JPH04246003A - ゴミ貯留輸送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、投入されたゴミを一時
貯留し、吸引装置によるゴミ吸引収集時にはこのゴミを
ゴミ収容タンクに接続されたゴミ輸送管に輸送するゴミ
貯留輸送装置に関し、特に、ゴミ輸送管へゴミを円滑に
輸送できるゴミ貯留輸送装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、衛生面等の問題から、投入された
ゴミを貯留部に一時貯留し、この貯留部に貯留されたゴ
ミを外気に触れさせることなく吸引装置によりゴミ収容
タンク等に吸引収集するゴミ収集システムが活用されて
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで、一端にゴミ投
入口が、他端にゴミ排出口がそれぞれ形成された円筒状
のドラム本体が略水平軸回りに回転自在に支持され、前
記ゴミ投入口から投入されたゴミを前記ゴミ排出口に向
けて搬送するスクリュー状の羽根が上記ドラム本体の内
壁に沿って配設されてなる既存のダストドラムを、上記
ゴミ収集システムに利用することが考えられ、このよう
にダストドラムをゴミ収集システムに利用する場合には
、ゴミ吸引収集時においてゴミによりゴミ輸送管を閉塞
させることなく、ゴミをダストドラム側からゴミ輸送管
へ円滑に輸送できるゴミ貯留輸送装置が必要であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明のゴミ貯留輸送装
置は、一端にゴミ投入口が、他端にゴミ排出口がそれぞ
れ形成された円筒状のドラム本体が略水平軸回りに回転
自在に支持され、前記ゴミ投入口から投入されたゴミを
前記ゴミ排出口に向けて搬送するスクリュー状の羽根が
上記ドラム本体の内壁に沿って配設されたダストドラム
と、該ダストドラムの前記ゴミ排出口に連設されるとと
もに、ゴミ収容タンクを介して吸引装置に接続されたゴ
ミ輸送管に接続され、ゴミ排出口から排出されてくるゴ
ミをほぐす円形の混相室とを備えたゴミ貯留輸送装置で
あって、前記混相室の下部には、ゴミ輸送管が該混相室
に対する接線方向に且つダストドラムのドラム本体の回
転によりゴミが該ゴミ輸送管へ押し込まれない側に略水
平な状態で接続されるとともに、前記混相室に接続され
たゴミ輸送管の入口付近のゴミを除去するように前記羽
根が混相室内に延長されたものである。

【０００５】

【作用】ゴミ輸送管を混相室に対する接線方向に且つダ
ストドラムのドラム本体の回転によりゴミが該ゴミ輸送
管に押し込まれない側に接続することで、ドラム本体の
回転作用によりゴミがゴミ輸送管内に強制的に押し込ま
れるのを防止するとともに、混相室内に延長された羽根
の一端部により混相室に接続されたゴミ輸送管の入口付
近に詰まるゴミを除去することで、ゴミを混相室からゴ
ミ輸送管へ円滑に輸送する。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。

【０００７】図１は、本発明のゴミ貯留輸送装置が設け
られたゴミ収集システムの全体構成を示している。

【０００８】図１において、１は高層住宅等の建物Ａの
地下（場合によっては地上でもよい。）に設置されたゴ
ミ貯留輸送装置である。

【０００９】ゴミ貯留輸送装置１は、ダストドラム２と
、このダストドラム２に連設された混相室３とを備えて
いる。

【００１０】ダストドラム２は、円筒状のドラム本体２
１が略水平軸回りに図３における矢符Ｐ方向に回転自在
に支持され、このドラム本体２１の一端にゴミ投入口２
２が形成されるとともに、他端にゴミ排出口２３が形成
されている。ドラム本体２１のゴミ投入口２２には、建
物Ａの各階に亘って垂直に配設されたシュート５の下端
が破砕機６を介して連設されている。シュート５には所
要階に投入部５１がそれぞれ設けられており、投入部５
１から投入されたゴミはシュート５を経て破砕機６によ
り後述するゴミ輸送管７で輸送可能な適宜な大きさに破
砕された後、ゴミ投入口２２からドラム本体２１に貯留
される。

【００１１】ドラム本体２１の内壁には、該内壁に沿っ
てスクリュー状の羽根２５が配設されている。羽根２５
は、ドラム本体２１の回転によりドラム本体２１内のゴ
ミをゴミ排出口２３に向けて搬送するものである。

【００１２】前記混相室３は、前記ドラム本体２１のゴ
ミ排出口２３に連設されており、ゴミ排出口２３から排
出されるゴミをほぐすところである。

【００１３】この混相室３の下部には、図２乃至図４に
示すように、ゴミ輸送管７が該混相室３に対する接線方
向に且つダストドラム２のドラム本体２１の矢符Ｐ方向
への回転によりゴミがこのゴミ輸送管７へ押し込まれな
い側に略水平な状態で接続されている。

【００１４】また、前記羽根２５の一端部２５ａは、図
２及び図４に示すように混相室３内に延長されており、
この延長された羽根２５の一端部２５ａによりゴミ輸送
管７の入口７１付近に溜まったゴミを除去するようにな
されている。

【００１５】さらに、前記ゴミ輸送管７は、地上適所に
配設されたドッキングステーション９に連結されており
、このドッキングステーション９を介してゴミ吸引車８
に接続可能になされている。

【００１６】ゴミ吸引車８は、ブロアを備えた吸引装置
８１と、上部に吸引ホース８３が旋回自在に設けられる
とともに、吸引装置８１により吸引したゴミを収容する
ゴミ収容タンク８２とを備えている。

【００１７】よって、吸引ホース８３をドッキングステ
ーション９に装着した後に吸引装置８１を作動させ、ダ
ストドラム２及び混相室３内を吸引することで、シュー
ト５の上端部からダストドラム２及び混相室３に外気を
吸引し、この吸引した外気とともにゴミを、混相室３、
ゴミ輸送管７、吸引ホース８３を経てゴミ収容タンク８
２に吸引収集する。

【００１８】ここで、ダストドラム２から混相室３に排
出されたゴミは、ドラム本体２１の回転作用によりゴミ
輸送管７内に強制的に押し込まれることがなく、また、
羽根２５の一端部２５ａによる除去によりゴミ輸送管７
の入口７１付近に詰まることがない。このため、ゴミ吸
引収集時においてゴミを混相室３からゴミ輸送管７へ円
滑に輸送することができる。

【００１９】なお、本例で説明したゴミ収集システムに
おけるゴミ貯留輸送装置１は、複数台設置されており、
各ゴミ貯留輸送装置１とゴミ輸送管７との接続部近傍に
設けられた排出ゲート７２の開閉制御により、各ゴミ貯
留輸送装置１のゴミを順次吸引収集するようになされて
いる。

【００２０】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ダ
ストドラムから混相室に排出されたゴミは、ドラム本体
の回転作用によりゴミ輸送管内に強制的に押し込まれる
ことがなく、また、混相室に延設された羽根による除去
により混相室に接続されたゴミ輸送管の入口付近に詰ま
ることがなく、このためゴミ吸引収集時においてゴミを
混相室からゴミ輸送管へ円滑に輸送することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のゴミ貯留輸送装置が設けられたゴミ収
集システムの全体構成を示す側面図である。

【図２】前部カバーを取り除いた時のゴミ貯留輸送装置
を示す斜視図である。

【図３】ゴミ貯留輸送装置を示す正面図である。

【図４】ゴミ貯留輸送装置の混相室側を示す側面図であ
る。

【符号の説明】

１　　ゴミ貯留輸送装置 ２　　ダストドラム ２１　　ドラム本体 ２２　　ゴミ投入口 ２３　　ゴミ排出口 ２５　　羽根 ２５ａ　　羽根の一端部 ３　　混相室 ７　　ゴミ輸送管 ８１　　吸引装置 ８２　　ゴミ収容タンク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　一端にゴミ投入口が、他端にゴミ排出
   口がそれぞれ形成された円筒状のドラム本体が略水平軸
   回りに回転自在に支持され、前記ゴミ投入口から投入さ
   れたゴミを前記ゴミ排出口に向けて搬送するスクリュー
   状の羽根が上記ドラム本体の内壁に沿って配設されたダ
   ストドラムと、該ダストドラムの前記ゴミ排出口に連設
   されるとともに、ゴミ収容タンクを介して吸引装置に接
   続されたゴミ輸送管に接続され、ゴミ排出口から排出さ
   れてくるゴミをほぐす円形の混相室とを備えたゴミ貯留
   輸送装置であって、前記混相室の下部には、ゴミ輸送管
   が該混相室に対する接線方向に且つダストドラムのドラ
   ム本体の回転によりゴミが該ゴミ輸送管へ押し込まれな
   い側に略水平な状態で接続されるとともに、前記混相室
   に接続されたゴミ輸送管の入口付近のゴミを除去するよ
   うに前記羽根が混相室内に延長されたことを特徴とする
   ゴミ貯留輸送装置。