JP2509723Y2 - 椅子における上張地端縁の接着構造 - Google Patents

椅子における上張地端縁の接着構造

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JP2509723Y2
JP2509723Y2 JP1989098570U JP9857089U JP2509723Y2 JP 2509723 Y2 JP2509723 Y2 JP 2509723Y2 JP 1989098570 U JP1989098570 U JP 1989098570U JP 9857089 U JP9857089 U JP 9857089U JP 2509723 Y2 JP2509723 Y2 JP 2509723Y2
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正光 宮下
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、椅子における上張地端縁の接着構造に関す
る。
(従来技術) 上張地を張るようにした従来の椅子では、第3図に示
すように、合板や合成樹脂材等の構造部材2上のクッシ
ョン材3を上張地4で覆い、この上張地4の端部を構造
部材2の裏面側に折り返し、この端縁に沿ってステープ
ルを打ち込み上張地4を固定していた。
また、他の従来技術として、上張地4の端部にゴム製
のバンド5を接続し、このバンド5を構造部材2の縁部
分に固定するようにした例も知られている(第4図参
照)。
(考案が解決しようとする課題) 上記前者の従来技術では、上張地4の端縁を固定する
のに複数のステープルを打つため、固定するのに多くの
時間を要し、コスト高にもつながっていた。
また、椅子に人が座ると、クッション材が引っ張られ
たり緩んだりして、固定部分が破損するおそれもある。
このため、外観上も良くない。
一方、後者の従来技術は、上張地4の端部にバンドを
接続することが必要であり、この工程に多くの時間を要
するとともに、工数が多くなり、コスト高となる。
そこで、本考案は、簡単に上張地を張ることができる
椅子における上張地端縁の接着構造に関する。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために次の構成を備えて
なる。
すなわち、椅子の座或いは背のクッション材を覆う上
張地の端縁を該座或いは背に設けた構造部材の周縁部に
沿って接着する椅子における上張地端縁の接着構造にお
いて、 合成樹脂よりなる構造部材の裏側周縁部に該周縁部に
沿って連続する複数の突条を形成し、前記上張地の端縁
を前記構造部材の中心方向に引っ張りながら上張地を突
条に当接させた状態でウエルダーにより圧着を行うこと
により、前記突条を瞬時に溶かして前記上張地を構造部
材の周縁部に沿って一体に接着することを特徴とする。
(作用) 上記構成によれば、椅子の座或いは背のクッション材
を覆う上張地の端縁を、該クッション材下部に設けた合
成樹脂よりなる構造部材の裏側中心方向に引っ張りなが
ら、その周縁部に沿って形成した複数の突条に、前記上
張地を当接させた状態でウエルダーにより高周波溶着若
しくは超音波溶着を行うことにより、前記突条を瞬時に
溶かして前記上張地を構造部材の周縁部に沿って一体に
接着できる。
(実施例) 以下本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。
〔第1実施例〕 第1図は第1実施例を示す。
椅子10の座あるいは背を構成する構造部材12上にクッ
ション材14が設けられている。
このクッション材14の表面が上張地16で覆われてい
る。また、構造部材12は合成樹脂製である。
構造部材12の裏側の周縁部には複数の突起18が突出し
ている。この突起18の先端は尖っており、上張地16を突
き刺すことができる。
このため、クッション材14を覆っている上張地16を、
構造部材12の周縁部で構造部材12裏面側に折り返し、構
造部材12の裏面に沿って中心方向に引っ張ると、上張地
16に突起18が突き刺さる。
この状態で、突起18部分にホットプレートあるいはウ
エルダーを押し当てることにより、突起18…が溶けて上
張地16と一体となり、上張地16が固定される。
また、突起18の先端を先端を尖らないように形成し、
この突起18に上張地16を単に当接させた状態でホットプ
レートあるいはウエルダーを押し当てるようにしても良
い。この場合、突起18…が上張地16に突き刺さらなくて
も、突起18…は容易に溶けるので、構造部材12と上張地
16とが一体となり、上張地16が固定される。
なお、突起18…は、上張地16の周縁部に沿って連続的
に設けても良く、あるいは上張地16の周縁部に点在する
ように設けても良い。
〔第2実施例〕 第2図は第2実施例を示す。
上記第1実施例と同様に、椅子20の座あるいは背を構
成する構造部材22上にクッション材24が設けられてい
る。
このクッション材24の表面を覆う上張地26の先端に
は、加熱することにより溶ける溶着部材28があらかじめ
固定されている。この溶着部材28の構造部材22との接触
面28aは凹凸状に形成されている。
このため、上張地26の先端を構造部材22の縁部で折り
返し、上張地26の先端の溶着部材28を構造部材22に押し
当てるとともにホットプレートあるいはウエルダーを押
し当てることにより、溶着部材28が溶けて構造部材22と
一体となり、上張地26が固定される。この場合、溶着部
材28の接触面28aが凹凸状に形成されているので、接触
面28aが容易に溶けて一体化が図れる。
なお、上記各実施例は、クッション材と上張地とを一
体成形する場合にも用い得ることはもちろんである。
また、上記各実施例において、上張地を構造部材に溶
着した部分を、カバーで覆い見えないようにしても良
い。例えば、第1図に二点鎖線で裏カバー30を示す。こ
の裏カバー30は構造部材の裏面を覆い、かつ上張地と構
造部材の接着部を覆うものである。
以上、本考案の好適な実施例を挙げて種々説明してき
たが、この考案が上述した実施例に限定されるものでな
いことはいうまでもなく、例えば突起の数などは適宜に
変更可能であるなど、考案の精神を逸脱しない範囲内で
多くの改変を施し得ることはもちろんである。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成されているため、次に示す
ような著効を奏する。
本考案によれば、椅子の座或いは背のクッション材
を覆う上張地の端縁を、該クッション材下部に設けた合
成樹脂製の構造部材の裏側中心方向に引っ張りながら、
その周縁部に沿って形成した複数の突条に前記上張地を
当接させた状態でウエルダーにより高周波溶着若しくは
超音波溶着を行うことにより、前記突条を瞬時に溶かし
て前記上張地を構造部材の周縁部に沿って一体に接着す
ることができ、短時間で簡単に取付作業ができ、作業性
の向上を図ることができる。
また、上張地の張り込みに際して、前記構造部材の中
心方向に上張地端縁を引っ張るときにクッション材のコ
ーナー部等で突条に対して交差する方向に波打つような
しわが生じても溶融した樹脂が前記上張地の隙間に入り
込んで接着することができ、クッション形状に応じた張
り込みの作業の自由度が増すと共に突条の溶融変形によ
り上張地を均等に圧縮し平坦に仕上げることができる。
また、ステープルなどを打ち込む必要もなく、騒音
が発生しないなど、作業環境の向上にもつながる。
さらに、外観上も奇麗に仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の要部を示す部分断面図、
第2図は本考案の第2実施例の要部を示す部分断面図、
第3図および第4図は従来例の要部を示す部分断面図で
ある。 10、20……椅子、12、22……構造部材、14、24……クッ
ション材、16、26……上張地、18……突起、28……溶着
部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】椅子の座或いは背のクッション材を覆う上
    張地の端縁を該座或いは背に設けた構造部材の周縁部に
    沿って接着する椅子における上張地端縁の接着構造にお
    いて、 合成樹脂よりなる構造部材の裏側周縁部に該周縁部に沿
    って連続する複数の突条を形成し、前記上張地の端縁を
    前記構造部材の中心方向に引っ張りながら前記上張地を
    前記突条に当接させた状態でウエルダーにより圧着を行
    うことにより、前記突条を瞬時に溶かして上張地を構造
    部材の周縁部に沿って一体に接着することを特徴とする
    上張地端縁の接着構造。
JP1989098570U 1989-08-24 1989-08-24 椅子における上張地端縁の接着構造 Expired - Lifetime JP2509723Y2 (ja)

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JPS54156763A (en) * 1978-05-29 1979-12-11 Nhk Spring Co Ltd Method of attaching parts to plastic sheet frame

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