部構成を示している。実施の形態1と基本構成は同じであり、同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図3に示すように、本実施の形態は、配管7の枝配管7aにおける吸引口部11と、各廃棄物処理装置12との接続部には、両者の接続により開放され各廃棄物処理装置12と枝配管7aとを連通する仕切り弁25を設けている。すなわち、通常、仕切り弁25は弁部27がバネ26で枝配管7aの吸引口部11に圧接して通路を遮断しているが、各廃棄物処理装置12の接合部24が吸引口部11に挿入されることによって、接合部24の先端で押され通路を開放するようになっている。
図4は他の例を示しており、各廃棄物処理装置12の接合部24が吸引口部11に挿入されるとこれを検知する検知手段28を設け、この検知信号でモータ29などのアクチェターを駆動し、枝配管7aの通路を閉じている仕切り弁25を矢印30方向に回動させるようにすることもできる。
このように本実施の形態では、廃棄物処理装置12が接続されていない場合は、仕切り弁25が閉じた状態であり、接続されてはじめて仕切り弁25が開放されるため、屋外の吸引装置2が運転された場合の吸引力の無駄が起こらないようにすることができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における家屋内廃棄処理物の排出装置の要部構成を示している。実施の形態1と基本構成は同じであり、同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態3における家屋内廃棄処理物の排出装置の要部構成を示している。実施の形態1と基本構成は同じであり、同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態は、配管7の枝配管7aの経路に、各廃棄物処理装置12における処理物貯留部17の量が満杯状態で開放する常閉の仕切り弁31を設けたものである。この仕切り弁31の開放動作は、実施の形態1における貯留量センサ19の信号に基づく制御手段10からの指示により駆動手段32が駆動されて行われる。
このように本実施の形態では、廃棄物処理装置12の処理物貯留量が満杯以外の場合は仕切り弁31を閉じ、満杯状態の場合のみ吸引することができるため、必要以上に吸引装置2の吸引力を高める必要を無くすることができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4における家屋内廃棄処理物の排出装置について説明する。
次に、本発明の実施の形態4における家屋内廃棄処理物の排出装置について説明する。
本実施の形態では、実施の形態3における仕切り弁31の動作を規制している点で相違している。すなわち、廃棄物処理装置12の運転途中で処理物貯留量が満杯状態となった場合、仕切り弁31は常閉状態を維持するように制御手段10で制御している。
このように本実施の形態では、廃棄物処理装置12の運転途中に処理物貯留量が満杯状態となった場合は、仕切り弁31は常閉状態を維持しているため、廃棄物処理装置12による処理途中の廃棄物が処理されないまま配管7に吸引されることがなくなり、配管7が詰まってしまう危険性を防止することができる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5における家屋内廃棄処理物の排出装置について説明する。
次に、本発明の実施の形態5における家屋内廃棄処理物の排出装置について説明する。
本実施の形態では、各廃棄物処理装置12には、装置本体1の吸引装置2を運転させることができる手動のスイッチなどの運転手段12a(図1)を設け、必要時には自由に装置本体1の吸引装置2を運転させることができるようにしたものである。
このように本実施の形態では、廃棄物処理装置12の処理物貯留量が満杯状態にならなくても、各廃棄物処理装置12の処理物を屋外に排出させることができる。そのため、廃棄物処理装置12で処理した処理物を屋内に置いておきたくないようなものの場合(例えば、臭いのするものや汚いもの)、処理後すぐに手動で屋外の装置本体1の貯留部4に排出することができる。
(実施の形態6)
図6、図7は、本発明の実施の形態6における家屋内廃棄処理物の排出装置の要部構成を示している。実施の形態1と基本構成は同じであり、同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図6、図7は、本発明の実施の形態6における家屋内廃棄処理物の排出装置の要部構成を示している。実施の形態1と基本構成は同じであり、同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態は、各廃棄物処理装置12は、処理物投入部14と処理部15と処理物貯留部17とを有し、処理部15は粉砕手段33(一対の回転カッタ方式)を有するものである。これにより、紙やビニール袋、布切れなどの比較的大型で、そのままでは配管7中を搬送できないものでも、粉砕手段33を有するので細かく粉砕し、配管7中を搬送できる状態に処理できる。また、掃除機などで屋内を掃除した後のごみでも、圧縮され固まっている場合が多いので、粉砕手段33により細かく粉砕することができる。
図7は、廃棄物処理装置12が加熱乾燥手段34を有する例を示している。この例では、加熱乾燥手段34と粉砕手段33(撹拌方式)とを併設しており、生ごみなど水分を多量に含んでいてもその水分を除去し、かつ、それを粉砕して配管7中を搬送できる状態にすることができる。
なお、粉砕手段33または加熱乾燥手段34は少なくとも1つ有するものであればよく、必ずしも両者を備える必要はない。また、各廃棄物処理装置12のうち1つは、粉砕手段または加熱乾燥手段の少なくとも1つを有するものであれば事足りるものであって、すべての廃棄物処理装置12が粉砕手段33または加熱乾燥手段34を備える必要はない。
(実施の形態7)
図8は、本発明の実施の形態7における家屋内廃棄処理物の排出装置の要部構成を示している。実施の形態1と基本構成は同じであり、同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図8は、本発明の実施の形態7における家屋内廃棄処理物の排出装置の要部構成を示している。実施の形態1と基本構成は同じであり、同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態は、廃棄物処理装置12の処理部15と処理物貯留部17を1つの容器で兼用したものである。すなわち、1つの容器内で処理・貯留され、搬送手段16が矢印のように動作すれば、直接、乾燥・粉砕された廃棄物13が配管7へと排出されるようになっている。
このように本実施の形態では、処理部15と処理物貯留部17を同じ容器内で構成できるため、廃棄物処理装置12自体をコンパクトに構成できる。
(実施の形態8)
図9は、本発明の実施の形態8における家屋内廃棄処理物の排出装置を示している。実施の形態1と基本構成は同じであり、同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図9は、本発明の実施の形態8における家屋内廃棄処理物の排出装置を示している。実施の形態1と基本構成は同じであり、同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態は、装置本体1に吸引物3の貯留量を検知する検知手段36を設け、廃棄物処理装置12には前記検知手段36による検知状態を表示する表示手段37、または検知状態が満杯の場合、廃棄物処理装置の動作をロックするロック手段38を設けたものである。つまり検知手段36の検知は、制御手段10によってそのことが表示手段37で表示されるか、または処理物投入部14がロックされ、新規投入ができない状態となる。
このように本実施の形態では、廃棄物処理装置12において、屋外に設置する装置本体1まで行かなくても吸引物3の貯留量を確認できかつ、投入部のロックにより過処理を未然に防止することができる。
(実施の形態9)
次に、本発明の実施の形態9における家屋内廃棄処理物の排出装置について説明する。
次に、本発明の実施の形態9における家屋内廃棄処理物の排出装置について説明する。
本実施の形態では、実施の形態1における装置本体1の吸引装置2は、各廃棄物処理装置12の運転数に応じて吸引力を高めるようにしたものである。すなわち、屋内の各廃棄物処理装置12の運転数が多いほど、吸引力を高めるように制御手段10で吸引装置2を運転させている。
このように本実施の形態では、搬送しなければならない廃棄物13の量に応じて、吸引装置2による搬送能力を変化させ、吸引すべき廃棄物処理装置12の台数に応じて台数が多ければ吸引装置2の能力を高め、少なければ吸引装置2の能力を下げる制御を行い、必要以上の入力を入れないように制御するものである。この場合、各廃棄物処理装置12の運転数を検知する方法の一例としては、各廃棄物処理装置12の総消費電力で検知したり、各廃棄物処理装置12に連通して備えた仕切り弁の開口状態数を検知したりして行うものである。
以上のように、本発明にかかる家屋内廃棄処理物の排出装置は、家屋内のほとんど全ての廃棄物を、人の力を借りず、騒音を気にすることなく、自動的に屋外へ排出することができるものであるので、一般家庭用として、また集合住宅用などとして適応できる。
1 装置本体
2 吸引装置
4 貯留部
7 配管
10 制御手段
11 吸引口部
12 廃棄物処理装置
13 廃棄物
14 処理物投入部
15 処理部
17 処理物貯留部
19 貯留量センサ
24 接合部
25、31 仕切り弁
33 粉砕手段
34 加熱乾燥手段
37 表示手段
38 ロック手段
2 吸引装置
4 貯留部
7 配管
10 制御手段
11 吸引口部
12 廃棄物処理装置
13 廃棄物
14 処理物投入部
15 処理部
17 処理物貯留部
19 貯留量センサ
24 接合部
25、31 仕切り弁
33 粉砕手段
34 加熱乾燥手段
37 表示手段
38 ロック手段
Claims (9)
- 吸引装置と吸引物の貯留部を有し屋外に設置する装置本体と、この装置本体と接続され屋内に複数の吸引口部を有する配管と、この配管の複数の吸引口部に接続される各種の廃棄物処理装置と、この各廃棄物処理装置における処理物貯留量により装置本体の吸引装置を運転し、処理物を貯留部に吸引するよう制御する制御手段とを備えた家屋内廃棄処理物の排出装置。
- 配管の吸引口部と各廃棄物処理装置との接続部には、両者の接続により開放され各廃棄物処理装置と配管とを連通する仕切り弁を設けた請求項1に記載の家屋内廃棄処理物の排出装置。
- 配管の吸引口部と各廃棄物処理装置との接続部には、各廃棄物処理装置における処理物貯留量が満杯状態で開放する常閉の仕切り弁を設けた請求項1に記載の家屋内廃棄処理物の排出装置。
- 廃棄物処理装置の運転途中で処理物貯留量が満杯状態となった場合、仕切り弁は常閉状態を維持するようにした請求項3に記載の家屋内廃棄処理物の排出装置。
- 各廃棄物処理装置には、装置本体の吸引装置を運転させることができる手動の運転手段を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の家屋内廃棄処理物の排出装置。
- 各廃棄物処理装置のうち少なくとも1つは、処理物投入部と処理部と処理物貯留部とを有し、処理部は粉砕手段または加熱乾燥手段の少なくとも1つを有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の家屋内廃棄処理物の排出装置。
- 廃棄物処理装置の処理部と処理物貯留部を兼用とした請求項6に記載の家屋内廃棄処理物の排出装置。
- 装置本体に吸引物の貯留量を検知する検知手段を設け、廃棄物処理装置には前記検知手段による検知状態を表示する表示手段、または検知状態が満杯の場合、廃棄物処理装置をロックするロック手段を設けた請求項1〜7のいずれか1項に記載の家屋内廃棄処理物の排出装置。
- 装置本体の吸引装置は、各廃棄物処理装置の運転数に応じて吸引力を高めるようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載の家屋内廃棄処理物の排出装置。
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JP2013112440A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Suzuken Kogyo Kk | ごみシュータ、及びごみ排出機構 |
KR20190107849A (ko) * | 2018-03-13 | 2019-09-23 | 오에이치시스템 주식회사 | 음식물 쓰레기 이송장치 |
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- 2005-03-17 JP JP2005076789A patent/JP2006256789A/ja active Pending
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