JP2508529Y2 - 剣道面の装着用具 - Google Patents

剣道面の装着用具

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JP2508529Y2 JP7456990U JP7456990U JP2508529Y2 JP 2508529 Y2 JP2508529 Y2 JP 2508529Y2 JP 7456990 U JP7456990 U JP 7456990U JP 7456990 U JP7456990 U JP 7456990U JP 2508529 Y2 JP2508529 Y2 JP 2508529Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、面に取付けて剣道を行う際に、面を装着す
るのに便利な装着用具に関するものである。
〔従来の技術〕
剣道に使用される面は、第13図に示すように前面に面
金(1)′と、後方にこれに連続する面ぶとん(2)′
と、下方に鉛直状に突垂(3)′を備えている。上記の
面金(1)′は、環状枠(図示せず)の前方に中央縦方
向に、縦桟(4)′と、この側面を貫通して横方向に数
本の横桟(5)′とからなっている。そして、該面金
(1)′は環状枠の後方に、下端部を除くその周縁に、
前記面ぶとん(2)′の端縁を連結して、その上面を縁
革で被覆している。面紐(6)′は左右2本あり、それ
ぞれの一端を面金(1)′の上端部位置に、各連結して
いる。
面の装着に際しては、面を後方より顔面及び頭部に嵌
着して、面紐(6)′で面ぶとん(2)′の上面部を結
びつける。
面紐(6)′を結びつけるには、左右一対の面紐
(6)′を面金(1)′の上端部に連結した一端を起点
として、それぞれを左右に引張り、後方にまわして後頭
部で交叉させた後、前方へまわして面金(1)′の下端
部で、更に後方へまわして再び前回の後頭部で、又前方
へまわして上端部で各交叉させ、次いで後方へまわして
後頭部で結える。
この作業のうち、再度面金(1)′の上端部で交叉さ
せた面紐(6)′は、このままの状態では剣道稽古中の
竹刀による打撃や接触で、ずれをおこし解けることがし
ばしばある。
そこでこのずれを防止するための通常手段として、面
金(1)′の最上段の縦桟(4)′の裏側に、面紐
(6)′の先端を通してくぐらせてから、後方へまわし
結えるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように、面紐(6)′による面の装着結びつけ
は手数がかかり、特に最上段の縦桟(4)′の裏側をく
ぐらせる作業は、片手で面を支えながら他手で行なわな
ければならないので、誠に厄介であり、その上締付けに
可成りの力が必要で、初心者や少年たちにとっては多く
の時間を費やし、正しい面の装着は困難で難題の一つで
ある。
本出願人は先に考案の名称「剣道面の装着用具」とし
て、実用新案登録出願をしたが(実願平2-48867号参
照)、その構成として面を装着した際に、後方より見た
姿は、従来の面の様な面紐の結び付けによる垂下り部が
ない。そのため剣道家の中には従来の風習からこれに違
和感をもつものがある様に予想される。
本考案は、従来の面の装着におけるこれらの問題点を
解決するものである。
即ちその目的とするところは、面の装着に際して、前
述の如き面紐(6)′による結びつけの多くの煩わしさ
がなく、従来の面に簡単に取付けができ、面の装着が容
易にして、確実にできるものでしかも面の装着した際の
後姿に全く違和感を感じさせない装着用具を提供するも
のである。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 i)本考案は、第一番目としては、両端部(6a)に、面
金(1)の上端部(1a)に取付けるための連結具(7)
を備えた面紐(6)の中央部(6b)を、固定具(8)で
面金(1)の下端部(1b)に固定するようにし、面紐
(6)の両中間部(6c)にそれぞれ後端部を取付けた締
付紐(9)によって、面紐(6)を締付けて装着するよ
うに構成した剣道面の装着用具である。
ii)第二番目としては、端部(6a)に、面金(1)の上
端部(1a)に取付けるための連結具(7)を備えた面紐
(6)の中間部(6c)に締付紐(9)の後端部を取付け
てなる紐体を対称に設け、面金(1)の下端部(1b)に
接続具を兼ねた固定具(8)を固定して、固定具(8)
の両端に面紐(6)の他端部(6d)を接続し、上記締付
紐(9)によって、面紐(6)を締付けて装着するよう
に構成した剣道面の装着用具である。
上記における第一番目の構成は、第3図に示すよう
に、面紐(6)は両端部(6a)に連結具(7)を備え、
面紐(6)の中央部(6b)を面金(1)の下端部に固定
するための固定具(8)と、面紐(6)の両端部(6a)
と中央部(6b)との中間部(6c)に、端部を取付けた締
付紐(9)とからなっている。
上記連結具(7)は、第5図に示すように、細帯体の
各端部に雄ホック(7a)と、雌ホック(7b)を設けたも
のである。図中の(7c)は保護カバーである。
固定具(8)は、第6図、第7図に示すように、面紐
(6)の中央部を結えて、面金(1)の下端部に固定す
るもので、細紐の後端部に、先端部を挿通する筋溝を穿
設している。
締付紐(9)は、第4図に示すように端部をそれぞれ
面紐(6)の中間部(6c)に取付けて、その先端はそれ
ぞれ相互に、対向の面紐(6)の後方をめぐらせて手前
に引寄せた状態になって面紐引寄せ部(9b)をうる。
第二番目の考案は、第8図に示すように、面紐(6)
は端部(6a)に連結具(7)を備えて、端部(6a)と他
端部(6d)との中間部(6c)に締付紐(9)の端部を取
付けてなる紐体を対称に設けたものであり、締付紐
(9)は前記同様に面紐引寄せ部(9b)を備えた状態に
取付けられる。連結具(7)は前記第一番目の考案にお
けるホック付きのものの他に、第9図に示す連結具
(7)は従来より使用されているもので、両端部に筋孔
を穿設した細帯体である。
接続具を兼ねた固定具(8)は、第11図に示すように
細帯にほぼ中央部と両端部にそれぞれ筋溝(8a)と(8
b)を穿設したものである。
〔作用〕
第一番目における面紐(6)は、第1図に示すよう
に、両端部(6a)に備えた連結具(7)によって、面金
(1)の上端部(1a)位置、即ち最上段の横桟(5)の
両側部に連結する。次に、面紐(6)の中央部(6b)を
面金(1)の下端部(1b)に固定具(8)によって取付
ける。
上記連結具(7)は、第5図に示すように、横桟
(5)を内側に巻き込むようにして二つ折りし、雄ホッ
ク(7a)と雌ホック(7b)を嵌着させて固定連結する。
尚保護カバー(7c)は嵌着した両ホック(7a)(7b)
の上面に覆装して、外力によってはずれるのを防止す
る。
又面紐(6)を、固定具(8)で面金(1)の下端部
(1b)に固定するには第6図に示すように、面紐(6)
の中央部(6b)を縦桟(4)の下端部(1b)に押し当
て、その両側部を折込むようにして、縦桟(4)と横桟
(5)の隙間に差し入れて、然る後第7図に示すように
面金(1)の裏側において、固定具(8)の先端部を面
紐(6)の差し入れ折込み部の両重ね目間隙に、挿通し
てから結える。
結える手段としては、通常の紐結びでもよいが、穿設
の筋溝に先端部を通してから結えると容易であり、確実
に結えて面紐(6)の引張り力に対して解けることはな
い。又固定具(8)の両端部にホックを設けてホック止
めするようにしてもよい。
然る後、面紐(6)の両側を面の前方より引張り固定
具(8)を縦桟(4)の裏面に押しつけるようにして面
金(1)に取付ける。
斯様にして面金(1)に連結取付けられた面紐(6)
は、面の前方において、両端を面金(1)の上端部(1
a)に連結し、中央部(6b)を下端部(1b)に固定した
輪状の紐となる。
尚上記の面紐(6)の取付けおよび固定位置は、必ず
しも面金(1)の上端部(1a)および下端部(1b)に限
するものではなく、中間寄りの位置でもよい。
締付紐(9)による締付固定は、面をその後方より顔
面および頭部に嵌入して後、締付紐(9)の前端部を左
右両側に引張ると、面紐引寄せ部(9b)によって面紐
(6)の中間部(6c)は互いに内方に引寄せられて、面
ぶとん(2)の上面が締付けられる。
然る後第2図の如く左右二本の締付紐(9)を蝶結び
に結える。このとき締付紐(9)の結びによって垂下り
部(9a)ができる。
斯くすることによって面は、締付紐(9)の締付によ
って面ぶとん(2)がしっかりと頭部に密着して、装着
が完了する。
本考案による面の装着は、前姿は勿論、後姿は締付紐
(9)の結び付けによる垂下り部(9a)によって、従来
の面の場合と殆んど変らず全く違和感がなくなる。
第2番目における面紐(6)は端部(6a)に備えた連
結具(7)によって、面金(1)の上端部(1a)に連結
する。
前記第9図に示す連結具(7)においては第10図に示
すように、横桟(4)を内側にして重ね合わせ、両筋孔
に面紐(6)の端部に設けた輪部を挿通し、更に面紐
(6)の他端部を輪部に通して引き締めて連結する。
接続具兼固定具(8)は、第12図の如く面金(1)の
下端部(1b)に、縦桟(4)を内側にして、端部を中央
孔(8a)に挿通して引き締めて固定し、両端孔(8b)に
各面紐(6)の他端部(6d)を接続する。
斯くすることによって面紐(6)は、第一番目の場合
と同様に面金(1)の上端部(1a)および下端部(1b)
に各連結固定された輪状の紐となる。
以下面の装着に際しては第一番目と全く同様の操作に
よって行われ装着後も同様の結果となる。
〔実施例〕
第一番目および第二番目の考案における面紐(6)に
弾性体を用いると更に面の着脱が便利になる。
即ち締付紐(9)を締付けて、最初に面の装着具合を
合わせておくと、次回からの面の着脱の際には、面紐
(6)を外方に引き伸ばすことによって、締付紐(9)
をそのつど結び付けや、解く必要がなく容易に面の着脱
ができるので特に少年たちにとっては誠に重宝なものと
なる。
又締付紐(9)の結び付け部以外の取付部寄りの部
分、即ち面紐(6)の引寄せ部(9b)に弾性体を用いる
ことによって前記同様の効果をうることができる。
ハ.考案の効果 本考案の装着用具は、 i)構成が簡単で、安価にできる。
殆んど紐だけで構成され、全体が至って簡単であり、
従って費用がかからず安価にできる。
ii)従来より使用されている面に取付けが容易にでき
る。
従来の面に使用されている長い面紐を取り除き、本考
案の面紐を面金の上端部、および下端部に連結固定する
ことによって簡単に取付けができる。
iii)面の装着が手早く、容易である。
締付紐の下方より頭部を差し入れて面を顔面に嵌合せ
しめて、締付紐を両側に引張り、面紐を締付け、そのま
ま締付紐を結えるだけで装着が完了する。
iv)面の装着が確実にできる。
両手による締付紐の締付で面紐の引寄せが強力である
ので、面ぶとんを上面より内方に押圧して、面を顔面お
よび頭部に密着させることができ、締付紐の結び付けに
よって固定が確実であり、稽古中の激しい動揺や衝撃に
対しても緩みを生じたり位置ずれを起こすことはない。
v)面の装着の姿は従来の面と殆んど見分けがつかず違
和感がない。
面の装着はすべて面紐で行われ、しかも後部で締付紐
の結び付けによる垂下り部が出来るので、面の装着の姿
は従来の場合と殆んど変らず、全く違和感がない。
上記の如く本考案の装着用具の着用による面は従来の
面にも取付けができ、従来のような長い紐による装着時
の多くの手数や煩わしさがなく、面の装着が瞬時にして
確実にできる。しかも面の装着姿は従来のものと殆んど
見分けがつかず全く違和感がないので一般剣道家にも愛
用されるもので、特に少年剣士や初心者にとって誠に重
宝なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は本考案の
装着用具を取付けた面の斜面図、第2図は使用時の締付
を完了したときの後方より見た斜面図、第3図は本考案
の第一番目の構成を示す正面図、第4図は締付紐の取付
け状態を示す切欠き斜面図、第5図は連結具の使用状態
を示す斜面図、第6図は固定具による面紐の固定状態を
示す斜面図、第7図は面の裏面の上方より見た場合の固
定具の使用状態を示す斜面図、第8図は第二番目の構成
を示す正面図、第9図は他の連結具の斜面図、第10図は
同連結具の使用状態を示す斜面図、第11図は接続具兼固
定具の斜面図、第12図は同固定具の使用状態を示す斜面
図、第13図は従来の面の斜面図である。 図面符号 (1)……面金、(1a)……上端部 (1b)……下端部、(2)……面ぶとん (4)……縦桟、(5)……横桟 (6)……面紐、(6a)……両端部 (6b)……中央部、(6c)……中間部 (6d)……他端部、(7)……連結具 (7a)……雄ホック、(7b)……雌ホック (7c)……保護カバー、(8)……固定具 (9)……締付紐、(9a)……垂下り部 (9b)……面紐引寄せ部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部(6a)に、面金(1)の上端部(1
    a)に取付けるための連結具(7)を備えた面紐(6)
    の中央部(6b)を、固定具(8)で面金(1)の下端部
    (1b)に固定するようにし、面紐(6)の両中間部(6
    c)にそれぞれ端部を取付けた締付紐(9)によって、
    面紐(6)を締付けて装着するように構成した剣道面の
    装着用具。
  2. 【請求項2】端部(6a)に、面金(1)の上端部(1a)
    に取付けるための連結具(7)を備えた面紐(6)の中
    間部(6c)に締付紐(9)の端部を取付けてなる紐体を
    対称に設け、面金(1)の下端部(1b)に接続具を兼ね
    た固定具(8)を固定して、固定具(8)の両端に面紐
    (6)の他端部(6d)を接続し、締付紐(9)によっ
    て、面紐(6)を締付けて装着するように構成した剣道
    面の装着用具。
  3. 【請求項3】面紐(6)の弾性体を用いてなる請求項
    またはに記載の剣道面の装着用具。
  4. 【請求項4】締付紐(9)の面紐(6)の引寄せ部(9
    b)に弾性体を用いてなる請求項又はに記載の剣道
    面の装着用具。
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