JP2509009Y2 - エキスパンションジョイント - Google Patents

エキスパンションジョイント

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JP2509009Y2
JP2509009Y2 JP1989012727U JP1272789U JP2509009Y2 JP 2509009 Y2 JP2509009 Y2 JP 2509009Y2 JP 1989012727 U JP1989012727 U JP 1989012727U JP 1272789 U JP1272789 U JP 1272789U JP 2509009 Y2 JP2509009 Y2 JP 2509009Y2
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正樹 荻島
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理研軽金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は間隙をおいて設けられた天井躯体と天井躯体
又は入隅の壁躯体と天井躯体若しくは入隅躯体との間を
覆うカバー材の室内に面する側に上記天井躯体又は壁躯
体の表面と同じ素材の化粧仕上げ材を配するエキスパン
ションジョイントに関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、間隙をおいて設けられた天井躯体と天井躯体又
は入隅の壁躯体と天井躯体若しくは入隅躯体との間を覆
うエキスパンションジョイントのカバー材は、約幅10cm
〜50cmのアルミニウム、ステンレス、スチール等の金属
によって構成されている。これに対し、天井躯体や壁躯
体は石膏ボード、木材、合板、タイル板、合成樹脂板、
石板等のように非金属製の素材によって構成されてい
る。このように、上記カバー材は建築物の躯体と異質で
あるため、目立つとともに、違和感があり、内外観が損
なわれるという欠点があった。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解決し、カバー材に確実に化粧仕
上げ材を取付けることにより、天井躯体又は壁躯体との
調和を図って内観を向上させることができるエキスパン
ションジョイントを提供することをその技術的課題とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係るエキスパンシ
ョンジョイントは、間隙をおいて設けられた両天井躯体
又は両壁躯体の間にカバー材用ホルダを設け、該ホルダ
の両端を上記両天井又は壁躯体の端部に係合させるとと
もに、上記ホルダに上記間隙を覆う金属製カバー材を保
持させたエキスパンションジョイントにおいて、上記カ
バー材の幅方向の両端部の全長に沿って係合縁を形成す
る一方、上記カバー材の表側に上記両天井躯体又は両壁
躯体の表面と同じ素材の化粧仕上げ材を配し、該化粧仕
上げ材の幅方向の両端部を上記係合縁に係合させて取付
けたことを特徴とする。
また、上記カバー材と化粧仕上げ材との二重構造は、
間隙をおいて設けられた壁躯体又は天井躯体とこれら躯
体と入隅を成す壁躯体との間にカバー材用ホルダを設
け、該ホルダの一端を上記入隅を成す壁躯体に固定し、
上記ホルダの他端を上記壁躯体又は天井躯体の端部に係
合させ、上記ホルダに上記間隙を覆う金属製カバーを保
持させたエキスパンションジョイントにおいても同様で
ある。
(考案の作用、効果) 上述のように、本考案によれば、カバー材の表側に両
天井躯体又は両壁躯体の表面と同じ素材の化粧仕上げ材
を配し、該化粧仕上げ材の幅方向の両端部をカバー材の
表側の係合縁に係合させて取り付けたものであり、両天
井躯体間又は両壁躯体間の間隙は化粧仕上げ材によって
覆われることになり、カバー材と隣り合う躯体との連続
性が自然となるから、全体としての違和感がなくなり、
内外観が向上する。
なお、壁躯体又は天井躯体とこれら躯体と入隅を成す
壁躯体との間の間隙を覆うカバー材に化粧仕上げ材を係
合させた場合も同様の効果が得られる。
また、化粧仕上げ材はカバー材の両端の係合縁に係合
しているので、両者の寸法誤差は係合縁によって吸収さ
れるほか、化粧仕上げ材の両端部はカバー材の幅方向の
両端部の全長に沿って形成された係合縁に係合され、外
部に露出しないので、化粧仕上げ材の端部を体裁よく仕
上げ処理する必要がない。したがって、施工性がよい。
さらに、カバー材と化粧仕上げ材とが二重構造になっ
ているので、エキスパンションジョイント全体の強度が
向上する。
(実施例) 以下、図面によって本考案の実施例について説明す
る。
第1図は、間隙Sをおいて設けられた両天井躯体1の
間にカバー材用ホルダ2を設け、該ホルダ2の両端を上
記両天井躯体1の端部に係合させるとともに、上記ホル
ダ2に上記間隙Sを覆うアルミニウム、。ステンレス、
鋼等の金属製カバー材3を保持させたエキスパンション
ジョイントである。
天井躯体1は野縁材(下地材)4に天井材材等の仕上
げ材5を固定してなるもので、該仕上げ材5は石膏ボー
ド、木材等の各種素材によって構成されている。
カバー材用ホルダ2の中央には取付け軸6が設けら
れ、該取付け軸6の上端は吊バー7に取付けられ、該吊
バー7を上記両側の野縁材4に架設することにより取付
けられている。なお、上記ホルダ2の中央部はコ字形に
屈曲され、その凹部には上記取付け軸6によってクリッ
プ8が固定されている。
次に、カバー材3は天井躯体1間の間隙Sを覆うに充
分な幅を有し、中央から上方に係止縁9が突設され、両
端の上部には気密材9aが取付けられ、下部にはL字形の
係合縁11が形成されている。そして、上記カバー材3の
下側には上記仕上げ材5の表面と同じ素材の化粧仕上げ
材10が配され、該化粧仕上げ材10の両端部は上記係合縁
11に係合されて取付けられている。なお、化粧仕上げ材
10の両端面と係合縁11との間の空隙部にはバネ材、弾性
体等のクッション12が取付けられ、寸法誤差によるガタ
つきを防止している。上記カバー材3は上方に押し上げ
て係止縁9の先端の係合部25を上記ホルダ2のクリップ
8に係止することにより固定されている。
なお、同図に点線で示すように、係合縁11の端面にも
化粧仕上げ材10を嵌着等により取付けてもよい。以下の
各例についても同様である。
上述のエキスパンションジョイントによれば、カバー
材3の室内側(表側)に天井躯体1と天井躯体1の表面
と同じ素材の化粧仕上げ材10とを配し、該化粧仕上げ材
10の両端部をカバー材3の両端係合縁11に係合させて取
付けたものであり、天井躯体1と天井躯体1との間の間
隙Sは化粧仕上げ材10によって覆われることになり、隣
り合う躯体との連続性が自然となるから、全体としての
違和感がなくなり、内観が向上する。
また、化粧仕上げ材10はカバー材3の両端の係合縁11
に係合しているので、両者の寸法誤差は係合縁11によっ
て吸収される。このため、施工性がよく、また取付け状
態も確実である。
なお、カバー材3と化粧仕上げ材10は必ずしも上述の
例に限定されない。例えば、第2図(a)に示すよう
に、カバー材3を短尺として両天井躯体1の間隙Sに沿
って複数個配置し、これらカバー材3の両端に別体の長
尺縁材13を取付け、該縁材13に係合縁11を形成し、該係
合縁11に上記天井躯体1と同じ素材の化粧仕上げ材10を
ネジ止め固定する構成であってもよい。同様に、係止縁
9は同図(b)のように化粧仕上げ材10を貫通させてホ
ルダ2のクリップ8に係止するように構成してもよい。
もちろん、第2図(a)のカバー材3を長尺にしてもよ
い。
また、第2図(a)の例のようにカバー材3と係合縁
11を有する縁材13とを別体に構成する場合の他の例とし
て、第3図(a)のように、縁材13の嵌合溝14にカバー
材3の端部を圧入する構成でもよく、同図(b)のよう
に、クリップ8で止着する構成であってもよく、さらに
同図(c)のように、カバー材3の端部をコ字形に形成
するとともに切起こし係止片15を形成し、該係止片15を
縁材13の係止溝16に係止させてもよい。
次に、第4図は、間隙Sをおいて設けられた壁躯体18
と天井躯体1との間に中央部が屈曲したカバー材ホルダ
2を設け、該ホルダ2の一端を上記壁躯体18に固定し、
他端を上記天井躯体1の端部に係合させ、上記ホルダ2
に上記間隙Sを覆うカバー材3を保持させたエキスパン
ションジョイントである。
天井躯体1は野縁受材(下地材)19に固定された野縁
材4にさらに天井材(仕上げ材)5を固定してなるもの
である。
カバー材用ホルダ2の屈曲部には凹凸係止条付きの凹
状係止溝20が形成され、天井躯体1側の端部は下方に屈
曲し、さらにその先端にはレ字形の係止片21が形成され
ている。
次に、カバー材3は壁躯体18に沿うカバー部3aと天井
躯体1側に沿うカバー部3bとから略直角に屈曲形成さ
れ、屈曲部から係止縁9が突出され、該係止縁9は上記
ホルダ2の凹状係止溝20に係止されている。また、カバ
ー材3の両端部外側には気密材9aが保持され、天井躯体
側カバー部3bの端部外側には上記ホルダ2の係止片21に
係止する係止溝22が形成されている。これにより、天井
躯体1側のカバー部3bの垂れ下りが防止される。
さらに上記カバー材3の室内側(表側)の両端部には
係合縁11が形成されている。そして、カバー材3の表側
には上記仕上げ材5の表面と同じ素材の化粧仕上げ材10
が配され、該化粧仕上げ材10の両端部は上記係合縁11に
係合されて取付けられている。化粧仕上げ材10の両端面
と係合縁11との間にはクッション12が取付けられ、寸法
誤差によるガタつきを防止している。
上述のエキスパンションジョイントによれば、カバー
材3の表側に天井躯体11又は壁躯体18の表面と同じ素材
の化粧仕上げ材10を配し、該化粧仕上げ材10の両端部を
カバー材3の両端係合縁11に係合させて取付けたもので
あり、天井躯体11と天井躯体11又は天井躯体11と壁躯体
18との間の間隙Sは化粧仕上げ材10によって覆われるこ
とになり、隣り合う躯体との連続性が自然となるから、
全体としての違和感がなくなり、内外観が向上する。
また、化粧仕上げ材10はカバー材3の両端の係合溝11
に係合しているので、両者の寸法誤差は係合縁11によっ
て吸収される。このため、施工性がよく、また取付け状
態も確実である。
なお、カバー材3と化粧仕上げ材10は必ずしも上述の
例に限定されない。例えば、第5図に示すように、カバ
ー材3の両端に係合縁11を有する縁材13を固定し、該縁
材13に気密材9aを取付けるとともに、化粧仕上げ材10を
天井躯体1に沿うカバー部と壁躯体18に沿うカバー部と
に配置し、これら化粧仕上げ材10の一側端を係合縁11
に、また他方の一側端縁をカバー材3の屈曲部から斜め
に突出した係止縁23に係止した係合縁24にそれぞれ係合
させることにより取付けてもよい。
もちろん、上記カバー材3と縁材13とは、第3図
(a)(b)(c)に示したと同様な構成とすることも
できる。
さらに、図示していないが、第1図〜第6図に示した
天井躯体1を各々壁躯体に置換して、第1図及び第2図
(a)のように、壁躯体と壁躯体とからなる平面構成、
あるいは第4図及び第5図のように、壁躯体と壁躯体と
からなる入隅構成とすることもできる。これらの場合、
天井板5、下地材4は壁躯体用に構成するものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエキスパンションジョイントの一
例の断面図、第2図(a)(b)は他のエキスパンショ
ンジョイントの例の断面図、第3図(a)(b)(c)
はカバー材と係合縁とを別体に形成する例の一部断面
図、第4図及び第5図は本考案のエキスパンションジョ
イントの他の例の断面図である。 符号S……間隙、1……天井躯体、2……カバー材用ホ
ルダ、3……カバー材、10……化粧仕上げ材、11……係
合縁、18……壁躯体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隙をおいて設けられた両天井躯体又は両
    壁躯体の間にカバー材用ホルダを設け、該ホルダの両端
    を上記両天井躯体又は壁躯体の端部に係合させるととも
    に、上記ホルダに上記間隙を覆う金属製カバーを保持さ
    せたエキスパンションジョイントにおいて、 上記カバー材の幅方向の両端部の全長に沿って係合縁を
    形成する一方、上記カバー材の表側に上記両天井躯体又
    は両壁躯体の表面と同じ素材の化粧仕上げ材を配し、該
    化粧仕上げ材の幅方向の両端部を上記係合縁に係合させ
    て取付けたことを特徴とするエキスパンションジョイン
    ト。
  2. 【請求項2】間隙をおいて設けられた壁躯体又は天井躯
    体とこれら躯体と入隅を成す壁躯体との間にカバー材用
    ホルダを設け、該ホルダの一端を上記入隅を成す壁躯体
    に固定し、上記ホルダの他端を上記壁躯体又は天井躯体
    の端部に係合させ、上記ホルダに上記間隙を覆う金属製
    カバーを保持させたエキスパンションジョイントにおい
    て、 上記カバー材の幅方向の両端部の全長に沿って係合縁を
    形成する一方、上記カバー材の表側に上記天井躯体又は
    壁躯体の表面と同じ素材の化粧仕上げ材を配し、該化粧
    仕上げ材の幅方向の両端部を上記係合縁に係合させて取
    付けたことを特徴とするエキスパンションジョイント。
JP1989012727U 1989-02-07 1989-02-07 エキスパンションジョイント Expired - Lifetime JP2509009Y2 (ja)

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JPH02103444U JPH02103444U (ja) 1990-08-16
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