JP2521006Y2 - 剣道面の装着用具 - Google Patents

剣道面の装着用具

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JP2521006Y2 JP1990048867U JP4886790U JP2521006Y2 JP 2521006 Y2 JP2521006 Y2 JP 2521006Y2 JP 1990048867 U JP1990048867 U JP 1990048867U JP 4886790 U JP4886790 U JP 4886790U JP 2521006 Y2 JP2521006 Y2 JP 2521006Y2
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【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、面に取付けて剣道を行う際に、面を装着す
るのに便利な装着用具に関するものである。
〔従来の技術〕
剣道に使用される面は、第15図に示すように前面に面
金(1)′と、後方にこれに連続する面ぶとん(2)′
と、下方に鉛直状に突垂(3)′を備えている。上記の
面金(1)′は、環状枠(図示せず)の前方に中央縦方
向に、縦桟(4)′と、この側面を貫通して横方向に数
本の横桟(5)′とからなっている。そして、該面金
(1)′は環状枠の後方に、下端部を除くその周縁に、
前記面ぶとん(2)′の端縁を連結して、その上面を縁
革で被覆している。面紐(6)′は左右2本あり、それ
ぞれの一端を面金(1)′の上端部位置に、各連結して
いる。
面の装着に際しては、面を後方より顔面及び頭部に嵌
着して、面紐(6)′で面ぶとん(2)′の上面部を結
びつける。
面紐(6)′を結びつけるには、左右一対の面紐
(6)′を、面金(1)′の上端部に連結した一端を起
点として、それぞれを左右に引張り、後方にまわして後
頭部で交叉させた後、前方へまわして面金(1)′の下
端部で、更に後方へまわして再び前回の後頭部で、又前
方へまわして上端部で各交叉させ、次いで後方へまわし
て後頭部で結える。
この作業のうち、再度面金(1)′の上端部で交叉さ
せた面紐(6)′は、このままの状態では剣道稽古中の
竹刀による打撃や接触で、ずれをおこし解けることがし
ばしばある。
そこでこのずれを防止するための通常手段として、面
金(1)′の最上段の縦桟(4)′の裏側に、面紐
(6)′の先端を通してくぐらせてから、後方へまわし
結えるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように、面紐(6)′による面の装着結びつけ
は手数がかかり、特に最上段の縦桟(4)′の裏側をく
ぐらせる作業は、片手で面を支えながら他手で行なわな
ければならないので、誠に厄介であり、その上締付けに
可成りの力が必要で、初心者や少年たちにとっては多く
の時間を費やし、正しい面の装着は困難で難題の一つで
ある。
本考案は、従来の面の装着におけるこれらの問題点を
解決するものである。
即ちその目的とするところは、面の装着に際して、前
述の如き面紐(6)′による結びつけの多くの煩わしさ
がなく、従来の面に簡単に取付けができ、面の装着が容
易にして、確実にできる装着用具を提供するものであ
る。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 I 本考案は第一番目として、両端部(6a)に、面金
(1)の上端部(1a)に取付けるための連結具(7)を
備えた面紐(6)の中央部(6b)を、固定具(8)で面
金(1)の下端部(1b)に固定するようにし、面紐
(6)の両中間部(6c)にそれぞれ後端部(10a)(11
a)を取付けた枠体部(10)と帯体部(11)とからなる
締付体(9)によって、面紐(6)を締付け固定するよ
うに構成した剣道面の装着用具である。
II 第二番目としては、面紐(6)を用いず、上記と同
様な締付体(9)を、枠体部(10)および帯体部(11)
の各後端部(10a)(11a)に設けた取付部(12)によ
り、面金(1)の横桟(5)の側端部(5a)に直接に取
付けるように構成した剣道面の装着用具である。
上記構成における第一番目の面紐(6)は第4図に示
すように、両端(6a)に連結具(7)を備えて、面金
(1)の上端部(1a)の位置に連結するようになってい
る。連結具(7)は第5図に示すように、ベルト状の革
地の端部に、丸孔と細溝とからなる嵌入孔(7a)を数個
穿設したものである。(7b)は止めピンである。なお、
上記の後端部(10a)(11a)とは、剣道面を背後から見
たときの手前と反対側をいう(以下同じ)。
固定具(8)とは、第8図に示すように後方に湾曲し
た上下各横辺(8a)と両側の縦辺(8b)とによる略長方
形の枠で、片方の縦偏(8b)に切欠き部(8c)を設け
て、使用前は面紐(6)が通過できるように上方に押し
曲げた状態で開口されている。
締付体(9)は第3図および第9図に示すように、枠
体部(10)と帯体部(11)とからなり、各後端部(10
a)(11a)を面紐(6)の左右両中間部(6c)に取付け
て、枠体部(10)の前端部には、通し孔を備えた縦長方
形の金枠(10b)が取付けられている。
帯体部(11)は、平帯状の表面の適所に雄雌のベルク
ロ(13)を付設していて、前端部(11b)は第10図の横
断平面図に示すように、上記金枠(10b)の通し孔を挿
通して後、二つ折りして重ね合わすようになっている。
そしてその前端部(11b)は、金枠(10b)の通し孔より
抜けはずれしないように段付の幅大部(11c)を備えて
いる。
第二番目における締付体(9)は、第2図に示す如く
面紐(6)を用いず、枠体部(10)と帯体部(11)の各
後端部(10a)(11a)を取付部(12)によって、直接に
面金(1)の中間の横桟(5)の側端部(5a)に取付け
るものである。
上記取付部(12)は、第12図に示す如く、帯状の端部
を二つに折り重ねした端縁(12a)に、横桟(5)が嵌
入するための丸孔部と細溝部とからなる嵌着孔(14)を
穿設したものである。図中の(15)は掛止ピンを示す。
〔作用〕
第一番目における面紐(6)は、第1図に示すよう
に、両端部(6a)に備えた連結具(7)によって、面金
(1)の上端部(1a)位置即ち最上段の横桟(5)の両
側部に取付ける。次に、面紐(6)の中央部(6b)を、
面金(1)の下端部(1b)に固定具(8)によって取付
け固定する。
上記連結具(7)は、第5図、第6図に示すように、
横桟(5)を内方に巻き込むようにして二つ折りし、表
裏の嵌入孔(7a)を重ね合わせて、両孔に止めピン(7
b)を嵌入して固定連結する。このとき嵌入孔(7a)の
選択によって、連結具(7)の長さを定め、面紐(1)
を適宜調節する。なお、(7c)は保護カバーである。
面紐(6)を面金(1)の下端部(1b)に固定するに
は、第7図に示す如く、面紐(6)の中央部(6b)を縦
桟(4)の下端部に押し当て、その両側部を折込むよう
にして、縦桟(4)と横桟(5)の隙孔に押し入れて、
然る後固定具(8)を面金(1)の裏方より差し入れ
て、開口された切欠き部(8c)より面紐(1)の押し入
れ部を通過させて、折込みの両重ね目隙間に、縦辺(8
b)を掛止させてから切欠き部(8c)の開口部を閉じた
後、両紐(6)の両側を手前に引張り、固定具(8)を
縦桟(4)の裏面に押しつけるようにして固定する。
尚面紐(6)の固定を確実にするために、ペンチで固
定具(8)の縦辺(8b)を内方に押し曲げて、面紐
(6)と共に縦桟(4)に押し当てるようにすれば、更
に固定が強固になる。斯様にして面金(1)に連結取付
けられた面紐(6)は、面の前面において、面金(1)
の上下端部(1a)(1b)に固定された環状の輪紐とな
る。
上記構成において、面金(1)の上端部(1a)での面
紐(6)の連結は、最上段の横桟(5)の両側部でなく
ともよく、面紐(6)の両端部(6a)を継いで、共に縦
桟上端部に連結するようにしてもよい。
又面紐(6)の取付けおよび固定位置は、必ずしも面
金(1)の上端部(1a)および下端部(1b)の位置でな
くともよく、中間部に寄った位置でもよい。
締付体(9)による締付固定は、枠体部(10)の枠金
(10b)の通し孔を挿通した帯体部(11)の前端部(11
b)を手前に引張ると、第11図に示すように、面紐
(6)は互いに内方に引寄せられて、面ぶとんの上面が
締付けられる。その後帯体部(11)の引出し部を二つ折
りにして重ね合わせ、互いに押圧することによってベル
クロ(13)が接着して固定される。
本構成による装着用具は、面紐(6)によって面が装
着されるもので、前方より見たとき、丁度従来の面の装
着と変らずに見受けられる利点がある。
第2番目の構成による締付体(9)は、枠体部(10)
および帯体部(11)の各後端部(10a)(11a)に設けた
取付部(12)によって、面金(1)の中間の横桟(5)
の側端部(5a)に取付ける。
即ち取付時には、帯状の端縁(12a)に穿設した嵌着
孔(14)の細溝部を外方に押しひろげて、横桟(5)を
挿通させて丸孔部に嵌着させて後、面金(1)の裏面よ
り端縁(12a)の折重ね部の間隙に、掛止ピン(15)を
挿入して取付ける。
上記の締付体(9)は一体でもよいが、面の装着を更
に確実にするために、上下二体用いると効果的である。
上下二体の締付体(9)を用いる場合は、上部の締付
体(9)は、面の装着毎に締付をさほど必要とせず、場
合によっては一度締付固定位置を調節しておけば、次回
からは少し外方に引張って頭部を嵌入させて後、下部締
付体(9)だけの締付操作で装着することができる。こ
の場合は時によっては、上部締付体(9)を簡素化する
ことも可能である。
上記構成は、面紐(6)がなく、取付部(12)によっ
て締付体(9)を直接、面に取付けができるので、簡単
で手数がはぶける利点がある。
〔実施例〕
締付体(9)の締付後の固定は、ベルクロ(13)の他
に鉤具(16)によるものがある。即ち第13図、第14図に
示す如く、帯体部(11)の前端部(11b)に鉤具(16)
を取付けて、帯体部(11)を締付けた後、鉤具(16)を
帯体部(11)の上面に設けた被掛止部(17)に掛止して
固定するものである。第14図の鉤具は取付け長さ調整可
能なもの、第15図の鉤具はカシメ鋲の取付けによるもの
である。
ハ.考案の効果 本考案の装着用具は、従来より使用されている剣道面
に取付けが容易にできる。
i)即ち従来の面に用いられている長い面紐を取り去
り、第一番目の構成における面紐の両端を連結具で、面
金の上部に取付け、中央部を固定具で面金の下部に固定
することによって、容易に取付けができ、又第二番目の
場合は、締付具を直接に取付部によって面金に取付けす
ることができる。
ii)面の装着に際しては、面を頭部及び顔面に嵌着させ
た後、片手で面を保持しながら、他手で後頭部付近に位
置する締付具で、面ぶとんの上面を締付け固定すること
で装着が完了する。
従って、従来の面の装着における長い紐による多くの
手数や煩わしさがはぶけ、特に少年剣士や初心者にとっ
ても簡単に、しかも確実に面の装着ができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は本考案の第
一番目の装着用具を取付けた剣道面の斜面図、第2図は
第二番目の装着用具を取付けた剣道面の斜面図、第3図
は第一番目の取付状態の後方より見た斜面図、第4図は
第一番目における面紐の正面図、第5図は連結具の取付
状態を示す切欠き斜面図、第6図は同縦断側面図、第7
図は固定具による面紐の固定状態を示す切欠き斜面図、
第8図は固定具の取付前の斜面図、第9図は第一番目に
おける締付体の取付状態の斜面図、第10図は同横断平面
図、第11図締付時のは締付体の斜面図、第12図は第二番
目における締付体の取付部の取付状態を示す切欠き斜面
図、第13図は鉤具の掛止状態を示す斜面図、第14図は他
の実施例による鉤具の同斜面図、第15図は従来の剣道面
の斜面図である。 図面符号 (1)……面金、(1a)……上端部 (1b)……下端部、(2)……面ぶとん (4)……縦桟、(5)……横桟 (5a)……側端部、(6)……面紐 (6a)……両端部、(6b)……中央部 (6c)……中間部、(7)……連結具 (8)……固定具、(9)……締付体 (10)……枠体部、(10a)……後端部 (10b)……金枠、(11)……帯体部 (11a)……後端部、(11b)……前端部 (12)……取付部、(13)……ベルクロ (14)……嵌着孔、(16)……鉤具 (17)……被掛止部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部(6b)を固定具(8)で面金(1)
    の下端部(1b)に固定するようにした面紐(6)の両端
    部(6a)を、連結具(7)で面金(1)の上端部(1a)
    に取付けるようにし、該面紐(6)の両中間部(6c)に
    それぞれ後端部(10a)(11a)を取付けた枠本部(10)
    と帯体部(11)とからなる締付体(9)によって、該面
    紐(6)を締付け固定するように構成した剣道面の装着
    用具。
  2. 【請求項2】締付体(9)の枠体部(10)および帯体部
    (11)の各後端部(10a)(11a)を、端縁(12a)に横
    桟(5)が嵌入するための丸孔部と細溝部とからなる嵌
    着孔(14)を穿設し、掛止ピン(15)を掛止めするよう
    にした取付部(12)によって、面金(1)の横桟(5)
    の側端部(5a)に直接取付けるように構成した剣道面の
    装着用具。
  3. 【請求項3】帯体部(11)の表面適所に雄雌ベルクロ
    (13)を各付設して、締付体(9)を固定するように構
    成した請求項又は記載の剣道面の装着用具。
  4. 【請求項4】帯体部(11)の前端部(11b)に鉤具(1
    6)を取付けて、帯体部(11)の上面に設けた被掛止部
    (17)に掛止して、締付体(9)を固定するように構成
    した請求項又はに記載の剣道面の装着用具。
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