JPH0218638Y2 - - Google Patents

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JPH0218638Y2
JPH0218638Y2 JP4512485U JP4512485U JPH0218638Y2 JP H0218638 Y2 JPH0218638 Y2 JP H0218638Y2 JP 4512485 U JP4512485 U JP 4512485U JP 4512485 U JP4512485 U JP 4512485U JP H0218638 Y2 JPH0218638 Y2 JP H0218638Y2
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net
speaker
welding
rib
bent portion
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JP4512485U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案はスピーカーネツト取付装置に係り、特
に樹脂製のスピーカーキヤビネツトに金属製のス
ピーカーネツトを固着するスピーカーネツト取付
装置に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 第3図は従来のスピーカーボツクスを示したも
のであり、このスピーカーボツクスは、樹脂製の
スピーカーキヤビネツト1の放音開口部を金属製
のスピーカーネツト2によつて被覆したものであ
る。この金属製のスピーカーネツト2を樹脂製の
スピーカーキヤビネツト1へ取り付けるには、従
来より超音波溶接法によりスピーカーネツト2を
キヤビネツト1に対して溶着する技術が知られて
いる(実公昭59−27627号公報参照)。
これは第4図に示されたように、金属製スピー
カーネツト2の全周囲に折曲部2aを形成してお
き、このネツト折曲部2aを樹脂製スピーカーキ
ヤビネツト1の溝1aに挿入した後に、スピーカ
ーネツト2の上面に熱板3を載置して、キヤビネ
ツト1の樹脂を溶解し、ネツト折曲部をキヤビネ
ツト1に溶着するものである。このスピーカーネ
ツトの取付技術は、樹脂の溶着によつて金属製ス
ピーカーネツトを取り付けるため、作業性が非常
に良好であるといつた利点がある。しかしながら
スピーカーネツト全周の折曲部2aを溝1aに挿
入する作業が実際には非常に手間を要すると共
に、ネツト折曲部全体を溶着するので溶着に長時
間を要するといつた問題がある。この溶着所要時
間を短縮しようとすると加熱装置などの溶着装置
を大出力化しなければならずこれは溶着装置の大
型化及び高価格化を招来するといつた問題が生ず
る。
[考案の目的] そこで本考案の目的は、ネツト折曲部を溶着部
へ容易に挿入できるとともに、特に大出力の溶着
装置を使用しなくても溶着作業を短時間で行うこ
とのできるスピーカーネツトの取付装置を提供す
ることにある。
[考案の概要] この目的を達成するために、本考案は全周囲に
折曲部を有する金属製スピーカーネツトをスピー
カーキヤビネツトに取り付ける取付装置におい
て、上記スピーカーネツトの外形寸法よりわずか
に大きい寸法の凹欠部と、この凹欠部の内周壁の
複数箇所から内方に突出し、上記ネツト折曲部が
溶着挿入される複数個の溶着用リブと、上記凹欠
部の内周壁の複数箇所から内方に突出し、上記ネ
ツト折曲部の上記溶着用リブへ案内する斜面を有
する位置出し用のリブとを備え、上記ネツト折曲
部を上記溶着用リブに溶着挿入するようにしたこ
とを特徴とするものである。
[考案の実施例] 以下、本考案によるスピーカーネツトの取付装
置の一実施例を第4図と同一部分に同一符号を付
した第1図と第2図を参照して説明する。
第1図および第2図において、樹脂製スピーカ
ーキヤビネツト1のスピーカーユニツト取付部分
4には放音開口を取り囲むように凹欠部5が形成
されている。この凹欠部5の間口寸法は金属製ス
ピーカーネツト2のネツト折曲部2aの全幅寸法
よりもわずかに大きく設定されている。また、上
記凹欠部5内には所定の間隔でもつて複数個の溶
着用リブ6と複数個の位置出しおよびビリツキ防
止用のリブ7とがそれぞれ突設されている。各溶
着用のリブ6は直方体形であり、凹欠部5の内周
壁5aと正面壁5bとから部分的に突出するよう
に形成されている。またこの溶着用リブ6には、
スピーカーネツト2の折曲部2aが挿入可能な溝
8が刻設されている。ビリツキ防止用のリブ7は
側面から見た形状が直角三角形状であり直角を挾
む2辺が凹欠部5の内周壁5aと正面壁5bとか
ら突出している。このリブ7の斜面7aは、斜面
の下端部が上記溝8内に挿入されたスピーカーネ
ツト折曲部2aの位置よりもわずかに内側に位置
するように定められている。換言すると斜面の下
端部が、上記挿入されたネツト折曲部に多少接触
するように定められている。
なお、このような凹欠部5や溶着用リブ6や位
置出しおよびビリツキ防止用のリブ7は、樹脂製
のキヤビネツト1の成形時に同時に一体成形する
ことができる。
本考案によるスピーカーネツトの取付装置はこ
のように構成されているので、スピーカーネツト
2の折曲部2aを凹欠部5内に入れると、ネツト
折曲部2aは位置出し用のリブ7の斜面7aに案
内され溶着用のリブ6の溝8内に確実に挿入され
る。この挿入状態において、スピーカーネツト2
の上面に超音波ホーン9を載置し加圧すると、溶
着用のリブ6の溝8の樹脂が溶解して折曲部2a
に溶着すると同時に位置出しおよびビリツキ防止
用のリブ7も折曲部2aとの接触部近傍が溶融し
て折曲部2aの先端に溶着する。超音波ホーン9
は、複数個のリブ6とリブ7を溶融すればよいの
で比較的小さなパワーでよく、溶着時間も大幅に
短縮される。またリブ7は、、ネツト折曲部2a
の先端部を溶着固定するので、音響出力によるス
ピーカーネツトのびりつきの発生を確実に防止す
ることができる。
上記実施例では溶着を超音波により行つたが、
その代りに金属製スピーカーネツトの上面に熱板
を載置し加圧するようにしてもよく、また金属性
スピーカーネツトの端部を高周波誘導熱し、加圧
してもよい。
また、位置出し用のリブ7は、完全な三角形で
ある必要はなく例えば、斜面7aの下端部をネツ
ト折曲部2aと平行となるように切断してネツト
折曲部2aとの接触面積を増大するようにしてお
いてもよい。
また上記実施例ではスピーカーネツトをキヤビ
ネツトに取り付ける取付部材として樹脂製キヤビ
ネツト自身を用いたが、キヤビネツトとは別体の
樹脂製取付部材に凹欠部や溶着用および位置出し
用のリブを形成し、この樹脂製取付部材をキヤビ
ネツトに固設するようにしてもよい。
さらに以上の実施例では溶着用リブ6に溝8を
あらかじめ形成しておいたが、この溝8は必ずし
も必要なものではなく、位置出し用のリブ7を用
いて溶着用のリブ6の上部坦面上にスピーカーネ
ツト2の折曲部を案内し、この状態でスピーカー
ネツト2上に例えば熱板を載置して加圧しリブ6
の接触部を軟化させつつスピーカーネツト2の折
曲部の縁部をリブ内に挿入するようにしてもよ
い。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、スピーカーボツクスの凹欠部の内周壁から内
方に突出した複数個の溶着用リブの溝内にスピー
カーネツトの折曲部を挿入した状態で溶着し、か
つ位置出し用のリブでスピーカーネツトを案内す
るようにしたから、スピーカーネツトの取り付け
固定が短時間で行え、作業時間を大幅に短縮でき
る。さらに溶着装置は、高価な大型のものを用い
るまでもなくパワーの比較的小さなもので済ます
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるスピーカーネツトの取
付装置の一実施例の要部を示した部分断面斜視
図、第2図は上記実施例を示した断面図、第3図
はスピーカーボツクス全体を示した斜視図、第4
図は従来のスピーカーネツト取付装置を示した断
面図である。 1……スピーカーキヤビネツト、2……スピー
カーネツト、2a……折曲部、5……凹欠部、5
a……内周壁、6……溶着用のリブ、7……位置
出し用のリブ、7a……斜面、8……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 全周にわたつて折曲部を有する金属製スピー
    カーネツトをスピーカーキヤビネツトに取り付
    ける取付装置において、上記スピーカーネツト
    の外形寸法よりわずかに大きい寸法の凹欠部
    と、この凹欠部の内周壁の複数箇所から内方に
    突出し、上記ネツト折曲部が溶着挿入される複
    数個の溶着用リブと、上記凹欠部の内周壁の複
    数箇所から内方に突出し、上記ネツト折曲部の
    上記溶着用リブへ案内する斜面を有する位置出
    し用のリブとを備え、上記ネツト折曲部を上記
    溶着用リブに溶着挿入するようにしたことを特
    徴とするスピーカーネツトの取付装置。 (2) 上記位置出し用リブは斜面の先端部が挿入さ
    れたネツト折曲部に接触する位置まで突出して
    おり、上記ネツト折曲部は上記溶着用リブへの
    溶着と同時に上記位置出し用リブ先端部にも溶
    着されるようにしたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載のスピーカーネツ
    トの取付装置。
JP4512485U 1985-03-29 1985-03-29 Expired JPH0218638Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4512485U JPH0218638Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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JP4512485U JPH0218638Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61162193U JPS61162193U (ja) 1986-10-07
JPH0218638Y2 true JPH0218638Y2 (ja) 1990-05-24

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