JP2509934Y2 - 電子部品の外装ケ―ス - Google Patents

電子部品の外装ケ―ス

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JP2509934Y2
JP2509934Y2 JP1990023172U JP2317290U JP2509934Y2 JP 2509934 Y2 JP2509934 Y2 JP 2509934Y2 JP 1990023172 U JP1990023172 U JP 1990023172U JP 2317290 U JP2317290 U JP 2317290U JP 2509934 Y2 JP2509934 Y2 JP 2509934Y2
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JP
Japan
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outer case
case
electronic component
inner peripheral
inductance element
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JP1990023172U
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Inventor
克利 黒岩
孝 田島
祥行 本宮
Original Assignee
太陽誘電 株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばインダクタンス素子等の電子部品の
外装ケースに関する。
(従来の技術) 従来、例えば第5図示のようなインダクタンス素子a
等の電子部品を外装ケースbで覆う場合、第6図示のよ
うに、インダクタンス素子aを外装ケースbに挿入した
状態において、両者の間に流動性のよい樹脂から成る注
型剤cを注入して、インダクタンス素子aを外装ケース
b内に固定していた。
また、内周面に弾性効果を有する突起を設けた外装ケ
ースに電子部品を収納して、電子部品を外装ケース内に
支持固定したり(実開昭57-183713号公報)、あるい
は、外装ケースの内周側面の開口端部に突出部を設け、
この突出部で内部の電子部品が外部に脱出しないように
したもの(実公昭57-23854号公報)も知られている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した構造によれば、注型剤の固化の際の収縮によ
りインダクタンス素子aに応力がかかり、インダクタン
ス素子aのインダクタンス値やQ値に影響を与え易い。
また、インダクタンス素子aが外装ケースb内に偏よっ
て配置され易いため、インダクタンス素子aを配線基板
等に自動挿入する場合に支障を生じ易い。更に注型剤が
液体であるため、作業や管理が面倒である。また、上記
した実開昭57-183713号公報に記載のものでは、外装ケ
ースの開口方向に力が加わったとき電子部品がケースか
ら脱出することは避けられず、実公昭57-23854号公報に
記載のものでは、電子部品の寸法のばらつきにより電子
部品が外装ケース内で偏った際に突出部から外れて外部
に脱出してしまうという不都合が生じ易く、また、電子
部品が外装ケースの奥行方向の寸法にばらつきがあり、
外装ケース内でがたつきがあると、第7図(A)に示す
ようにテーピングdされた電子部品のリード線eは、第
7図(B)に示すように外装ケースb開口端から所定の
長さの所でカットするので、リード線eを第7図(C)
に示すようにプリント基板fのスルーホールに挿入して
折曲げたとき、電子部品が外装ケースb内で下方に動く
ため、リード線eは第7図(D)に示すように、プリン
ト基板fに沿って直角に折曲らず、リード線eのプリン
ト基板fへの固定が不安定になり、また、外装ケースb
から出たリード線eの長さも所定値より長くなるから、
隣接する電子部品gのリードhと接近し、短絡すること
があるという不都合も生じ易い。
本考案は、上述のような不都合を有する従来の外装ケ
ースの実情に鑑みされたもので、その目的は、電子部品
の外装ケースの径方向の寸法にばらつきがあっても、電
子部品の脱出を確実に防止でき、更に、電子部品の外装
ケース奥行方向の寸法にばらつきがあっても、電子部品
をがたつきなく内部の所定位置に保持することができ、
また、外装ケースに収納した電子部品を、そのリード線
をスルーホールに挿入し折り曲げることによりプリント
基板に確実に固定できる電子部品の外装ケースを提供す
ることである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するために、弾性を有す
る樹脂で形成され、内周側面(3)に電子部品(4)を
固定する突条(1)が形成され、ケース底面(6)に突
起(9、9a、9b)が形成され、内周側面(3)の開口端
部に、前記突条(1)及び突起(9、9a、9b)に接触す
る電子部品(4)をケース底面(6)からケース開口の
方向に対して安定した状態で保持する突起(5)が形成
されたことを特徴とする。
(作用) 本考案の構成によれば、外装ケースは弾性を有する樹
脂で形成されるので、電子部品は、外装ケースの径方向
及び奥行方向の寸法にばらつきがあっても、外装ケース
内において、その内周側面に形成された突条がある程度
潰れた状態で固定され、ケース底面に形成された突起が
ある程度潰れるかあるいは該突起を介してケース底面全
体が撓んだ状態で内周壁面の開口端部に形成された突起
によりケース底面から開口の方向に対して安定した状
態、すなわちがたつくことなくケース内の中心位置に保
持され、外装ケース外に抜けでることが確実に防止され
る。また、寸法にばらつきのある電子部品が外装ケース
内に保持された際、前記突条、ケース底面にある突起及
び内周側面の開口端部にある突起がある程度潰れ、又は
撓むので、電子部品の特性を変えたり、損傷することが
ない。
(実施例) 以下の実施例を図面につき説明する。
第1図(A)及び(B)は本考案の一実施例の外装ケ
ースを示す。
同図において、1は外装ケース2の内周側面3に周方
向に対して均等な間隔で形成された突条で、この突条1
は断面三角形をなし、内周側面3の下端から開口部まで
の長さを有し、この4つの突条1により第2図示のよう
に外装ケース2内に挿入配置した電子部品4例えばイン
ダクタンス素子4aが外装ケース2内で偏らないで内周側
面3に固定(保持)される。外装ケース2の開口端部の
内周面に形成された突起5は下部が内周壁面に対し略直
角にカットされた楔形の形状をなし、外装ケース2の互
に直交する直径上に4個形成され、また、ケース底面6
の中心部に四角錐の突起9(この突起9は先端が潰れ易
いが、ある程度以上は潰れにくい。)が形成され、ケー
ス底面6から開口の方向に対してインダクタンス素子4a
を安定に保持し、インダクタンス素子4aが外装ケース2
外に脱出しないようになっている。外装ケース2は弾性
を有する樹脂を射出成形することにより作成されるた
め、前記突条1はある程度潰れ、任意の保持力でインダ
クタンス素子4aを保持するようになっている。
尚、インダクタンス素子4aは鼓形コア7に巻線8が施
されて形成する。
第3図(A)(B)は実施例を示す。
この実施例では、前記突起5の代りに、開口端部の内
周側面全周に亘って同一形状に突起5aが形成され、ケー
ス底面6の中心部には先端が丸味をもった円錐形の突起
9aが形成される。突条1は内周側面に均等な間隔で4個
形成されている。
突条1は、前記各実施例のように円周側面の下端から
開口端部までの長さにする必要はなく、インダクタンス
素子4a等の電子部品4が保持可能であれば、第4図
(A)に示すように短くてもよく、またケース底面6に
形成する突起は、円形台状の突起9bでもよい。この円形
台状の突起9bによれば、ほとんど潰れないが、例えばイ
ンダクタンス素子4aの対向部に同様の突起(図示しな
い)を設けると、該突起が突起9bに圧接した際、ケース
底面6全体が撓み、保持力が得られる。
(考案の効果) 本考案は、上述の通りの構成を有するので、電子部品
を外装ケースに挿入するだけで、電子部品を外装ケース
に保持でき、注型剤等がいらなくなるためコストが低廉
になると共に工程も簡単になり、また、電子部品が外装
ケースの径方向にばらつきがあっても、外装ケースから
の脱出が確実に防止でき、且つ電子部品は外装ケース内
でのその奥行方向にがたつきがないから、そのリード線
をスルーホールに挿通して折り曲げ電子部品をプリント
基板に固定するとき、確実に固定できる電子部品の収納
ケースを提供するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)及び(B)は本考案の一実施例の一部破断
斜視図及び平面図、第2図は第1図に図示の本考案実施
の外装ケースにインダクタンス素子を挿入したその一部
破断斜視図、第3図(A)及び(B)並びに第4図
(A)及び(B)はいずれも本考案の他の実施例を一部
破断した斜視図及び平面図、第5図は従来のインダクタ
ンス素子の分解斜視図、第6図はその斜視図、第7図
(A)〜(D)は従来のインダクタンス素子のプリント
基板への実装過程を示す説明図である。 1……突条 2……外装ケース 3……内周側面 4……電子部品 4a……インダクタンス素子 5、5a……突起 6……ケース底面 9、9a、9b……突起
フロントページの続き (72)考案者 本宮 祥行 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽 誘電株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−183713(JP,U) 実公 昭56−19372(JP,Y2) 実公 昭55−27214(JP,Y2) 実公 昭57−23854(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する樹脂で成形され、内周側面
    (3)に電子部品(4)を固定する突条(1)が形成さ
    れ、ケース底面(6)に突起(9、9a、9b)が形成さ
    れ、内周側面(3)の開口端部に、前記突条(1)及び
    突起(9、9a、9b)に接触する電子部品(4)をケース
    底面(6)からケース開口の方向に対して安定した状態
    で保持する突起(5)が形成されたことを特徴とする電
    子部品の外装ケース。
JP1990023172U 1990-03-09 1990-03-09 電子部品の外装ケ―ス Expired - Lifetime JP2509934Y2 (ja)

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