JP2509336Y2 - オ―ディオ機器 - Google Patents

オ―ディオ機器

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JP2509336Y2
JP2509336Y2 JP1988036528U JP3652888U JP2509336Y2 JP 2509336 Y2 JP2509336 Y2 JP 2509336Y2 JP 1988036528 U JP1988036528 U JP 1988036528U JP 3652888 U JP3652888 U JP 3652888U JP 2509336 Y2 JP2509336 Y2 JP 2509336Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はオーディオ機器に係り、とくに左右や前後
の音場バランスの調整が可能なオーディオ機器における
バランス位置表示の改良に関する。
〔従来の技術〕
例えばステレオレシーバではFM放送のステレオ受信時
などに左右の音場バランスを調整できるようになってお
り、ユーザがバランスキーを操作するとマイクロコンピ
ュータが操作に応じたバランス位置の値を演算し、バラ
ンス調整回路を制御してLch,Rchのオーディオ信号のバ
ランスをユーザ所望の位置に調整する。
この際、マイクロコンピュータは演算して求めたバラ
ンス位置の値を表示駆動回路へ出力し、表示器にバラン
ス位置表示を行わせてユーザに知らしめる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来のステレオレシーバにおけるバランス
位置表示は、セットの表示面に専用のバランス位置表示
器を設けて行っている。
バランス位置は通常一目でその状態が分かるようにグ
ラフィカルに表示するため、例えば第4図のように表示
面のなかで比較的大きな領域を占めることになり、セッ
トの表示面の設計上、入力ソース表示器や周波数表示器
等、他の表示器の大きさや配置に大きな制約を与える問
題があった。
この考案はかかる従来技術の欠点に鑑みなされたもの
で、表示面の設計上の負担を軽減できるオーディオ機器
を提供することを、その目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係るオーディオ機器では、各桁が複数の表
示素子を有し、複数桁の文字表示が可能な文字表示手段
と、文字表示手段の各桁の表示素子の駆動制御を行い、
所定の文字情報を表示させる表示制御手段と、音場バラ
ンス位置の可変操作を行う音場バランス位置可変操作手
段と、オーディオ信号の音場バランス位置を調整する音
場バランス位置調整手段と、音場バランス位置可変操作
手段の操作に従い音場バランス位置制御データを更新す
るとともに該音場バランス位置制御データに基づき音場
バランス位置調整手段を制御する音場バランス位置制御
手段とを備えたオーディオ機器において、前記表示制御
手段は、音場バランス位置可変操作手段が操作されたと
き、文字情報に代えて、音場バランス位置制御データに
基づき文字表示手段の各桁の表示素子を選択的に駆動さ
せ、グラフィックに音場バランス位置情報を表示させる
ように構成したことを特徴としている。
また、この考案に係る他のオーディオ機器では、表示
制御手段は、音場バランス位置可変操作手段で音場バラ
ンス位置の可変操作がなされている間、文字情報に代え
て、音場バランス位置制御データに基づき文字表示手段
の各桁の表示素子を選択的に駆動させ、グラフィックに
音場バランス位置情報を表示させるように構成したこと
を特徴としている。
〔実施例〕
第2図を参照して、この考案の1つの実施例を説明す
る。
第2図にはこの考案に係るステレオレシーバのブロッ
ク図が示されている。
電子チューナ10の出力側が入力セレクタ回路12を介し
て左右バランス用の電子ボリューム14と接続されてい
る。
入力セレクタ回路12の入力側はPHONO、TAPEなどラジ
オ以外の複数のソース入力端子も接続されており、外部
からのセレクタ制御に従い1つの入力ソースを択一的に
選択して出力用オーディオ信号として電子ボリューム14
へ出力する。
電子ボリューム14の出力側はアンプ16と接続されてお
り、左右の出力用オーディオ信号別に電力増幅がなされ
る。
そしてアンプ16の出力側にはLchスピーカ18、Rchスピ
ーカ20が接続されており、増幅後の出力用オーディオ信
号に従い音響出力される。
電子チューナ10、入力セレクタ回路12、電子ボリュー
ム14の各々にはマイクロコンピュータ22が接続されてお
り、各々受信制御、セレクト制御、左右のバランス制御
が行われる。
このマイクロコンピュータ22の入力側には操作部24が
接続されている。
操作部24には入力ソース切換キー、‘L',‘R'のバラ
ンス可変キー、周波数可変キーやプリセットチャンネル
キーを初めとしたチューナ用操作キーなどが備えられて
いる。
なお、バランス可変キーは音場バランス位置表示指示
キーと兼用となっており、バランス可変キーの押圧で表
示モードを文字表示モードから音場バランス位置表示モ
ードに変え、バランス可変キーを離すことで、表示モー
ドを音場バランス位置表示モードから文字表示モードに
戻すことができるようになっている。
そしてユーザのキー操作に従いキーが押圧されている
間キーオン信号をマイクロコンピュータ22へ出力する。
マイクロコンピュータ22の出力側には表示駆動回路26
が接続されている。この表示駆動回路26の出力側にはFL
管表示器28が接続されている。
表示駆動回路26はマイクロコンピュータ22による表示
制御に従いFL管表示器28の駆動を行い、FM,AMの受信モ
ード表示を含む周波数表示、チャンネル表示、入力ソー
ス表示、左右の音場バランス位置表示などを行わせる。
第2図に示す如く、周波数表示領域30は独立して設け
られているが、5桁の入力ソース表示領域32と2桁のチ
ャンネル番号表示領域34は併置されて7桁のバランス位
置表示領域36と兼用されている。
そして、入力ソース表示領域32の右から2桁目の上に
バランスモード表示領域37も設けられている。
入力ソース表示領域32は、各桁が複数の表示素子(表
示セグメント)を有しており、文字表示モード時、マイ
クロコンピュータ22の表示制御(表示駆動回路26に対す
る駆動制御)で各桁の表示素子が選択的に駆動されるこ
とで入力ソースを示す文字情報を表示可能となってい
る。一方、チャンネル番号表示領域34も各桁が複数の表
示素子(表示セグメント)を有しており、文字表示モー
ド時、マイクロコンピュータ22の表示制御で各桁の表示
素子が選択的に駆動されることでチャンネル番号を示す
文字情報を表示可能となっている。また、後述するよう
に、音場バランス位置表示モード時、入力ソース表示領
域32とチャンネル番号表示領域34を合わせて、マイクロ
コンピュータ22の表示制御で各桁の表示素子が選択的に
駆動されることで、音場バランス位置をグラフィックに
表示することもできるようになっている。
マイクロコンピュータ22はバス接続されたCPU38、ROM
40、RAM42を含んでおり、ROM40に格納された所定のプロ
グラムに基づき、ユーザのキー操作に応じた各種制御を
行う。
RAM42には、ラジオ受信時に関する受信モードデー
タ、受信周波数制御データ、プリセット受信時のチャン
ネル番号データ等の管理領域の外、入力ソース制御デー
タS、バランス位置制御データB、バランスL/RタイマT
1(計時時間300ms)、バランス表示タイマT2(計時時間
5s)などの管理領域が設けられている。
Sは0がPHONO、1がTUNER、2がTAPEを示すものと
し、Bは一番左寄りが0、中央が3、一番右寄りが6と
なる0〜6の7段階に切り換えられるものとする。
次に上記実施例の動作を第3図のフローチャートを参
照して説明する。
なお、マイクロコンピュータ22の全処理内容はマルチ
タスク化されて実行されるものとし、第3図には簡単の
ためバランス可変キー操作に関連するタスクの処理だけ
を示す。
予めユーザが入力ソース切換キーでPHONOを選択して
いた場合、セットのパワーオンに伴いマイクロコンピュ
ータ22はRAM42の入力ソース制御データSをS=0(PHO
NO)とし、このデータで入力セレクタ回路12を制御して
プレーヤからPHONO端子に入力されたオーディオ信号を
出力用オーディオ信号として電子ボリューム14へ出力す
る。
続いてマイクロコンピュータ22は、入力ソース制御デ
ータSを参照して入力ソース表示データを作成し表示駆
動回路26へ出力する。このデータに従い表示駆動回路26
はFL管表示器28を駆動し、入力ソース表示領域32の各桁
の表示素子を選択的に駆動させて〈PHONO〉と表示させ
る(これにより、パワーオン直後は自動的に文字表示モ
ードとなる)。
但し、SがTUNERでないのでマイクロコンピュータ22
はチャンネル番号表示データの作成及び出力を行わず、
従ってチャンネル番号表示領域34は消灯状態とされる
(第1図の(1)参照)。
パワーオン時の初期化でRAM42中のバランス位置制御
データBは中央の3とされ、このデータで電子ボリュー
ム14を制御して左右のバランス位置を中央とさせる(ス
テップ50)。
これにより信号レベルが左右均等な出力用オーディオ
信号がアンプ16へ出力され、Lchスピーカ18、Rchスピー
カ20より音場バランスが中央にある音響が出力される。
次に、マイクロコンピュータ22はバランス可変キーが
オフからオンへ変化したか否か(ステップ60)、バラン
ス可変キーがオンからオフへ変化したか否か(ステップ
62)、バランスL/RタイマT1が動作中か否か(ステップ6
4)、バランス表示タイマT2が動作中か否か(ステップ6
6)の各判定を繰り返しており、ユーザがバランス可変
キーの操作をしなければマイクロコンピュータ22は何ら
制御状態を変化させず、中央のバランス位置状態が継続
する。
その後ユーザがバランス位置を左寄りに変えるためバ
ランス可変キー‘L'を押圧すると、キーオン信号が操作
部24からマイクロコンピュータ22へ出力される。
マイクロコンピュータ22は、キーオン信号を入力する
とステップ60でYESと判断し、続いて未だバランス位置
表示がなされていないことを確認したあと(ステップ68
でNOの判断)、今回のバランス可変キー‘L'のキーオン
を音場バランス表示の指示操作として扱い、現時点での
バランス位置制御データBを参照してバランス位置表示
データを作成し表示駆動回路26へ出力する。このデータ
に従い表示駆動回路26はFL管表示器28を駆動し、入力ソ
ース表示領域32とチャンネル番号表示領域34の各桁の表
示素子を選択的に駆動させ、グラフィックにバランス位
置が中央であることを示す表示を行う(ステップ70)。
具体的には入力ソース表示領域32側の右から2桁目の
下半部に中央基準位置を示す三角マーク〈△〉を表示す
るとともに、入力ソース表示領域32とチャンネル番号表
示領域34を合わせた他の桁全部の下端に下線〈_〉を表
示してグラフィカルにバランス位置の基準軸を示し、現
在のバランス位置を示す縦2重線〈||〉を今の場合入力
ソース表示領域32の右から2桁目の上半部に表示し、か
つ、バランスモード表示領域37の〈BAL.〉文字を点灯さ
せる(第1図の(2)参照)。
このようなグラフィカルなバランス位置表示を見てユ
ーザは現在のバランス位置状態を知ることができる。
次にマイクロコンピュータ22はバランスL/RタイマT1
をセットし計時を開始させたあと(ステップ72)、ステ
ップ60側へ戻る。
ユーザがまだバランス可変キー‘L'を押した直後なの
でステップ60、62のいずれの判定もNOとなるが、バラン
スL/RタイマT1が動作中なのでマイクロコンピュータ22
はステップ64でYESと判断し、所定のタイミングでバラ
ンスL/RタイマT1のカウントを進めるとともに(ステッ
プ74)、300msの計時を終えたか否か判定し(ステップ7
6)、今の場合まだNOなので続いてバランス表示タイマT
2が動作していないことを確認したあと(ステップ6
6)、再びステップ60へ戻り同様の処理を繰り返す。
その後ユーザがバランス可変キー‘L'を押した状態で
300ms経過しバランスL/RタイマT1がタイムアップする
と、マイクロコンピュータ22はステップ76でYESと判断
したあとステップ78へ進み、今の場合バランス可変キー
‘L'がオンされているのでバランス位置制御データBを
デクリメントして2とし、このデータで電子ボリューム
14を制御してバランス位置を1単位分左寄りとさせる
(ステップ80)。
これにより左の信号レベルが右より1単位分大きい出
力用オーディオ信号がアンプ16へ出力され、Lchスピー
カ18、Rchスピーカ20より音場バランスが中央より1単
位分左寄りにある音響が出力される。
続いてマイクロコンピュータ22は、バランス位置制御
データBを参照してバランス位置表示データを作成し表
示駆動回路26へ出力する。
このデータに従い表示駆動回路26はFL管表示器28を駆
動し、入力ソース表示領域32とチャンネル番号表示領域
34の各桁の表示素子を選択的に駆動させ、グラフィック
にバランス位置が中央より1単位分左寄りであることを
示す表示を行う(ステップ70)。
具体的には、現在のバランス位置を示す縦2重線〈|
|〉を今の場合入力ソース表示領域32の右から3桁目の
上半部に移して表示し、他の表示は変化させない(第1
図の(3)参照)。
これによりユーザはバランス位置状態が1単位分左寄
りに変化したことを知ることができる。
次にマイクロコンピュータ22はバランスL/RタイマT1
を再セットし計時を開始させたあと(ステップ72)、ス
テップ60へ戻る。
そしてバランス位置が変化した後の音響を聞いたユー
ザがまだ所望のバランス位置でなく、バランス位置を更
に左寄りとするためバランス可変キー‘L'を押し続ける
と、バランスL/RタイマT1のカウトン値が300msに達した
ところでマイクロコンピュータ22はステップ76でYESと
判断したあと、バランス位置制御データBを更にデクリ
メントして1とし、このデータで電子ボリューム14を制
御してバランス位置を更に1単位分左寄りとさせる(ス
テップ78、80)。
これにより左の信号レベルが右より2単位分大きい出
力用オーディオ信号がアンプ16へ出力され、Lchスピー
カ18、Rchスピーカ20より音場バランスが中央より2単
位分左寄りにある音響が出力される。
そしてマイクロコンピュータ22は、バランス位置制御
データBを参照してバランス位置表示データを作成し表
示駆動回路26へ出力する。
このデータに従い表示駆動回路26はFL管表示器28を駆
動し、入力ソース表示領域32とチャンネル番号表示領域
34にバランス位置が中央より2単位分左寄りであること
を示す表示を行う(ステップ70)。
具体的には、現在のバランス位置を示す縦2重線〈|
|〉を今の場合入力ソース表示領域32の左から2桁目の
上半部に移して表示し、他の表示は変化させない(第1
図の(4)参照)。
これによりユーザはバランス位置状態が更に1単位分
左寄りに変化したことを知ることができる。
次にマイクロコンピュータ22はバランスL/RタイマT1
をセットし計時を開始させたあと(ステップ72)、ステ
ップ60へ戻る。
ここで音響を聞いたユーザが所望のバランス位置に成
ったとしてバランス可変キー‘L'を離すと、操作部24か
らのキーオン信号出力が止まり、このキーオン信号の停
止に付勢されてマイクロコンピュータ22はステップ62で
YESと判断したあとバランスL/RタイマT1の動作を止め
(ステップ82)、次にバランス表示タイマT2をセットし
計時を開始させる(ステップ84)。
そしてステップ60側へ戻る。
今度は既にバランスL/RタイマT1の動作が止まってい
るので、マイクロコンピュータ22はステップ64でNOと判
断することになり、最早バランス位置制御データBの変
更及び電子ボリューム14に対する可変制御出力、バラン
ス位置表示データの変更及び表示駆動回路26に対する制
御出力はなされず、音響の音場バランス位置及び表示が
中央より2単位分左寄りに固定される(第1図の(5)
参照)。
そして、マイクロコンピュータ22はバランス表示タイ
マT2が動作中であることを確認しながら所定のタイミン
グ毎にタイマT2のカウントを進め、計時値が5sとなるま
で待つ(ステップ66でYESの判断、86)。
バランス表示タイマT2が計時動作中はマイクロコンピ
ュータ22はFL管表示器28でのバランス表示を止めないの
で、中央より2単位分左よりのバランス位置表示が持続
する(第1図の(6)参照)。
よってユーザは変更後のバランス位置を目で確かめる
ことができる。
なお、一旦バランス可変キー‘L'を離しても音響を聞
いたり表示を見たりしたユーザがまだ音場バランスが所
望の位置でなく、更に左寄りとしたいと思った場合、バ
ランス位置が表示されている間にバランス可変キー‘L'
を再びオンすればマイクロコンピュータ22がステップ60
でYESと判断し、バランス位置表示中であることを確認
したあとBを0とし、このBに従い制御を行ってバラン
ス位置を最も左よりとする(ステップ68でYESの判断、7
8、80、70、72)。
但しユーザが更にバランス可変キー‘L'をオンし続け
バランスL/RタイマT1がタイムアップしても、ステップ7
8の演算でBは0から変化されないようになっており、
よってバランス位置状態も変化しない。
これと逆に、バランス位置が中央から2単位分左寄り
になったところで、一旦バランス可変キー‘L'を離した
あと、ユーザが音場バランスを左寄りにし過ぎたと思っ
た場合、バランス位置が表示されている間にバランス可
変キー‘R'をオンすればマイクロコンピュータ22がステ
ップ60でYESと判断し、バランス位置表示中であること
を確認したあとBを2とし、このBに従い制御を行って
バランス位置を中央より1単位分左寄りの位置に戻す
(ステップ68でYESの判断、78、80、70、72)。
そしてユーザが引き続きバランス可変キー‘R'をオン
し続けるとバランスL/RタイマT1がタイムアップする度
にバランス位置が1単位分ずつ右より方向へ変化してい
く。
先に述べたように中央より2単位分左寄りとなったと
ころでユーザがバランス可変キー‘L'を離すとバランス
表示タイマT2が動作を開始する。
その後マイクロコンピュータ22はタイマT2のカウント
を進めながら計時値が5sに達したか否か判定しており
(ステップ88)、ユーザが一旦バランス可変キー‘L'を
離したあと再びバランス可変キーをオンすることなく5s
経過しバランス表示タイマT1がタイムアップすると、マ
イクロコンピュータ22はステップ88でYESと判断する。
このときマイクロコンピュータ22はバランス表示タイ
マT2の動作を停止したあと、RAM42中の入力ソース制御
データSを参照して入力ソース表示データを作成し、表
示駆動回路26へ出力してFL管表示器28の入力ソース表示
領域32に現在の入力ソースを表示させ、元の文字表示モ
ードに戻す(ステップ90、92)。
これにより入力ソース表示領域32ではバランス位置表
示が消え〈PHONO〉が表示される。
この際、バランスモード表示領域37の〈BAL.〉文字は
消灯される(第1図の(7)参照)。
なお入力ソースがTUNER以外なので、マイクロコンピ
ュータ22は表示駆動回路26に対するチャンネル番号表示
データ出力を行わず、よってFL管表示器28のチャンネル
番号表示領域34は消灯状態となる。
勿論、ユーザが入力ソース切換キーを操作してTUNER
を選択すれば、マイクロコンピュータ22は電子チューナ
10を稼働させるとともに入力セレクタ回路12に電子チュ
ーナ10の出力オーディオ信号を選択させてLchスピーカ1
8、Rchスピーカ20より受信放送を出力させ、かつ、入力
ソース表示領域32の表示を〈TUNER〉に変更させるとと
もに、プリセット受信モードであればチャンネル番号表
示領域34に該当チャンネル番号を例えば〈13〉と表示さ
せる。
この場合も、ユーザがバランス可変キーを操作すると
前述と同様にして入力ソース表示領域32とチャンネル番
号表示領域34を使ってバランス位置が表示され、バラン
ス可変キーの操作を終えてから5s後に元の入力ソースと
チャンネル番号表示に戻される。
なお、入力ソース表示領域32に入力ソースを示す文字
が表示されている状態で、ユーザが現在のバランス状態
を確認したいとき、操作部24のバランス可変キーを300m
sより短い時間だけオンして離せばよい。マイクロコン
ピュータ22はバランス可変キーのオンを音場バランス表
示指示操作として扱い、入力ソースを示す文字に代え
て、入力ソース表示領域32とチャンネル番号表示領域34
を用いて現在のバランス位置をグラフィックに表示させ
る(図2のステップ60、68、70)。このとき、バランス
L/RタイマT1をセットするが(ステップ72)、その後、3
00ms経過する前に、バランス可変キーがオフされると、
マイクロコンピュータ22はバランスL/RタイマT1を停止
させ、バランス表示タイマT2をセットし(ステップ82、
84)、バランス表示タイマT2が5sの計時を終えタイムア
ップしたとき、バランス表示タイマT2を停止し、入力ソ
ース表示領域32に現在の入力ソースを示す文字を表示さ
せ、元の文字表示モードに戻す(ステップ88〜92)。
この実施例によれば、バランス可変キーを短時間だけ
オンすると、マイクロコンピュータ22が表示モードを一
時的に文字表示モードから音場バランス位置表示モード
に切り換え、バランス位置制御データに基づく表示制御
を行い、それまで入力ソースやチャンネル番号が表示さ
れていた入力ソース表示領域32とチャンネル番号表示領
域34の各桁の表示素子を選択的に駆動させて現在のバラ
ンス位置をグラフィックに表示させ、また、バランスを
可変するためにバランス可変キーを操作したとき、該バ
ランス可変キーの操作に従い電子ボリューム14を制御し
てバランス位置を可変する際、マイクロコンピュータ22
が表示制御を行い、それまで入力ソースとチャンネル番
号が表示されていた入力ソース表示領域32とチャンネル
番号表示領域34の各桁の表示素子を選択的に駆動させて
グラフィックにバランス位置を表示させ、バランス可変
キーの操作により可変されるバランス位置の変化をユー
ザに示し、バランス可変キーの操作終了後元の入力ソー
スとチャンネル番号の表示状態に戻すようにしたので、
バランス位置を表示するための独立した表示領域を設け
なくても、バランス状態を確認したいときやバランス位
置を可変したいときに必要なユーザに対するバランス位
置表示を行うことができ、FL管表示器28の全体的な大き
さを小さくしたり入力ソース表示領域32やチャンネル番
号表示領域34を初めとした種々の表示領域を大きくした
りでき、かつ、各表示領域の配置上の自由度も増して表
示器の設計上の制約が減り、しかもバランス表示専用の
表示駆動回路及び駆動端子を削減できるなど構成も簡単
になる。
また通常、入力ソース表示領域やチャンネル番号表示
領域は比較的大きく形成されるので、遠隔操作でバラン
スを可変する際バランス位置を認知し易くなる。
なお、上記実施例では電子ボリューム14のバランス位
置とバランス位置表示を共に7段階に可変させたが、8
段階以上に可変させてもよく、更に電子ボリューム14で
の可変段階数とバランス位置表示の段階数は必ずしも一
致していなくてよい。
また、電子ボリューム14に対する制御で、ユーザの音
量可変操作に従い音量も可変させるようにしてよい。
更に入力ソース表示領域とチャンネル番号表示領域以
外の文字表示領域やこれに類似する表示領域にバランス
位置表示を行うようにしてもよく、左右のバランスの
外、前後のバランス位置を表示してもよい。
またFL管表示器以外の液晶表示器等、他の表示器を使
用してもよい。
〔考案の効果〕
この考案に係るオーディオ機器によれば、音場バラン
ス位置可変操作手段が操作されたとき、文字情報に代え
て、音場バランス位置制御データに基づき文字表示手段
の各桁の表示素子を選択的に駆動させ、グラフィックに
音場バランス位置情報を表示させるようにしたので、文
字表示手段とは別に音場バランス位置を表示するための
独立した表示手段を設けなくても、音場バランス位置の
確認に必要な音場バランス位置表示を行うことができ、
表示手段の設計上の制約を減らし、表示手段の構成も簡
単化できるという優れた効果を発揮できる。また、音場
バランス位置可変操作手段を操作すれば、文字情報の表
示状態から音場バランス位置情報の表示状態に切り換わ
るので、音場バランス位置情報の表示状態に切り換える
ための操作対象手段が分かり易い。
また、この考案に係る他のオーディオ機器によれば、
音場バランス位置可変操作手段で音場バランス位置の可
変操作がなされている間、文字情報に代えて、音場バラ
ンス位置制御データに基づき文字表示手段の各桁の表示
素子を選択的に駆動させ、グラフィックに音場バランス
位置情報を表示させるようにしたので、文字表示手段と
は別に音場バランス位置を表示するための独立した表示
手段を設けなくても、音場バランス位置の可変操作時に
必要な音場バランス位置表示を行うことができ、表示手
段の設計上の制約を減らし、表示手段の構成も簡単化で
きるという優れた効果を発揮できる。また、音場バラン
ス位置の可変操作を行えば、自動的に文字情報の表示か
ら音場バランス位置情報の表示に切り換わるので、特別
な切り換え操作を要せず、操作が簡単になるという優れ
た作用効果も発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図中の入力ソース表示領域とチャンネル番
号表示領域でバランス位置を表示する様子を示す説明
図、第2図はこの考案の1つの実施例に係るステレオレ
シーバのブロック図、第3図は第2図中のマイクロコン
ピュータの動作を示すフローチャート、第4図は従来の
バランス位置表示器を示す説明図である。 14:電子ボリューム、22:マイクロコンピュータ、24:操
作部、28:FL管表示器、32:入力ソース表示領域、34:チ
ャンネル番号表示領域。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各桁が複数の表示素子を有し、複数桁の文
    字表示が可能な文字表示手段と、文字表示手段の各桁の
    表示素子の駆動制御を行い、所定の文字情報を表示させ
    る表示制御手段と、音場バランス位置の可変操作を行う
    音場バランス位置可変操作手段と、オーディオ信号の音
    場バランス位置を調整する音場バランス位置調整手段
    と、音場バランス位置可変操作手段の操作に従い音場バ
    ランス位置制御データを更新するとともに該音場バラン
    ス位置制御データに基づき音場バランス位置調整手段を
    制御する音場バランス位置制御手段とを備えたオーディ
    オ機器において、 前記表示制御手段は、音場バランス位置可変操作手段が
    操作されたとき、文字情報に代えて、音場バランス位置
    制御データに基づき文字表示手段の各桁の表示素子を選
    択的に駆動させ、グラフィックに音場バランス位置情報
    を表示させるように構成したこと、 を特徴とするオーディオ機器。
  2. 【請求項2】各桁が複数の表示素子を有し、複数桁の文
    字表示が可能な文字表示手段と、文字表示手段の各桁の
    表示素子の駆動制御を行い、所定の文字情報を表示させ
    る表示制御手段と、音場バランス位置の可変操作を行う
    音場バランス位置可変操作手段と、オーディオ信号の音
    場バランス位置を調整する音場バランス位置調整手段
    と、音場バランス位置可変操作手段の操作に従い音場バ
    ランス位置制御データを更新するとともに該音場バラン
    ス位置制御データに基づき音場バランス位置調整手段を
    制御する音場バランス位置制御手段とを備えたオーディ
    オ機器において、 前記表示制御手段は、音場バランス位置可変操作手段で
    音場バランス位置の可変操作がなされている間、文字情
    報に代えて、音場バランス位置制御データに基づき文字
    表示手段の各桁の表示素子を選択的に駆動させ、グラフ
    ィックに音場バランス位置情報を表示させるように構成
    したこと、 を特徴とするオーディオ機器。
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